小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
ホラーランキング 801~850位
「あれ? 昨日の夜に鍵をかけたはずなんだけどな?」
ある不動産チェーン店で働く派遣社員の平田尚には、仕事を終えても、気持ちを休める暇が無かった。
大抵、帰り路で悪友・藤巻勝弘につかまり、その仲間達も合流した後、夜の繁華街を引きずり回される羽目になるのだ。
子供の頃から苛められっ子だった癖がついているのか?
尚は、どうしても藤巻達の誘いを断れず、悪習から逃れられない。
或る日、その藤巻が店のデータを盗み、女性の顧客へ誘いのメールを送った事が明らかになる。
尚も協力を疑われ、登録する派遣
会社の営業主任・木谷亜津子に詰問された挙句、尾行までされてしまうのだが……
藤巻の真の目的が明らかになった時、逃れられない闇の領域が現出、彼らの身も心も呑み込んでいく。
アルファポリス、エブリスタ、ノベルアップ+にも投稿しております。
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「帰り道なんてないよ」と言う声が後ろから聞こえてくる。振り返ると女の子がいた。昔、会ったことのある少女だった。
それは下校途中、うるさい蝉の声が聞こえなくなった日の話だ。主人公は彼女に命を救われたのだった。
その女の子と会ったのは、それだけにとどまらない。久しぶりの帰省でたどり着いた知らない四つ辻でも彼女と会い、そして主人公は彼女と背徳的な取引をしたのだった。
彼女との四回目の邂逅は家族の命日だった。見知らぬ道で再会したのである。
お墓参りの帰り道、行きと同じ道を戻ってきたはずなのに……?
女の子と再会した主人公が自分の人生を見つめ直したところで、物語は幕を下ろす。折りたたむ>>続きをよむ
「あ~きょうもしんどかったなあ」
夏実は23時を過ぎようとする車内時計に目をやり独り言ちながら、ヘッドライトに照らされた橋を渡った。下を流れる川は大きな河川ではないが、水量が多い。水辺にはヨシなど丈高い草が密集し、朝通る時など突出した石の上でよく亀が休んでいた。
橋を過ぎしばらく行くと住宅密集地の路地に入っていく。街灯があるとはいえ、こんな時間でも犬の散歩をさせている人がいるので、運転に注意しなければならなかった。
路地に入る手前
の街灯下に黒っぽい人が立っていることに夏実は気付いた。
スピードを緩め安全確認しながら進んでいくとヘッドライトに照らされて女性の顔がこちらを向いた――
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日常に潜む怪異は、自分たちのすぐ近くにあるのに"そこには無い"という何とも不思議な存在。それを体現するかのように怪異の噂だけが存在する道、通称"歌い道"と呼ばれる場所がある。近くの高校に通う 華(はな)という少女は、部活が遅くなったこともあり近道としてその道を歩いて帰宅をしていた。ふと噂話を思い出した彼女が気がつくと、耳元で微かに複数人の歌声が聞こえていた…
夕方、自宅の付近を散歩しての帰り、懐かしさもあって子供の頃に遊んだ児童公園に立ち寄ってみた。するとそこには……。
その日俺は、同窓会に参加していた。気が付けば、先に帰って行くヤツがいる。俺もぼちぼち、帰り支度をしなければ。
※「夏のホラー2023」参加作品です。
※一応、ホラーです。一応。
俺達は、山登りに来ていた。が、雨が降り続き山登りを諦めた。帰り道「標識を守れ」と声が聞こえた。俺達は、それを無視したために死にそうな目に遭った。
現代ではすっかり珍しいものとなった野辺送りという風習がある。その地域では野辺送りに加えて野辺帰りというものも合わせて一連の儀式とされている。その野辺の送りと帰りの儀式を執り行う『おくりもん』である「僕」は、儀式の最中に周囲を彷徨く影を気にしていた。
儀式が進む中で次第に明らかになる、その地域の闇とも言えるべき状況と過去、そして「僕」の覚悟。その結末が救いであるのかどうかは、読まれた方の判断に委ねます。
おじさんの容姿の死神が見えてしまうOL次々と余命を教えれれる。
OLのイツキは親友の余命を知ってしまう。
死の恐怖を乗り越えて辿り着く先は。
夏が来たら思い出す。
懐かしい人たちの物語。
そして、どうにもならない、不条理な話。
それは初夏の日
とある地方都市の大学生が、普段の日常に隠されていた、非日常を体験する話 Part 2。
815位 邂逅
山に囲まれた村で活動する猟友会。その猟友会の青年部にヨウ、ヒビキ、オウガ、ハルが所属していた。夏のある日、4人で初となる依頼を受け駆除へ向かった。彼らは獲物を探すため山の奥深くへと進み続けるが、そこで深い霧に包まれ来た道を見失ってしまう。そんな彼らに森に潜む獣が牙を剝く。
※これは呉高専のインキュベーションワークのテーマ「小説を書こう!」のメンバー全員で書いたリレー小説です
※1話ごとに書いている人が違います
816位 霊感
帰り道、道沿いの寺で盆踊りが行われていた。
夏のホラー2023参加作品です。
幽霊はいるのか、いないのか
少女たちは身をもってそれを知った
この作品は実話を元にした怪談のお話です。今回は1人の少女の体験したお話となっております。
ある大学生が、夏休みにバイト先の先輩の実家に招かれ楽しいひと時を過ごし、帰りは一人、来た道を徒歩で戻る事にしました。しかし途中で見た覚えのない光景が広がりだし……
超多忙な仕事に追われる日々、そんな部署に従事している彼には
2月14日なんか縁のない日である、しかし、夜遅く帰ると
何人かの女性が余ったチョコだと、彼にくれるのであった。
季節外れだけど、まぁ仕方ないか
いつも通っている道。だけど初めてそこに神社があるのに気付いた…。
都会の学校からお盆の期間だけ里帰りしてきた“たっくん”と、幼い頃一緒に遊んでいた“マイ”が、再会する。
夏期講習で学校に行くというマイを彼は学校まで迎えに行くと言い────。
友を訪ねた。
なんだ、曰く付きの代物か……、はて……。宮様といえば。ああ、花屋敷にお住まいだった姫宮様のことか?話を聞かせろよ。少しは涼しゅうなるかもしれぬゆえ
ああ。そうだ。その宮様のことさ。美味かったすももの礼に話してやろう。だが、内裏が絡むゆえ他言無用だぞと。 席に戻った奴の話が始まる。
ゆるりと立ち昇る線香の煙は素直に天に向かう。
夭折した兄弟が、初七日に家に帰るお話。
( 怖さはないと思います )
2023夏ホラー参加作
心霊スポットで行方不明になったグループの捜索のためやってきた美海(みなみ)、田所巡査が廃屋で見たものとは……
マチフセ様は、碁盤目町に伝わる怪談話。三流オカルト記者の私は、先輩に頼まれて、彼を故郷である碁盤目町まで送っていった。しかし私は町には帰らない。帰れないのだ。
アパートへの帰り道、私を探していたストーカー男に遭遇してしまった。恐怖で一歩も動けずにいると、そこへなぜか田舎のおばあちゃんが……。
無敵だった。最強だった。負け知らずだった。
仕事も家庭も遊びも絶好調だった。
あの電話がかかって来るまでは。
いつも通り、ありふれた幸せな日常が待っている筈の
家路、一本の電話が男を地獄に引き摺り込む。
飼い犬であるポチと散歩に行き、ボール遊びをしていると草むらにボールが入ってしまった。
832位 西瓜
毎日公園で夕陽を眺めながらブランコを漕ぐ二人。
二人の日常の終わりは、いつもここだった。
今日も何事も無く一日が終わろうとしていたが、友人は何かを見つけていたようで…?
久しぶりに乗る夜行バス。車内の明るさや物音が気にならないよう、耳栓やアイマスクなどを持参の上で乗り込んだのだが……。
(「カクヨム」「エブリスタ」でも掲載しています)
834位 貧血
悪運の強いクソ男が死神に追いかけ回される話です。
ほんのりホラー&BL風味。
836位 老婆
引っ越した部屋の隣人は、腰の曲がった白髪の老婆。
白く濁った目がじっと俺を見つめている。
だが、年寄りが俺に危害を加えるだけの力はない。
気にすることはないと自分に言い聞かせていた。
「晴天翳りし」で登場した、書生小鳥遊辰巳が主人公の短編です。
不定期に書けていけたらと思います。
実体験や身近な人から聞いたお話を読める怪談にしてまとめています。
短い文章でさらっと読めるものが多いです。
結末がカチっとしていない「なんだったんだろう?」というお話が多めです。
実話怪談ですが、本名や性別を変えて掲載することがございます。
とある田舎の村。そこでは子供たちに存在が秘されている土着の神があった。その神に関わってしまった一家が辿った数奇な半生を綴る。全5話。
エレベーターで一緒になる男について奇妙に思うこと。
長いので半分だけ載せます。
男女が旅館でお見合いをしております。
話題はCHINKOASOBIから別の方へと流れてゆき···
後編ではふたたびCHINKOASOBIに戻る予定。
くたびれたので後編は一週間後くらいに載せます。
こういう長いのはもう書かない。
自分のことは意外に知らない。
【この作品はカクヨムにも投稿・掲載しています】
私はひどいかゆみを抑えるために、ハカセ印のかゆみ止めの薬を使い続けていた。町の皆もハカセの薬を使っている。今ではハカセの薬なしでは生きていけない。
これは、江戸時代に存在した「〓〓屋敷」と呼ばれる屋敷の辿った、ある一年の軌跡を記した書物の写しである。
文字が掠れて読めなかった場所は、まことに申し訳ないが「〓〓」あるいは「××」で表現している。故に、その屋敷が本当になんと呼ばれていたのかは不明のままだ。
※ノベルアップ+様にも投稿しています。
「この角を曲がって・・・・・・あの家だな。インターホンをっと」
『やぁよく来たな我が助手よ。さ、遠慮せず中に入ってくれたまえ』
インターホンが切れると同時に門とドアが独りでに開いた。
僕はウキウキした気持ちで中に足を踏み入れた。
何せ博士は研究所を引き払ってこの家に引っ越したのだ。
一見なんの変哲もない古びた一軒家だけどきっと何かあるに違いない・・・・・・。