狂気の王が犯した冒涜の行為により闇に沈んだダファネア王国。
紺碧の王都は闇の王に取り憑かれ漆黒の死都と化した。
それを救わんと立ち上がったのは、運命の旅路をともにする四人。
たった一人残された王の血脈たるミアレ姫。王国の命運は姫の
一身にかかっている。
それを守るブルクット族の戦士カラゲル。稲妻の刺青の者。この者には大きな運命が待っている。
過去にとらわれた祭司ユーグは悔恨の道を歩む。神々の沈黙は不可解で残酷なものだ。
そして、空を映して底知れぬ青き瞳を持つ鷲使いの娘クラン。伝説のイーグル・アイ。精霊と渡り合う者。
聖地に身を潜める精霊と龍とは旅の一行に加護を与えるであろうか。これこそ物語の鍵となる。
果てしない草原に木霊するシャーマンの朗唱。それは抗いがたい運命を暗示するいにしえの言葉。
不死の呪いを受けた闇の道化。死霊魔法に侵される宿命の女。これもまた神々の計画なのか。
転がり始めた運命の物語はその円環を閉じるまで、その奔流を押しとどめることはできない。
鷲よ! 鷲よ! 我らの旅を導け!
陽光みなぎる青空の彼方、地の果ての国へと!
--------------------------------------------
本作は、危機に陥った王国を救うため旅の仲間が各地を遍歴するシリアス系長編ハイファンタジーです。(ドラクエ的なストーリー・ただしゲーム小説ではありません)
作中、人名などに、相馬 拓也氏 著「鷲使いの民族誌」を参考にしましたが、鷲使いについて本格的な描写があるわけではありません。
そこのところは期待しないでください。あくまで、エンタメ系の剣と魔法のファンタジーです。
戦闘シーンでは若干、流血描写などあります。そこまで怖い感じではないと思いますが苦手な方はご注意ください。
完結までかなりかかると思われます。気長にお付き合いくださいますようお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 14:00:00
1009039文字
会話率:37%
何で日本でなろう小説が流行し、漫画やアニメが世界で人気となっているのかを考察したエッセイです。
「進化論」「霊魂:スピリチュアル」「地政学」「ナーロッパ世界観」に興味がある人は、目次から気になるトピックを見て下さい。
主題の返答は、
魔法は無理!前世の適性検査によりステータスの可視化は可能! です。
①5感で計測出ない超常事象は「カントの呪い」によって学問から除外され、急成長する(1600年頃)
②勝者敗者を経験し、無宗教で変態性・創造性が守られたことで、多彩な小説漫画アニメが生まれる(2000年~)
③なろう投稿サイトができ、メディア輸出によって転生死生観が生まれて海外で認識される(2015年頃~)
④小説家の切磋琢磨が「現在の過程がなく人の記憶のみ干渉する霊魂の仕組み」の正解を追いかける(2021年~)
⑤ハード→ソフト→ソウル(霊魂) で新しい研究と消費が見つかり、普及する(2040年~)
産業革命(ハード流通)→先物取引(ハード価値)→インターネット(ソフト流通)→仮想通貨(ソフト価値)→ステータスオープン(ソウル流通)→魂売買(ソウル価値)
⑥赤子のステータスオープン(前世のカルマ累積数値化)により、魂ガチャの捨て子が問題化する
⑦霊魂(Reikon)の日本語輸出と国際的な法整備が行われ、宗教戦争、国際紛争に発展する
⑧世界が3つの国家連合にまとまる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 13:04:23
1006027文字
会話率:5%
〝 99.9%幽霊なんか信じていない。だからこそ見える真実がある。〟
(大幅加筆修正版です。話数が変更になる可能性もありましたので、順次、新規投稿となります)
幼い頃から霊感体質だった萌江は、その力に人生を翻弄されて生きてきた。その結果
として辿り着いた考えは、同じ霊感体質でパートナーの咲恵を驚かせる。
総てを心霊現象で片付けるのを嫌う萌江は、山の中の古い家に一人で暮らしながら、咲恵と共に裏の仕事として「心霊相談」を解決していく。
やがて心霊現象や呪いと思われていた現象の裏に潜む歴史の流れが、萌江の持つ水晶〝火の玉〟に導かれるように二人の過去に絡みつき、真実を紐解いていく。それは二人にしか出来ない解決の仕方だった。
しかしその歴史に触れることが正しい事なのか間違っている事なのかも分からないまま、しだいに二人も苦しんでいく。
やがて辿り着くのは、萌江の血筋に関係する歴史だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 12:43:12
1018414文字
会話率:29%
誕生日パーティの当日に精霊のギフトが発動し、脳裏に流れてきたのは夫の浮気映像だった。
夫のシグルドは、トラウマで苦しんでいた私を子供の頃から支えてくれた人だった。
信頼できる彼だから、政略関係なく彼を愛し、夫に望んだ。彼となら終わらない苦
しみを乗り越えて行けると思ったから。
でも結局、彼も他の男と同じだった。
私の幸せは、あっけなく崩れてしまった。
もう嫌だ。
誰か。
誰でもいい。
この力を私の中から消して。
精霊の祝福なんかいらない。
こんなの祝福じゃない。
私にとっては呪いでしかない。
お願い、誰か。
この呪いから私を助けて──
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
いつものごとく、ゆるふわ設定です。
内容が合わない方は静かにブラウザバックをお願いします。
中編未満くらいの長さです。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 12:10:00
60977文字
会話率:34%
現代の魔法使いの名門の子である長瀬ツカサは生まれつき魔力が高かったが、肉体を強化する魔法しか使えなかった。
そんなツカサは魔法使いになることを諦め、普通の一般人として生きようと思っていた。
しかし、あまり賢くなかったツカサは普通高校
の受験の際にランクを落とし、最初から滑り止めを受けたのだが、油断して遊び惚けてしまったため、受験に失敗し、ニートになってしまった。
そんなツカサが気まずい思いをしながら新しい4月を過ごしていると、ふとしたことから放っておけば命を奪ってしまう呪いの腕輪を装着してしまう。
その呪いは非常に強力であり、解呪を得意とする母親ですら解くことができなかった。
腕輪をどうにかするには腕を切るか、自身の高い魔力で解呪するかの2択だったため、ツカサは異世界にある現代の魔法学園に通い、呪いを解呪する魔法を学ぶことになった。
呪いの腕輪のせいで腕がピンチになったものの、晴れてニートを卒業し、魔法学園に入学することになったツカサは異世界の学園に見学に行くと、同級生女子のシャルリーヌに学園を案内してもらうことになる。
その際にシャルリーヌが母方の家であるラ・フォルジュと犬猿の仲である名門イヴェールの次期当主であることを知ったのだが、そういうことにまったく興味がないツカサはシャルリーヌと交流を深め、勉強を教えてもらうまでの仲になった。
しかし、ツカサの双子の妹であり、ラ・フォルジュの天才魔法使いであるトウコとシャルリーヌがぶつかってしまい、ツカサはラ・フォルジュとイヴェールの因縁に巻き込まれてしまうことになる。
犬猿の両家の因縁……
可愛い妹と美人の友人……
どうするべきか……
ツカサは悩むことなく即決した。
「美人だ!」
魔力と武術しか取り柄のないツカサの自由気ままな学園生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 12:00:00
378255文字
会話率:57%
大陸全土を覆う終わりなき戦乱と、かつて封印されていた闇の魔術。今や深い絶望に沈んだこの世界を、ただひとり彷徨(さまよ)う男がいる。幼少期に村を滅ぼされ、生き残った彼が頼るのは、家族の形見である“呪われし短剣”のみ。
その短剣は人の血を吸
い、持ち主の魂をも蝕(むしば)む“黒き刻印”を宿していた。だが、それは同時に世界を救う“封印の楔(くさび)”にもなり得るらしい――。
謎めいた神官、闇を討とうとする学者、そして人外の血を引く少女や裏切りを孕(はら)む仲間たち。彼らとともに旅を続ける中、男はさらなる絶望と魔の胎動を知る。
夜毎に現れる亡者の群れ、血塗られた儀式を繰り返す貴族、異形の魔族を率いる闇の教団。そして世界のどこかで目覚めようとしている“真の破滅”。
崩れた聖域の廃墟から放たれる漆黒の咆哮は、この世界を死へ導くのか、それともかすかな光をもたらすのか。
これは、呪いと宿命を背負った男が、自らの魂を賭して“黒き刻印”を振るい、闇に挑む物語である。生ける屍に満ちた大地で、深い闇の先にあるわずかな希望を信じながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 12:00:00
13664文字
会話率:35%
時空を超えた大軍同士の合戦!
ナポレオンと織田信長が、
カエサルとアレクサンダー大王が、
チンギス=ハンと曹操が、
戦ったらどっちが強いんだ!?
古今東西の英雄が激突する!
※
交通事故に遭い、死んだはずの女子中学生・宇喜多舞は突如
現れた謎の死神に日本刀を手渡される。
死神曰く、「生き返りたかったら武器を取って戦うしかない」……と。
現世と異世の狭間で、
彼女は呪いの日本刀・村正を武器に、
死神のデスゲームに巻き込まれて行くのだった。
日本刀を持ったセーラー服の少女ってなんか良いよね、って話です。
↓これより以前の話、第一部があります。
セーラー服と日本刀
https://ncode.syosetu.com/n3122hi/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 11:06:22
124893文字
会話率:54%
「読むと、本が読者に話しかけてくるのよ」
そう言って彼女に渡された『呪いの本』は、一見何の変哲も無い、古本屋で100円で売られていそうな、少し古びた感じの文庫本だった。
最終更新:2022-04-24 02:00:00
1396文字
会話率:35%
交通事故に遭い、死んだはずの女子中学生・宇喜多舞は突如現れた謎の死神に日本刀を手渡される。
死神曰く、「生き返りたかったら武器を取って戦うしかない」……と。
現世と異世の狭間で、
彼女は呪いの日本刀・村正を武器に、
死者たちが路上乱闘を
繰り広げる謎の大会に巻き込まれて行くのだった。
日本刀を持ったセーラー服の少女ってなんか良いよね、って話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 00:04:36
80036文字
会話率:45%
魔王が討伐されて20年人々が平和に暮らしている中、徐々に魔物の活性化が再び始まっていた。
わたしが世界の浄化をするの?魔王復活?世界のために働けと?わたしは弟を愛でるのに忙しいんですけど。
ツガイが5人いるから力合わせて頑張
って、どこのビッチ属性のヒロインだ。
そんなもの頼らずに一人でやってやる。
一人で頑張ろうとしているが、結局、番たちに捕まってしまうのであった。
*1話 1000~2000文字ぐらいです。
*軽い読みものとして楽しんでもらえたらと思います。
*アルファポリス様にも投稿させてもらってます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 11:00:00
1575535文字
会話率:47%
孤児として生まれた上に黒髪の人族として生まれて来てしまった俺にはこの世界は厳し過ぎた。化け物を見るような目。意味もなく殴られる。これは、孤児である俺が商人を経て、成り上がるまでの物語である。
LUKが999なのに運がいい事なんてないのだが
?何かがおかしい。
って、なんでエルフ共に追いかけられなければならないんだ?お前らの言い分おかしいじゃねぇか!
俺はこの理不尽な世界を生き抜けるだろうか。
*この話は「6年後に戦地から帰ってきた夫が連れてきたのは妻という女だった」と「番とは呪いだと思いませんか」と同じ世界観です。
時代背景的には1000年前の話になっております。
本編を読んでいなくても全く問題ありません。
主人公の口調が悪いです。
*アルファポリス様にも投稿させていただいております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-23 22:00:00
248795文字
会話率:51%
パン屋の娘の私が店の裏口の路地で倒れている人にパンを施したら、なつかれてしまった。
俺の聖女になってくれ?本物の聖女様に頼めばいい。それは殺されるから無理?いや、私は聖女じゃないし、ただのパン屋の娘だ。
私、何かに巻き込まれている?最
悪なんだけど?
*主人公の女性は口が悪いです。
*番とは呪いだと思いませんかと同じ世界観です。本編を読んでいなくても問題ありません。
*誤字脱字は程々にあります。
*アルファポリス様にも投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-14 11:00:00
61113文字
会話率:42%
【包帯公爵】の異名を持つ、ベスキュレー公爵家当主アルフレッド。他人と関わることを避け、領地に引きこもっていたのにどういう訳か国王命令で結婚することになった。恐ろしい噂の絶えない【包帯公爵】相手に、花嫁の方から逃げるだろうと思っていたのにやっ
てきた花嫁シエラはアルフレッドに好意を寄せてきて……?!
<新婚旅行編あらすじ>
ヴァンゼール王国国王ザイラックからのプレゼントで、友好国であるロナティア王国へ新婚旅行に旅立ったアルフレッドとシエラ。本物の夫婦としての絆を深めたい二人だったが、この新婚旅行の裏には様々な問題があった。
波乱だらけの新婚旅行、包帯公爵夫妻は甘い蜜月を過ごすことはできるのか……!?
※気まぐれに番外編を更新します。
【カクヨムでも掲載中】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 10:08:17
438961文字
会話率:27%
前世は男運の悪い人生だった。死因はブラック企業の過労死。目が覚めたら王女に転生していた・・・・三番目の。
転生したのは、魔法使いや騎士や吸血鬼が実在する異世界。
しかし、転生してきて出会った初恋相手に仕掛けられた戦争によって国が滅ぼされ、親
は死に、兄弟は逃亡。転生しても前途多難。
その上、敵国の王から、殺されるか愛されるかという選択を迫られる。
戦後間もない国内は、戦勝国と敗戦国の国民や魔法使い同士の牽制が鬩ぎ合い、欲望、憎しみ、欺瞞、策が絡み合い、一触即発の状態に陥っていた。
状況を打破するため、主人公リリアは自国の復権する顕彰の印として、大魔法使いとなるための儀式を行うことを決める。
その最中、この世界を創ったという神が現れ、じぶんが国の安寧を約束する契約を結ぶ代わりの生贄、神の花嫁として捧げられた身だと知らされる。
神は、じぶんと再契約すれば、復讐を果たせるだけの強大な力と、大魔法使いの称号を与えると提案してくる。
契約内容は、各国に散らばった「七種の神器」を守護する七人の魔守り人から秘匿魔法を手に入れると同時に、神器に憑りついた呪いを解き放てという神託だが、リリアは受け入れる。
しかし、敵国の王もおなじ神託を授けられていて・・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 10:00:00
40715文字
会話率:27%
地球から約数兆光年離れている双子星「天球」。
その星に神地「日本」が帰還した。
なぜ日本が地球にあったのか、それを知るために主人公夜鳥名無(よるとりなな)は妹とともに旅へ出た。
そして知る真実。
自身と仲間の過去に天球の過去、父と母の秘密
、「邪王」の正体に自身の力。
それらは名無を苦しめる。
だが「今度こそは」と立ち向かう。
宇宙の真実に——。
・・・書きたいことが書けない呪いが襲ってくるよぉ。
助けてくださいぃ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 10:00:00
5085文字
会話率:40%
結婚して数年、行商帰りの夫が「化け猫さんを買いたい」と言う迷子の子供を連れてきた。
しかし妻にしてその化け猫、ユエは子供を見るなり「この子、幽霊だ」と言い放つ。
夫に取り憑いた霊を送り出すため、夫妻、幽霊、猫の目、耳長馬での道行きが始まった
が、妻はひとつ、嘘をつく決心をしていた。
「いままで」を失う宿命を持った化け猫と、「これから」を望めない幽霊と、それを見守る二人の話。
全9話
------------------------------------------------
登場人物
ユエ: シリーズ主人公。右目に猫の魂を、子宮に魔女の魂を抱える。魔女の魂によって実質的に不死身だが、死の淵から還るたびに思い出を喰われて過去を無くしていく。
西の地元では魔法使いであり、流れ着いた東の国で現地の呪いを身に着けた。好物は米粉の平麺、出汁は鶏出汁、付け合わせには香菜が一番。
リールー: ユエの右目にして相棒。もともとはユエの使い魔であった。見聞きしたものを覚えておくこと、ユエに猫の力を与えること、ユエの話し相手になることが主な仕事。
クォン: ユエと結婚した、行商人の気のいい男。特別な力は何ひとつ持ち合わせていないが、家と耳長馬を持っている。好物は苦瓜。
ホァ: 子供の幽霊。父親と二人暮らしをしていたが、父が猿に憑かれたようになり、化け猫さんに治してもらおうとお使いにでた。享年八歳。
化け猫シリーズ
https://ncode.syosetu.com/s3359i/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 08:10:12
5662文字
会話率:51%
「たとえ空っぽになっても、きっと、取り戻せるものだってある」
年を取らず、子宮に魔女を抱え、思い出を喰われる娘、ユエ。
眼窩に宿る猫の目リールーを相棒に、呪い師として放浪している──はずだったのだが、どうやら結婚していたらしい。
魔女に喰
われた、幸せだったはずの三年間。
そこにあったはずの、恋の記憶。
夫の名を聞けども、何ひとつ感じる事ができない。
一方で夫は、王太子暗殺の濡れ衣を着せられ、捕らわれの身となっていた。
過去を「なくして」しまう宿命の化け猫娘が、ひとりの命のため受けとった対価とは。
人の体に猫をまとって、化け猫ユエが降ってくる。
シリーズ前話:化け猫ユエ https://ncode.syosetu.com/n1762jm/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 19:13:46
11320文字
会話率:20%
「女ばかりを好んで喰うモノの怪が出ております」
「食事中に聞きたくないです」
猫の右目にヒトの左目、大きな平笠をかぶった呪い師ユエ。
その右目にして相棒のリールー。
そしてユエの下腹に寄生している居候。
飢えれば宿主に食らいつく居候をな
だめるため、三つの魂を抱えてユエは水牛車に揺られ行く。
聞けば、満月の夜に女の腹が喰われると言う。
満月に照らされた水田に化け猫が跳び、荘園の呪いに齧りつく。
喪失と再生の亜熱帯怪奇譚、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 13:30:00
15204文字
会話率:19%
ミアの婚約者ウィリアムは、これまで常に冷たい態度を取っていた。
しかし、ある日突然、ウィリアムはミアに対する態度をがらりと変え、熱烈に愛情を伝えてくるようになった。
彼は、ミアが呪いで目を覚まさなくなってしまう三年後の未来からタイム
リープしてきたのである。
ウィリアムは、ミアへの想いが伝わらずすれ違ってしまったことを後悔して、今回の人生ではミアを全力で愛し、守ることを誓った。
最初は不気味がっていたミアも、徐々にウィリアムに好意を抱き始める。
また、ミアには大きな秘密があった。
逆行前には発現しなかったが、ミアには聖女としての能力が秘められていたのだ。
ウィリアムと仲を深めるにつれて、ミアの能力は開花していく。
そして二人は、次第に逆行前の未来で起きた事件の真相、そして隠されていた過去の秘密に近付いていき――。
*カクヨム、アルファポリスにて先行掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 07:30:00
471494文字
会話率:42%
古来より、魔法には呪いがついてまわる。
蒸気機関が走る街で、魔法の教育が行われる――そんな時代のどこかの国の、一人の少女の物語。
田舎者のアイラの夢は、王都の司書として働くこと。新しい環境で魔法図書の扱いを学ぼうと意欲に燃えるアイラだった
が、彼女には「魔法を使うと眼鏡が壊れる」という呪いがあった。「眼鏡割り」なる素っ頓狂な二つ名を携え、理想のキラキラ大都会とは程遠い裏通りのおんぼろ寮で、彼女の王都生活が始まる。
寮で出会った留年生・シャルロッテと仲も深まり、いよいよ入学式――だがその当日になって、アイラはシャルロッテが抱えていた問題にやっと気が付いた。初めて触れる、他人からの明確な悪意。田舎で本しか読んでこなかったアイラは、友人の笑顔を取り戻し、二人で新学期を迎えることができるのか。
*****
お読みいただきありがとうございます。以下、補足です。
・本作は「カクヨム」で連載を始めた小説です。早く先が知りたいという方は是非そちらへもお越しください。
・拙作はセリフだけで物語が進行しないよう、一般的な文芸作品と同様に描写に力を入れています。進みはゆっくりでも情景や世界観を味わいたいと思っていただける方におすすめです。
・感想大歓迎です! 忌憚無きご意見お待ちしておりますm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 07:20:00
74717文字
会話率:35%
天気の良い早朝、女子中学生のゆづりは学校のベランダから身を投げた。しかし、死んで消えるはずだった彼女の命は、『八星』という様々な星たちと繋がっている空間に招待され、引き留められることになる。そこには八星を管理しているという『神』たちの姿が
あった。
そんな神たちの一人、地球の神だという女性…ソフィーから、ゆづりは地球以外の他の星で生まれ直せるチャンスを貰う。しかし、ゆづりは転生を拒み、死を望んだ。すると、ソフィーに無理矢理キスをされ、不死の体にされてしまう。そして、その不死の呪いを解きたいのなら、八星を作り出した『創造者』の正体を暴けという無理難題を吹き掛けられ…。
無気力な娘が、個性的な神たちに揉まれつつ頑張る話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 07:19:32
94035文字
会話率:47%
髪と瞳の両方に銀を持つ私は生粋の銀の魔女で、古代の力、北の最終兵器、国家転覆の災厄だと散々ないわれよう。大人になったら南の孤島に移住しようと貯蓄に励んでいるけれど、成長のために内職は夜更かし禁止、安全のために妖魔狩りは深追い禁止と至ってマ
トモな暮らしぶり。
それでも目立つこの銀色の姿、とんでもなく目立つ使役魔の黄色、目立ちすぎてニ度見どころか三度見しちゃう呪い人形のなっちゃん。牧師のフリしたあの人と、リッチな騎士のあの人と、ナルシストのあの人の事情に巻き込まれるし、ウチのオカーサマがゴメンナサイのの王子さまには申し訳ないし、学校の先生は突拍子ないし、もう一刻も早く南の島に移住したい今日この頃のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 07:10:00
80985文字
会話率:54%
「呪い」を解くためには、大賢者に会わなければならない。
願った通りに迫りくる旅立ちの日。
「この日のために今まで準備してきたんだ!」
でも、そんな簡単に、ことが運ぶわけもなく…。
行く先々で明らかになっていく世界の秘密。
時にゆるっと
、時にキリッと、仲間と歩む青春冒険譚!
様々な困難を経て、少年たちが選ぶミライとは?
*他サイトにも掲載中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 07:10:00
120990文字
会話率:47%
町の電気工事士であり、なんでも屋でもある織田玄徳は、仕事をそこそこやりつつ自由な暮らしをしていた。
結婚は人生の墓場……父親が嫁さんで苦労しているのを見て育ったため、結婚して子供を作り幸せな家庭を作るという『呪いの言葉』を嫌悪し、生涯独
身、自分だけのために稼いだ金を使うと決め、独身生活を満喫。趣味の釣り、バイク、キャンプなどを楽しみつつ、人生を謳歌していた。
そんなある日。電気工事の仕事で感電死……まだまだやりたいことがあったのにと嘆くと、なんと異世界転生していた!!
これは、異世界で工務店の仕事をしながら、異世界で独身生活を満喫するおじさんの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 07:00:00
455968文字
会話率:55%
ソラシル王国に住む少年ラクレスは、幼い頃から幼馴染のレイアースと共に騎士になる夢を抱いていた。しかし、彼には魔力がまったくなく、それが騎士になるための壁となっていた。一方、レイアースは膨大な魔力を持ち、ソラシル王国の未来を背負う存在として期
待されていた。
十五歳になった時、二人はソラシル王国の兵士に志願するが、その試験でラクレスの無力さが露呈し、騎士になる夢は遠のいた。それから三年が過ぎ、レイアースは歴代最年少でソラシル王国最高の『七曜騎士』に選ばれ、一方のラクレスは騎士の道を諦めきれず、下っ端の兵士として日々鍛錬に励んでいた。
ある日、ラクレスは部隊と共にゴブリン退治に向かうが、予想外の出来事が待ち受けていた。ゴブリンの代わりに現れたのは、凶暴なオークの群れだった。全滅の危機に瀕した中、ラクレスは絶望の中で封印されていた漆黒の鎧を見つけ出す。生き延びるため、彼はその鎧を身に纏う決断をする。
しかし、その鎧は呪われていた。
「ぬ、脱げない!」
鎧に囚われたラクレスは、鎧に宿る『ダンテ』という存在と契約を結び、その力を引き出すことを余儀なくされる。さらに、彼は鎧を脱ぐことができない状態に陥ってしまい、『黒騎士』としての道を進むことになる。
彼の新たな力は『七曜騎士』たちの注目を集め、同時にレイアースとの友情に亀裂を生じさせる。ラクレスは鎧の呪いと戦いながら、自らの運命を受け入れ、ソラシル王国のために戦う決意を固める。
これは、呪いの黒騎士が鎧を脱ぐため、国のために戦う物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 07:00:00
144216文字
会話率:51%
この世界は、聖女たちによって回っている。男は労働力、女は重要職、そして聖女は神のごとき存在だ。つまり、男は女の下……そういう認識だ。
そして、聖女は聖女から生まれる。神の奇跡によって聖女の体内に命が宿り、生まれてくる。
俺の名はセイヤ。聖
女から生まれた『異端』とも呼ばれる『男』だ。
なぜか聖女から生まれた俺は、聖女の村で酷い扱いを受けて育った。粗末な小屋に住み碌な食事も貰えず、外出すれば同世代の幼馴染『聖女』たちに酷いいじめを受ける毎日。
なぜ、俺は聖女から生まれた『男』なのか。その理由は聖女たちも知らない……ただ、異端だの呪いだの言われ続ける毎日だった。。
俺には夢があった。
俺は、男しかいない職業である『炭鉱夫』になる。聖女のいない『炭鉱夫』……男だけの楽園を俺は目指して進むんだ!!
でも、俺は知らなかった。
俺という存在が、聖女たちを生み出した神による奇跡だったなんて。後に、世界中の聖女が俺を狙ってくるなんて。
今さらふざけんな! 俺は炭鉱夫になるって決めたんだ!
これは、聖女たちに狙われる、聖女嫌いの俺の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-16 07:00:00
161072文字
会話率:49%
「おまえとの婚約は破棄させてもらう」
そう言われて現在エリート街道を驀進中の婚約者に捨てられたFランク錬金術師のカレン。
自棄酒に溺れたカレンは、弾みでとんでもない条件を付けてとある依頼を受けてしまう。
それは『血筋の祝福』という、受け継い
だ膨大な魔力によって苦しむ呪いにかかった甥っ子を救ってほしいという貴族からの依頼だった。
依頼内容はともかくとして問題は、報酬は思いのままというその依頼に、達成報酬としてカレンが依頼人との結婚を望んでしまったことだった。
王都で今一番結婚したい男、ユリウス・エーレルト。
前世も今世も妥協して付き合ったはずの男に振られたカレンは、もう妥協はするまいと、美しく強く家柄がいいという、三国一の男を所望してしまったのだった。
ともかくは依頼達成のため、錬金術師としてカレンはポーションを作り出す。
仕事を通じて様々な人々と関わりながら、カレンの心境に変化が訪れていく。
錬金術師カレンの新しい人生が幕を開ける。
※アルファポリスにも投稿中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 07:00:00
201677文字
会話率:41%
平安時代のようなところで目を覚ました光。自分が光源氏だと呼ばれている事も理解できない状態で生活を始める。従者の惟光に言葉や常識を習いながら、失った記憶の断片を拾う光。
ある時、予知できないタイミングで現実世界へ戻った光は、自分が絵の中に入り
、物語の中で怨霊を退治し、無事先輩を助け出す為に行動していた事を思い出す。
再び絵の中に戻った光は、またしても記憶を失っていた。その状態で怨霊に襲われ、対処方法も分からないまま必死の思いで撃退する。
身に覚えのない結婚に、見知らぬ舅、記憶のない愛人達に囲まれて、誰が味方でどれが怨霊か曖昧な世界。
次に現実世界に戻れるまで無事でいられるかは、光のセンスにかかっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 01:00:00
155831文字
会話率:35%
”はなちるさと”に届く紙を媒介した呪いをきっかけに、従業員の”大波 武”は礼や若月と共に騒動に巻き込まれて行く。やがて呪いから派生した事件は、古杣と呼ばれる怨霊の排除へと発展する。怨霊に悩まされていた依頼者の香奈は礼に惹かれ、武は香奈に惹か
れる。
香奈の思いが自分に向かないことを悟った武は、古杣に悩まされる新たな女を助けるべく動くが、武自身も呪いと古杣に悩まされるようになり、命を危うく落としかけた。
若月に助けられれた武は、復帰後”はなちるさと”で行われるコックリさんを見学する。新たな香奈の同僚を中心として行われるそれを、ヒヤヒヤしながら見ていた武。
やがて、同僚の男が店に乗り込んできて、思わぬ関係性が明らかになる。
●主な登場人物
大波 武 : ”はなちるさと”従業員
瓊樹 若月 : ”はなちるさと”オーナー
安堂寺 礼 : ”はなちるさと”関係者
仲野 香奈 : 依頼主。怪異に悩まされる女
佐間 絵琉 : 香奈の同僚の女
都岡 乃菊 : 香奈の同僚の女
海秋 沙 : 香奈の同僚の男
小池 圭子 : ”はなちるさと”協力者折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 01:00:00
78206文字
会話率:54%
失恋から立ち直り、自分に自信をつけるため、ヘアメイク付きの写真プランを申し込んだ女子高生の”音”は、本町の写真館に来ていた。
しかし自己嫌悪から撮影にも入れず泣いてしまう。
なんとか撮影した音に、写真を撮っていた若月から、怨霊に取り憑かれて
いると告げられ証拠を見せてもらった。
怨霊は離れたが霊体が損傷した音は、冬香によって呪いと保護をかけられ帰宅する。
翌日、学校で冬香や若月と再会した音は、再度写真館へ行く約束をした。
本町の写真館では、怨霊に閉じ込められた絵があった。その中に吸い込まれるように消える関係者。
解呪のためだと聞き、待っている間に若月や冬香に疑問を投げかけた。
やがて解呪が成功し、中に入っていた人物が帰還したが、そこには信じられない人物が一緒だった。
すべての問題が解決した音は、若月が理事長を務める学校への転校を決める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 01:00:00
64482文字
会話率:44%