小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
童話ランキング 4251~4300位
『いらない』私は、『いらない』から家からいなくなる。
そんな私が唯一知っている童話は、題名も知らない、季節の女王様のお話だった。
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。
女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。
そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです。
ところがある時、いつまで経っても冬が終わらなくなりました。
冬の女王様が塔に入ったままなのです。
辺り一面雪に覆われ、このままではいずれ食べる物も尽きてしまいます。
困った王様はお触れを出しました。
*
冬の女王を
春の女王と交替させた者には好きな褒美を取らせよう。
ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は認めない。
季節を廻らせることを妨げてはならない。
*
何故冬の女王様は塔を離れないのでしょうか。
何故春の女王様は塔に訪れないのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ
かのんちゃんとお友だちのみなみちゃんは、原っぱできれいなラッパを見つけました。
そのラッパは、なんとミューズの魔法のラッパだと言うのです。
いったいどんな音がするのでしょうか。
これは、忍――日下茂平の、史実には残っていない若かりし日の一幕である。
『ひだまり童話館 第9回「ぷくぷくな話」』参加作品
小さな港街。
夜ふけの波止場に、長い航海から帰ってきた貨物船が泊まっている。
おはなしをせがむ幼児に聞かせる物語です。
短いので、あらすじを書くと終わってしまいます。
夏休み。都会の小学校に通っていたアユは、とある事情から、田舎のおかあさんの実家にしばらく泊まることになる。カンムロウという妖怪が出るらしい、その村には、「青い魚」を探している不思議な少年がいた。
【白は虹のメンバーに入る事ができるのか? スポットライトの当たる事がない白は虹のメンバーに入りたいと申し出るが……】
「色」を主人公にした物語です。
「各々の色」が持つ葛藤やコンプレックスを題材にし、現代の子供達へのメッセージを含めた作品にしてみました。
カテゴリはファンタジーにしようとも思いましたが童話にしてあります。
夏の夜に舞う碧の光、蛍。
ヒカルの祖父の田舎には、自らを“ホタル”と称する、人ならざる子供たちがいた。
「あげる、螢石」
虹彩と同じ色の螢石を託す。それは、“ホタル”にとって――
様々な場所を歩く黒衣の男。
2016年Revo生誕記念情景童話小説作品です。
「春を探してくる!」 カナタは春が大好きでした。しかし、春は短く、すぐに過ぎてしまいます。ある日のことです。カナタは春をつかさどる魔女がいることを知り、彼女を探しに行くのですが……
何でも屋の渡辺さんのところに、お客がやって来て、自分の夢を諦めさせてほしいと頼む。
「そうです、早く立ち去りなさい。もうおまえはわたしたちの子供ではないのだから」醜く薄汚れた容姿を理由に苛烈な迫害を受けたいもむしは、遂に家族からも見放されてしまう。憧れと期待を胸に村を飛び出したいもむしは、居場所を求めて果てしない旅へと繰り出す。苦しみと生きることの意味を探し続けた、醜いいもむしの物語。
男はヴァイオリインを愛していた。
※角川小説主催のTwitter小説(2016/2/29閉鎖)で投稿したものを推敲しています。
かの有名なグリム童話「赤ずきん」もしもシナリオが壊れたら?
これはシナリオ壊れてしまった世界の物語。
絵が売れず、自信を無くしてしまった絵描きのサン。
そんなある日、親友のロイズは一本のクレヨンを持ってきて言いました。
「このクレヨンで、カンバスを仕上げて欲しい」
それは、ガラスのようにとうめいなクレヨンでした――。
自分を見てくれる人は貴重です。
身近な人で言えば親です。
心が不安定な時や壊れてしまった時の特効薬の一つがその様な方との会話です。
これは本当に貴重です。
当人が幼ければ幼い程その行為、存在は大きさを増します。
さて、心が不安定で幼い"僕"は果たして会えるのでしょうか、自分を見てくれる人に。
とある日、雪菜は母親のお雪におつかいを頼まれたのだった。
西の森には悪いくまさんがいる。そんなくまさんと森のみんなのお話し。
他の動物の言葉が分かる、とあるねずみの波瀾万丈の一生です。
人知れず戦うある男達、
意図して連れて来られたのか、
はたまた無意識に踏み入れたのか。
絶えず手を伸ばせば、その手はいずれ、きっと――
『ひだまり童話館 第3回「のんびりな話」』参加作品
これは世にも珍しい樹になった男の話になります。
彼は何を考え、そして想ったのでしょう。
ある時期、ある場所で、朝日の昇らない土地がありました。そこで皆は幸せに暮らしていました。
でも、ある時、太陽の存在を知っている虫が現れます…。
アタシが目覚めたのは、
まったく見覚えの無い部屋だった・・・
そして目の前には、よくわからない生き物が、
よくわからない事を言いながら、よくわからない物をわたしてきた。
いったい、ここはどこなんだ?
【毎週土曜日 18:00頃更新予定 全8回】
あるお屋敷にダイヤのネックレスがありました。そのダイヤには精霊が宿っていて、彼は自分が世界で一番美しいと思っていました。そんな彼の前にある日、桜に宿る精霊の少女が現れたのでした―…。
表情は必ずしも感情に直結しているわけじゃないということが分からない少女のお話。私たちはいつから、そんな人のどす黒い心に気が付くのでしょうね。
これは自分の妹に読ませようと思って書いたのですが、どすどすして妹に読ませられなくなった小説というより、絵がない絵本です。
暇な時間にどうぞ。
最近、最近、とある大きなおやしきにお住まいの読書好きなお嬢さまとマジメな執事のものがたり。 (2086字)
さて今回お嬢さまがお読みになったご本は……灰かぶりの少女が出てくるお話。でも途中まで読んだお嬢さまはあわてて執事のところへ。いったいどうしたというのでしょう?
ただどこかの世界、どこかの場所、ひっそりと繰り広げられる二人の会話。
時間は常に進んでいる? 一体誰が決めたんだ。
男には時間が留まっている場所が見える。それが「時間溜まり」だ。
ある日、男は「溜まり」の中に一人の少年を見つける。何と、彼は7年間もそこに留まっているらしい。
4284位 雪
七夕の夜に短冊の妖精タナがミヤの願い事を天の神様に見せにいこうとしますが、その願い事はサンタとおしゃべりしたいと言う願い事でした。
少年は、不治の病に苦しむ少女のため、不死の果実を捜して森へと入った。魔物が跋扈し、魔女が住まうという魔の森へ。その奥で、彼は森の魔女に出会う。不死の果実を手に入れんがため、少年は魔女と契約した――。
少女は、行方不明となった少年を捜すため、聖剣の勇者の力を借りて魔の森へと立ち入った。最強の騎士と、聖女と呼ばれる魔法使いの少女は、森の奥で王と呼ばれる魔物に出会い――。
ふたつの視点が交差する、愛と祈りの物語。
転生雪だるま
一人ぼっちオオカミ
そんな二人のたった一晩の邂逅と、一つの約束を描いた童話
…ー『紺色の夜空の真ん中にあるお月様は、煌々と地上を照らしている。どこからともなく産まれてくる雪の結晶は、しんしんと音を奏でているようだった。』
さて、雪深い冬の渓に伝わる龍と人ノ子の噺をしましょうか。
【子犬の“しろ”のお話】
ちーちゃんとお散歩していた“しろ”が迷子になって、ちーちゃんと再会するまで。
ふと思い付いたので、書いてみました。
ひらがなベースのほのぼの童話風な短編です。
今日も散歩のアリスちゃん。今日は誰に出会うのでしょうか?
落ち葉全てが枯れ葉とは限らない。
青々とした若葉も枝を離れれば落ち葉となって転がる。
嵐が吹けば多くの若葉が落ちる。
若葉全てが嵐に落ちれば、木は陽光を得られない。
王子と魔女の物語。
前・中・後編の3話で完結です。
ある所に伝わる、ある男と、クジラのはなし。
※2年ほど前に書いたものです。SNSか何かに書いたかも知れないです。
四月の嵐
止まった時計の針、
どんなに遠くにいても
そいつはちゃんと受け継がれている
三人の少年少女はなかなか眠れず時計の針がてっぺんに来たのに起きていた。光の宇宙人の話をしたのがきっかけで、三人は夜へ出かけることになる。
ぼくに〝おとうと〟がうまれた。でも、パパもママも〝おとうと〟のことばかり。だからぼくは〝いえで〟することにした。