小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
純文学ランキング 9451~9500位
吸血鬼は自分勝手に語り、ゾンビは自分の存在を考える。
黒髪を生まれ持ったあなたは、その髪をこれからどうするのでしょう
どんな夜も、次はそこにいて、羊は遠くで待っています。ついて行くも行かぬも自由。
彼女と私 シリーズ7
主人公の私(女)と彼女の日常。
御影さんは男に縁がない。
バレンタイン短編企画作品です。
幻想世界ファムドラーダを舞台にした短編を含む、短編集です。
一話完結、字数もジャンルも様々です。
一話5分くらいなので、暇つぶしの感覚でどうぞ。
地獄における人間と男の奇譚
救いの手がすべて白いとは限らない
「君がほんの少し良心と、真面目さを捨てれば、選択肢は一気に広がる。君は親を捨てられるかい?」
初投稿です。午後を気ままに過ごすだけの女の子のお話。テストの意味合いが強く、別段捻ってるわけでもありません。もしかしたらこの世界観で話を続ける・・・かも?
課せられたノルマを果てせずにいた。そんな苦境を慮ってくれた男。彼は十枚のチケットをさばいてくれた。だが…
卒業式。
小雨の中、見つめる先にはあなたがいた。
伝えたかった想いは、今も私の胸の中にあります。
小さな小さな寂れたお堂にいた、傷ついた小さな細い、黒い小蛇。
人の手によって傷を負わされた小蛇を哀れんだ芦奏汰(あし かなた)は、せめてもの慰めとして、アルバイトをしていたコンビニの廃棄弁当のおかずである、唐揚げを差し出してやったのだが・・・、しかしその唐揚げは、あまりにも凄まじい威力を持ってしまった。
ある朝、鶴の恩返しをパワーアップさせて、尚且つ、新ヴァージョンにしたかのような事態が発生し・・・、廃棄弁当の唐揚げぐらいでは到底、受け
入れられない現実は、刻一刻と混迷を極めていき・・・。
*自サイトに連載している作品の、転載です。折りたたむ>>続きをよむ
毎朝8時30分に、彼女はやってくる。
毎日、毎日、1分も遅れずに、やってくる。
それを僕も、同じ場所、同じ時間に、毎日、毎日、待っている。
ばかみたいだなあ、と思うけど、今日もきみに会えてよかった。
あしたも……きみに会えるといい。
9465位 日常
ウチはすごいやつだ。田舎にわざわざ来てやった都会もんだ。まあ、手下をつけてイケメン探しでもするかな。
ちなみにウチはすずな。小1だ。とりあえず覚えとくがいい。
『「またね」』及び「先輩と私と先輩と」の直接の続編。キミとボクの交互の視点で物語が進む。時系列的には、ボクが大学2年の12月中旬~2月ぐらいのこと。1990年前後のお話。
* * *
「ボクたちがあたりまえだと思っていることって、それをあたりまえだと思えるのは、とても幸せなんだって、気がついた」
僕は渡された傘を開いてみた。
[友達]に借りた何の変哲もない蝙蝠傘。
今まで嫌い続けた傘を僕は[友達]の一言で開いた。
案外、悪くないかも。
寝坊したある日、いつもの景色が少し変わって見えた。
夏の夕立ちと雨上がりの虹のお話です
ショートな読み切り短編です。
※この作品はカクヨムに一番最初に投稿した短篇小説を改稿したものです※
唐突に浮かんだ、くだらない思い付き。
――描きたいものができた。
大学受験に失敗した氷室陽斗は、滑り止めに受けた神学部に入学する。ようやくプラス思考に切り替えた矢先、学部の壁という洗礼にあう。少数派で肩身が狭く、他の学生からは天然記念物のように扱われるのだった。無視すればいいのだが、牧師の息子であるが故に失恋したトラウマが存在し、会話の節々に差別意識を抱く日々が続いていた。
鬱憤が溜まるなか、安らぎを与えてくれたのが烏丸詩織だった。歩道橋での偶然の出会いから半年、二度と会えないと諦めていた理想の女
性が突然、父の運営するオンボロ学生寮に越してきた。バイオリンを習うほどのお嬢様がなぜ? バツイチ同士の両親と暮らす家庭で、義妹から嫌がらせを受けていたと知らされる。詩織は陽斗の実直さと居心地の良さに惹かれ、二人きりの時間を重ねていく。
一方、陽斗に好意を抱く同級生がいた。岡崎架純は小学生の頃、イジメられ教会前で泣いていたところを陽斗に助けられた過去がある。たった一度のふれあい。架純は初恋の想いを抱いたまま、事故死した父の田舎へ帰ってしまう。大学で8年ぶりの再開を果たすが、陽斗は記憶を消し去っていた。詩織と仲睦まじく歩く陽斗を見かけた架純は、嫉妬心からついに告白する。よき友達として接してきた陽斗は迷った末、詩織との関係を重視して、わざと遠ざける態度をとる。それでも積極的にアプローチしてくる架純に、いつしか愛おしさを覚えてしまう。一緒にいると楽しい。素直な恋心が生まれ進展するかに見えた。
単純で不思議な関係が続くように思われたが、三人にとって運命を嘲笑うかのような結末が待ち構えていた。折りたたむ>>続きをよむ
幼かったあの日、私は紳士と出会った。
病院の中庭で、空からやってくる船を待ち続ける紳士と猫。
なくしたものは必ず見つけ出してくれる姉。
ぼんやりと歩き続ける彼ら。
白に怯える私。
あの日、私は船の汽笛を聞いたのだ。
とある田舎の夏の夜のこと。不仲な両親を家に残して、ふたりの兄弟は遠くのコンビニを目指して歩き始める。昼間とは違う景色、音、ふたりの距離。自然と会話も芯に近い部分を掠めてくる。その中で、夢についての話になった。しかし、幼い弟は頑として夢に着いては語らない。
ケータイ小説を書きたくて、2007年に魔法のiランドに掲載したものです。
テーマが堕胎のため、アダルト表現があるから修正または削除を求めるメールが来たのですが
どうやってもログインできず、修正も削除ままならない状態です。
このまま削除の可能性もあるので、こちらに再掲載させていただくことにしました。
掲載元http://s.maho.jp/book/fb943cie48b880ab/5320398001/
実力は有りながらも、地元の居心地の良さに都会に出て行き渋るミュージシャン火縄銃。
少年時代に彼の人生を左右するロマンスが有った。
子供にはどうする事も出来ない運命に翻弄されながら、忘れられない恋は彼を孤独にする。
火縄銃のライブを聞いた一人の外国人が、想像も付かない出来事で火縄銃の思い出を呼び起こす。
切なくも甘く優しい物語です。
この物語は栃木県在住のミュージシャン火縄銃の楽曲に基づいております。
この物語と本人の生い立ちには何の関係
も有りません。
全てに於いてフィクションであり登場する人物も架空の存在です。
本人の了解を得ての二次小説と成ります。
お付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ
構想5分、執筆15分、時間の無駄にもほどがある作品です。
大切な時間をドブに捨てたい人はどうぞ。
転校してやって来た生徒は、まるで異邦人の様。そんな沖縄からやって来た彼女は、やはりそんな扱いだった。本は彼女を支えてくれた。
あなたの原点はなんですか。あなたを支えてくれたものはなんですか。そんな物語。
三題噺です。リハビリ継続中。お題は「あめ、はし、かみ(こいのはなし)」。部活の友人からもらっていたものを使用しました。下手ですね……ごめんなさい。よろしくお願いします。
少し話がそれるが、高校時代、モードブランドのトライヴェンティやマサキマツシマの服を着たことがあった。私がそんな服を着たせいか、友達は目が点になって驚いていたし、なんか恥ずかしかった。そういうタブーにまつわる話を今回は音楽をネタに書きました。
雪を待つふたりのお話です。四作目になります。「1.28422176651」に続く、〈旭図加春秋〉シリーズの二作目です。
聖なる夜なのですから、少しくらいの奇跡が起こってもかまわないでしょう。ふたりが出会うのはもう少し先の話です。
天気予報があたってくれればよいのですが。
9488位 甘夏
ともだちのえー子が、尻尾がくっついたと泣きながら電話をしてきた。
父は私のせいで死んだ。
母は壊れてしまった。
私はなんで生きているのだろう?
代々続く「ろくでなし」の血が、私にも脈々と受け継がれている。
「お前が人に愛されますように」
そう呟きながら、私の頭を撫でた人の顔はもう思い出せない。
ぼくが拾ったのは少年だった。自分を閉ざす彼とぼくの日常。
(性描写はありませんが、ボーイズラブ要素を含むのでタグにそれを念のため入れておきます)
とある昔に書いたトーマス・マン作『ブッデンブローク家の人びと』のハノー少年の一日を意識した一昔前の同人誌に青春を捧げた女子高生の一日の描写です
朝の部分しか書けてないのは投げ出してからかなりの年月が経過し
この作品が同時代性を失ったと判断したからですが
読んでいただければ幸いです
9496位 献身
ある日、牧師の山本から献身の誘いのメールが届いた。自分に恃むところのあった津田は、この誘いに応じて献身した。それからというもの神学に励む日々がつづく。だがその後の山本の対応は素っ気ないものに変わっていった。いよいよ献身に応えるべく、最終レポートを提出した津田であったが、山本から拒絶される。献身とは何であったのか?
【matatakiシリーズ】何も書けなくなった男とその恋人の部屋でのやりとり。
9498位 桜謡
1000文字小説です。
短いので隙間時間に是非。
「短編」(http://tanpen.jp/)でも掲載しております。
とある狩猟民の若者の話。神話とかを元ネタにしていますが、全てフィクションです。
僕は縁側にある座椅子に腰を据え、荒れ果てた庭の先に広がる雑木林を見つめる。そこに住まう鳥獣や虫を掻い潜りながら意識だけを鬱蒼とした雑木林の奥へと移動させ、薮のなかで息を潜めている人物を想像する。彼の服は水を浴びたかのように濡れそぼり、手にはナイフが握られている。彼はそこでなにかを待っているようなのだが、一体何者なのか僕にはわからない。それは、彼の正体を想像しようとすると、決まって背後の座敷から時江さんが現れ、雑木林をさ迷っていた僕の意識
を現実へと連れ戻すからだ。時江さんは、一日中縁側に座っている僕の世話を焼く。僕はそのことに罪悪感を覚えながらも、感謝の言葉はおろか返事すらせず、雑木林ばかりを見つめて生活をしている。しかしその生活も、人語を喋る三毛猫の到来と、時江さんの消失によって終わりを告げるのであった。折りたたむ>>続きをよむ