小説家になろう 勝手にランキング
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歴史ランキング 9701~9750位
主人公、山本勝弘は転生者であった。
平成の時代を生きた魂は明治の時代に転生し、過去を変えて未来を紡ごうとしていた。しかし、その思いは叶わず1941年11月5日に御前会議にて日米開戦が決定してしまう。
ここにおいて、連合艦隊司令長官となっていた山本勝弘大将は来るべき決戦の為に、『八八艦隊計画艦』を筆頭とする全戦力を柱島泊地に集め、それぞれの戦場へと移動を開始した。
ーー押し寄せる鋼鉄の海嘯から帝国を守る為に。
この物語は歴史の斥力に押
されながらも最善の未来の為に行動した一人の男と艦霊(ふなだま)の少女の戦記である。
※この小説はごく一部にファンタジー要素を含む為にご都合主義的な設定となっております。
【注意】初心者の拙作です。それを念頭に置かれてからご覧下さい。
【注意】超兵器や超戦艦がダース単位で出現し、鬼畜米英の戦艦をバッタバッタと薙ぎ倒す爽快感に溢れた小説ではございません。
(不定期更新)折りたたむ>>続きをよむ
狩人の与作はある日不思議な女と出会った。自分を月の姫と名乗るそれはそれは不思議な女と
かつて、二本松には藩のために戦った少年たちがいた。
故郷を守らんと十四で戦いに臨み、生き延びた少年は、長じて何を学んだのか。
二本松少年隊最後の生き残りである武谷剛介。彼が子孫に残された話を元に、二本松少年隊の実像に迫ります。
※この作品は、今のサイトでも公開しています。
【note】https://note.com/k_maru027/n/n08e7a24dc0dc?magazine_key=mf5f1b24dc620
【カクヨム】
https://kakuyomu.jp/works/16817139558463849542/episodes/16817139558464157746
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さあさあ―――、物語を語り聞かせよう―――。
それは、いまだ大半の民にとって”歴”などどうでもよい―――、知らない者の多かった時代―――。
それゆえに、もはや”かの者”がいつ生まれたのかもわからぬ時代―――。
”その者”は下級の民の内に生まれながら、恐ろしいまでの才をなした少年―――。
少年”蘆屋道満”のある戦いの物語―――。
時は天正。織田の侵攻によって落城した高遠城にて、武田家家臣・飯島善十郎は蔦と名乗る透波の手によって九死に一生を得る。主家を失って流浪の身となったふたりは、流れ着くように訪れた富山の城下で、ひょんなことから長瀬小太郎という若侍、そして尾上備前守氏綱という男と出会う。そして善十郎は氏綱の誘いにより、かの者の主家である飛州帰雲城主・内ヶ島兵庫頭氏理のもとに仕官することとする。
峻厳な山々に守られ、四代百二十年の歴史を築いてきた内ヶ島家。その元
で善十郎は、若武者たちに槍を指南しながら、穏やかな日々を過ごす。しかしそんな辺境の小国にも、乱世の荒波はひたひたと忍び寄ってきていた……
(『アルファポリス』にて発表していた作品を、加筆修正したものです)折りたたむ>>続きをよむ
乾いた熱い風と神々の祝福の都市古代エジプトに転生したヒロインがファラオと出逢う話。
第一章(桜花隊救出へ)
地獄にある、人間爆弾「桜花」の特攻基地
「桜花」の搭乗員の宿舎で、
15名の特攻隊員たちが、説得されている。
説得しているのは、呉第三海軍特別救助隊の先遣隊。
地獄からの避退に特攻隊員15名が合意。
そのとき、先遣隊を「魔」が襲撃。
魔の部隊はメナドに降下した落下傘部隊(横1特)
先遣隊は緊急連絡用ビーコンを発信。救援を求める。
天国領域の本隊が救助隊を編成。
一式陸上攻撃機34型に乗り組み、
先遣隊のビーコン
に従って、次元の門に突入。地獄領域へ。
そのとき、ビーコンの機器を発見、発信を停止される。
途中でビーコンの誘導が切れた一式陸攻、
迷い込んで機位を失する。
暗夜の海上を飛行していると、突如前方に吊光弾。
煌々と照らされた海上には、米空母の姿。
夜間雷撃戦の真っ只中に迷い込む。
目もくらむような防御砲火の中、ようやく避退する。
ほっと一息ついたところで、夜間戦闘機(ロンリーキャット)の襲撃。
電探欺瞞紙を撒いて、射弾の回避。
被弾するも、防弾タンクのために発火せず。
ビーコンは回復せず、進入は失敗、帰途に着く。
この作品は、
元就出版社から出版されている(海軍特別救助隊 戦艦「陸奥」救済作戦)の続編になります。
興味を引くことがあれば、ご購入いただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ
讃岐国阿野郡林田郷は、古くは波夜之陀(はやしだ)と呼ばれていた。林田湊は讃岐国府の玄関口になった。平安時代には保元の乱に敗北した崇徳院が流された。南北朝時代は白峯合戦の舞台になった。江戸時代は高松藩の領地になり、林田村と呼ばれた。
林田は古くから塩田が発達していた。江戸時代後半には讃岐和三盆の産地として栄えた。林田村は一八九〇年の町村制施行で阿野郡林田村となる。一九四二年に坂出町に編入され、その後に坂出市となった。林田の名前は坂出市林田
町として残った。
戦後はオーストラリア産小麦ASW;Australian Standard Whiteが讃岐うどんの原料として使われることで、讃岐うどんが全国に出荷されるようになった。林田港はAWSの輸入港として賑わっている。
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もっと、書きたかった。もっと二人の掛け合いとかも、丁々発止な感じにしたかったです。でも時間がね。時間が。
黒田官兵衛如水の生涯を描く。Twitter、Instagramにも掲載しています。
会社に隕石が落ちて来て、そのまま死んだ筈の男が気が付いたら牢屋の中に居た!男は驚くべき事にロシア帝国の廃帝イヴァン6世に、転生してしまったのである。このままでは暗殺されてしまうなんとしてでも生き残って見せる!これは史実では存在を抹消されてしまった皇帝イヴァン6世の物語である。
歴史考証が出来ていなくても大目に見て頂けるとたすかります!こう言う人物がいたよ!などと教えていただけると幸いです。筆者は句読点が非常に苦手なので指摘していただける
と嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ
以前サイトで連載していたものの再投稿です。
古代ローマもの
前10年 ユルスとティベリウスの会話
時は平安・王朝時代。
華やかな貴族の宮廷生活の裏で、庶民達のささやかな日々の生活も存在していた。
地方豪族の庶子である美努理明(みどのただあき)は、衛士になるため都に出仕した。
やがて、いろいろな出会いや幸運にも恵まれ、検非違使の志(さかん)にまで出世する。
この物語は、今昔物語や、その時代の物語を参考に思い描いた作品です。
(もちろんフィクションです)
今回は"藤原南家"について触れました。ちょっと、笑う要素は無いかな?
宜しくお願いします!
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騎士とはどうあるべきか。
挫折しながらも諦めずに、目指すべき姿に向かって進む、一人の男の成長譚。
戦国時代、群雄割拠の播磨にある名門大名の家臣である小寺家に一人の男子が生まれた。その男子は未来の記憶を使って生き残ることは出来るのか?家を大きくする事は出来るのか?これは、播磨に転生した者の物語である。
初投稿の為、拙い文章です。生暖かい目で見てください。ある程度調べますが、細かい武将は知らないので、こういう武将がいてこういう事しましたよ!と教えていただけると助かります!m(__)m
句読点を付けるのが大変苦手なので、分かりやすく指摘を
していただけると嬉しいです!
ご都合主義が多かったり歴史考証が出来ていなかったりすると、思うので案を出して頂けると大変助かります!豆腐メンタルの為、優しい言葉を掛けてくれたら嬉しいです!
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辰国の周家と言えば、稀代の音楽家の一族である。 その家の後継者として生を受けた羽にはある課題があった。 これは、羽が偉大な音楽家として名を刻むまでの物語。
われ 国見て 世に広めんとする 意気揚々たる 軍事詐術 唾棄
この国土 踏むこと 能わず
長大な源氏物語、そのストーリーをある人物の目から見たら、そんなお話。
空也?クーヤー?なんと呼べば良いのかわかりません。
越前朝倉家の姫として、本願寺教如に嫁ぐこととなった三位殿。
滅亡と逃亡の後、本願寺に辿り着いた波乱万丈な彼女の生涯を、空白部分は妄想で補いながら書いてみます。
第二次世界大戦の主役―少なくとも太平洋戦域において―は戦艦である。その中でも世界最大の艦種である大和型戦艦。彼女たちが参加した海戦を太平洋戦争の趨勢と共に紹介していく。
水戸藩士の青山延于(あおやまのぶゆき)は儒官です。議論が大好きで、ときに癇癪を破裂させることで知られていました。格別に歴史に名を残すような人物ではありませんでしたが、お役目を果たすことには懸命でした。
水戸藩は、水戸光圀公以来、延々と大日本史編纂という大事業を継続していました。水戸藩に仕える儒官たちは、その大事業の一端を担いました。延于は藩内の政争や人間関係の軋轢などに悩まされながらも、儒官としての己の仕事を成し遂げていきます。平凡
ながらも悲喜交々の儒官の人生がそこにありました。
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気が付けば、マリー・アントワネットに私は転生していました。
21世紀の退役フランス陸軍士官だった私がマリー・アントワネットに転生した以上、私がすべきことは、フランスを欧州の覇者にすること。
前世の知識も駆使して、私はそのために邁進します。
例え、そのために欧州が戦禍に覆われようとも。
史実でもフランス大革命からナポレオン戦争と、史実の欧州は戦禍に覆われたのです。
フランスの為に敢えて私は悪名を被りましょう。
『資治通鑑』晋紀十二と、その関連について述べた短文です。
ゼノビア暦1626年、神聖ローマ帝国プロテスタント側最高司令官ミネルヴァ・フォン・イシュタールはロシア帝国からヴァレリー・エル・ルシード、ジグムント・カミンスキーなどの将官の率いる援軍を率いて、フランス王国、スウェーデン王国、そして、神聖ローマ帝国のカトリック側の軍勢と雌雄を決する戦いを仕掛けようとしていたが・・・。
慶長五(1600)年、関ヶ原。天下分け目の戦い。
徳川家康の野心、石田三成の決意と秘策。
そして福島正則の仇討の志、本多忠勝の切歯扼腕。 全てが複雑に絡み合い、戦の結末は……
※この作品はカクヨムにも同時投稿しております。更新時間はいつも通りの午後七時です。
「仲間が撃たれた事に激怒した黒田長政は、前に出て撃たれつつも敵将を討つ」──土佐物語などでは数行程度の逸話を一本の物語にしました。
敵味方の無慈悲な命の奪い合い、長政の人間臭い一面、個性豊かで主家想いの家臣団を書いています。
登場人物:黒田長政、後藤又兵衛、栗山善助 他
さあ歴史好きの皆様、変わったものが読みたい皆様。
ここらで一つ「狂言」なんて如何でしょうか。
【第一回】の狂言は『|井杭《いぐい》』。
特に歴史好きの皆様にお勧めします。
何故なら、かつてこの狂言は日本史上最高の役者によって演じられております。
かつて時の天皇陛下の前で演じられたその時の『|井杭《いぐい》』の演者は――
――豊臣秀吉公、徳川家康公、前田利家公――
どうです? 豪華とは思いませんか?
官位の高さが最高
じゃないですか。
自らを歴史好きを自認する皆さまであれば、豊臣秀吉公、徳川家康公、前田利家公が役者をした演劇を知らないなんて、勿体ない。
教養の一環としても是非知っていてほしい。そんな御話です。
あらすじ
いつもいつも屋敷の主人に頭を叩かれる|井杭《いぐい》。
何とか頭を叩かれるのを防ごうと清水寺の観世音菩薩に祈願をしたところ、姿が消える不思議な頭巾を|賜《たまわ》った。|井杭《いぐい》はその頭巾を被って姿を隠し頭を叩かれまいとする。
最初の内は成功するが腕の良い占い師の登場で次第に追い詰められていく|井杭《いぐい》。
|井杭《いぐい》は、屋敷の主人と占い師の鼻を明かせるのだろうか。
さて「|井杭《いぐい》」の著作権ですが、これに限らず私がこれから書く狂言を基にしたシリーズの底本は国立国会図書館デジタルコレクションにて公開されている――
――『和泉流狂言大成 山脇和泉 著 (わんや江島伊兵衛, 1919) 』全4巻となっています。
著作者は4巻とも『山脇 和泉』と奥付に記載されております。
よって二次創作のガイドラインにある『童話、古典文学など著作権の保護期間が終了している作品を原作とした小説』に当たります。
しかしこのことを証明するにはこの『あらすじ』は余りにも狭すぎるので、後に設ける『作品解説』及び『第一話の後書き』の中に置いて細かい事を書くことに致します。
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1999年、7か月
空から恐怖の大王が来るだろう、
アンゴルモワの大王を蘇らせ、
マルスの前後に首尾よく支配するために。
百詩篇第10巻72番
世界は1997年7月に滅ぶ。君は滅びの未来を変えるため、ここにいるんだ。
恵民署、それは庶民達のための医療機関。
そこで産まれた少女、自尊心の高い蝴蝶は、病人への食事を提供する仕事に誇りを持って働いていた。
ある日突然、花精と名乗る眉目秀麗の青年が恵民署の主となり、珍妙な治療を開始する───。
時代は今よりずっと昔、架空の王国を舞台とした医療系っぽいファンタジー。
!物語に登場する食事療法、治療はあくまで物語の上でのものです!
カクヨム様にて、同名で作品を投稿しています。
ええ、あくまでフィクションです。
実在の国・政権とは何の関係も有りません。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」に同じモノを投稿しています。
発展した現在そこに起こる自然の怒り主人公とその幼なじみが逃げた未来には現在よりかなり発展していない国があった、そこからどう這い上がるか、どう生きていくのか、そして未来に来たはずなのに遅れた社会どういうことか、
主人公とヒロインたった2人で明かす世界の謎答えは全て人の中にある…
事故に巻き込まれ転生した世界は日本が戦争に勝った世界!?
そんなパラレルワールドで生きる少年が語る戦争に勝った世界の物語である!!
明智光秀が異世界で棋士に。
異世界将棋トーナメント。一発勝負。
『生』を拾えるのは勝者1人のみ。
(カクヨムとのマルチ投稿です)
花の都、江戸。そこに住まう浪人「細川刀治」と、彼の雇い主である陰間の「鈴」はある日、素性の知れぬ女「澪」と出会う。
澪が何者かに命を狙われていることを察した刀治と鈴は、お節介から彼女の身を守ることと相成ったが…。
愛憎渦巻く都に、今、赫(あか)き剣風が吹きすさぶ。
北征新選組の話です。
「エブリスタ」にも掲載しています。
主人公、日本の伝説オタクな高校生 武部瑞樹は、学校の帰り道に車にはねられ、死んでしまう
そして、次に目を覚ました時には・・・なんと、妖怪に生まれ変わっていた
妖怪 牛若姫として転生した瑞季は、妖怪として生きていくのではなく、人の中でひっそりと生きていこうと決意するのだが、父の怨念と牛若姫としての記憶がそれを阻もうとする。
そんな時、彼と瑞季は、運命的な出会いをする。その彼とは・・・
史上最強の令嬢『マリア・テレジア』
しかも史上最高の悪役令嬢の母。
一時は婚約者候補としてあがったフリードリヒ大王との因縁と戦い。
ありそうで少ないヨーロッパ宮廷物。
※時系列の前後と脚色はありますが、架空要素はありません。
架空戦記創作大会2019冬 参加作品です。
お題2の架空の軍服をテーマとした架空戦記です。
定年退職当日、老技術者 正則はいつも乗る地下鉄で家路につく、しかし途中巨大地震に遭遇しタイムスリップする。
落ちた先は幕末時代、彼は助けられた御先手組頭らとともに21世紀の先端技術を駆使し倒幕クーデター起こす、そして新政府を興すと江戸湾に侵入してくるペリー艦隊を殲滅、やがて世界制覇に乗り出していく。
本小説は平成25年に一度投稿した小説の一部内容を編集したものです。
司と潤が部屋で目覚めると、世界が10年前に巻き戻っていた。
大学生をもう一度楽しめる!と手放しで喜べるほど薔薇色の大学生活を送っていたわけでない二人は、迫り来る暗黒の社蓄生活から逃れるため人生逆転を目指す事に。
案外上手くいかない2周目の大学生活に四苦八苦しつつも、二人の進撃はじわじわ進む。
小泉八雲+作者の好み="私"です。
もはや何も言うまい...
平安時代末期、台頭し始めた武士という新しいジョブ。
そのゴリゴリな漢の世界に身を投じ、漢以上のそれぞれの戦いを繰り広げる大和撫子達。
史実をパロったハーフフィクションです。
この作品は「note」 https://note.mu/ にも掲載しています。
時の帝が、大病を患われた。
一刻も早い回復が望まれ、高僧たちによる祈祷が行われる影で、とある集団に密命が下る。
物忌みの令が出され、静まり返った村のはずれにある川に、武装した彼らが結集する。
帝の回復を願い、彼らができることとは……。
ある日、朝目覚めたら見知らぬところにいた現代の青年。竹中優希。
すると、馬に乗って走ってきた女性に瞬く間に連れられて、城の中へと連れていかれてしまった!
そこで現れたのは、諸葛亮と名乗る見た目幼女の女の子!
実は、竹中半兵衛の子孫である、竹中優希は、いきなり知識の中にある策略を披露して、参謀になることに。
これは、そんな竹中優希の参謀録! 色々な歴史が降り混ざったこの世界で、幸せを掴むことは出来るのか!?
ヒストリーファンタ
ジーラブコメ。ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ
ここは大江戸、泣きも笑いも、喧嘩も華も、恋も、芽生える日の本一の町。あっけらかんとした人々が住まう町にもおどろおどろしい妖がおる。畏れ嘆くことなかれ、それを退治する男あり、その名は柳川 一、江戸に住まう同心の一人でございます。
これは、妖を退治し続けた一人の男の物語。
寛永十年、大雪吹き荒ぶ笠置山にて一人の少年が倒れているのを通りすがった男が発見する。
男は少年を死なせまいと自身の屋敷に運び入れ、看病に徹した。
数ヶ月の歳月を経て、少年は目を覚ますが、男に礼を述べることなく、命を助けたことに憤激したのであった。
少年はあの日、倒れていたのではなく死のうとしたのであった。
死を渇望する少年を、男、柳生十兵衛三厳は改心させることが出来るのか!
善徳寺の会盟から遡ること9年、今川氏と北条氏の戦が終結した。
天文6年から14年まで続いたこの戦は、今川氏の実質的な勝利に終わった。
今川義元が海道一の弓取りと呼ばれる一因ともなった河東の乱。
今川、北条、武田がそれぞれの思惑の中動き、互いの協力が不和を招き、互いの不和が融和を生む。
武田の絶妙手の影に今川の鬼手があり、北条の好手の影に今川の奇手がある。
戦国の強者同士による三国同盟の過去には、魑魅魍魎が蔓延る戦があった。