康熙二十七年、西暦でいえば一六八八年。
陳元龍(ちんげんりゅう)は若くして科挙に登第し、皇帝直属の学士の位を賜った逸材だった。
しかしある日、無実の罪を着せられ、左遷が決定する。
左遷先の欽天監で彼を出迎えたのは、西洋からやってきた宣教師の
青年、白晋(はくしん)だった。
陳元龍は白晋の十人目の弟子になり、一癖も二癖もある彼から「格致」を教わることになる。
そんな中、来たる中秋の日に月食が発生することが明らかになり――。
栄華を極めし大清国に潜む魑魅魍魎を科学の力で制圧する、奇妙な謎解き師弟譚、開幕。
※カクヨム版:https://kakuyomu.jp/works/16818093089712706406折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 12:33:39
10000文字
会話率:36%
明代中国、科挙を目指して上京する途中の一人の書生は、謎の少年との邂逅をきっかけに、思いもよらぬ事件へと巻き込まれていく。
最終更新:2025-04-05 19:02:22
33560文字
会話率:34%
東の辺境伯の次女として生まれたマリエールは東の国の暗殺者によって殺されてしまった。直後転生して暗殺者を仕留め、東の国の軍勢を殲滅する。領主は半信半疑ながらもマリエールのことを認め遊軍とする。完全な独裁国家軍事国家である東の国の軍事施設や軍
事工場を壊滅し国王や首脳幹部を収納し、国王の息子の穏健な人物を国王とした。マリエールは東の国で宰相になり理想の国造りに邁進する。故郷の国から属国になるように言って来た。もちろん反発する。再軍備する。東の辺境伯から苦しい立場の連絡あったので来れる人は全員呼んだ。兄が東の国に攻め込んだ。殲滅した。マリエールは軍を率いて王都に乗り込む。国王を含め粛清した。父親を国王に据え東の国の属国にした。二つの国で科挙を始め貴族制度無くした。マリエールは二つの国を治める女王に推挙された。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 19:42:12
9851文字
会話率:30%
この国には科挙(吏員採用試験制度)があり、受験資格は15歳の男女。実際には勉学の機会は有力者の男子に限られること多いがマリエはその難関を15歳の年で通過した。王子の秘書となった。マリエは王子達に見せるため手品やマジックショ―花火やゲーム、
カルタやトランプ、言葉遊びなどを披露した。マリエは見識が高く王子の提案としてさまざまなアイデアを提示していく。ことごとく成功して王子の評価が上がる。転勤阻止していつしか王子専属の秘書となる。
内政外交にも精通し、王城内の力関係にも詳しい。マリエは地元で店開き、王子のための活動資金にする。王子はマリエを婚約者に指名し皇太子、皇太子妃となる。北の国と戦いや改革反対派との戦いに勝利する。国王は皇太子に王位を禅譲する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 12:44:08
5154文字
会話率:36%
腐敗した大帝国。若き官僚レンリは貴族の手で理不尽に北の辺境に左遷されてしまう。武官となったレンリを待っていたのは、異民族との激しい戦いだった。
レンリは軍を指揮して異民族の大侵攻の撃退に成功。英雄視される。しかし、ほとなくして帝都は陥落。
皇族や貴族たちは虐殺・拉致された。そのさなか、レンリは17歳の皇女を救うこととなり、やがて彼女に恋慕されるようになる。
「レンリさん、わたしを守ってください!」
皇女の言葉に、レンリは応えようとする。そして、彼女を皇帝にすることで、帝国を異民族の手から取り戻すことを決意した。
皇女たちとともに、超常の力のない世界でレンリは反撃の戦いを開始する。そして、戦いの果てにレンリは帝国を手に入れることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 09:45:11
123100文字
会話率:29%
兵役最後のマラソン大会警備の任務中に手榴弾の爆発で吹き飛び命を落とした主人公キリシマ・タカノ。
退役後に恋愛や家業の会社を継いで人生を謳歌するつもりだったが、無念のまま人生を終えることになったが、
三途の川で出会った水を司る聖なる存在イ
ズミによって、魔王に支配されそうになっている世界を救うため...そして、その世界で自分の夢を叶えるため勇者として転生した。
がしかし.....
その世界で亡国の王子の娘である猫耳娘ミミと運命的な出会いを果たし結婚するために難関である武官科挙を突破する。
リン・メイ・マオの娘にも恵まれて、都の平和を守る義禁大尉に任命される。
『魔王退治は副業で本業は父親業です!』
今日も都で家族と過ごして悪を成敗って...
勇者業してますか?(笑)
※だいたい、章毎に話は完結しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 06:55:01
494459文字
会話率:28%
【中華風お仕事ファンタジー!お客様は妓女と退魔師ともふもふです⁉】
五歳のある夜、口減らしで捨てられた柳(りゅう) 珠葵(しゅき)は、かつて住んでいた村を探して彷徨う中、ふらふらとたどり着いた湖畔で、怪我をして倒れていた小さな龍の兄妹を見
つけ、無意識に治療をしてしまった結果――なつかれる羽目になった。
せめて小龍たちの怪我が治るまでと、しばらくそこに留まっていたところ、親龍の怒りや貴重な白龍の子を失う事を恐れた王都御史台の調査隊がやって来て、小龍ごと珠葵も保護される事に。
「珠葵。――私と来るか?」
必要とされない家族より、必要としてくれる人の傍にいたい。
女性と言うだけで軽んじられる中で、御史台の長となる事を目指すと言う、朱 雪娜(しゅ せつな)。
桜舞う夜の出会い。
それから八年。
珠葵には、神獣や神具の力を回復させる〝治癒の力〟と、呪具を神具に変えてしまう特殊な〝浄化の力〟がある事が発覚し、御史台の雪娜の庇護の下、妓楼「南陽楼」の中で小道具店をひっそりと営んでいた。
表向きは妓女たちの装飾品を扱いつつ、裏では御史台による退魔の為の神具を扱う店だ。
開店時の店員は、珠葵と――小さな龍の兄妹。
知る人ぞ知る真夜中の小道具店、開店です。
月日の経過と共に、龍以外のもふもふ店員も増えていきます。
応援宜しくお願いします!m(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 17:57:42
108252文字
会話率:41%
名門元老院議員の家に生まれながら、3回もの婚約破棄を経験することになったルドヴィカは、黒幕でありかつて親友だった女を断罪した。架空の共和国で悪役令嬢の名をほしいままにする彼女は、1回目2回目の騒動をそっと振り返る。|古代ローマを参考にしてい
ます|同一作者の別作品:後宮に入ると言ったら怒られながら求婚されました ~傾国の美女、異国の商人、科挙落第の私~のスピンオフで、祖父母世代の話になります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-13 09:22:36
24080文字
会話率:29%
ごく普通の庶民の家庭に生まれた明玉(ミンユー)は初めての科挙に落第した。再受験の費用を出してあげるから、なんて軽いノリで近づいてきた、同級生で名家出身の美女の後宮入りを手伝うことになるのだが、明玉の恋人は猛反対。間をとって、後宮入りのために
婚約するという混迷した状況に。それでも辿り着いた後宮で明玉が見たのは…|中国の唐時代を参考にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 12:00:00
54943文字
会話率:32%
かつての千葉県千葉市中央部を敷地とする科挙学園。
小中高大幼稚園まで擁する巨大な学園には玉石混淆な人材が集まっている。
そのようなカオスな科挙学園で発生するややこしい事件。
学生主体で構成される火消しチーム超常現象愛好会は今日も学園の安
寧のため奮闘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 09:46:18
18721文字
会話率:63%
李自成の北京攻略により、明の崩壊とともに脈を打ち始めた動乱の清王朝……
___時はその末期。
中国を統べる天子はめくるめく四季が如く入れ替わり立ち代わり、孤高の天子・夏秀₍カシュ₎が誕生する。夏秀の三人娘の末として生まれた染沙₍ソシャ₎は幼
いころから漢文、詩文、論語に興味津々。しかし儒教の男尊女卑思想が浸透した清王朝、染沙の関心は受け入れられず……。
そしてある時、都で科挙試験が行われることを知る染沙。どうしても都を見て回りたい染沙は後宮をでようと試みる。しかし、それが悲劇の始まりで……。
染沙、太監・連雲、少爺・紅史。三人の視点から綴られる新たな清王朝の動乱とは!!
(最初はサブタイから離れていきますが、絶対戻ってきますから!)
*当方、清王朝への愛は強くとも、歴史上のことは妄想力で補っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 21:37:56
14345文字
会話率:32%
『KAC2020 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020~』に向けて投稿した連作短編です。(一部変えています)
「藍天的絶望」……お題「四年に一度」※短編「藍天的絶望」と同じ内容です。
「あまつかぜ」……お題「最高の祭り」
「最憶的故郷」……お題「Uターン」
「人の噂も七十五日」……お題「拡散する種」
「藍天的秘密」……お題「どんでん返し」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-10 22:46:06
11020文字
会話率:54%
これは神に選ばれし16のアイドルとその守護者たちの物語。
199X年──
東洋の魔都、ホンコンにて開かれる全中華拳法トーナメント『格闘科挙』!
勝者に与えられる栄誉はホンコンNo.1アイドルの万 花鏡との結婚と最強の拳法「七獣八門
」の秘伝だ!果たして中国最高の栄誉は誰の手に……
そして、いずれ始まる16組のアダムとイブのサバイバル──
勝ち残り、歴史にその名を刻むのはただ1組!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-07 17:57:45
794文字
会話率:59%
小室直樹『宗教言論』より、中国の儒教と官僚政治との関係と、科挙の弊害について。
最終更新:2018-10-17 23:10:05
5225文字
会話率:5%
西暦一八四〇年ごろから、西欧の脅威に晒されることになった清王朝。その事態を強く憂い、末期の清を支えるために尽力した者達の中に左宗棠がいる。
挙人の資格は得たものの、科挙試験に失敗した癖に、自らを「湖南の今臥龍」と称していたため、周り
の人間からは変人と見られていた。しかしそんな彼が、ひょんなことから高級官僚の陶澍に気に入られ、親戚となる。
そのことで陶の女婿、胡林翼とも昵懇になった彼は、胡によってさらにアヘン戦争の立役者であった林則徐にも知られることとなった。林は宗棠青年に「最も警戒すべきはロシアである」との言葉を残し、他界する。やがて太平天国の乱が起き、湖南巡撫の客としてようやく日の目を見た宗棠は、時の皇帝である咸豊帝の声がかりで曽国藩の帷幕に加えられた。この時の活躍が評価されたので、咸豊帝崩御後も北京へ呼び出され、今度は陝甘総督として捻匪討伐の任務に就く。
砂漠に面している、西の不毛の地。捻匪の背後にいた回民との戦いにもあけくれながら、彼は、陝西省及び甘粛省の産業の発展にも心を砕いた。彼によって整えられた、西安から玉門関へ至る道には、柳が植えられており、これは宗棠にちなんで左公柳と呼ばれている。
清朝廷に対して反乱を起こした捻匪や回民を討伐し、さらにタリム盆地のほとんどを占拠していたヤクブ・ベクも滅ぼし、イリ地区を占領していたロシアの理不尽な要求から何とか妥協を引き出して新疆地区を奪回した彼に、北京からの召還状が届く。軍機大臣及び内閣大学士という、挙人出身にしては異例の辞令を与える為だった。
だが、そんなポストは到底彼の気質には合わない。半年もせぬうちに病気と称して辞した後、両江総督として再び政府中枢から現場へ出た宗棠は、この時すでに七十二歳。ようやく念願であった海軍建設に着手し、曲がりなりにも形を整えた頃、清仏戦争が勃発、彼の築いた南洋艦隊は壊滅したのである。失意の上に、清にとって不利な天津条約を再び結ぼうとしている李鴻章への怒りが重なって「海軍を頼む」との言葉を残し、一八八四年九月五日、ついに清の大黒柱であった宗棠は帰らぬ人となった。
こちらも母が遺した小説です。
こちらにも掲載してます。 → https://www.alphapolis.co.jp/novel/452360109/106174441
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 08:00:00
135873文字
会話率:28%
とある兄弟の話。
ジュンハオとジモは、都に住む独り身の兄弟であった。
彼らの家では、兄のジュンハオがいい加減に嫁をもらえと、両親にせっつかれ、
弟のジモががそれをとりなすがいつもの風景であった。
弟は、とても優秀な一家の稼ぎ頭だったが、
実のところまるで恋愛経験のない初な男で、
まるで子供のようにふるまう兄を見て、こいつよりはマシだろうと、自分を慰めていた。
ところが彼はある日偶然、兄が女を抱きしめている場面に出くわす。
大変な衝撃を受けた彼は、慌てて恋人探しにいろいろな女性に声をかけるのだが…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-03 22:59:15
4888文字
会話率:17%
科挙を題材とした。ミステリーです。
最終更新:2018-04-06 20:37:28
15757文字
会話率:2%
科挙を受けに都へ出てきた青年が柳の下で会った美女は幽霊だった。しかも、その幽霊は科挙に合格させる代わりにとある事を依頼する。それは……? 中国風世界を舞台にした読み切り短編です。
この作品は上杉蒼太個人サイト「木蘭優駿」にも掲載しています
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-03 20:45:00
15035文字
会話率:27%
――この世界には、魔獣と呼ばれる人に仇なす獣が存在する。
大陸を統べる大国、【紅】。その新人官吏を登用するための試験である科挙と武挙の合格者には、同じ女人の名前が載っていた。
朱玲湶。国王に次ぐ権力を持つ五つの一族、朱家の姓を持つ彼女は、そ
の努力と才により二つの道を与えられた者。
彼女は道を選び取り、そして出会い、別れを知ることで、自らの真実を見つけることになる。
――私はただ、貴方のために在る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-26 22:00:00
178239文字
会話率:38%
日本てまだ科挙(かきょ)が使われ役人が選ばれていた時代に、財力で国一番になった富鉱國(ふこうこく)に役人として派遣された松下倹之助。
最終更新:2017-03-27 17:31:59
403文字
会話率:15%
旧皇族の完璧な美形婚約者がいるにも拘わらず、1000回プロポーズを断られても諦めずに、冴えない「恵秀兄様」を追い続ける名門龍家の娘・麗宝。 実は恵秀は、千年前の戦で黒鳳凰の呪いを受けてその化身となり姿を消した、百華国の初代皇帝なのだが、その
妻であった彼女に前世の記憶は無く、自分が龍と契約していることすら知らないままだ。 ただ恵秀のそばに居たいが故に、始めは身分を詐称し宦官の官吏として、後には初の女性官吏として働く羽目になる、やる気の無い麗宝。 けれども、龍家の娘は一生独身という不吉なジンクスが。 国をめぐる陰謀と龍界との因縁に翻弄される彼女が最後になるのは、生涯独身官吏として国と婚姻する「百華国の花嫁」なのか、それとも……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-25 13:53:28
214863文字
会話率:34%
皇太子・鳳翔の命令で、恩科の会試をむりやり受けさせられることになった史明は、会場となった貢院で、宦官の幽霊に出会う。彼の望みを叶え、己の身代わりとして試験を受けさせてやった史明はしかし、この宦官が予想外に優秀だった為に会試に合格してしまう。
最終試験である次の殿試に登場すれば、自動的に官吏登用が決定されるとして仮病で休んだ史明に、鳳翔が企んだ罠とは・・・?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-19 15:29:24
8093文字
会話率:29%
禎の国の淑成公主は大の男嫌い。ところがある日彼女の父である皇帝が科挙一位の青年李瑛を彼女の附馬として迎えようと言い出した。あまりのショックに彼女は皇宮を飛び出し、行き着いた先はなんと、妓楼だった!優しい少女春月に庇われる形で妓女見習いとな
った彼女はどんな結論を出すのか…不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-10 21:19:14
46373文字
会話率:36%