小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
純文学ランキング 1201~1250位
中学二年生の夏休みのお話です。初投稿です。ドキドキしています。題名は、書いていくうちに梶井基次郎の檸檬に似てるなと思ったけれど、作品の完成度には、天と地ほどの差があるので、レモンの3階級下の果実のすだちに落ち着きました。
ゲームセンターの、マリオカートで大人げなく、甥っ子に勝利した僕は、泣き出した彼に、
「スタートまで、エンジンをテキトーに吹かし、カモフラージュしていたが、ロケットスタートは、レーススタートと同時にアクセルを踏むと出来るんだ…」と白状したら、
甥っ子は、ピタッと泣き止み、
「そんなの、誰も教えてくれなかった!」と笑顔になるから、
僕は、
「でもね、サーキットには魔物が棲んでいるんだよ…。」とは、
言えなかった……。
にぶちん主人公に、振り回されながらも友情を築いていく二人。
夏休みは畑と青春とトマトジュースに彩られた。
1207位 妄霊
その頃の僕は憑かれていた。
あれに抗うなんて、できなかった。
ケンはまるで波にさらわれたように町から忽然と姿を消した。彼はさまざまな期待に応えられない自分と直面するのが怖かったのだ。彼は親も友だちも、そして大好きだったサーフィンも捨てて、自分の恐るものから逃げ続けた。長い月日の末、ようやくケンは生まれ故郷の町に足を向ける気になったが、、。意外な展開が待つ人生の短編ファンタジー。
『人類の退化的進化の思想』
人類は、進化した物を創造してきたが、人間の本質は、そこまで進化していないだろう。そして、人間が人間を創り上げるという危険に科学が入った時、それを止めることが、退化に見える進化だという思想的文章。
『劣化する人間Aの思想的生き方論』
君の台詞に対して、正常に反応する自分、自称人間Aは、君との会話の中で、如何に希望を見出すかを思考しているという、架空の思想的小説。
北米の寒い街で出会った女と夢を見れるだけ見ようとする話
とある休みの日。
予定も立てずに少し遠出してみる。
適当に借りたホテルで、朝目が覚める。
雑誌にのっていた滝を見に行くことにした。
あまり期待はしていなかったが。
失業中の私はある日列車の中で、亡くなった妹にそっくりの女子生徒を見かける。
まさかとは思うのだが、私はその女子生徒を亡くなった妹だと信じてしまう……
とても短く、さらりと読めてしまう短編です。
ほんの10分、お時間をいただければ幸いです。
きょうは3月11日、震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると同時に、被災された方々に改めてお見舞い申し上げる次第です。
1217位 進路
認識の違いがテーマです。二人の男女が、自分というものを探していくお話。
少しSFチックではありますが、純文学のつもりです。
文章の練習、実験のために書きました。
今回は特にテーマにした曲はなく、完全オリジナルです。
気軽に批判コメントをお願いします。
もし気に入ったら、私の他の作品も読んでみてください。
あらすじってあらく話のすじを説明してって意味でしょ?違う?違ってたらごめんなさい。すじなんてありません、なのであらすじなんてないです。とにかく読んでもらえれば幸いです。
私は、越後湯沢駅へゆく新幹線の車内で、赤いぺディキュアの女性と遭遇。温泉ホテルで結ばれてしまう。それは不倫。その一部始終は、馬面の入れ墨の巨人に目撃されていた。私は不安な日々をおくり、苦しい毎日を送り、そしてある日、あの馬面のやくざに遭遇し、赤いペディキュアの女性の正体を知らされる・・・
FC2ブログに投稿したものの修正版です。
後悔とは泡のように浮かんで、消える。
不思議な空間にいた、猫のようなそいつ。一面に広がる水面らしきものから、生まれる泡。
そいつが泡をパイプで吸い込み、また吐きだす。
そいつは言った。
「消える前に覗いてみるかい?」
泡に映った、様々な人の後悔。次々と生まれ、弾けて消える。
そんな儚い泡を抱いて、人は進む。
後悔とは泡のように浮かんで、消えるのだ。
別れの時は、必ず訪れるという。それなら、僕と君が別れることも、必然だったのかもしれない。運命というものを信じたくはないが、人生という道のりを歩けば歩くほどに、その言葉の意味を知る。
先が見えず、暗闇をさまよう中で気附いたことを書き連ねる......
イタリアミラノでの演奏会を終えたバイオリニストの律子は、休暇を故郷で過ごそうと決めていた。それは演奏会での曲を作る自分から感じていた喪失感を見つめ直そうと思ったからだ。そして故郷についた律子は荒れ果て教会を見て、自分が故郷に淡い期待をしていたことに失望する。そして失意のなかで、律子はある人物と出会い、その夜、故郷で開かれた夜祭に行く。そして律子は失われた半身である「故郷」を見つける。この物語はそんなバイオリニストの再生を描いた短編です。
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タブーとされていることを彼女は使用した。それは誰もが驚くことだった。
人は、皆時間とともに生きる。
けれど、僕達の関係は止まったままだ。
高校三年の春、「僕」は山内さんに出会った。文芸部に所属する二人は小説の執筆に励んでいた。彼女は創作を愛していた。一方で「僕」は創作をしつつも自分が本当に創作が好きなのかわからなかった。二人は毎週のように公園で散歩をしながら創作について語り合い、次第に距離が縮まっていくが……
クリスマス前夜、亡くなった父親の足跡を雪の上にみたという弟の冬馬。姉の茉莉子と母親は信じなかったものの、雪降るクリスマス当日、三人はその足跡を目撃する。だが、吹雪のあとには足跡は幻のように消え去ってしまっていた。
母は、どうして大手企業の社長を務める父と結婚したのだろう。幼い私は、母に尋ねた。
5年2組でマウスを飼うことになった。
名は『ピピー』
三度目の脱走で、ついに自由の身に。
児童らは、必死に探すが、見つからない。
動物の気持ちは計り知れなく、行動も予想外だ。
パーフェクトな自由を得た時の、その気持ちを、教えて欲しい。
ときどき裏返しに落ちていて、これは何だろうと考えてしまう。
初投稿です。よろしくお願いします。
義理の母である優子さんに恋をする『僕』のお話です。
「ねぇ、セックスしよ?」
彼女はそう言って静かに笑った――
僕と彼女は幼馴染み。心は繋がってないけど、身体で繋がっている歪んだ仲。
僕は彼女を支えたくて、彼女は「愛が欲しい」って言ってた。
そんな話。どこか歪んだ『僕ら』の話。
修道女と女子高生。
救うとは唆す事。
唆すのは、悪い事。
もし、これが最後になるのなら。そう思えば思う程、目の前にいる妻を少しでも感じていたかった。
見えている色は本当の色なのでしょうか?色を人と共有することはすごく難しくて、ほんとうのいろを知ろうとすると色んなことが起こります。
自殺についての表現があります。
苦手な方は読まないでください。
1246位 終点
とにかくひたすらに長い列車は各車両に明かりが灯り、全てに人が乗っている。
皆、降りるところは知っている。
冬のある日。電車に乗り、塾へ向かう「わたし」は独り思索に耽る。「書く」ことについて考える……
※高1の冬に書いた話。高校生の賞で奨励賞を頂いた作品です。必死で書いていたあの頃の純粋さが懐かしい。一読して下さるだけで、この上ない喜びです。
正義感の強い「私」は、周りの人々が社会に順応し、各々の正義を捨てていく中でも己の正義を持ち続けていた。
しかしそういった正義感の強いものは一般的には社会不適合者という扱いを受ける。
現代社会における正義とは一体なんなのか。
その答えを見つけたとき、「私」はどう動くのか。