小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
ホラーランキング 1151~1200位
“イカれてる”という言葉は、この掌編小説集にふさわしく無い。
そもそも、この私からしてみれば、『狂気』などという下らないものは、“権威ある”または、“道徳的文化の推進”を謳った者が、自らが“普通”で“道徳的”であることの証明に産み出した、いわば神に対する悪魔のような存在だ。
では、なんと形容しよう?
人を脅かさんとする悪魔的妄想か?
はたまた、“非道徳的”な者の犯罪予告か?
どれも違う。
“断片”だ。
ヒトという生物の、
ありふれた脳髄に眠る、シナプスの一端であると、私は形容しよう。
....刻限のようだ。
私は行くよ、後は自由にしたまえ。
そうそう、読み終わったら二階の窓際にある一番小さな本棚に返しておいてくれ。
最近、娘が片付けろ、と煩くてね。
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コインロッカーベイビーにベッドの下男、はたまたターボババアまで。あんな怪異やこんな怪談に遭遇した人が助けを求めて駆け込む場所があった。それが怪談居酒屋『幽』
優しい美人女将といつも飲んだくれている坊主が貴方の不思議の相談にのります。
今宵も店には奇怪な体験をした人が現れて……
怪談や都市伝説を題材にしたちょっと怖くてちょっといい話。ホラーあり都市伝説講座ありの小説です。
明晰夢
読み方:めいせきむ
これは夢を見ているのだ、と自覚しながら見ている夢。明晰な夢。
三省堂大辞林参照
どこにでもある都市伝説。
それは本当にフィクションなのか?
※この作品はpixiv、カクヨムにも投稿してます
僕はクラスメイトのアーヤから、森に棲むマント姿の少女の噂話を聞く。その少女にお願いすれば、体の一部と引き換えに、どんな扉でも開けて貰えるのだという。僕はそんな話を信じていなかった。
パパがクリスマスの日にいなくなってから、もう1年が経とうとしていた。パパは入院している病院の住所から絵葉書を送ってくるだけで、ママはクリストフという太った銀行員と再婚しようとしていた。
ある日、僕とアーヤとダルコの三人で、森へ少女を探しに行くこととなった。た
だの遊びだった。しかし僕は森で見てしまったんだ、少女が本当に存在していることを。勿論僕は逃げた。
家の中でどんどん居場所を失う僕。クリストフとの諍いをきっかけに、僕は森へ再び向かった。少女に扉を開けて貰うためだ。
「開けて欲しい扉があるんだ」と彼女に告げると、こくりと頷いてそのドアまでついてくるんだ。そして彼女は首から下げられた沢山の鍵の中から、そのドアが開く鍵を選び出す。精神病院からパパを連れ出すために、パパの部屋に辿り着くよう、少女にお願いして一つ一つ扉を開けて貰った。引き換えに僕は一本一本指を失い、彼女は奪ったその指を食べてしまった。
やっとパパに出会えたのだが、パパの両目は無くなっていた。あのクリスマスの日、職を失いお金の無いパパは、僕にTVゲームをプレゼントするために少女に頼んで、夜に忍び込んだおもちゃ屋の扉の鍵を開けて貰ったのだ。しかしパパは両目を奪われてしまい、そこから立ち去ることもできず、精神も崩壊したのだった。そしてパパは言う、「お前がこの少女と出会ったから悪いのだ」と。僕の幼い頃の記憶が、ゆっくりと蘇る。
僕は幼い頃、行方不明となり森で2日間この少女と過ごしていたのだ。僕を発見したパパは、その時から少女の言葉が存在が忘れられずに蝕まれていったのだった。
僕はパパからも逃げ、結果として指は二本だけになった。大人になった僕にはある計画がある。この勤務先の金庫の扉を開けて貰えれば、大金を得て町を出られるのではないだろうか。僕にはまだ指は二本ある。あの少女に会いに行くことを決心する。折りたたむ>>続きをよむ
怪談短編シリーズの新作です。
今回はよくある人形に纏わる話。
いつもよりちょっと長めです。
もう一つの方は間違えてしまったので気にしないでください
結婚を機に子育てのことを考え。ここに引っ越してきた静香。なのに、なかなか子供は出来ない。そんな中で遭遇する七不思議とは!
「月が追いかけてくるの!」
ヒッチハイクで拾った女が車に乗り込んでくるなり、そう叫んだ。
なにがなんだか、わけがわからない! ほんとうにあの夜空の満月が空から落ちてきて、運動会の大玉転がしより大きめのサイズに縮まり、ゴロゴロ転がりながら追いすがってくるのだ。
とんでもないことに巻き込まれたものだ。
室井 志倶麻(むろい しぐま)は頼まれるがまま、車を走らせ、月を撒こうとした。だが月は恐るべき猛追を見せ、なかなかふりきることができない。
必死の逃亡を計りつつも、志倶麻は女――ミハルに問いただすのだった。
いったい、月は君をどうしようというのか? 月に捕まれば殺されるのか?
ミハルはこう答えるのだった。「月は私を変えようとしてるの! 私が変わればあなたを襲ってしまう!」
こんなことに巻き込まれるなら、いっそミハルを拾うべきではなかったと後悔する志倶麻だった……。折りたたむ>>続きをよむ
1161位 薄緑
境界線は曖昧になり、やがて交わる。そして全ては薄緑になってゆく。
何処までが僕で、何処までが私で、何処までがあの人なのか。
何処までが真実で、何処までが虚構で、何処までが創作なのか。
親に棄てられた貴族のお嬢様・サラ。
要らないものが棄てられ、一度入ればその身から魂が離れ、悪霊になると言われている"死霊の森"。
御伽話だと思っていた森は実在し、異端審問により殺された筈の大魔女の一人もまた、森の中で家族と生きていた。
死を愛す魔女と暮らしながら、サラは奇妙で怪奇、愉快で痛快な事件に巻き込まれていく──。
地方に住む人、あるいは地方で就職する人の絶望的な話。
一日中 座ることも無く
日に当たる事も無く
個性があるわけでもなく
尊重されるわけでもなく
押し詰められた箱の中で
理想の死を考えることも許されず
生物としての尊厳を最後まで踏みにじられ
金に換えられる
そんな事を知りもしない
生き物ではなく物
悪魔の声が聞こえるのに、俺はただただ目をつぶっている。
その声の主は自分の声に酷似しており、俺は困惑に陥っていく。
「裕太さん」と自分の名を呼ぶ声が聞こえる。
その声が幻なのか現実なのかは定かではない。
微かではあるが、嗚咽が混じるその声は俺の悲しみをさらに追い込んでいく……。
※この作品はハーメルンにも掲載してます。
そして悪魔好きにはたまらない作品です。
高給役人の子でありながら、孤児や病人の世話をする「悲田院」に通う彼。
生まれが違うだけで、ここまで差があっていいのか。ともに暮らしてはいけないのか。
自分の意見は父親と相いれず、彼は家を飛び出した。
ちょうどその頃。顔全体を頭巾で覆い、首からどくろの数珠をさげた不気味な男が現れる。
業病の持ち主だと、人々はウワサするが、その実態は……。
少女は旅の終わりに願った。叶うのならばこの夏が終わらなければ良いと。
男は旅の終わりに願った。叶うのならばこの休みが終わらないで欲しいと。
決して辿り着くことのできない駅、地図から消えた村
突然たどり着いたその駅で、帰りたくないと願った少女と男は出会った。
この呪われた空間で何を思い、そして何を手に入れるのか。
魂を食らうとされる魂鬼に争い現実へと脱出せよ。
三人の大学生が一軒の家を借りて、一緒に住みだした。
しばらく快適な生活を続けていたのだが、家の間取りと外から見た家の形状が少し違う。
よくよく調べてみると、廊下の突き当たりの壁に何やら空間があることを突き止めた。
三人は、秘密の小部屋を発見してしまった。
ショートショートのホラー?
データ整理がてらの供養的公開。
離脱症状が起きている今、頭の中で流れている映像です。
藤沢奈津子の死をきっかけに、
運命は狂いだす。
彼女を追い込んだのは、
イジメか、それとも…
「幽霊が出ました」
突如塚林の元に現れたのは、残念美人な後輩である鶴小音 晶。彼女は自室で幽霊を見たという。オカ研の代表である塚林はその調査をする為、鶴小音の部屋を訪ねるのだが、そこはかなりの汚部屋であった。
片付けから始まる残念なホラー短編物語。
妖の鍵
それは手にしたものの願いをかなえるという。
そんな都市伝説。
誰も信じないような話だが、なぜか信じたくなる。
それは誰もが望む願望。
それは誰もが願う夢。
それは誰もが求める欲望。
只の夢物語だと思っていた。
しかし、とある情報サイトに、鍵が見つかったとの情報が入る。
鍵の行方を追って好奇心旺盛な主人公曽我野は聞き込みを開始する。
卓司は俳優を志すも、未だにその夢を実現していない。
売れない小説家の僕はある日、公民館からの帰りに、愛用の傘の代わりに奇妙な女物の傘を手にする羽目になった。その傘には――
※カクヨムにも重複投稿しています
今日、たまたま立ち寄った
パーキングエリアのトイレが
夜ということもあるからか不気味だったので。
舞台はそのまま私が怖いと思った場所ですが、
ほぼは想像です。
怖いと言っても、私は今 何が怖いのか、と
考えてみると ほぼが想像であり自分の想像に
怯えていたことが分かりました。
ちなみに私はホラーとか怖いものは苦手です。
文章力が無いです……。
頭に書きたいものは浮かぶのですが
文字に書き起すのが どうも難しいですね。
イメージしにくい
かもしれませんが、
どうか ご容赦を。折りたたむ>>続きをよむ
隙間フェチの少女、上部歩羅の話。
奇妙な彼女の性癖は思わぬ衝撃を招いた!
太平洋に面する小さな村では昔からある決まりごとがあった……
本郷さんの悲劇的な死から少し後の春休み。
僕たちは縁あって温泉旅行に出かける事になった。
これは、その地で起こった、ちょっと哀しい物語。
早春3月。利根の奥地で出会った異形を、僕は忘れない。
憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて、とても憎くて仕方ない。
ならばその思いをはらしましょう。
神戸の街は今日も輝いていた。来るべき明日を心待ちにする五人の人間関係とその五人をある理由から忌み嫌う少女の思惑とが絡み合う。
『死神』から送られた謎のメールに振り回される真也と裕樹。内面に潜む猟奇的なもう一人の自分に苦しむ香織。真也と裕樹の間で恋に揺れる美姫と葉子。
神戸の惨劇に隠された真相とは―——————
女は悪魔と契約した。
悪魔はその見返りに、一番幸福な特に迎えに来ると言った。
短編集です。
一話完結で五分かからずに読めます。ショートショート、星新一、世にも奇妙〇物語などに興味がある方はどうぞ。
様々な形の話を掲載いたしております。
まずは三話マンションなど読んでみてはいかがですか?
完結しました。
人付き合いが苦手な大学生「太原」に、ある日突然容姿端麗な友人が出来た。「木羽」というその男はしかし、校内での様々な奇妙な噂の的らしく……?
中国の古典『聊斎志異』、その中の一篇『画皮』より題をとりました。
時は昭和の初め、富豪のうちに生まれた玲美は父から誕生日のお祝いにに遊園地をプレゼントされた。そしてその中には亡き母の形見である白い象のぬいぐるみをモチーフにしたかごがあった。玲美専用の乗り物であるはずのその白い象に誰かが乗った形跡があった。玲美は何が起こっているか確かめようと夜の遊園地へ行った。そこで見たものが玲美に変化をもたらし悲劇を生むこととなる。
時は昭和の初め、老舗「大沢」の女中小春は大沢の息子聡一郎に淡い恋心を抱いていた。ある日その聡一郎から夜の遊園地に呼び出された。やがて戦争がひどくなり、聡一郎も出征し、店を出された小春は路頭をさまよう。そんな中でも小春の唯一の希望は聡一郎と交わした約束であった。毎朔日にこの遊園地の門の前で待っている、何年でも何十年でも・・・・。
※アルファポリスにも投稿しています。
夏のホラー参加作品です。
人気が出始めた動画配信グループ 『4X(フォークス)』。
彼らは夏の目玉企画として、裏野市にある心霊スポット『裏野ドリームランド』に訪れた。
カメラマンとして呼ばれた部外者の主人公。
『4X』のメンバーにイラつきながらも、撮影を進めていく。
そして――それが彼の悲願の始まりだった。
謎のウィルスにより凶暴化し人間が人間を襲うようになってから半年、パンデミックを起こすと成す術もなく世界は終焉を迎えた。
生ける屍と化した“奴ら”は人間に襲い掛かり肺だけを貪り喰う。そして肺を失った遺体はまた奴らへと変わるのであった。
人類全てがウィルスに感染したと思われる絶望の中、非喫煙者の方が発症率が高く、喫煙者の発症率は低いことがわかる。また、喫煙者は奴らに襲われても肺を全て喰われていないなど、煙草の成分が奴らに対するなにか有効な対
抗手段ということが判明した。
これは、そんな終末の世界で繰り広げられる「吸うか喰われるか」の物語である。
ジョージAロメロ監督のご冥福をお祈りいたします。折りたたむ>>続きをよむ
あるテレビ局の撮影のバイトに同行することになった、本田宗介二十歳。
このバイトが、彼を恐怖へ連れて行く。。。
実家が神社で霊感が強い女の子 琴乃
霊感がある事隠すように他の人と関わらないように過ごしてた。
そんな中、一人の少年が話しかけてきた。
彼は同じ学校の生徒 佑だった。
小さい頃から身体の弱かった彼は人に優しく生きることに感謝をして生きていた。
夏のホラー2017参加作品です。
一つ目は、パニックホラー。 アクアツアー内で起こる恐怖。
二つ目は、観覧車で幽霊と対決する、将棋名人の話です。
ある目的達成のため、幽霊が100%みえると有名な、廃病院にやってきた二人の女子高校生。
霊が見える日下部 夏希(くさかべなつき)と見えない霧ヶ峰静音(きりがみねしずね)が、ともに協力? しながらも、目的地へとたどり着く。
そこで、彼女たちが手にしたものとは?
超怖がりな人がホラーを書いたらどうなるのか? をお楽しみください。
謎めいた女子中学生、田中さくらが出会う様々な残酷な殺人事件。それは必ずさくらのクラスメイトが被害にあっていた、、、?その後さくらは殺人ゲームに招待される。狂ったクラスメイト達を前にさくらの勝敗は?
1197位 こぶ
桜を憎んだ男が見たものとは……阿刀田高のTO-BE小説工房「桜」に書いた掌編小説です。
通称紅ピエロ事件と呼ばれる連続バラバラ殺人事件がこる街で朝木と篠崎は過ごしていた。いつもと変わらない日常が繰り返すはずだったのに悲劇は突然やってきた。狂ったような悲劇の中で明らかになる本当の惨劇の真実。
ある日、エヌ氏の家に奇妙なやつがやって来た。
そいつは自分は悪魔だと言って、このボタンを受け取ってくれないかと頼んできたのだが……。
原稿用紙13枚程度のショートショートです。
ロシアから来た乙女は、杉林に立つ巨大杉には妖精が住んでいると言った。
夏休みに入る直前の事、伊藤小雪は笹原大悟と出会ったその時から、笹原が危険な人間だと直感的に感じていた。そして夏休みに入り、小雪は笹原の姿に怯える中で、ロシアから来た乙女メチェーリヤに出会い、その魅力の前に篭絡されてしまう。また、メチェーリヤの邂逅と前後して、小雪はメイという幼女と出会い、遊び相手になる内に妹の様に可愛がるようになった。
ある時に小雪はメチェーリヤの
不興を買い、屋敷の出入り禁止を言い渡されてしまう。悶々とする日々を過ごす中で、遊びに来るメイだけが心を癒す存在となってくれた。
小雪の知らないところで事件が起こっていた。動物虐待を繰り返していた男がメチェーリヤの屋敷がある杉林で惨殺体となって巨大杉の枝に吊るされた状態で発見されたのだ。刑事の鹿島は事件を追うが、現場に手掛かりはなく奇妙な痕跡が残るのみ、聞き込みでも尋常ではない証言があり、捜査本部は異様な空気に包まれる。
少女と乙女の甘やかな交わり、そして不可思議で恐ろしい一夏の事件を描く。折りたたむ>>続きをよむ