小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
推理ランキング 1~50位
ストレスに苛まれる研究者たちの癒しを目的に神尾洋介が筑波山南麓に設立した『筑波ホビークラブ』を拠点として、フグ中毒死事件が解明される。食中毒か殺人か不明な事件の捜査と並行して、偏った功名心が引き起こす黒い渦との闘いで苦しむ研究者たちの生き様、研究学園都市の特殊な状況、女子大生、小野村愛の淡い恋心などが描かれる。
S研究所M研究室の送別会で港北副所長がフグ中毒死した。尋常ではない名誉欲を満たすため、港北は部下や他の研究者たちに強い圧力
を掛けたり業績を奪い取ったりしていたので、所内ばかりか外部の人間にまで疎まれ恐れられ恨まれていた。食中毒か殺人かの判断に迷う鹿子木刑事は筑波ホビークラブの洋介を頼った。洋介と鹿子木は試行錯誤を繰り返しながら、事件解決に辿り着く努力を重ねていく……。
小説好きの人だけでなく、研究者、理系の人あるいはそれを目指す人たちにも読んでいただければ幸いです。
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「筑波ホビークラブ事件ファイル」シリーズ、第3弾。
神尾洋介がつくば駅南に設けられているペデストリアンデッキの上を歩いていると、周囲の人たちが思わず立ち止まり、その美しさを再確認する程の女性から声を掛けられた。その女性は六年前に洋介の前から去って行った元恋人の美由紀であった。彼女の夫は東京で医師をしており、勤務先の病院で開催されたパーティーの後、キノコ中毒で一人亡くなり、警察から疑われていると言う。つくば東署の鹿子木刑事との関係もあ
って、洋介はこの事故か事件かも分からない件に首を突っ込んでいく。
社会情勢によって病院の変革が要求されている中での院長・理事長後継者選びに絡んで、医師の生き方と病院の経営との狭間で繰り広げられる人間模様をバックに、事故か自殺か殺人事件かを巡って神尾洋介の推理が展開される。
キノコが採取されたという情報に基づき、洋介は大阪高槻摂津峡、京都清水山にまで足を延ばし、真相に迫ろうと努力する。
料理に使われたクロハツというキノコの情報を利用した事件を洋介は解き明かすことができるのか。洋介を慕う女子大生、小野村愛の淡い嫉妬心も絡めて物語は展開されていく。折りたたむ>>続きをよむ
「筑波ホビークラブ事件ファイル-研究者の黒い渦」に続く第2弾。
筑波山麓にある旧家で行われた恒例の梨狩りで、この家の婿さんの一人がスズメバチに刺されて亡くなった。ここ数年間に他の二人の婿さんたちや近所で覇権争いをしてきた家の跡取りもスズメバチに刺され酷い目に遭っていた。さらに、この家は昔から『呪われた一族』という気味の悪い噂があった。
この旧家の家長は近隣の人たちのリーダーとして貢献してきたものの、年を取るとおかしな言動が多くなる
ことが代々続いた。それ以外にも、天狗に襲われたり、子供が小舟で遠くに流されたり、追いはぎするような男が出たりと、恐ろしいことが沢山起こったので、周囲の人たちから『あの家は呪われている』と言われるようになった。
良きも悪しきも旧家の伝統を受け継いで生きている一族で起こったハチ刺傷事件の真相を解き明かそうと、『筑波ホビークラブ』の設立者神尾洋介とつくば東署の刑事鹿子木康雄のコンビが立ち上がる。
単なるスズメバチによる刺傷事故か、それとも殺人事件なのか。この疑問を明らかにすべく、二人の捜査は開始された。
旧家の継承者たちの立場、そこに婿養子に入ったようなものである婿さんたちの心境、地域のリーダーの座を争ってきた近所の一族の妬み等を丹念に掘り起こしていくことと、スズメバチの生態を徹底的に調べることとによって真相が少しずつ解明されてゆく。折りたたむ>>続きをよむ
「筑波ホビークラブ事件ファイル」シリーズ、第4弾。
夏の暑い日の午後、筑波山の北側にある崖からG製薬会社研究開発本部副本部長の岩宿明が転落死した。事故なのか自殺なのかはたまた事件なのかの見当も付かないつくば東署の刑事鹿子木康雄は、いつものように筑波ホビークラブの神尾洋介を頼る。
岩宿は部下の成果のほとんどを自分のものとし、従わない研究者は、研究以外の組織に異動させてきた酷い男であったことが捜査で明らかになってくる。
製薬会社の研究
所で、新たな薬を創り上げ、困っている患者を救いたいという崇高な意志を持つ真面目な研究者たちの葛藤と、その成果を掠め取って出世しようとする人間との間の軋轢の中で発生した事件の解決に向け、洋介と鹿子木の努力が始まる。
事件解決への試行錯誤とともに、製薬会社に勤務する研究者たちの日々の生活や、新薬が研究開発されていく過程で生じる様々な成果や問題が詳細に表現される。
筑波山を構成する岩石や周辺の鉄道、紅葉の名所などが絡み合って事件解決へと繋がっていく。
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【昔噺の世界が180度変わる、新感覚のキャラクターミステリー】
作者紹介→https://namori-k-design.com/unei.html
1章【浦島太郎失踪事件】
竹藪の前で猪が殺されていた。
それを通報したのは浜辺で亀をいじめていた、子どもたちだった。
捜査に乗り出したのは、半妖の青鬼と相棒の鴎(かもめ)。
事件の真相は……。
事件より彼女が大事!な御曹司リオと、鈍感幼馴染のスー。
高校生探偵の恋とミステリー✧
~◆~・◆・~◆~
菫(スー)と幼馴染の璃央(リオ)が通うセレブ高校の、お嬢様OGの夫が行方不明に。
裕福だが、一廻り以上若い妻へのDVに加え、浮気もしていたという夫。
彼の身に何が起きたのか。
世界的楽器メーカーKIRIYAグループの御曹司、頭脳明晰で美少女と見紛う容貌のリオは、周囲から失踪事件の解決を期待される。
浮気相手との駆
け落ち? 身代金目的の誘拐? それとも――。
でも、
「謎は解くけど、解決はしません」
「だって、ただの高校生ですもん。僕」
常日頃から「趣味はスー」と言いきるリオには、どうにもやる気がなくて……。
~◆~・◆・~◆~
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※※作者は、本作の著作権を放棄しておりません。無断転載・無断使用等を禁じます。
2023.7.26~折りたたむ>>続きをよむ
薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。
花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。現状に不満を抱きつつも、奉公が明けるまでおとなしくしていようと思うのだが、彼女の好奇心と知識はそうはさせない。
ふとした事件を解決したことから帝の寵妃や宦官に目をつけられることになる。
早く市井に戻りたい、猫猫はきょうも洗濯籠を片手にため息をつくのだった。
旧蛇足編は、薬屋番外編のほうにおいてあります。
書籍化されました。
レイブックスさんにて全一巻、ヒーロー文庫さんで現在十四巻まででております。文庫版一巻はレイブックス版の一巻をもとに加筆修正しております。
ビッグガンガンさんとサンデーGXさんでそれぞれ、コミカライズ連載中です。
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世界にその名前を轟かす名探偵、海東 乱馬はいつの間にか、剣と魔法のファンタジー世界に転移していた!
もちろん、異世界でも名探偵は数々の事件に巻き込まれるが、元の世界には存在しない『魔法』と、元の世界ではありえない驚異的な『身体能力』によるトリックが襲い掛かる!
はたして、名探偵は真実を暴くことが出来るのか!?
そして、彼に立ちふさがる魔王とは…!
頭脳最強の主人公による、異世界推理サスペンス! 君はトリックを見破ることが出来るか!?
禿(とく)王朝は滅んだ。
四百年以上も続いていた膨大な國は、一夜にして滅んでしまう。皇帝が暗殺され、政が行われなくなったからだ。
誰が何のために、どうやって殺したのか。それすら謎のまま、月日は流れていった。
國の主がいなくなってから数ヶ月後、仙人になるための試験が行われることとなった。それに参加したのはふたりの青年で、どちらもが含みを持っている。
明るくて気さく、誰とでもすぐに仲良くなれる黒髪の青年爛 梓豪《バク ズーハオ
》。
美しいけれど儚げな銀髪の青年、全 紫釉《チュアン シユ》。
ふたりは互いに相棒となり、昇格試験へと挑むことになった。
出された数々の課題をクリアしていくと同時に、ふたりの過去や謎も明かされていく。
そして徐々に惹かれ合っていって……
架空の古代中国を舞台にした、美しい青年ふたりの恋、そして國に潜む皇帝暗殺の謎を描く中華BLミステリーです。
焦れったくてキュンキュンするかもしれない、ふたりの初々しい初恋物語。そして昇格のために深めていく絆は、彼らの過去と心を結びつけていく。
「お前ら、もう付き合っちゃえよ!」がモットーな、ふたりの無自覚いちゃコラ中華BLです。折りたたむ>>続きをよむ
神宮球場で闘った集団の枝は、ナチュラル・デプスには大枝と小枝があると言った。その小枝はジョニー秀樹という潜入捜査官だった。
隆二と、阿久根、富士子は、富士子を長とする特務課の刑事である。
優秀だが、思い込みが一方的で、こだわりが強く、短気な隆二。虚弱体質で、小さな時からいじめられて世渡りを憶えた、要領をかます阿久根。同じくその外見と行動で、男性社会からつまはじきにされがちな富士子。
特務課と言っても、何でも屋の窓際族で、とっくに出世コースからは外れている。彼等の仕事は、雑用が主。あとはほかの課の手伝いなどをしている。
三人のチームワークも良くはない。全員がそ
れぞれにマイペースで、ことに隆二と阿久根はそりが合わないのである。
名探偵のように名推理をするわけでもなく、刑事ドラマの刑事のように、執念深く犯人を追い詰めてゆくわけでもない。仕事は仕事と割り切って、そこそこのかかわりを保っている。ある意味、何処にでもいる普通の落ちこぼれ達なのだ。
そんな三人の元に、ある重要事件が舞い込んだ。
被害者は中年男性。刃物でめった刺しにされて発見され、一命はとりとめたが、その口から証言が得られる状態ではない。取り敢えず病院に赴いた特務課を翻弄するように、同じく病院に向かったという、ある宗教団体の会員である、その男性の妻が行方不明となってしまう。
犯行現場からは、証拠らしきものがなかなか出てこない中で、捜査の手掛かりはその娘である、一人で障害を抱えた娘を育てる、シングルマザーの祥子から得るようになるが、その祥子の様子も何となく普通ではない。
少し前に、過労で倒れて以来、脳に障害を負ってしまい、それまでの人格ががらりと変わってしまったのだ。
以前は良い母親、良い娘だった祥子は、今や自分の周囲の人間を以前のように愛せなくなってしまっている。そのことは、自分でもわかっているのだ。その葛藤は、祥子を徹底的に苦しめる。
祥子の娘、凜は障害を抱えた、幼稚園に通う小さな子供である。大好きなのは、母親の祥子だ。その祥子の様子が、変わってしまったことに気が付いている。そして、怖れている。
そんなある日、母親の祥子は、娘の凜を家に閉じ込めたまま、出て行ってしまった。何日も帰宅せず、次第に弱っていく凜。
特務課の落ちこぼれ達は、それぞれのやり方、それぞれの想いで、この家族に関わっていくことになる。
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神流聖(カミナガレセイ)は亡き父の後を継いで奈良県の山奥で剥製屋をしていた。
聖には「人殺しは見れば分かる」という力があった。人殺しの片方の手が、殺された人の手に見えるのだ。また聖自身の左手が出生時に死んだ母親の手だった。その手が目に入るのを避ける為に、子供の時から片手だけ手袋で隠していた。
10年前、先生が屋上から転落死した。警察は「自殺」とし、そこで捜査は終了した。でも、僕らは知っている。あの日、「本当」は何が起きたかを。
あの日から10年後、君とやっと再会できたのに____
君は大人になれていなかった。
庶務課の谷口真美か広報の白川玲。このどちらかが社長の不倫相手らしい。俺は24時間以内にそれを特定しないと、社長夫人によって網走営業所に飛ばされてしまう!
以学高校女子生徒絞殺事件(いがくこうこうじょしせいとこうさつじけん)とは、2015年6月13日正午に京都府衣笠市の府立以学高校の体育倉庫で発生した殺人事件。京都府警による正式な呼称は京都府衣笠市府立以学高校における女子生徒殺人事件。(Wikipediaより抜粋)
世間を騒がせた未解決事件に群青探偵が挑む……。
ぼなぁら先生企画『自主企画ミステリー部』提出作品。ノベルアップ+より転載。
幼少のころの事故により、車イスでの生活を送る14歳の少女、桜子。
一年前になくなった父、誠一郎の死に疑問を持ち、
幼少のころからの執事である黒木とともに真相を探っていた。
新たな出会いは東京都北区、王子駅前の交差点。
歩道橋の階段近くで信号待ちをしていた桜子と黒木。
執事の黒木の一瞬の隙をついたのか、
桜子の乗った車椅子が強く押され車道へ放り出された。
激しいクラクションやブレーキ音が鳴り響く中、
一人の女性が車椅子ごと少女
を強く歩道へ引き込んだ。
そして―…
一台の白い車が、その女性の身体を宙へ投げ出したのだった―…。
轢かれた女性―、薫は順調に回復し
ある日、桜子から屋敷でのパーティーへ招待を受ける。
少人数のパーティーで再会を果たす二人。
だがそのパーティーは、
それぞれの思惑が巧妙に入り組み用意された、
殺人の舞台だった―…
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蒸気都市。産業革命により全てが蒸気の灰色に彩られてしまった街。しかし、そこに生きる人々は活気に満ちていた。歯車機構の人形、煤に汚れた労働者、煌びやかな仮面を身に付ける貴族。そんな本能のままに生きる彼らに陰謀の影が迫る。
一方、日本に住む少女は、ある日何者かに刺され死んでしまう。しかし、彼女は蒸気曇るこの街に自動人形として生まれ変わるのだった。そして、探偵業を営む少女・シャーリーとの出会いで、彼女は助手として数々の事件に巻き込まれてい
くことに。
ヒトではなく人形として生を受けた彼女は、果たしてそのガラスの瞳に何を映すのか。 折りたたむ>>続きをよむ
知的好奇心が揺れ動くままに生きる高校生、純浦大志。彼の思考を唯一受け入れてくれる同級生、桐生直緒。
大志の好奇心から出てきた疑問を解消する為に、直緒はなるべく協力するというただの友情より複雑な関係の二人。
唐突に、その関係性に終止符を打つ大志の最後のお願い。
「このことを、誰にも言わないでほしい」
「僕は今から、死体を遺棄する」
猫の魂は九個ある。
私は猫であった人間。
人間になった猫。
猫の世界と人間の世界。
猫の世界の殺害事件。
人間にとっては道端のゴミ。
私は事件というほどの事件ではない事件を解決していく。
そんな私の物語。
警視総監の親を持ち、容姿端麗、頭脳明晰、運動神経も良い。
幼稚舎から一貫教育の名門男子高で育ち、文武両道を旨とし、何故か悪友に推薦されて生徒会長まで務める事になる。
そんな風に一見完璧に見えるが実は空気が絶望的に読めないコミュ障…そんなコウのところにもやっぱりディスクはやってきた。
夏休みにいきなり送られてきた1枚のオンラインゲームのディスク。
魔王を倒せば1億円の賞金という謳い文句で、暇だったのでやってみたら、次々殺人事件が…という
オンライン殺人事件のコウ視点です。
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「所謂一つのツラ貸せや♪ 的な感じですかね?」
不幸にも殺人事件の第一発見者になってしまった俺は、そんな調子で犯罪集団、『放課後殺人クラブ』を追っているぼっち女に連れ去られてしまった。そこからなし崩し的に捜査に協力するハメになってしまうのは暇なのと主体性がないのと義務感の複雑な錯綜による。つまりそこに俺の意思の混入は微粒子レベルでも確認されないのであって、青少年男子の存在論的悲哀を感じてくれれば幸いだ。けど意思なんて実際要らないだろ
。「人は流れに乗ればいい」ってかの赤い彗星も言ってたじゃないか。
さて、この物語は。
そんな巻き込まれ型凡人凡探偵ボンボン派(コロコロはNO)な俺が、自分の意思で歩き出すまでのお話。
サブタイトルに■が付いている箇所には挿絵があります。
画像付きキャラ紹介を新たに備えました!
http://ncode.syosetu.com/n6351bn/
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暁月高校の生徒たちが、学校生活の中で出会う様々な問題や「謎」に挑む青春群像劇ミステリーの連作短編集です。
井沢景と大町篤は暁月高校に入学し、楽しい高校生活に影を落とす「謎」の存在を知る。
やがて、暁月高校に「ある事件」が発生する!
笑いあり、戸惑いあり、ほっこりしたり、ほろ苦い思いをしたり、そんな作品です。
様々な時期のお話が物語として繋がっております。
物語の時系列順に発表しておりません。
時系列に関しては、サブタイトルの前の【
】の中の数字が時系列順になっております。
リアルタイムで最新話ごとに読んでいただいている読者様が混乱なされないように留意して書いておりますので、ご安心ください。
一方、まとめて読まれる方は、時系列順に読んでいただけるとよりわかりやすいかと思います。
また、<「羊飼いも山羊もいない」シリーズ:時系列順のエピソード一覧表>という短編小説扱いのガイドをご参照いただけると、作品の時系列、時期の重なっているエピソード群などがご理解いただけることと思います。折りたたむ>>続きをよむ
鹿島正健は、ある夜、隣家の美しきシングルマザー・久保田摩耶の爆殺事件に巻き込まれた。摩耶は死に際に「よしみち」と言い遺し、警察は、鹿島を容疑者だと疑う始末。そこで、鹿島は、事件の真相を突き止めようと、独自調査を開始する。
まず、鹿島は、葬儀場で会った摩耶の婚約者の吉村や、摩耶のインドネシア人上司のルクマンに接近した。その結果、入院中の摩耶の息子光司の手術費用の出所が不明な点や、摩耶の遺品の手帳に急逝した有名弁護士葛海の名が異常なほど
に書き残されていた点、摩耶の死亡と同時期にインドネシア政府から発表された新潮汐発電計画と摩耶が大きく関わっている点などが判明し、鹿島は、腑に落ちぬ胸騒ぎに心を乱した。
鹿島の調査で、ルクマンが故国での研究者トップの地位を擲ち、日本に亡命した過去を知る。また、摩耶の死亡日に、同大使館員のヤジドの葬儀があり、鹿島は、インドネシア大使館の張り込みを始める。命を狙われる危険に遭いつつも、怪しい大使館員を尾行して、その男が足繫く通うバーを発見。
また、葛海の関係者の勝沼からは、葛海と麻耶の死を繋ぐ証拠〝アナンタボガ〟や謎のサイト《ランダ》の存在を得、ルクマンからは、亡命後もインドネシア諜報員の襲撃を受けたと告白された。
更に、バー潜入調査中に見掛けた心理カウンセラー沢木雅知に違和感を覚えた鹿島は、沢木が摩耶・葛海・ヤジドの死と深く関わりがあると睨んだ。吉村によれば、摩耶は、元夫の牧瀬との復縁で悩み、牧瀬が自殺した後、沢木の許に通院していたという。
鹿島は、牧瀬の過去を探るべく、牧瀬の故郷福岡へ飛んだ。当時は、暴力団の抗争事件が勃発、仲裁者の牧瀬は、暴力団に殺されたともいう。更に、鹿島は、大学時代の摩耶が谷口という家の女児を事故死させた事実を掴む。事故後も、新生児失踪事件や轢き逃げ事故などの不幸が谷口家を襲っていたとも。総合的に考えて、東京での事件は、福岡の一連の事件が原因となって引き起こされたと、鹿島は考えた。
谷口家の菩提寺に赴いた鹿島は、牧瀬の妹と邂逅。実は、牧瀬は、〝アナンタボガ〟に繋がる元傭兵であり、親友に殺されたと吐露。鹿島が事件の真相に辿り着こうとしたその時、何発もの銃弾が、突然、鹿島に襲い掛かった。
果たして、鹿島は、真犯人の魔の手から逃れ、一連の事件を解明することができるのだろうか。
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「卯月絢華」というペンネームで執筆活動を行う内気な小説家・廣田彩香は、友人である東田沙織から「ある館に来てほしい」と言われる。
その館は鬼女伝説が残ると言われていて、館の周辺で相次いで遺体が発見されていたのだ。
京都北部の小さな街である舞鶴に向かった彩香と沙織は、館の主・桂蘭丸の案内の元3人の男女と出会うことになる。男女はそれぞれ動画配信者、大学教授、そしてジャーナリストだったが、その日の夜に動画配信者の男性が殺害されてしまう。これは「
鬼女の祟り」かもしれない。そう思った彩香と沙織は独自で事件を捜査していくことになるのだが……。折りたたむ>>続きをよむ
少々頼りない、迫力のない悪魔の主人公。彼は兵隊として認められず、魔王城で雑用係を行っていた。来る日も来る日も退屈な日々。魔王の娘の身の回りの世話をしている。周囲の話では、魔王の娘は呪われており、近づいてはいけない。近づくと呪いにより、災厄に見舞われると言われていた。
その日は魔王の誕生祭が行われる日。いつものように雑用をしていた主人公。だが停電、そして爆音が彼の日常を大きく変化させた。
公爵令嬢マリア・クランベルは謎が好き。
今回も晩餐会で謎のうわさが流れていて、それの解決にマリアは関わった。そんな短編です。
夫婦喧嘩をした翌日、弁当の中に入っていたある物に夫は恐怖した
果たしてそれが意味する事とは……
偽和知探偵ことサンドシンドロームは死んだ。オマージュ株新型のワクチンの実験台になって、体が弱っていた。
『探偵は高校生』 試し読みです。
約44ページ分の内容になっています。
類い稀な魔眼「金呪の魔眼」をもって生まれたことで、親によって幽閉されていた少女、シャーロット・ラ・トゥール。何者かにシャーロットを救い出すことを依頼された吸血鬼、アーサー・トルヴグルと仮初の主従関係を結び、「理想郷」への逃避行を行う最中、幾つもの謎に直面してしまい──。
カクヨム様にも投稿しています。
全9話。まず初めに。 ファンタジー世界での密室殺人事件、被害者の悪代官の名前はジョー=ダウト。 気軽に、ジョー! と叫んであげてください。 なお、遺体は真っ白に燃え尽きた灰や焼死体ではありません。 刺し傷で死亡してます(ナレ死)。 遺体は直接には出てきませんし、グロ表現はありませんのでご安心ください。 探偵役が前作からの使い回しですが、前作を読んでいなくても問題ありません。 暗い過去も無く、謎の組織にも関係のない、背後関係のクリーンなた
だの探偵役です。 それでは、あらすじです。 王太子の直轄領で、代官が殺害された。 現場に着けば、なんと「密室殺人事件」。 しかも殺された代官には、後ろ暗いところが! 次々と発見される賄賂履歴! 登場人物A「代官と商人の癒着、金銭がらみか。もう犯人、商人でいいんじゃないか?」 相変わらず、フランクに犯人を決める登場人物A。 こいつに密室殺人の謎は解けるのか、犯人は本当に商人なのか。 暗闇に沈む隠された真実の扉を、いざ開かん! 折りたたむ>>続きをよむ
幼馴染や親友と楽しい学校生活を送っていた高校1年生の厨二病患者。
だが、8月1日、幼馴染が行方不明になってしまった。
絶対に幼馴染を見つけなければならない。
これは不思議な能力を持つ少年少女の物語である。
(この作品はカクヨム・monogatary・pixivにも掲載しています。)
「さよなら、世界。」
その言葉を最後に俺は現実へと引き戻される。
さっきのはただの夢であって現実では無い…はずだったのだが、俺のクラスへと転校してきたのは夢の中に出てくるあいつで…
夢を追いかける俺とあいつの2年間にも渡る長い長い冒険の話。
世界よりも愛した君に、伝えたいことがあるんだ――
各小説サイトに自分で転載しますが、全てペンネームはつむになっているはずなのでご注意を。
◆◇「私まだ女子高生なのに……子育て?」◇◆
○突然ですが、女子高生を妊娠させる方法を知っていますか?
『知りません』と答えたピュアなあなた! この小説はあなたにはまだ早いかもしれません。
あなたは今すぐブラウザバックして他の小説を読んでください。(おすすめはリゼロです!)
●本小説では、たくさんの女性が妊娠します。女子高生の妊娠に興味がない人は読むことを推奨しません(リゼロの方が面白いのでそちらを読んでください!)
○それで
は以下があらすじと本編の妊娠シーンです。(リゼロが見たい方はブラバして、長月達平で検索してください!)
◆◇【あらすじ】◇◆
世界中に突如、謎の黒い箱が出現した。
それは大きさ三〇立法センチほど。
宛名も差出人もなく、ただ『開けないでね』とだけ書かれている。
ある箱は公園のベンチの上に置かれ、別の箱は浜辺に流れ着き、また別の箱は普通にポストに届いたりした。
箱を開けるとその中には、気持ちがいいことをした時にできるアレが入っていた。
この物語は、一人の女子高生が子作りと子育てをするお話。
◆◇【妊娠】◇◆
男は白いシーツがかかったベッドを指差し、私にこう言った。
「いいか? お嬢さんは今から俺にここで妊娠させられるんだ? 何をされるかわかるな?」
私はこくんと力なく頷いた。
「嬢ちゃんはベッドでの経験はあるのか?」
私は首を横にフルフルと振った。
「そっか女子高生だもんな。処女だろうな……へへ。安心してくれ、大人しくしてれば痛くしないから……よ?」
男は、ニヤケ面で私の体に視線を這わせた。太もも、胸の谷間、そして股間のあたりをジロジロと見られた。
彼は私をベッドに座らせると、
「今から俺と何するか言ってみな?」
そして、私はこう答えた。
「…………生で……セック(本編へ続く♡)」
(◎本小説は、カクヨムなどで重複投稿しています。詳しくはプロフで)
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父親が希代の名探偵という事もあり、様々な人から『頼み事』という名の依頼をもちかけられる事がある、重 村正(かさね むらまさ)は、そういった頼み事の類いはほぼ受け付けない。
そんなある日、山名 豊香(やまな とよか)という上級生から頼み事を持ちかけられる。
当然のように断ろうと思っていると、
『私とデートをした後、気が変わり、私の頼み事を聞いてくれたら、君の恋を実らせても良い』
などと言われる。
重 村正は恋さえしてないのに、そん
な事を言い出す山名豊香が何故そのような事を言い出したのか興味を抱いた事もあって、豊香とデートをする事になるのだった。折りたたむ>>続きをよむ
弓木探偵事務所は依頼がなく、のほほんとした職場だ。
だがそれは一般的な表の顔で、裏の顔も持ち合わせていた。
狂気と幻想の舞台へようこそ。
まず舞台に上がるのは、黒髪の美しい少女アエリ。
彼女は様々な狂気的な人物達と出会う。その世界は悪意と死の香りに満ちていた。
演劇は没落貴族のアエリが、城の不気味な別棟に住まう異質の研究者ニコラへ使用人として仕えるところから始まる。
さあ観客の皆様、この世界の思考と人間の心を覗きましょう。
■心情考察という形式上、キャラクターの台詞に関しては、人物名「セリフ」/人物名(心の声)という表記となっております。
■キャラクター画像 http://shinonside.blog.fc2.com/blog-entry-17.html
■この作品は現在ノベルゲームとして公開中です。 https://www.freem.ne.jp/brand/4045折りたたむ>>続きをよむ
警察庁から京都府警本部に転勤した朝見陽一の活躍を描いた短編第3話。
八坂神社裏の円山公園で暴走族のリーダーが刺殺された。
捜査一課の遠藤係長と藤田刑事が国際課課長の朝見陽一から意見を聞きながら事件を追うが・・・・。
一方、朝見陽一は祇園祭に絡んだ京都の騒動に対処すべく動くが・・・。
賢者と名高い名探偵、和泉庵は悩んでいた。
解けない謎に対してではない。
解けるなぞに悩んでいた。
彼女は謎が解けすぎて困っていた。
なろラジコーナー内で紹介された作品を今回、ブッコミました。
なろうラジオ大賞応募作第二弾。全40以上弾を予定中(現在8作製作済み)
黒き霧に包まれた幻想。そして社会と世界の消滅、自我への没頭。すべては泡沫の幻なのか?
※この短編小説は、構想中の『非現実の城殺人事件』序章的な物語です。
騎士を目指していた少年が故郷に戻ると、故郷では毎晩、狼の遠吠えが聞こえるようになっていた。そして殺人事件が始まる。少年は故郷の人々を救えるのだろうか。
女子大生に送られてくる不気味な手紙。
謎の記号が示唆する恐怖の人生ストーキングの真相とは。
所属している高校の文芸部での作品のリメイクです。
東京都立拝銑高等学校
そこには、後々まで語り継がれることとなる、異色の生徒会コンビがいた。
頭脳明晰、容姿端麗、でもどこか狂っている天才”書記”である『彼女』
頭脳平凡、容姿平凡、でもどこか抜けている凡才”生徒会長”の『僕』
彼女と彼は『拝銑高校のホームズとワトソン』と呼ばれ、数々の事件を解決し、高校の歴史に伝説を残したという。
―――好きな人に送ったはずのメールが届か
ず、しかも校内に貼り出された!?
―――深夜の部室でポルターガイストが発生!?
―――学校に凶悪犯が立てこもり!?
次々起こる難事件に、書記と生徒会長の立場逆転変人コンビが立ち向かう!!
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飛び降り自殺をしようとしていた女の前に、謎の男が現れる。
人の痛みを増殖し、恨みを持つ相手に植え付けて、復讐(ペイン・リプレイス)することができるらしい。
その復讐の第一対象者となったのは、ある小説家だった。
小説教室の生徒が書いた『裁かれる人々』を読むことになった小説家だが、周りで不審なことが起こっていた。ゲーム開発者が起こした無差別殺人事件を扱った小説が、やがて現実にリンクし始める。