小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
推理ランキング 9751~9800位
なんでも卒なくこなすことの出来る少年佐々木は、世界を冷めた目で見ていた。
ある日近所で殺人事件が起こる。
その事件を境に彼も含め彼の周りは少しづつ変化して行くようで……?
殺人をすることは鬼のようなこと。
復讐、怨恨、暴力。
それはどんな理由であっても。
警視庁犯罪捜査二課警部部長、前下明正はどんな理由でも殺人を許さない。
そんな彼の娘の友達が何者かにより殺される。
犯人は誰だ。
明正は必死に犯人を探すが次の事件が起こり‥‥‥。
都内の私立中学に通う中学生、水上はハッキングしたサーバー内で、不自然な画像ファイルを発見した。
GPS座標が添付された真っ黒な画像ファイル、それを表示したPCはWebカメラで水上の顔写真を撮影し、ネットの何処かへと送信しようとしていた。
セキュリティソフトに検知されないウイルスと解析不能のデータの送信先。
本物の「ハッカー」の手腕に舌を巻きつつも、PCに残った痕跡を元に水上はウイルス入りの画像ファイルの作者を探し始める。
切断された腕が発見せれて・・・連続殺人事件に挑む刑事と女子高生。
あまりやる気のない高校生の少年が、ダンボール箱に入った宇宙人の少女と出会い、部活で宇宙人に関わる事件を解決する話です。
※何年も前に書いた作品ですが、供養のために置いておきます。
ごく普通の高校生、森野誠司の日常はある日突然一変した。きっかけは些細な出来事。不良に絡まれている同級生を助けただけのはずだった。だが、その日を境に感じるようになった謎の視線。その視線を基に、改めて周りを見回してみると、誰もかれもが怪しく思えてきて……。自分に視線を送り続ける人物は誰なのか? それともただの気のせいか? 何気なく進んでいく日常の中で、主人公の森野誠司が苦悩したりしなかったりするお話です。
コーヒー通の作家が殺害された。被害者はひと粒のコーヒー豆を握りしめていて……
一万字ちょっとの短編ミステリです。
「カクヨム」にも掲載しております。
何の変哲も無い普通の高校生が、クリスマスイヴに異世界に転移してしまう。更に、なぜかそこで探偵として事件を解決することとなってしまった。
世界は大きく変わった。ただ、変わらない物も当然ある。これは、私こと、フォン・アルバート・イルネス、ミッデジアン伯爵法定相続人が、個人総局となり、イギリス王室より委託された事件を解決するまでの、簡単な話である。
時は1903年、霧深いロンドンのベイカーストリートに、名探偵ホームズの最強の好敵手が現れた!
はたして勝つのはどちらか、消え去る運命にあるのはどちらか⁉︎
ふたつの大頭脳が火花を散らしてぶつかりあう!
三戸里市に対して、行政訴訟を起こした原告団の関係者が塩素ガスによる中毒症で亡くなる。それをきっかけとして三戸里市には次々と不可解な事件が起こり、市民は不安な日々を過ごす。探偵朝霞台時哉とアルバイト助手の大河学は、混乱する三戸里市で正しい答えを見つけることができるだろうか。
私立探偵を営む後藤宗一郎。
客の来ない彼の事務所に足を運ぶのは清水玲子という女刑事だけだった。
特殊な力を持つ彼女の依頼で、事件の情報を一切聞くことなく事件解決に協力することになる。
犯人を特定できる根拠を小説内に散りばめています。
同じ設定の短編を投稿していく予定ですので、
そちらも読んでいただけると幸いです。
切幡存が資産家の大泉に招かれて山奥の洋館に出向くと、そこには使用人の男である乙女や芸術家たち、そして、幼馴染であり今時珍しい「怪盗」の八千穂霞がいた。
和やかに夜を過ごしていた面々だったが、ひょんな事から、密室だったはずの大泉の部屋の絵が壊されているのが見つかった。壊された絵の傍らには、乙女のものとみられる遺書があった。
そして、遺書の言葉通り、屋敷の外で首を吊っている乙女が見つかったのだが、霞はこれを自殺とは認めなかった…………。
問題編と解答編に分かれた犯人当てです。解答編は問題編投稿後一週間後に上げる予定です。解答が分かった方はメッセージでどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ
主人公、七条時也はある能力を持っていた。それは他人の過去を見れるというものである。
しかもただ単に見るだけではなく対象の感じた感覚まで再現する。
>だが法則性もなく突発的に起こるのであまり得ができるわけでもなく、普通の人と同じ生活をしていた。
そして高校2年の冬、主人公はある少女の、とんでもない過去を見てしまう。
命を弄ぶ犯人。あるのは快楽のみ。悪でもなく正義でもない、ただ無邪気に遊ぶように。
そんな犯人を追う新人女刑事。
ある真実に気づいた二人はどんな結末を選ぶのか。
政治家の事務所で密室殺人。現場には等身大の金の仏像が七体。犯人には鉄壁のアリバイ。被害者から最後の電話があったのは死亡推定時刻後、つまり死者が電話したのか・・・。
安楽椅子腐女子探偵、森沢涼子が密室殺人事件を推理するシリーズ第三弾。
「蜜蜂男爵の館」の「ドッペルゲンガー殺人事件」、「コロボックル殺人事件」を併せてお読みいただけたら、幸いです。
山本正純作品年末年始スペシャル2014。
平成二十五年六月上旬の放課後。倉崎優香が交通事故に巻き込まれる。その知らせを聞いた有安虎太郎は倉崎の両親と共に彼女が搬送された比留川病院に向かう。
その夜、比留川病院の院長勝部慶太朗は福岡県議会となった田中ナズナと密会するために彼女を院長室に連れ込む。密室だった院長室のドアを彼が開けると机の上に一輪のトリカブトの花が置かれていた。そのことに動揺する勝部院長。そして一部始終を盗聴していた女医の日野
公子が動き始める。女医の仕掛けた完全犯罪。その裏に仕組まれた陰謀。複雑に絡み合う事件の真相に大分県警捜査一課の刑事たちと警察官志望の男子高校生有安虎太郎が挑む。
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領主にして騎士でもあるレナートの娘メルティナは、故郷トレヴェントの街を襲う呪われた一族「ベルル族」との戦いの最中に尊敬する父、騎士レナートを失う。謎めいた吟遊詩人シルールと共にその死の真相を追う彼女は、父殺しの犯人を突き止める過程で「ベルル族」の真実を知ることになる。
大企業の社長、椎名那津彦はこともあろうに、社長室で新入女子社員にセクハラをはたらいたとして警察に逮捕された。弁護士東原和人が事件の弁護にあたるのだが……。
8回に分けてお届けします。
他サイトにも重複投稿しています。
大学生の夏帆は、夏休みに鎌倉の別荘でのシッターのアルバイトを頼まれた。
依頼主は、同じ大学のミスターキャンパス藤原彬(あきら)。
藤原くんの姪っ子である唯ちゃんの子守りをするため、鎌倉にやって来るとそこには、6年前に別荘で殺された唯ちゃんの両親が生きていた。
拾った懐中時計のネジをまくと、タイムスリップしたようだ。
藤原くんは、唯ちゃんの両親を助けようと犯人捜しをはじめたのだが。
鎌倉の別荘で繰り広げられる、タイムスリップものがたり
。はたして、唯ちゃんの両親を救うことができるのか?
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その島にはある一族が住んでいた。
「この画に描かれた島を探せ」
そんな奇妙な依頼を受けた
探偵、大烏亜門は
手掛かりがない中、
その画を描いた画家の素性調査から始める。
調査をしていくうちに
大烏は大金の匂いを嗅ぎつける。
訳あって金に困っている大烏は
依頼人への調査報告を偽り、
単身調査を進める。
そして・・。
アリエル・グレイは異世界に転生した普通の女性。目を覚ますと穏やかな村にいた。
ここでは、緑豊かな自然にかこもれ、優しい村人たちとともに、のんびりとした日常を送っていた。彼女は村の小さなカフェを手伝いながら、平凡な日々を楽しんでいた。
だが、ある日カフェに迷い込んできた一匹の黒猫が、彼女の日常を少しずつ変えていく。村で起こる小さな謎や奇妙な出来事を解決していく中で、アリエルはこの世界の秘密や過去に隠された謎に触れることになる。
ほんわかし
た雰囲気で起こる、ちょっと不思議な事件。それらを解決するのは、決して特別ではない(転生したことを除いて)普通の女性、アリエル・グレイ。彼女は黒猫とともに、村人たちの笑顔を守るため、時に勇気を出し、時に微笑みながら事件を解決していく。
笑いと温かさが溢れる、ほんわかな異世界ミステリー折りたたむ>>続きをよむ
四月初旬某日、深夜、県境に近いある山で私が出会ったのはスーツケースを引き摺る少女だった。話を聞くに、彼女はこれから死体を埋めに行くのだという。壊れてまともに運べなくなったスーツケースを手に、少女は私に持ちかける――共犯者にならないか、と。
第29回電撃小説大賞にて三次選考通過、四次選考落選の短編作品。
キリスト教系列のお嬢さま学園に通う高橋咲。学園の実情はクリスチャンも少なく、所属している聖書研究会も活動の危機にあった。そんな時、部長の佐倉愛美から「部室でお菓子食べながら学園のみんなの悩みや謎を聞いて解決しよう!」と提案される。最初は全く人が来なかったが、美味しいお菓子に釣られた生徒から悩みや謎が持ち込まれる。しかも美味しいお菓子にまつわる謎解きも始まり……?お嬢さま×お菓子の謎解き物語、開幕。春のチャレンジ2025参加作。
中国・明清時代に似た架空の王朝 国名:天瑞(てんずい)。そこは、科学技術は進んでいないが、薬学・毒物学が発展し、外交や貿易も行われ、異国の文化や毒薬が後宮に流入していた。太后:蘭明蕙(らん めいけい)は、先代皇帝の正妻であり、今は後宮の実質的な支配者(現皇帝は側妻の子であるため血の繋がりはない)。口癖は「暇ね〜」。そんな彼女が愚痴を溢していると、事件が向こうから飛び込んできて……。
元人気シナリオライターの椎名莉音(17)はドラマや映画の脚本を修正するスクリプトドクター。 捜査一課刑事の藤本優音(27)はそんな彼女の物語修正力を頼って、行き詰まった殺人事件の捜査協力をお願する。 抜群のストーリー再構築力で次々と事件を解決していく莉音。一体彼女は何者なのか?
中国・明清時代に似た架空の王朝 国名:天瑞(てんずい)。そこは、科学技術は進んでいないが、薬学・毒物学が発展し、外交や貿易も行われ、異国の文化や毒薬が後宮に流入していた。太后:蘭明蕙(らん めいけい)は、先代皇帝の正妻であり、今は後宮の実質的な支配者(現皇帝は側妻の子であるため血の繋がりはない)。口癖は「暇ね〜」。そんな彼女が愚痴を溢していると、事件が向こうから飛び込んできて……。
とある公立高校のクラスメイト、玲凪(れな)と真(まこと)。
いままで接点のなかった二人が、ひょんなことから玲凪の友だちの間に起こった事件をいっしょに探ることに。
優等生女子と凸凹天才肌(?)男子の素人探偵コンビ、どんなふうになっていくか・・・?
桜散る四月、緑ヶ丘高校に転校した楓は、旧校舎の窓に立つ謎の少女の影を目撃する。卒業アルバムの墨塗りページ、給食当番に無視される存在感、鏡に映らない瞬間――異常は加速する。美術部の美咲から「この学校の時間は多重螺旋」と告げられ、歯形が1988年の行方不明者と一致する事実を知る楓。小野田先生の樟脳の香りに隠された秘密、消費期限切れの牛乳しかない自宅、深夜の携帯に現れる「おかえりなさい」の文字。
『闇喰ヒ』(やみくい)
〝Dark Eaters〟
街の路地裏にある探偵事務所『永遠探偵事務所』。
そこでは、たくさんの不思議な依頼が飛び込んでくる。
齢17歳の天才探偵・如月零が、謎の解明に挑むーー!!
冬月花奏が教育実習で訪れた学校で事件は起こった!
何と、指導教員が定年間際の厨二全開おじさんだった!
三年二組担任、マクシミリアム・ガーシュウィンこと、岡垣和馬先生。或る意味最強おじさんとバディを組まされた冬月花奏に事件は解決できるのか?
好ご期待!
「トロッコ問題」で、レバーを引いてしまった主人公。
問われたのは、倫理か、それとも……
僕、能見鷹士は汐入悠希の無茶振りにいつも巻き込まれてしまう。僕は三十路を前に一念発起し、中小企業に特化した個人コンサルタントとして起業した。個人で探偵業を営む汐入悠希とは昔からの腐れ縁で、今は共に個人事業主ということもあり、たまに困り事を相談し合っている。そんな間柄ではあるのだけれど、唐突に
「能見、貴様にワタシのフィアンセになって欲しい」
と頼まれた。なんでもフィアンセを装い、とある一族経営の会社の晩餐会と取締役会に同行して欲しいとい
う。その会社は今、次期社長を巡り会長派と社長派が対立しているようだ。
「もしかして途轍もなく面倒なことに僕を巻き込もうとしてる?」
「違うって。一緒に来てもらって貴様に旨い飯を食べて貰おうっていうワタシの優しさだよ。これまでの協力への感謝の気持ちさ」
偽装フィアンセを引き受けてしまった僕は仕方なく"晩餐会"に出向く。折りたたむ>>続きをよむ
森の奥に佇む灰色の洋館で、先祖伝来の銀のペンダントが突然と姿を消す。外部侵入の形跡はなく、住人たちは呪いの噂や得体の知れない組織の暗躍、あるいは親族間の裏切りまで、思いつく限りの推測をぶつけ合い、混乱は深まるばかり。調査に招かれた探偵・浅井レンは、「オッカムの剃刀」の教えを胸に、余計な仮定を排除しながら手がかりを追う。そして夜毎に響く不審な足音や囁き声が真相を覆い隠すなか、彼が突き止めたのは、あまりにもシンプルな事実だった。
不登校になったクラスメイトのU君からクラスラインに送られてきた、時間割を教えてくれという旨のメッセージには俺たちへの別のメッセージもいい込められていた。
現在を舞台にした日常系の推察ものです。設定には歴史が含まれますが、当分出てくる予定はありません。気軽に読んで頂ければ幸いです。以下は、その設定です。
「名物の声が聞こえる」……不昧公の名で知られる大名茶人、松平治郷。公が生前に遺した功績は計り知れない。
『古今名物類聚』は日本史上類をみない「名物の巨大カタログ」だ。
古美術鑑定において、不昧公の以前と以降で分かれると言っても過言ではない。
にも関わらず、鑑定士として不
昧公が語られることは殆どない。
何故か?
自ら、その能力を隠したのだ。
「鑑定における『絶対の保証』など、命がいくつあっても足りない」
公が宿した『心眼』と呼ばれる能力は、物に残った痕跡を正確に読み取ることが出来た。その能力は、子孫に脈々と受け継がれて現代に至っている。
古美術鑑定の礎を築いた鑑定士の祖。
その功績と能力は、今も隠匿され続けている……。折りたたむ>>続きをよむ
『うちの学校の生徒も殺されて休みになった!!不謹慎かもだけど友達じゃなかったし休みになったからラッキー^^』
『闇バイトで沢山の人を動かして殺した説あると思う』
『もう日本終わりだな。今留学中だけどこっちで暮らせるように頑張ろうかな』
いつからか、見ず知らずの人の情報を受け取ることができるようになった。それを良いという人も悪いという人もいるが今分かることは、先日起きた"ある事件"によって日本中、いやそれ
よりも多くの人々が恐怖し、混乱しているという事だ。
一週間前の日本全国で、分かっているものでも千件近くもの殺人事件が一晩のうちに起こった。警察は特に共通点について言及をしていないし、まだ誰にも分からないはずだが、SNSや様々なメディアでは同一組織による犯行であるという意見が多数を占めている。特にSNSは個人が自分の意見を好きに発言できる場である故にその傾向が強い。そして現在もこの事件に関する感想、考察などが絶え間なく流れて来る。
『同時多発殺人』
この二週間、常にSNSで圧倒的一位のトレンドとなっているワードである。まだ何も判明していないのにそう決めつけてしまうのは、それが合っていたとしても良くないことだというのは誰にでも分かるはずだ。それでもこのワードが常に発せられているのはそれだけ冷静でない人が多い、つまりこの事件の異質さを物語っている。
「犯人は捕まるのかしら…」
女は自身のスマートフォンでSNSを眺めながら怯えるように呟いた。男から貰った真珠のイヤリングを触りながら折りたたむ>>続きをよむ
ループで謎が残る感じを目指しました。ドグラマグラっぽく。推理はありません。
あんたが椅子になればいい。
EDENシリーズ 3作目 埼玉&京都編
発見された遺体は、椅子に括りつけられた姿勢で刺し殺されていた。
しかし椅子は見つからない。夜中の道端に次々転がされる遺体は、連続殺人を意味する。
陣内探偵曰く、今までで一番ヤバい奴とは。
新人ADの森下彩乃が働くバラエティ番組「リアクション・キング」で、若手芸人の相田翔太が熱々おでんを食べて急死し、続いて相方の片山恭介までもが熱湯風呂企画中に命を落とす。疑心暗鬼が渦巻くスタジオで彩乃は不審な手がかりをつかむ。謎の脅迫電話や命の危険と隣り合わせになりながらも、彩乃は証拠を握りしめて真実を追求。過ちに翻弄された芸人たちの姿と、人を笑わせるはずの舞台裏に潜む闇が浮かび上がる。
謎が残る系ショートショートです。あまりパッとしません。
9797位 貴賤
篤志家のダイアナは、父の莫大な遺産をもとに、障碍のある姉の為に施設をつくり、運営していた。ある日、その施設で殺人事件が起こる。男は没落貴族のマーチンをなのり、新聞は面白おかしく事件を扱った。
©2024 弓良 十矢
比喩でもなんでもなく悪夢を書いたやつ。胸糞悪いかもしれない。
『グレート・グリフォン。ジージーと呼んでもいいぞ。ジジイじゃないからな。』って、ふざけたこと言った奴からの挑戦状が届いた。今度の敵は、今度の『幹』はRedを使って人形劇するのが趣味らしい。
東京都日野市の駅から40分という微妙な立地に居を構える《燕書店》で働く『私』と一ノ瀬桜、そして愉快な仲間たち。
品出し・レジ打ち・シュリンク掛け・棚替えetc…
毎日の業務をこなしていると、とあるお客様が…?
【シリーズ】「ちょっと待ってよ、汐入」
僕、能見鷹士は個人で探偵業を営む汐入悠希の無茶振りにいつも巻き込まれてしまう。しっかりと断らないのが悪いのだけれど。この間は猫探しに付き合わされ、散々な目に遭った(【1】猫と指輪)。今日は夏の暑い最中、唐突に「なあ、怪談を聞きたくないか?」と話しかけてきた。聞きたくない。どうせまた何かに巻き込まれるんだ。もの凄く冷めた目で汐入を見つめる。それを微塵も意に介することなく汐入は続ける。
「これはな、あ
るクライアントに聞いた話なんだが・・・」と嫌がる僕に構わず汐入は話し始めた。折りたたむ>>続きをよむ