小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
純文学ランキング 251~300位
800文字で完結するショートショート
7/13 noteより再掲
カクヨムにて掲載
「なあなあ」
「ん?」
「少年漫画とかでさ、あるだろ、必殺技」
「ああ、あるな。それが?」
「……俺さ、できるようになっちった」
ある日、全てが横に伸びた。
そう、全てだ。ビルもマンションも車も木も人も犬も猫もネズミもゴキブリも海も空も大地も全てが伸びた。
一日目。
私はなぜか、肉の味に嫌悪感を抱いた。
何故か血の赤を想起した。
柔らかい。内蔵を食んでいる錯覚に陥った。
この料理と、死肉の違いがわからなくなった。
ただ、ソースをかけすぎただけだとは思う。
まずい料理を食べると、嫌悪感が長引く。
同時に私は白黒の本を読んでいた。
絢爛に装飾された死の世界について。
私の脳内でこの2つの情報が混ざり合った。
そして、それを一つのもののように定義した。
しかし。
おそらく。違う。
しかし。
しか
し…折りたたむ>>続きをよむ
銀行員の黒川は、インフルエンサーの失踪事件に巻き込まれる。不倫、魔法、流れる血―部下の伊藤とともに、事件を解決することができるのか!?
お父さん、お願いですから、お父さんらしくしてください。
明け方、おかしな夢を見た。
そう、誰にでもあることだ。
ある夜、俺は街でチビから喧嘩を売られた。
思わず買ってしまったが、よく見るとこのチビが強そうで、とても勝てそうにない。
このままじゃボコられると思ったが、そんな俺に怪しいおっさんが話しかけてきた。
「今買った喧嘩、転売しませんか?」
ようするに俺の代わりにチビと戦ってくれるという。
俺はおっさんに喧嘩を任せてしまうが……。
行き遅れている三十三歳の話。
中編へと続く前哨戦。
高校一年、周りより少しだけ大人びた青年 椎名希人は、幼馴染の直江杏、親友の朝海健など、様々な人間との出会いを通して、自分の存在意味、自分の生き方について深く考えを巡らせ、体験してゆくが、それは、全ての人にとって考えてもみない結末へと繋がってゆく…。
現代のどこにでもいる、決して恵まれすぎても、恵まれなさすぎてもない、普通の青年。その、とても個人的な思索と体験が、全ての人に潜む、矛盾と狂気の咆哮を呼び覚まし、また、慰めてゆく。
『阿佐田哲也問題』
麻雀小説なのに、内容が無茶苦茶、面白いと言う、阿佐田哲也問題。
誰かが呼んでいる。
そう思い、村を出た先で出会ったものは。
『本質の逸脱論』
人間は、本質を逸脱した時に、初めて混沌とした箱に入る、という仮説の、評論的文章。
時は2043年。2030年代に果物のロゴの会社が開発した透明マントに始まり、人類は透明時代に突入した。今では世界人口の約半数が自身を透明にできる透過仮面を身につけて、その上から日常生活に必要な情報だけを厳選して脳に届けてくれるという役目をもつ、不干渉眼鏡というグラス型のデバイスを着用して生活している。
色のない世界で、他人に興味がなく、自分も消えてしまいたいと思っていた女はある日、一人の少年に出会う。仮面を外して初めて見える、色のついた
世界の美しさを少しずつ知っていく物語。折りたたむ>>続きをよむ
270位 海底
ゆっくりとした水の中、ゆったりのした時間の流れに体を包み込まれてる少女の短編物語
まずは一回読んで見ると、もう一回読みたくなるかもしれません。
ゆったりした水の世界で、ゆっくり息をついてみませんか。
人生において、謝れるということはとても大切なことだと思っている。
私はかつて、それを身をもって知った。
成長し、大人になった私は教師の道に進んだ。
少しでも多くの子どもたちに、謝ることの大切さを教えるために。
疲れ切った帰りの電車内。
目の前に座る二人の女性客の会話が、やけに耳につく。
文化の日なので芸術、歴史に触れたいと思います。
あら、けれども私は一つ忘れていたようです。
本日は博物館も美術館も特別な日。
急遽、予定変更します。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
シュルレアリスム中にテレビで呪術廻戦はじまったぁぁぁぁどうしよう(ノベラにもある)
ある冬の午前、T駐在所に渡井という青年が「落とし物」を届けに来た。しかし、それは段ボール箱いっぱいの札束であった。突然現れた非日常は駐在所勤務の寺林を巻き込み、そして突き放す。
小説を書き続けていた主人公は小説投稿サイトへの投稿を始めた。学生時代から付き合っていた彼女を呼び出し、その話をする。だが、主人公が小説を書くことに限界を感じ筆を折り、彼女と結婚することを考える。しかし、主人公が付き合ってると思っていた彼女は……。
なろう作品らしからぬ自虐ネタギャクです。読後はみんなで笑いましょう。
三年間恋をしていた相手に浮気されたあげく捨てられた主人公は、元カレが浮気相手と同棲している町から引っ越そうと決意するものの、部屋は永遠に片付かないまま引っ越しの前日を迎えていた。
手伝ってくれている友人がコンビニへ出かけていき、主人公は片付けの終わらない部屋に対するあきらめ半分、そして息抜きの休憩半分の気持ちで開けたベランダに、アボカドが落ちているのを見つけた。
それは二人が付き合ったばかりのころに食べた思い出のアボカドの種だった。
私には、推しの作家がいる。だが、ある時から彼の作風が変わってしまった。
そこで私は・・
愛するものを失っても、約束を守り続けて生き抜く、力。
姿は失われても心にはキミがいる。
志保は私立附属女子高等学校の2年生。
彼女は奉仕活動を積極的に行うことを目標に、高校生活を過ごしていた。
日々、学校と奉仕活動を行っていくうちに、志保は自分が思っているようにはいかなくなっていることを感じ始めた。
288位 戦争
男は女の愛し方がわからなかった。
しかし、それに気づけるかもしれないという男の淡い期待は、妻の流産によって砕ける。
男の嫉妬や憎悪はやがて大きな暴力へと結びついていく。
ナオミ
今日は病院に行った帰り道の公園で、とても綺麗な花を見つけました。これは絶対にケンジ君にも見せてあげたいと思ったので写真に撮っておきました!カメラ越しだとあんまり伝わらないかもしれないけど、ぜひ見てください!
病院で聞いたお医者さんの話では、やっぱり治すには勇気が必要ということでした。けど私は、もう治らなくてもいいかななんて思っています。それでケンジ君と離れ離れになってしまうなら、その方が私は幸せなのです。それも圧倒的に!
あと冷蔵庫にシュークリームを入れておきました!最近出来た専門店みたいで、クリームが甘いんだけどしつこくなくて、シュー生地もザクザクとしてて面白くて、とっても美味しかった!あっという間に二つぺろりと食べちゃった笑
私はノートを閉じると、その交換日記の返事を楽しみに思いながら、ゆっくりと眠りについた。
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吹奏楽部でクラリネットの演奏に熱中する高校二年生の響子、彼女の吹奏楽部はコンクールで毎年全国大会にも出場する強豪校で、部活に明け暮れる毎日だった。それが、ある日、唐突に終わりを告げる。父親が、響子の伺い知らぬ事情で、母親の元にはもう帰って来なかったからだ。
二学期の終わりの冬、母娘だけの生活となった響子は、頑張っていた部活を諦め、遣り切れない思いのまま、かつて母親が暮らした信州宮山に移り住むことになった。
転入した宮山北高校で、彼女の様
子を心配した吹奏楽部顧問の三沢の後押しもあり、響子は再び吹奏楽部に入部することになった。宮山北高は歴史の古い高校だったが、吹奏楽部は校内の部活カースト最下層の弱小部活。三沢は過去に吹奏楽の強豪校での指導経験もあったのだが、彼の頑なな思いからコンクールへは出場すらしたことがなかった。
響子は、新たな部活の仲間と意気投合して、弱小部活なりの充実した学校生活を送っていたが、そこで、思いがけず、友人たちの不条理な過去、家族や友人関係の葛藤、そして部活への思いを共有することになる。
春、合唱部との合同演奏会で、響子ら精鋭メンバーで演奏したアンサンブルがきっかけで、コンクール出場への機運が高まる。躊躇していた三沢も意を決し、結束してコンクールへの過酷な練習に突入した。響子は、厳しい練習の最中、同級生男子部員との淡い恋愛、自分自身の出自への疑念、運命的な異母兄妹との出会いを経て、仲間との絆を深めていった。
多感な女子高生に突如訪れた家族関係の危機と、転校という大きな環境の変化、本作は、学校吹奏楽という若々しくも刹那的な音楽と部活の仲間との熱い人間関係を通じ、雄大な宮山の自然の中で、困難を高校生らしい瑞々しい感性で懸命に乗り越えようとする青春ストーリーである。折りたたむ>>続きをよむ
誰も悪くないのに、どうしてこんなに辛いのだろうか。
環境に馴染めない少女は、ただ考え悩む。
普通とは、生とは。
何気ない朝の一幕も、思春期の心には痛烈に響く。
※死について軽く触れますので、苦手な方はお控えください。
293位 志
命のプレゼント。時にそんな美辞麗句で語られる脳死下の臓器移植。声にしづらい臓器を「あげた」者の痛みとその後。家族の臓器移植という特殊でありながら、誰の身にも降りかかるかもしれない生死の問題に、高校生の香弥必死に立ち向かう。
かつての過ちを蒸し返される日がきた。たった一つの過ちが、修羅場を生む。
肉の正体を思い出そうとするが……。
*サイト「即興小説トレーニング」で即興したのを整えたものです。
“彼のひとの うせにし時を しい問われ さくらのはやしの 満開のした”
右の歌は、深大寺の叔父が亡くなった後、時期は不明だが、残された叔母が書いたものだ、と聞いた。――今日は、この叔父と叔母のことについて、書いておこうと思う。
仕事がクビになり、京極を訪れました。あの奇妙な出来事は、どうしても、上手く記すことが出来ませんでした。
『暴行』・・・子供にもよんでほしいのでR指定かけませんでした。