小説家になろう 勝手にランキング
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歴史ランキング 4501~4550位
ごく一介のサラリーマンが、飲み屋で日頃溜まっていた愚痴を吐き出した。
それがどういう訳だか、愚痴から出た願いは聞き届けられ、変なお題目とともに活躍の場が与えられた。
だがその舞台が、なんと240年前の江戸時代で、しかも天明の大飢饉直前の寒村だった。
ごく普通の農村に居る名主の一家の中で、何の権威も持たない次男坊に憑依させられた俺は、4年後にこの寒村を襲うであろう天明の大飢饉による村人の被害を回避するため、平成の世で得た知恵を絞りだし、村
人を救うためにいろいろなことをする」
といったお話です。
今更ですが、「(はらへった防止作戦実施員の奮戦記)」というサブタイトルはセンス無さ過ぎと身内にまで否定されてしまいましたので、タイトル欄から外してみました。「はらへった」でググル人にはご迷惑をおかけしますが、ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ
本社の無茶振りによって海外勤務を繰り返す中年・金刀卯(かねとう) 二郎。
家族仲は最悪、妻や娘からは不用品扱いされていた。
そんな彼の趣味は「三国志」を読む事。
本の中の英雄たちとばかり親しんでいた彼は、ある日事件によって生命を落とした……筈だった。
目覚めた時、彼は劉備の弟・劉亮叔朗になっていた。
元の時代の書物にしか記述がない劉備の弟や、従兄弟たち親族衆。
そして実際に会った劉備も関羽も、曹操や袁紹も本の中の英雄とは少し異なっている
。
劉亮として第二の人生を生きる事になった彼は、自分の知っている歴史とは異なる動きを見せる中、類まれなる武力も無し、兵を指揮する能力も無し、商才も謀略の才能も無しながら、最初の人生で培った知識や技能を活かして、推し武将である劉備の為に頑張ろうと決意するのであった。折りたたむ>>続きをよむ
オンラインゲーム「三國志真戦」のシーズン5のプレイ体験からのオリジナル小説です。
三國志の時代、多くの覇者が洛陽を目指す中、民を第一に、国土・巴蜀の制覇を成し遂げた、同盟・須哩の奮戦の物語。
1945年。その年。日本はアメリカ率いる連合国に敗戦した。しかしそこから100年近く。日本という国はゆるゆると腐っていっていた。その国を立て直そうと立ち上がった3人の少女たち。ここから行方はどうなるのだろうか。
アステカ帝国、最後の王妃テクイチポ。
人々に熱狂的に崇拝された最後の皇帝クアウテモクとの結婚、強いられたスペイン人との二度の再婚を経て、掴んだ最後の結婚までの十年間。
アステカ、スペイン、ムーア人の食文化と共にお楽しみください。
人身供犠や、戦時下の残酷な描写があります。全40話の内、後半は穏やかな日々になります。苦手なパートは読み飛ばして下さい。
史実、定説、伝承、伝説的なエピソードをフィクションの中に織り込んでい
ますが、作者の理解不足、誤認識があるかもしれません。
◼️ 用語について
カタカナ言葉が増え過ぎないよう、あえて近しい意味の日本語に置き換えた部分があります。例) エンコミエンダ: 荘園
テクイチポ視点で、スペイン語、キリスト教についての理解をあえて曖昧にしている箇所もあります。
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舞台は作者の私、佐村孫千が脳内で描いた完全架空の創天国(そうてんのくに)
この国では、日本の戦国時代に限りなく近い世界観を持っています。
そこでは武家政権の頂点とされる「幕府」が存在してはいるものの近年ではその権威も薄れ、最早その意味をも成さない状態となってしまいました。
「大名」と呼ばれる権力者たちは、これ幸いとばかりに領土を拡大すべく戦争が各地で勃発。
やがて時代は強き者が弱き者を滅ぼす戦国の世へと突入する事となった。
ある者は
、理想とする争い無き「泰平の世」を築く為に…
またある者は私利私欲にまみれた欲望を満たす為に…
そして現将軍は、幕府としての権威を取り戻す為に…
様々な思いを胸に各地の権力者たちが「天下統一」を目指して戦いに明け暮れる日々。
この乱世の中で彼らは一体、どのような生き様を見せるのであろうか。
それは、貴方自身の目で見届けて欲しい…折りたたむ>>続きをよむ
路地裏で乞食がうずくまっていた。
小汚い姿で
「お慈悲を」
と言った。
そこで僕はポケットから札束を渡した。
「ありがとうございます」
そして数日後に僕は自殺を決行した。
屋上から飛び降りて、死んだと思ったら生きていた。
目の前には輝く老人がいた。
それは神様だった。
神様が僕を助けてくれたのだ。
「神様、なぜ僕を助けてくれたのですか」
「あのときの乞食は私だったのだよ」
「そうだったんですね」
そう思うと、すごく腹が立ってきた。
「乞
食のふりなんてするんじゃねえよこのカスが!!!」
輝く老人を殴ったり蹴ったりした。
「自殺してんのに正義ぶって止めてんじゃねえよ!
死ぬほうが楽なんだよバーカ!!!!!!!!!」
老人は乞食よりぼろぼろになって地面に倒れていた。
神様を虐待して心がスッキリしたので家に戻った。
「ふう」折りたたむ>>続きをよむ
「夢なのか現実なのか分からないまま、彼女の手を半ば強引に引っ張り、あるところへとつれていった。
それは一年前に事故を起こした場所だった。」
地球に侵略をした宇宙人の100年後の話。
不老不死であるという男と出会い彼から思わぬ話を聞かされることになった。
彼のもはやあきらめきったような達観したような哀愁をただわせた男の話で様々なことを学んでいく。
※猿の内政官シリーズの続きです。
天下泰平となった日の本。その雨竜家の跡継ぎ、雨竜秀成は江戸の町を遊び歩いていた。人呼んで『日の本一の遊び人』雷次郎。しかし彼はある日、とある少女と出会う。それによって『百万石の陰謀』に巻き込まれることとなる――
※カクヨムとノベルアッププラスにも投稿しています
江戸時代、的中率の高さゆえに幕府が庶民に使用を禁じた占いがあったーーー。
かぶき者を気取り、旗本奴と呼ばれ、世間の鼻つまみ者だった蓮志は、仲間が拐ってきた少女を助ける。
少女は大名家の隠された姫だった。
不定期更新です。いいね!や評価⭐にぽちりしていただけるとがんばるゲージが上がります!
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東京の八王子に佇む、お世辞でも綺麗とはいい難い外見の探偵事務所、【恐神探偵事務所】。因みに事故物件である。そのためこの探偵事務所の存在を知った近隣に住む専業主婦達は、暇を持て余す様に ‘’ここはヤバイ亡霊が経営している危険なところだ‘’ と言いふらし、探偵事務所は不憫な事に警察沙汰に巻き込まれたことさえもあった。
そして現在は、その影響により【オカルトマニア募集中】【オカルト専門探偵事務所】と周囲に名付けられ、嘗て日本を風靡した亡霊が
群衆のように集まる‘’ちょっと変わった探偵事務所‘’として影で少し人気が出ているのであった。折りたたむ>>続きをよむ
勇者、日乃本太郎は魔王を討伐した。
そして魔王を倒した事で元の世界へのゲートが開き、祖国に帰れるハズ・・だった。
降り立つ世界は・・。( ゜Д゜)
明治七年に佐賀で勃発した「佐賀の役」の物語。
2月16日、明治政府の大久保利通率いる政府軍と、島義勇を総裁とする憂国社二千名、江藤新平を中心とする征韓社一千名が、佐賀の地で激突しする。江藤は2月23日に戦線を離脱するが、その後も戦場に踏みとどまる島らの許へ、2月27日夜、憂国社幹部で島の従弟、木原隆忠(義四郎)が訪れ、必死に止戦を説く。
3万字弱の短編になります。お楽しみ頂ければ幸いです。
어떤 별 파멸의 역사. 그리고 새로운 질서가 만들어질 때까지의 역사.
戦国乱世において、東伯耆の国(現在の鳥取県中部湯梨浜町)の河村郡松ヶ崎城にて生を受け、久米郡岩倉城主として兄南条伯耆守元続を支え、毛利と織田の勢力抗争の中でも領国を守り抜き、六十四年の生涯を善く生きた。
秀吉の朝鮮出兵では、南条勢千五百の兵と共に朝鮮に渡海し、加藤清正の危機を救った。
関ヶ原の戦いでは、攻め寄せる肥後熊本の加藤清正の軍勢から、小西家宇土城を守り抜く。
その後は、旧友加藤清正に乞われ、加藤家の客将として知行六千石で
迎えられた。
二人の間には、「徳川政権から、豊臣秀頼を守る」密約で固く結ばれていた。
清正の遺言で、秀頼の守護を託された南条元清は、出家し名を南条元宅と改め、開戦まじかの大坂城に出向くため上京するが、道中でにわかに発病し、京都で療養の甲斐なく生涯を終えた。
困難な時代背景の中で、元清の生涯を通じて郷土愛、兄弟・家族愛を全うした生き方には、今でも学ぶべき事が多い。戦国時代の狂乱の中でも、私利私欲に溺れる事も無く、自身を抑制し、時代に翻弄されることも無く、晩年を汚す事もなかった。東伯耆三郡の領主として統治した期間は短かったが、羽衣の里(湯梨浜町東郷湖周辺)の情景を想うたび、故郷に帰還できなかった寂しさを心に秘めたまま、京都で生涯を終えた事を想うと心が痛む。戦国乱世を生抜いた、東伯耆武将南条元清の生涯を通じて、その生き方に現代でも学ぶ事は多い。そこには、郷里を守ろうと必死に生きた多くの武将の姿があった。
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スターリンからの監視からは逃れられない!
ソビエトロシアでは逃げられないが監視する!
凍えるような夜
男が膝をついて必死に言葉を紡ぐ
あの人と、自分のことを
絞り出すように、溢れ出たようで、苦しそうな様子で
『宋史』(そうし)太祖本紀(たいそほんぎ)の翻訳。宋の太祖の名は趙匡胤(ちょうきょういん)。本紀は帝王の伝記。
黒田官兵衛如水の生涯を史実を基に描く小説。Twitter、Instagramにも掲載しています。
古木敏は関東地方を襲った大空振で大やけどを負い、自分に関する記憶と顔を失くしている。実際には「流浪者」と呼ばれる一族の出身であり、妻と娘がいる。娘も「流浪者」の血を引き、女子にしか発現しない特殊能力を持っている。娘はある日、マンモスの幼獣と巡り合い、「マンモ」と名付けて飼い始める。大空振の影響で、日本全国にワームホールが発生し、過去から幼獣たちが運ばれてくる。娘の友達の女の子は、ティラノサウルスの幼獣を飼い始める。
婚約が破棄されたことを聞いて失神した私は前世の記憶を取り戻した。どうやらこの世界は『戦国バサラガール』という漫画の世界らしい。私は元婚約者に執着してヒロインを殺そうとする悪辣姫に転生したようだ。私の推しは婚約破棄された元婚約者様。原作の設定といろいろ違うところがあるけれど、推しと結ばれるためにリケジョだった前世の知識を活かして原作改変してやる。
比叡山に学ぶ若き僧、蓮長は、混迷の世に救いを求めんと修行の日々を送っていた。
ある日、滝の畔で瞑想する彼の前に、見知らぬ女人が現れた。
若き日蓮上人の、昔日の物語。
なお、この小説は言うまでもなくフィクションであり、実在の日蓮上人や天台宗その他の団体の並びに仏典教義等とは一切関係なく蓮華教の解釈も作品上の完全なる創作であることを強く、強く申し添えておきます。
見事、日本を太平洋戦争で勝利させた大島ら5人は、大往生を遂げた。
しかし彼らをタイムスリップさせた存在は、大島たちを休ませてくれない。
なんと今度は明治の軍人に、転生させられたのだ。
そして日本海海戦の真っ只中、大島は戦艦三笠の艦上で前世の記憶を取りもどす。
ここから大島は他の4人と力を合わせ、再び日本の勝利に向けて動きだすのだ。
「もう一度勝てっていうなら、やってやろうじゃねえか!」
今、大島たちの苦闘が、再び始まった。
駿河の山中に虎が出る。旅の兵法者、熊谷鹿衛門は、その噂を聞き、虎を狩って、武名を上げようと、山中に分け入る。そこで、彼は、見慣れぬ模様の皮を被った獣を見つけ、刀で斬りつけるが……。
コミカルな三国志演義の第二部です。
英雄たちが命を懸けて、乱世を駆ける物語をご覧下さい。
※三国志演義は長篇ですが、本小説の一話一話は短いので、気軽にサクサクお読みください。
本小説を読んで、少しでも三国志に興味を持って頂ければ幸いです。
誤字脱字の指摘やその他要望がありましたら、コメント願います。
オリジナルキャラや異世界キャラはいません。
参考(元ネタ)
吉川英治 『三国志』
横山光輝 『三国志』
1894年、ロシア帝国西端。
現代日本からグルジアに飛ばされた外大生ユーリは、一人の少女と出会う。
「ジョセファよ、ジョセファ・ヴィッサリオノヴナ・ジュガシヴィリ」
彼女はそう名乗った。かつてのロシアを支配した、赤き魔女の名を。
忠臣蔵の悪役、吉良上野介に転生した現代日本人、吉良の未来を変えるべく獅子奮迅に働き、ついに運命の日、果たして逃れることができるのか!
※カクヨムにも掲載されています
創作三国志。龐統の見た夢とその後の運命。少し怪談っぽい掌編です。
かつてあったーー、掛け蕎麦一杯程度の。
いまでは、ほんの夜遊びでしょう。
孤高の渡世人・文十と謎の遊び人・小八郎。ひょんなことから赤ん坊抱え、佐倉へ運ぶ二人旅。
一方、宿命に流される女・お文と水戸藩士・佐々木は別の事情で佐倉へ向かう。
小八郎を狙うは法目の仁兵衛。包囲網が二人を追う。
迫る追手は名うての人斬り・黒野木兄弟は邪剣使い。
謀略渦まく街道過ぎて、何が起こるか城下町。
寒山時代劇アワー・水戸黄門外伝。短編です。
※「ノベルアップ」にも掲載中。
17世紀にいた、これ以上はないと思えるくらい美しくていやな女。
第三次世界大戦は、もはやフィクションの類にもなっているテーマです。今回はそんな半分架空の戦争について考えつつ、もしかしたらその主戦場は日本かもしれないという考察をしていきたいと思います。
あくまで私の一考察に過ぎないので、ガッツリと信じ込んだりするのは当然ながらご法度です。結論は各々が出してくれるというのが一番ですからね。
太兵が死んだ――。知らせを受けて向った勢田川のほとりには、衣も纏わぬ太兵の骸がうち捨てられていた。民人にとって、穢人は犬猫と同じ。無残な刀傷も露わに、驚愕に目を見開いた姿は、庄助の哀しみを煽った。
自らを責め、哀しみにくれる庄助に、素間は珍しく労りの態度を示す。
太兵は勘違いで殺された――。素間は謎の言葉を残したまま、野辺送りの場から姿を消した。深夜の御師邸に忍び込み、件の仲間の様子を確かめようと腰を上げた庄助は、朝熊岳の小坊主の元へ行
けという素間からのメッセージを受ける。
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井原西鶴『男色大鑑』を参考にした、若風俗の作品 その八。
この作品は「小説投稿サイト ノベルアップ+」にも掲載しています。
2×××年、欲深い人間が溢れかえる世の中に閻魔大王ら十王が死神ブラッドにある任務を与えた。 その任務の目的は「歴史を変えること」。 ブラッドは未来を変えるため、高杉晋作・吉田稔麿・久坂玄瑞・入江九一ら『松門四天王』を救うべく幕末へと向かう。 高杉晋作らと共に幕末を駆け走ることになったブラッドは彼らと関わっていくうちに気持ちが少しずつ変わっていき_______________。
*歴史を変える話なので、もちろん史実通りではありませ
んのでご注意下さい。
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関東管領にして上杉家の当主、越後を本拠地として北陸を統べる男、上杉謙信。上杉謙信は、天正六年(1578年)三月に亡くなるはずだった。ところが、死期が迫る直前、彼の目の前に現れた少女があることを持ちかける。それは果たして・・・
千代目 量子(ちよめ りょうこ)は飛び級で大学生となった天才科学者。
タイムマシンの事故に巻き込まれタイムスリップ、
戦国時代の忍者の里に天女として祀られる。
量子は自分の持つ科学の知識を駆使して里を救い
数々の忍術を現実のものとしていく……
いくつもある
野里子の前世を
解き明かす、
占い師エール。
みんなが知ってる九七式中戦車。でも、かわいいだの無能だのと言いたい放題言われる九七式中戦車に、別の試案が存在していたことはご存知ですか?
これは天才ピアニストを父に持った少年が母が亡くなった後、飛び降りを実行するも謎の本の光に呑まれシャーロック・ホームズの世界に入ってしまったホームズと共に人とは何かなどを学び、母の死の謎を解く物語である。
4545位 飛脚
時は太平。徳川が天下を治めそろそろ足場も固まって来た頃。
戦国の武将達の名声も今は鳴りを潜め、剛剣の使いと称される者も全国に名を轟かせるようなことは無かった。
だが、そんな一見平和な世の中に逆らって津軽藩に不穏な動きが見え隠れする。
お家騒動を未然に防ぐため、飛脚に扮した二人が密書を携え江戸の下屋敷を目指すのだが、いらぬ騒動に巻き込まれて踏んだり蹴ったりな思いをすることになる、なんちゃって時代小説です。
今川家にこの人あり、と言われた岡部丹波守元信。
今川義元に寵愛され、主家滅亡と共に武田信玄に迎えられ、新たな主家を守るために死んだ男。
桶狭間と高天神の因縁と、戦国武将には珍しい忠義に縛られた不器用な生涯を、少しだけ追ってみます。
生来、身体がさほど丈夫でない実朝はその日熱を出しており、目覚めたときに傍にいたのは苦楽を共にした筒井筒の妻だった――。
鎌倉幕府・三代将軍である源実朝とその妻・信子。
冬のある日の、夫婦のやり取り。
Twitterの「#歴創版日本史ワンドロワンライ」というタグで「将軍」をテーマに書かせていただいた掌編になります。
パラレルワールドの戦国時代。
前近代で、兵糧の計算をしたり、兵制について悩んだり、町奉行や郡奉行の民政を考えたり、本気で策に敵をはめるために腐心したり、砦作りや野戦築城に何が必要か悩んだり……戦闘以外の政軍ファクターのドラマも読んでみたい人向けw
武蔵国の北辺で、九尾の狐が娘に取り憑き復活する。
武蔵の国侍同士の戦に絡んで、くんずほぐれずの合戦模様。それで戦国の流れが大きく変わっちゃう。
時は室町幕府の弱体化が止まらず
に、下剋上・群雄割拠へと向かう天文元年(1532年)。武蔵は関東管領(山内上杉)、扇谷上杉、古河公方、北条が相争う。
その中で、2つの国衆の戦はどうなるのか。大妖・九尾の狐はもちろん、領主、武将、奉行、足軽、陰陽師、僧侶、神主、市井の人々まで一話ごとに語り部が変わるザッピング式の群像劇で描く、全130話。
戦いまでの謀略、兵站、兵制、経済に、陰陽道・神道・密教系仏教・仙術も絡み合う和風ファンタジー。
R18版からエロ要素を取り除いての転載です(微エロくらい残っているかも?w)。
【ダウングレード】を入れたパートは、R18版から書き変えたり、修正を入れたりしています。
20日0時に完結。引き続き、2作目の『大沢宿繁盛記』のR15版の公開をスタート。折りたたむ>>続きをよむ
「僧と共に先聖先師の前には立てぬ」
林鳳岡が少年の日に出会った儒者は、厳しい口調でそう言った。京から下ってきたばかりのその男の名は、山崎闇斎。初夏の日射しが地に落とす影にも似た、くっきりと鮮やかなその姿が、幕府に仕える林家の在り方を当たり前のものとしてきた少年の内に疑念を目覚めさせる。
創作歴史小説。舞台は江戸初期、明暦年間から始まります。時の将軍は四代目徳川家綱。祖父羅山、父鵞峰の跡を継ぎ、林家三代目として、後に幕府が命じる初
めての大学頭となる鳳岡の物語。三万字程度の短編になる予定です。
【主な登場人物】
林春勝 林羅山の息子。鵞峰と号する。羅山の跡を継ぎ、幕府の儒臣となる。
林春常 春勝の次男。後に信篤と名乗る。鳳岡と号する。
林春信 春勝の長男。梅洞と号する。春常より一歳年長。
林守勝 春勝の六歳年少の同母弟。読耕斎と号する。
山崎闇斎 京から江戸へ下ってきた儒者。春勝と同年生まれの儒者。後にその門流は崎門といわれた。
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