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歴史ランキング 51~100位
昭和十六年十二月八日、真珠湾攻撃に向かった帝国海軍機動部隊の攻撃隊がオアフ島の真珠湾で見たものとは?
今回も最終日のギリギリ投稿ですが架空戦記創作大会参加作品です。
※二~三話で完結の予定です。⇒済みません、三話で終わらなかったので削除します。
滋賀県近江八幡市を観光中の大学生、伊吹栄三郎は突如元禄8年(1695年)にタイムスリップしてしまった。
そこで彼は持ち前の人当たりの良さと近江商人としての心構えで、傾いた商家を建て直すことになる。やがて彼を支える商家の娘、奉公の女中、盗賊の少女ら多くの仲間とともに、悪徳商家との競り合いや蝦夷での商路開拓など様々な困難に立ち向かい、ついには日の本一の商人を目指す!
商都近江八幡を拠点に「売り手良し・買い手良し・世間良し」の「三方良し」
の精神で江戸時代の日本の産業を盛り上げた近江商人の活躍を、現代人の視点で追体験する時代小説。
2017年5月17日、短編で近江八幡取材レポートエッセイを掲載しました。
『近江商人シリーズ』をクリックしてご一読ください。折りたたむ>>続きをよむ
私は一人、あの戦争に取り残された。幸運艦などではないよ、ただの生き地獄さ。
~雪風の日記より~
ヘルデンと呼ばれる大陸に、千年に渡り君臨してきたタウゼント帝国。
この旧き国家は、変革を強いられようとしていた。
産業革命と、国民意識の醸成によって生起した西の隣国・アルエット王国での民衆蜂起は王政を打倒し共和制国家を樹立させた。
平民による新国家を中心とする共和主義の熱狂は膨張し、封建制社会から脱却できずにいる帝国を危機にさらしつつある。
大量生産の開始と、国民国家の形成により達成された、以前は不可能だった規模での大量動員。
共和国建国の英雄であるムナール将軍に率いられた強大な国民軍は胎動し、その支配地を拡大しつつあった。
その一方で、帝国貴族たちは権力闘争に明け暮れていた。
千年以上もの間続いてきた帝国は、今後も無条件に続くという傲慢。
ほとんどの貴族たちは時代が変わりつつあることに気ず、あるいは黙殺していた。
この状況を憂いたのは、帝国に五つ存在する被選帝侯の一つ、ノルトハーフェン公爵家を継承した少年・エドゥアルド。
彼は自国だけでもと改革を行い、富国強兵、議会の設立などの政策を実施し、公国を帝国でも随一の精強な国家に育て上げた。
そして帝国貴族たちが己の利益を最大化することに奔走し内乱を引き起こしたのを機に、自身が新たな国家指導者となるべく立ち上がり、盟友、オストヴィーゼ公爵・ユリウスと共に勝利をつかんだ。
だが、エドゥアルドの進む道は茨の道。
勝利を得たとはいえ、三百を超える諸侯の意識を変え、旧態依然とした帝国の在り方を刷新するのは、簡単なことではなかったのだ。
そんな彼を影となり支える存在があった。
メイドのルーシェ。スラム街で育ち、人知れず消え去ろうとしていた命を救われたことをきっかけに、彼に仕えることとなった少女。
これは、若き皇帝となった少年と、メイドとなった少女の物語。
〇作者他作品紹介
・殺陣を極めたおっさん、異世界に行く。村娘を救う。自由に生きて幸せをつかむ
異世界に転生した元時代劇の役者、立花 源九郎。本物の[サムライ]となったアラフォーのおっさんが、自分の生き方を見つけていく物語。
・星屑拾いのステラ
終末世界。[星屑]を拾い集めながら暮らす少女、ステラが、[楽園]を探し求める物語。カクヨムコン参加作品(カクヨムのみの公開です)
他掲載サイト:カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+折りたたむ>>続きをよむ
現代日本でミリオタかつ歴史オタクの高校生、矢澤健太が龍王丸(3)に転生する。生まれ変わった龍王丸は無事に領地を守れるのか?
龍王丸とは今川氏真の幼名です。
ミリオタ設定を入れることによってものの開発を早める目的があります。あとは作者が単純にミリオタで、ミリタリーは知っているし、調べるのが好きだからです。歴史も大好きですが。そのため、こんな話を書いています。もう途中からおかしいことになっていますし、明らかに発展スピードがおかしいかも知れ
ませんが、そこは、まあ特別だということで、よろしくお願いします。
史実と異なることがありますが、それは作者が想定しているところに向かわせるため、強引ですが許してください。後適当に家臣とかも作ったりするし、想像上の人物もいます。重臣は大体実在の人物ですし、たまに漢字が間違っていますが、彦五郎の家臣は大体架空の人物です。全部実在はきついので。ただし、なるべく史実に従うようにしています。途中から、物語は勝手な方向に行き始めて、もう史実は関係なくなりますが。内政改革とかもしていますし。あまり有名ではない武将を見つけるのはキツくて、全て史実は不可能です。誰が架空キャラかは書きませんが、まあ大体わかると思います。後は独自の解釈や、実際にはあり得ない年齢にしている可能性もあります。戦国武将の娘って名前や生年月日が不明なので、勝手に合わせているのです。後ついでに名前も。まあ色々変わっています。
結構実在の武将は出てきています。例えば織田信長とか、斎藤道三とか、六角義賢とかです。
カクヨムにも書いています。折りたたむ>>続きをよむ
心臓発作で死んでしまった青年・片山隆一は、神様によって自分に都合良く改変された「理想の過去」へ逆行転生する。記憶はそのままに、神様チートで底上げしてもらった能力を携え、彼は自分の理想の人生を着実に歩んでゆく。
転生ものでもなければ、鋼な錬金術師な物語でもありません。
ボンクラと言われた今川氏真の不思議な生涯のお話です。
海上自衛隊横須賀基地所属のイージス艦きりざめが突如として幕末にタイムスリップする。艦長の海野玄太郎一等海佐兼艦長はいなくなったクルーの捜索にあたる。
架空なので、目くじら建てないでくださいませ。
現代で起きる破滅の中で抗う物語が書けたら良いかと思います。
死んだ筈の男がいた。
死ぬ筈だった男がいた。
出会う筈の無かった両者は、時空を越え奇跡的な邂逅を果たした。
その因果はやがて、道半ばで力尽きる筈だったある男の運命を、大きく動かしていく。
世は陽炎の如く儚い。
それでも人は抗う。
例えそれが夢や幻だとしても。
戦国時代の姫君のオタクだった私は、トラックにはねられた結果なんと大好きな『浅井三姉妹』の長女として転生していた。
だけどこのままいけば将来秀吉の側室になり、最期は炎の中で自害することになってしまう。そんなの絶対に嫌だ!前世で恋愛もろくにできなかったんだから、今度はちゃんと幸せな人生でちゃんと畳の上で穏やかに死にたい!
そのためにはまずどうするべきか?秀吉の側室になったら一巻の終わりだ。まずはそこから絶対に回避してみせる!!
産業革命期のロンドンで下層民として生まれ変わってしまった。
どうするか。
本作は、「もしも古代中国にモールス信号の様な二進符号体系が存在したら?」という歴史改編SFである。この世界観は、ギブスンおよびスターリング「ディファレンス・エンジン」からの借用だ。十九世紀半ばのロンドンを古代中国へ、コンピューターをモールス信号にしてしまえば、もうあとの違いはない。但しモールス信号を送受信する機械が存在するためには、科学思想、数学、物理学、工学などを必要とする。また符号の送受信を行うための器具を作成、メンテナンスするため
の技術者、技術者を育成する機関なども必要になる。とても古代世界に揃えられるような代物ではない。そこで超能力かなにかによって、人間が電磁波を送受信できる設定を取り入れた。このアイデアは佐藤大輔「皇国の守護者」から借用している。人間が電磁波を送受信する能力を「導術」と呼ぶ。我々の世界で電磁波と呼ばれているのは「導術波」となり、導術を扱いこなせる人材は「導術士」と呼ばれる。これらの単語も「皇国の守護者」から借用している。何故導術がこの世界で必要とされたのか。幾ら激烈な戦争があったからといっても、即時通信手段を社会が必要とする描写が欠けていた様に思われる。
モールス信号と同じく、導術波にはトンとツーの二種類の信号しか存在しない。ここで中国独特の事情が関係してくる。漢字は数万種類も存在し、それぞれの読み方は決めっているわけではない。たかだか数十文字を符号化すればよい欧米とは事情が異なる。また広大な中国大陸では、一つの文字をどう発音するのかすら各地方ごとに異なる。そのため文章ではなく、単語の羅列を送受信することになる。結果、複雑な情報を導術で送受信することはできない。折りたたむ>>続きをよむ
※猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~ https://ncode.syosetu.com/n8210fk/ という作品の外伝です。猿の内政官の息子 https://ncode.syosetu.com/n7069go/ の続編です。全十話です。
猿の内政官の息子、雨竜秀晴はある日、豊臣家から出兵命令を受けた。出陣先は関東。惣無事令を破った北条家討伐のための戦である。秀晴はこの戦で父である雲之介を超えられると信じていた。その戦の中でい
ろいろな『親子』の関係を知る。これは『親子の絆』の物語であり、『固執からの解放』の物語である。折りたたむ>>続きをよむ
警視庁超常事件課。
それは歴史の影で常に暗躍している特殊能力者達が引き起こす事件を解決するため創設された一課である。
今回彼らが追うのは、過去に遡り女子供をさらい、未来へと連れてくる謎の犯罪者『神隠し屋』。
果たして超常犯罪課は神隠し屋を捕まえる事ができるのか? そして神隠し屋の目的とは?
慶長十四年、五月。澄み渡る江戸の空を浮かない顔で眺める一人の老男性。
彼の名は本多平八郎忠勝。徳川家康の下で数々の武功を挙げ、生涯五十七度の戦に参陣しながら掠り傷一つ負わなかった歴戦の猛者である。その武勇は武田信玄や織田信長、豊臣秀吉から高く評価されたとされる。
その忠勝が、何故浮かない顔をしているのか?その半生を振り返ってみようではないか―――
【第八回ポプラ社小説新人賞へ応募 → 落選】
関ケ原前夜、犬伏の陣。
世に「表裏比興の者」と評される梟雄、真田昌幸は、実直な気性の嫡男、信幸と柔和な笑顔の奥に狂気を秘めた次男、信繁の前である決断を下す。
戦国時代に生まれ変わった主人公が、現代の知識その他諸々を駆使して立身出世を企むお話。
※作中でいかにもなキャラが出てきますが、主人公以外の現代人は出ません。
第5代ローマ皇帝ネロはガルバや親友のオトに反乱を起こされ皇帝から一転、国家の敵に指定された。
ネロは数人の配下とローマを脱出し、友好関係にあったアルメニアへの亡命を目指す。
しかし途中で身を隠した解放奴隷パオラの別荘で追手に見つかってしまう。
ネロは捕えられることを恐れて喉を自殺した。
死んだネロは真っ暗な空間で目を覚ます。そこに現れたのは冥府の王ハデスだった。
ハデスはネロに取引を持ちかける。取引の内容はネロを戴冠式の日に飛ばし、人
生をやり直させる代わりに、今よりも長く生きろというものだった。折りたたむ>>続きをよむ
現代人だった俺はどうやら死んで結城秀康に転生したらしい。ならば戦国時代だけど、大して戦もしないで大大名になれるし、よっしゃラッキー!とか
思っていたら何やら色々変わってきてしまい…どうなる、俺?
2024年第三次世界大戦が突如勃発した
8年の時を経て、第三次世界大戦に負けた日本は大国パンライズンの植民地下に置かれていた。
主人公(小宮律)は、10歳で天才ピアニストであったが戦争により音楽とはかけ離れた生活を送っていた。しかし、ある少女と出会う事で命を狙われる事になる。
ある少女とは、密かに日本軍が存在を隠していた戦争兵器として使われるはずだった人間型兵器だった。
2人の行く末は一体どうなるのか…
いつまでたっても繰り返されるらしい。
戦争はなくならないのでしょうか?
ハーメルンの笛吹き男の伝説。おとぎ話ではなく中世ドイツで実際に起こった130人もの子どもたちの失踪事件。その真実を追うため、自他ともに認める凡人、野家邦仁が創造主を自称する少年によって13世紀のドイツに送られた。放浪学生の体を借り、ガイド役の大天使ミカエラと共にその謎に挑む。中世ヨーロッパと聞いてファンタジーの世界を想像していた邦仁だが、あまりの過酷さに帰りたいと泣きわめく。邦仁はハーメルンの笛吹き男の真実にたどり着くことができるのか。
「あの城が欲しい・・・。」
光秀のつぶやきが天正十年の夏に生きた人々の運命を変える!
本能寺の変に直面した明智家来、織田家臣団、家康等々・・・
そして信長の胸中や如何に!
飛鳥時代に封印されてた聖徳太子と蘇我氏の封印が解けてしまい,彼等は自分達を封印した黒音浪合の血を引き継ぐ黒音闇に復讐をしようと企む。
しかし、闇も黙ってられない。
闇は札と代々伝わる黒音家の封印書を持ち、彼等と闘いを挑む。
そして、闇と彼等の戦いが始まる。
江戸屈指の絹問屋に、幼女はいた。
だがそこはすぐに、いられなくなってしまった...。
次に選んだのは、料亭だった。
さぁ、ここには長く居られるだろうか?
22世紀末、日本は三国時代に突入する。
張角の法術によって変えられた世界。その中で宗田颯志、尾藤龍仁、孫堅次らの英雄が、覇を争う。
後漢時代からちょうど二千年の時を越え、舞台を日本へと移した三国志。
清朝の高官、林則徐と仙女、霞茘が清を守る為に奮闘する歴史ファンタジーです。
――孔明様、私とお仕事、一体どちらが大事なのですか? ……そうですか。そうですよね。ならば私も考えが。『AIよAI、AI様。あなたのその、人の仕事を奪うというお力で、孔明様の大事なものを、一つずつ、一つ残らず、頂戴して差し上げて下さいませ!』―― という願いに答えて召喚されたのかもしれない、生成AI×第二の天才軍師×幼女が、戦乱の時代に、その力を遺憾無く発揮するお話しです。
AIを全力活用しつつ、原
稿は自作する作品です。間話にその使い方を紹介することなども考えております。折りたたむ>>続きをよむ
俺は歴史オタクの高校3年生、田中大地。妹を庇ってトラックに轢かれて死に、ひょんなことから戦国時代に転生することになる。
スロットを回し、転生先に選ばれたのは、築山殿?
それって、徳川家康の妻で息子と一緒に夫に殺されちゃう、リアル悪役令嬢…?
TS転生じゃないか!
しかも歴史は変えられない、だと!?
こうなったら、実は生きましたルートを目指すしかない!と決意した俺は母親の腹の中から脱出した。
歴史変えない…とかじゃなく知識総動
員してもめちゃくちゃハードな築山殿の人生を、TS転生しちゃった男の子が歩む、という物語です。
コメディではないありませんが、軽めです。
息抜き作品なので、更新は不定期です。
評価とか感想とか、嬉しいので待ってます。折りたたむ>>続きをよむ
集落一の槍の名手であるクオンドカは、妻のタペリが間男と乳繰り合っているところに遭遇してしまう。
その場から逃げ出したクオンドカは、彼を慕う仲間たちと共に、大いなる旅に出た。まだ見ぬ世界を目指して――。
※本作はカクヨムの短編賞創作フェスお題「スタート」向けに書き下ろしたものの転載です。
竜胆屋六花は商人の一人娘。両親は古着屋を営んでいる。蝶よ花よと育てられたことが仇となり、勝気な性格になった。幼い頃から、おしゃれが好きで店の古着を取っ替え引っ替えして遊んでいた。
仏教の教祖であるシャカムニブッダ。
彼の周囲の女性たちを主人公とした独白形式で、シャカムニブッダの生涯をたどります。
第壱章の主人公は、マハーパジャーパティ。シャカムニブッダの育ての母で、最初の尼僧になったと伝わる人物です。
できるだけ歴史研究によって明らかになっている史実に基づいた創作をこころがけてはおりますが、中には後世に作成された伝説をも組み込んで物語としております。あくまでフィクションとしてお楽しみいただければ嬉しいです。
山田武は10歳の少年。家出したアリスを探すため、猫と一緒に将門塚に向かった。将門塚の裏にあった石碑に触ったらどこかに転送されてしまう武と猫。
転送された先で武は、謎の中年おじさんに出会う。中年おじさんは「ワシの名は伊達政宗。結構有名だから知っとるだろ?」と言うのだが、武には本物かどうか分からない。
この物語は、武と猫が自称伊達政宗と出会うところから始まります。武と猫はアリスを探すことができるのか?
戦国時代にいた、美しき女性。
名は細川ガラシャ夫人だ。
彼女はかの明智光秀と妻の煕子との間に生まれた。
本名は玉といったが。彼女はある時にキリシタンとなる。
これは、そんな玉の生涯の一幕を描いた物語。
その時、日本は変わらなかった。しかし世界は、決定的に変わってしまっていた。
令和X年3月9日23時40分頃。日本を大規模な通信障害が襲い、国外との一切の通信が遮断されてしまう。
誰もが戸惑う中、内閣総理大臣加藤忠彦は恐るべき連絡を受ける。300もの国籍不明機が、首都東京を目指して飛行中だというのだ。
即座に下される防衛出動命令。一切が謎のまま、熾烈な防空戦闘が始まった……。
敗戦末期の日本。
艦艇は沈みガソリン重油も枯渇。
大本営は未だに鬼畜米英と勇ましい事を言ってるが、本土の大半は空襲で焼失。
戦闘機は反撃も出来ず基地の掩体壕で秘匿。
そんな日本に・・
ガダルカナル島の攻防戦は、日米戦争の天王山でした。その初動において日本軍はかずかずの過誤を犯したため、抜き差しならない消耗戦に足をとられました。しかし、その誤謬に気づいた後、撤退が語られるようになり、大激論の末、戦略転換が決定されます。そして、撤退作戦が大本営、第八方面軍、第十七軍において検討され、実施されます。初動の失策、攻勢、苦戦、飢餓と消耗、そして撤退へと至る戦いの経過をひとりの作戦参謀の目を通じて描きます。
カクヨムより転載 新釈源氏物語サイドストーリー
他人の恋物語の続きを押し付けられたとき、ひとはどうすればいいのでしょうか。
藤壺に女御として迎えられた内親王輝子は、一人の少年と出会います。それは輝子の背の君となった帝の第二皇子でした。歳の離れすぎた帝にはかつての寵姫の面影を求められ、その寵姫の忘れ形見である第二皇子にも執着されることで、輝子は奈落へと落ちていきます。
異能とあやかしの存在する世界観で藤壺の女御を描きます。
レオンは美しい人でした。でも、レオンは断頭台で死にました。三十にもならぬ若さでその生を終えました。重い刃が落ちたとき、血に彩られ、夕闇の中、生きているときよりもなお美しく、その顔を輝かせたに違いありません……。
仏蘭西革命で活躍した一人の若い政治家の婚約者が語る。
気の強い少女が愛した青年の姿。それは革命の中での非情な決断を続けなければならない苦悩、理想とかけ離れ行く現実の世界への絶望。
理想の社会を夢見た情熱と、愛情の行方は――。
無断転載、無断複製を禁じます。折りたたむ>>続きをよむ
海上保安庁が誇る、世界最大級の巡視船「しきしま」
対空レーダーすらも持つヘリコプター搭載型巡視船は、アメリカの沿岸警備隊との演習の為にハワイへ出発した。
しかし、ハワイ沖15km地点、急に全ての通信が遮断され…
目の前で行われていたのは、真珠湾攻撃。
ハワイ島を飛ぶ零式艦上戦闘機の集まり。
その動きはどう見ても真珠湾攻撃だった。
1940年の世界でしきしまはどう動くのか
紀元前203年12月、彭城は寒さと飢えに覆われていた。四方から鳴り響く楚歌と凍える夜風で疲弊した項羽の心を癒やすものは虞姫の温もりだけだった。毎夜、冬の凍て付く夜風から逃げるように、帳を閉ざしてその温もりに縋っていた項羽は、やがて一つの決断を迫られることになる……。
司馬遷「史記」を題材とした本格派歴史小説。
16世紀、ルネサンスの時代。ローマを舞台に、芸術、科学、宗教が交差する中、新進気鋭の書家であるヴィンチェンツォ・ディアモンディは、アルファベットに美的センスを持ち込んだ斬新な作品で注目を集めていた。
ヴィンチェンツォは文字に込められた美と意味の追求に情熱を傾けていたが、彼の進歩的なアートはローマ教皇によって邪教的であると見なされ、迫害の対象となる。教皇は「文字は単なる文字であり、それ以上の意味を見出そうとするのは邪悪な行為だ」と主張し
、ヴィンチェンツォの追放と作品の破棄を試みる。
ヴィンチェンツォはローマの迫害から逃れ、民衆の支持を背景に戦いを繰り広げる。彼はアルファベットを通じて人々に希望と自由を伝える使命を感じ、教皇に立ち向かいます。迫害と闘いながらも、彼の作品は広まり、多くの人々の心を捉えていきます。
しかし、ヴィンチェンツォが勝利を収め、迫害から解放された後、彼は空虚さを感じ始めます。彼は自らの勝利が一時的であり、人間の営みと芸術の本質に対する根本的な疑問に直面します。
結果として、ヴィンチェンツォはローマを離れ、自らの内なる旅に出ることを決意します。彼は経験と洞察を求め、新たな創造性を追求しながら、世の流れとは無常であり、人間はそれに抗えない存在であることを深く理解していくのです。
《終焉のアルファベット》は、ローマ教皇との対立を通じて、文字と芸術の力、人間の限界、そして結論の無常観についての物語を描いた歴史小説です。折りたたむ>>続きをよむ
治承三年の政変で日本国の天下を握った平家は、福原遷都を強行するなど高圧的な政治を展開して日本中の不満を集め、その不満は以仁王のもとに集っての反乱へと発展した。以仁王の反乱は平家によって鎮圧されたが、反乱の余波は日本全国に点在する源氏達の反乱を生み出し、源氏の反乱の中心人物となった源頼朝は一度は敗れたものの勢力を盛り返して関東地方に一大勢力を作り上げる。
時代は養和の飢饉の最中であることも加え、反乱は日本中にさらなる混迷を生み出す。その渦
中で平家の頭領たる平清盛は高熱に襲われて命を落とした。
最初に京都を制圧したのは源氏の一部と見做されていた木曽義仲であった。木曾義仲の前に平家は京都を捨てて逃走。だが、木曾義仲は京都の解放者でなく劫掠者であった。木曾義仲の軍勢の前に京都は灰燼に帰してしまい、京都を解放すべく、東からは源頼朝の派遣した源氏の軍勢が、西からは京都奪還すべく平家の軍勢が押し寄せ、源氏の軍勢は京都を解放した後、一ノ谷で平家の軍勢に大打撃を与える。その過程で源氏の武将の一人である源義経は京都のヒーローとなった。
一ノ谷の戦いから一年後、四国屋島を本拠地とした平家を源氏が攻撃し、平家は生き残るために総力を挙げて壇ノ浦で最期の戦いに臨むが、最終決戦でも源氏の前に敗れ去り、治承三年の政変でこの国を掌握してから僅か五年半という短期間で滅亡の刻を迎えた。
本作品は2021年6月より202年10月まで「いささめ (https://ameblo.jp/tokunagi-reiki/)」にて公開した「平安時代叢書 第十七集 平家物語の時代 ~驕ル平家ハ久シカラズ~」を再編した作品です。折りたたむ>>続きをよむ
戦国時代、尾張一の商業地・津島で一番の大店を仕切る女商人『吉乃』はふとしたことで織田家の兵糧が横流しされる事件に巻き込まれてしまう。
その男勝りで勝ち気な性格のせいで吉乃は織田家の侍たちに立ち向かうのだが、その時一人の若武者が吉乃の前に現れる。それは、家督を継いだばかりの若き織田信長で・・・
後に信長の側室となる、生駒吉乃。彼女はどのような人で、どのような人生を送ったのか。
信長最愛の女性とされるその謎多き人物像を、史実とフィクション
を織り交ぜながら描きます。
織田信長の妻として有名なのは濃姫。でも他にも側室はいるんだよ!!むしろ濃姫よりも魅力的で信長に愛された女性がいるんだよ!!!みたいな気持ちを小説にしてみました。折りたたむ>>続きをよむ
はるか昔、そこには羽為伍分国という国の集まりがあった。どこの国がこの羽為を統一するのか。二十年以上の戦いを重ねる国々の話である。
☆随時更新中