「『愛は反映するものである』!!!!!!!!!!これはヒトの心理を解明した私の言葉です。好きなものがあったとき、それが自分好みになるように働きかけること。この働きかけを"真の愛"とする考え方です。好きなものを放置すれば、それはあなた以外の影響を受け、あなたの好みから逸脱してしまうのです。自然の摂理に任せることをあなたは考えるかもしれません。しかしあなた以外の人が強い意志で、あなたの好きなものを変容させようと働きかける
ことがあります。あるいは、あなたの好きなもの自らが他人の意思を吸収するかもしれない。自然の摂理に任せようが人為的な影響を受けてしまうのです。あなたが意思を反映させなければ、あなたの好きなものは変容してしまい、あなたの好みからかけ離れてしまいます。好みが失われてしまったものにヒトは愛を感じることはできません。惰性で付き合い続けることはあっても"好き"という愛情は失われてしまうのです。『愛は反映するものである』はあなたの好きなものに"真の愛"が伝わったとき。あなたの意思が好きなものに反映された瞬間。あなたが愛の闘争に勝った瞬間を指す言葉なのです。本当に好きだと思うものがあるなら、声高々に愛を叫ばなければなりません。言葉にしなければ、あなたの"真の愛"は伝わらない。あなたの好きなものにあなたの意思を反映させるのです!あなたの愛が1番ならばあなたの意思を1番強く反映させるのです!それが、あなたの愛するものを本当の意味で手に入れた瞬間なのですから」……令嬢は、愛について学んでいた。愛を学び終えた令嬢は、王子と婚約するために王宮へと向かう。令嬢が王宮に入ると周囲の景色が変化してしまった。戸惑う令嬢の前に1人の女が舞い降りた。兵士長である。令嬢は兵士長に引き寄せられていき首を絞められてしまう!……何とか兵士長を納得させた令嬢。兵士長は王宮の景色を元に戻し、更に王子のいる部屋を令嬢に教える。兵士長の言葉を信じて令嬢は部屋に入る。そこに王子は居た。しかし王子の前には騎士が立ち塞がっていた!騎士は、令嬢が婚約者に相応しいか見定めたいという。それだけではなく、騎士が認めなければ、王子と口を利くことすらも許さないというのだ!こうして令嬢は、騎士に自分が婚約者であることを認めさせようとするのであった。折りたたむ>>続きをよむ