時は明治四十五年。
舞台は東京銀座。
貧乏文士の神宮寺雄座は、銀座の一角にある不思議な神社で人外の存在である月丸という妖霊(ようりょう)と出会う。
妖怪である月丸の美しくも愛嬌のある物腰に興味を持った神宮寺雄座は、月丸の神社で様々な怪
奇な出来事を体験する。
二人が織り成す日常や事件を綴った物語となります。
架空の明治を舞台にした和風ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 12:36:15
689657文字
会話率:37%
世界は辛うじて平穏だった。この世界固有の神格である旧神と、外の世界から来襲した別系統の神格である新神類との戦いによって旧神も人間も多くが死に絶え、新神類もまた傷ついていた。嘗てとある英雄が新神類を封印することに成功し、世界は束の間の平穏を得
ていた。
主人公のソナタと鶴千代は、そうした世界に生きていた。この世界は新神類の子である霊異の脅威に常に脅えながらも、英雄の子孫である綴家によって統治されていた。
だが彼等が綴昭胤によって誘拐されたことから、その平穏が音を立てて崩れ去る。彼は綴家宗家が歴史を改竄していたことを二人に告げる。綴家の始祖である英雄が新神類を封印したのではなく、アマツという旧神の子孫が生贄として捧げられることで世界は保たれていたことを明らかにする。同時にソナタこそがその最後の一人であることを伝える。ソナタは顔さえ思い出せない母の話を聞き、衝撃を受けた。鶴千代もまた両親の死因を知ることとなる。だがそこで昭胤は宗家の襲撃を受け、命を落とす。
昭胤は綴家第五分家当主であり、彼の死後第五家の旧家臣を二人は受け入れる。三反田知臣を筆頭とした残党は第四家の下で宗家への恨みを募らせる。また、第七分家の綴千冬世も第四家に助けを求め、その支配下に入ることとなった。
ある日、綴家第三家領に霊異の大群が出現したことを機に、世界の歯車が一気に回り出す。
宗家によって新神類である蜘蛛が呼び起こされる。全ての謎を解き明かし先祖の恨みを晴らすためにソナタは単身宗家宮城へ駆ける。道中で知臣や千冬世の援軍を得ながら宗家当主綴時継と一対一で対峙する。そこで宗家の目論見が暴かれ、ソナタは時継の首を跳ねる。だが蜘蛛は健在で、ソナタに宿っていた鎧武者が蜘蛛の首を斬り落とす。蜘蛛の死によって世界が救われたのか、世界が生まれ変わるのかは判然とはしなかった。だが鶴千代は涙を流しながらこう言う。「私たちは、生きている」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 23:14:08
118695文字
会話率:45%
連載中の『仄暗い灯が迷子の二人を包むまで』に登場する神様や民話や逸話について、好き勝手に解説しています。作者の個人的な感想など多く含みますので、参考にはしないでください。面白おかしく読んで「そんなんだな~」と思う程度でお願いします。一話完結
型なので、どの話から読んでも「へぇ」で終われると思います。掲載は不定期です。
【R18】 仄暗い灯が迷子の二人を包むまで https://novel18.syosetu.com/n0232iy/ #narou #narouN0232IY
ムーンライトノベルス掲載作品です。R18です。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 11:00:00
32530文字
会話率:1%
「ウワサ」というのは耳に届ける時既に嘘を重ね、真実とは程遠いなものしかない。そして「ウワサ」は人によって伝播する性質が持つ。
ウワサが自分から求めないサラリーマンが周りのウワサのせいで霊異事件に巻き込んで、人生で一番恐ろしいことを会う。
最終更新:2024-08-29 22:10:00
2294文字
会話率:40%
赤雲市に住む少年・黒坂一成(くろさかいっせい)は、ある日人外染みた戦いを繰り広げる者たちの戦いを目にし、酷く焦がれた。
神鬼(しんき)を名乗る少女に弟子入りした一成は降魔師としての修行がてら、市内で起きている神隠事件という事件を解決する
ことを命じられる。
怪異。土蜘蛛。怪事件。
赤雲市で起きる霊異事件の数々、表で裁けぬ悪を一成が裁く。
これより語るは──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 20:00:00
11867文字
会話率:44%
「もし、あたしを裏切るようなことあらば、この命を懸けてテメーを還(ころ)す」
「くっくっ……そう簡単にくたばってくれるなよ。まだまだ楽しませてくれ! 100年ぶりに人に飼われてやったんだからな!」
人に害を成す悪しき霊「カルマ」に立ち向か
うは、金と利権が何より大好きな「ガイド」と呼ばれる術師たち。その頂点に君臨する「黄龍院」一族。
その分家に生まれ育ったほぼ一般人の少女、竜胆露水は、ひょんなことから“運命”に出会う。それは、とびきり凶悪で趣味も人格も性癖も最悪な禁忌の「霊奴」──ヤツに与えられた名はハクール。
数千年モノの元悪霊withゴーストバスター美少女中学生が織り成す、人の命が風船より軽い世界で繰り広げられる、現代版日本霊異記ホラーコメディ!ここに開幕。
【登場人物】
竜胆露水
ゴーストバスター美少女中学生。ハクールの飼い主。凶暴。メグル、ヨシカズとは親戚であり幼なじみ。
黄龍院メグル
性格以外はパーフェクト、業界トップクラスの実力を持つイケメン霊媒師。いけすかない。
黄龍院ヨシカズ
従兄弟のメグルとは犬猿の仲だが兄弟のように育てられた。露水と同い年。優秀な術師だがメグル曰く半人前。
ハクール
3度のメシより殺しが大好きな戦闘狂。露水のペット。最凶であり最恐にして最強。
【注意事項】
・更新頻度は基本的に不定期
・差別的、反社会的、暴力的、過激な表現または描写が一部のエピソードにて含まれています(それらを肯定する意図はありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 13:25:14
132435文字
会話率:58%
日常の些細な出来事にも、その人の徳に応じた神仏の助けがありますが、お勤め先の社長さんから頼まれて、その主旨を酌み取って、今日の出来事を「日本霊異記」ぽく書いてみました。
最終更新:2024-03-19 19:56:33
7209文字
会話率:3%
【中華風お仕事ファンタジー!お客様は妓女と退魔師ともふもふです⁉】
五歳のある夜、口減らしで捨てられた柳(りゅう) 珠葵(しゅき)は、かつて住んでいた村を探して彷徨う中、ふらふらとたどり着いた湖畔で、怪我をして倒れていた小さな龍の兄妹を見
つけ、無意識に治療をしてしまった結果――なつかれる羽目になった。
せめて小龍たちの怪我が治るまでと、しばらくそこに留まっていたところ、親龍の怒りや貴重な白龍の子を失う事を恐れた王都御史台の調査隊がやって来て、小龍ごと珠葵も保護される事に。
「珠葵。――私と来るか?」
必要とされない家族より、必要としてくれる人の傍にいたい。
女性と言うだけで軽んじられる中で、御史台の長となる事を目指すと言う、朱 雪娜(しゅ せつな)。
桜舞う夜の出会い。
それから八年。
珠葵には、神獣や神具の力を回復させる〝治癒の力〟と、呪具を神具に変えてしまう特殊な〝浄化の力〟がある事が発覚し、御史台の雪娜の庇護の下、妓楼「南陽楼」の中で小道具店をひっそりと営んでいた。
表向きは妓女たちの装飾品を扱いつつ、裏では御史台による退魔の為の神具を扱う店だ。
開店時の店員は、珠葵と――小さな龍の兄妹。
知る人ぞ知る真夜中の小道具店、開店です。
月日の経過と共に、龍以外のもふもふ店員も増えていきます。
応援宜しくお願いします!m(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 17:57:42
108252文字
会話率:41%
作者が体験した実話の噺です。
実話を含むをホラー短編集。
『夜中、読者をトイレに行けなくする』
というテーマで執筆させて頂きます。
ソンナニコワクナイヨ。
霊体験、不思議な話。大募集中。
フィクションでも構いません。
良ければ、
貴方のお噺、聴かせて下さい。お気軽にお問い合わせください。
Twitter
誰よりも海水を飲む人
@dekisidesho
本文編集折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 17:56:12
18660文字
会話率:10%
東京の西の端の小さなお寺に住み着いた猫又少女が、お昼寝したり、お散歩したり、ご飯を食べたりするお話です。
最終更新:2023-01-04 19:14:50
13677文字
会話率:66%
主人公 四季月花はパトに言った「専属神を目指す」
そのためには月花自身が強くならなければならない、パトを見送った月花は自分の目標のために
世界規模の旅に出る、その度は月花の想像を超える程過酷だった。
だがそんな冒険でも生まれてからずっと
面倒を見てくれていた月花の守護神獣 従属 セキが傍に居るおかげで大変な困難を乗り越える
【百鬼夜行異変】
【現実冥界境界破壊異変】
【世界大革命大地震異変】
スイスの【精霊異変】までに起きた3つの異変を小説化!
パトパトチャンネル外伝月花録!
ここで月花の成長の旅の記録が明かされる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-01 00:28:33
20492文字
会話率:69%
亡き母親の法要を営もうとした主人が、願に縁のある法師を探しに下女を送り出す。条件は「門を出て最初に出会った、僧の外見をした人物」。探し求めて歩く下女が道端で酒に酔って眠り込んでいる乞食を見つける。乞食は食料を恵んでもらうための鉢と袋を腕に掛
けているが、さらに眠り込んでいるまに、そこらの悪戯好きに髪の毛を剃り落とされ、縄の輪を肩から斜めに掛けられていた。下女はその外見から「粗末な身なりのお坊さん」と思い込み、屋敷に連れ帰ろうと声をかけるが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 10:37:56
3757文字
会話率:58%
信心深い女が蛇に呑まれようとする蛙を救う。蛇に蛙を放させる条件は、女が蛇の妻になることだった。約束の期日、蛇が女の家へとやって来る……
最終更新:2021-08-17 03:02:56
2808文字
会話率:14%
舞台は、命と精霊の恵み豊かな精霊大陸フェノールランド。この精霊大陸で唯一の魔法の学び舎であるパドル魔法学院で修行中の魔法学院生リオンは、セントラム王国の宮廷魔法師を務める女性魔法師セイランが魔法を使用できなくなる〈精霊異常の病〉に罹ったこ
とから、臨時代理として、セントラム王宮に赴任することになった。
リオンは親しい姉弟子セイランの積み残した雑用に苦労しつつ、王都セントラムシティや国内で起こるトラブルに宮廷魔法師臨時代理として的確に対応していく。また、麗しく勇ましい女神戦姫団長ライレン姫や可憐で優しい神聖巫女ユミナ姫と知り合いになり、一緒にセントラムシティで発生する事件解決のために行動する。
この作品は、マジメで頑張り屋の魔法学院生の少年リオン・フェリクスが知恵と魔法を駆使して、様々な事件の解決に取り組む物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 20:26:05
284213文字
会話率:23%
凄腕の退魔師 宗像征士(むなかたせいじ)は大切な人たちの命を奪った化け物を探すため、民間退魔会社MDSを設立した。監督官庁である霊異庁の依頼を受けながら、阿修羅王の血を引くという阿修羅姫 糺華と出会い娘として育てていくことになる。
悪鬼邪妖
を追っていく中で、徐々に明らかになっていく因果と応報の理と、阿修羅姫が現世に降り立った理由が明らかになっていく。
魑魅魍魎や悪鬼邪妖が渦巻く東京の地で、宗像と阿修羅姫が理を守るため、理不尽と不条理に立ち向かう和風伝奇退魔アクションファンタジーになります。
☆最終話まで書きあがっており、部分的な書き直し修正を残すのみです。
毎日投稿予定であり、約一冊文の文字数(約17万字ほど)になっていますのでちゃんと完結しますよ。
表紙を七転八倒しながら作成しました。自作です
使用ソフト:CLIP STUDIO
使用フォント:もじワク研究 様より トガリテフォントを使わせていただきました。
余裕があれば挿絵描いてみようかな
感想、レビュー などなどお待ちしております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-15 15:42:55
165979文字
会話率:35%
夜に外出するのは危険というがそれは何故だろうか?危ない人間なんかも夜にうろついているだろうが、それだけじゃない。人間だけが出歩いているわけじゃないのだ…霊異と呼ばれる存在と主人公の戦いが始まっていく。
カクヨムさんでも載せています。
最終更新:2020-01-14 22:52:01
69386文字
会話率:45%
藤原仲麻呂の乱に関与したとして連座(連帯責任のような形で刑罰を受けること)になった山継。
一人、また一人、次々と打ち首になっていくなか・・・
最終更新:2019-10-01 07:00:00
1338文字
会話率:28%
叔母池児の死を切っ掛けで、堤耶は叔母生前最後に暮らしていた臨海施設十合荘を訪れた。形見の鍵を持って、堤耶は叔母が作った密室に辿りついた。そこで大量な手書き手稿を発見。手稿の内容は失踪した父、死んだ叔母、そして彼らの仲間達の戦いの物語。
昔、
南点と呼ばれた古い都にある怪奇事件が起きた。排除令と言われ、都内に徘徊する野良動物を保護する政令が頒布されて以来、動物処分に生じる莫大な利益に釣られ、保護が残害に変質された。憤懣の市民と過酷の暴政の間、静かな戦争が激しくなる一方。
排除令に対抗する英雄が現れた。犬の仮面を被って、得体の知らない怪人。実施中の保護を中止させ、沢山の命を助けた。名門学校儀聖の近く、一人の排除令実施者が死体で発見され、同じ仮面怪人によった犯行と方針で、警察本庁は捜査を始また。
殺人現場を目撃した地火はある不思議なことに気付いた。魔物の犯人から怨気とのあるはずのない気配を感じた。神秘な力を操って、闇の中世界を守る使命を背負われた狩霊士として、地火と仲間達は葛藤しながら、犯人の正体を突き止めようとした。
あの春の最初の事件は無念の中で、悲しき幕を下ろした。それは地火と仲間達の波乱万丈の冒険の発端に過ぎなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-10 22:45:34
8277文字
会話率:9%
国内限定最強の巫覡、東浦舜治。
日本の大国魂を宿し、並み居る霊障怨霊を薙ぎ祓う。
ベタぼれヒロインとイチャイチャしながらのほほんと退魔業。
ヒロインも無双します。
シリアス要素は薄めでラブコメ要素主体です。
○○編ごとの読み切りスタイルで
連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 08:03:33
316636文字
会話率:44%
ある日 学校をサボって昼寝をしているといつのまにか夜に 教室で記憶喪失の座敷わらし ハナコと出会う 俺とハナコの記憶を巡る日常系物語
最終更新:2018-07-10 01:37:17
52688文字
会話率:80%
大和の国。。南都。。
昔々の戦乱で
元興寺という大寺院が焼け落ち。
広い境内の焼け跡に
人が住みつき。。
元興寺界隈(がんごうじかいわい)
と呼ばれる町ができました。
現在の「ならまち」と
呼ばれる町の始まりです。
その町には。。
「
猯穴 まみあな」
という料理屋がありました。
料理屋「猯穴 まみあな」の主人は。。
景戒という薬師寺の在家の僧侶
日本最古の説話集
「日本霊異記」の編纂者。。
仏の教えを尊び。。
美味しいモノに目がなくて。。
不思議や怪異を
愛してやまない怪談収集家。。
その相棒は。。
銀の鬼ガンゴゼ
料理屋「猯穴 まみあな」を巡って。。
僧侶と鬼。。神と仏。。
妖怪たちやら。。人間たちやら。。
の悲喜交々を綴る物語。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-28 23:23:25
8436文字
会話率:18%