日本人とオーストラリア人のハーフ・億里(おくり)アニーは、クレー射撃で卓越した腕を持つ少女。オーストラリアでの最後の試合で太陽に邪魔されて優勝を逃し、それが差別による判定だと信じ込む。
三か月後、交換留学生として日本に来たアニーは、根
源院(こんげんいん)美味(びみ)と共に高校生活を送るようになる。美味に渡された不出来なチラシに文句を言うために行った射撃部の部室で、アニーは書道部を辞め射撃部で新たな道を探そうとしている硯耶(すずりや)翅采(とめは)に出会う。入部を懇願されるアニーだが、Yesと言えない。
だが美味の説得と両親が日本に送っておいた自分の銃を見て、自分がまだ射撃を愛している事を知ったアニーは入部を決意する。硯耶の後輩たちによるトラブルの中、「銃は人殺しの道具」という後輩たちに対し、アニーは「じゅうはおさらをうつものだ」と宣言し、アニー・美味・硯耶の三人は夏に行われる初の『懇親クレー射撃大会』に向けて練習を開始してゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 17:01:43
104695文字
会話率:53%
雨が止んだ時、その商店街を歩いていると、懐かしい自分に会えるかもしれないーー。
四年前に母を亡くし、父はずっと単身赴任中の高校生柚香は、商店街でブティックを営む祖母と二人で暮らしている。そんな柚香の家にある日突然、父に連れられて四歳の女の子
寧々がやって来た。彼女は父と父の不倫相手との子供だという。亡き母親のことを想って寧々に反感を持ち一緒に住むことを拒む柚香と、他に行き場のない孤独な寧々。母親を亡くした者同士の腹違いの姉妹が、傷つきながらお互いが拠り所となるまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-18 18:06:26
50447文字
会話率:36%
とある事情により歳の離れた弟を連れて家出をした男爵令嬢アメリアは、伯爵家のカントリー・ハウスでメイドとして働きはじめる。
ある日慣れない仕事に疲れたアメリアが夜の庭園を歩いていると、そこで人の言葉を話す不思議なカエルと出会った。しかもそのカ
エルの声は屋敷の若き当主にそっくりで……。一人と一匹はたびたび夜の庭園でおしゃべりをするようになる。
とても優しくて紳士だが自分の姿形がコンプレックスであるらしいカエルのエディさんに、アメリアは何度も同じことを言った。「大好きです」
※ヴィクトリア朝後期が舞台ですが不思議要素があるので異世界恋愛になっています。ジャンル迷子なので助言いただければ変更いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-25 00:00:00
147326文字
会話率:40%
【中途失聴者の僕=篠原恵】は、喋ることを拒み塞ぎ込んでしまう。ある日、【色覚異常の君=宮村風澄】に出会い少しずつ、塞ぎ込んだ自分を外へ出していく。
外へ出た世界で、見たのは周りの視線と、過保護なまでの先生や人々。
その世界で1人じゃ生きてい
けないと、君はいった。僕の不器用さと、君の優しさが生む青春ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-11 16:38:39
43503文字
会話率:37%
高校を卒業して二年が経った。
仲が良かった友達は皆思い思いに自分の道を進む。
俺もそんな風に進んできた。別に不満や後悔があったわけじゃないけど、ふと思う。
またあの頃みたいに仲間と笑って過ごしたい。
そう思っていたら偶然にも懐かし
い友達から一通のメールが届いた。
――あの頃の仲間と集まるから、お前も来い!
これは、仲間達と過ごした高校生活を追憶する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-05 21:16:51
5073文字
会話率:45%
一人のフツメンがオタク美女と出会う!?
クレイジーなイケメン部長☆可愛いもの中毒の巨乳先輩♡名家の令嬢は戦国オタク?幽霊部員のゲーム廃人?
オタク同好会の愉快な仲間たちに囲まれた主人公拓海はヒロイン遥とラブコメするのかしないのか?
メインヒ
ロイン二人目は大学デビューのリボン女。彼女の意外な過去とは?
コメディあり、パロディあり、シリアスあり、わりとなんでもありの青春?キャンパスライフをお楽しみあれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-19 23:11:53
81039文字
会話率:47%
自分が描きたいものが見つからない美大生の青年、小さな美術館に就職した学芸員の女性、歌手を夢見て路上で歌う少女、それぞれの想いが海の見える街で交差する。
その三人を結びつけるのは1枚の絵画『リリスの涙』と意識に語りかけるようなローレライの歌
声、その二つが重なり合うとき奇跡が訪れる。
幾星霜の時を経てその想いが彼女の願いを届けていく。それぞれの想い、それは遙か昔…ローレライが恋い焦がれた一人の青年に思いを寄せた物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 07:44:21
80343文字
会話率:24%
――今苦しみの中にいる人たちに読んでほしい。
まず“今現在”『いじめられているキミ』へ――
キミは一人じゃないよ。
キミを元気にしたいんだ、そうキミが生きている間に!
そしてこの作品を読んで、少しでも元気がでたら、思いきって周りの大人、
先生や両親や相談所でもいいから、『今いじめられている』ことを伝えほしい。周りの大人たちは本当は、キミを守りたいと思っているんだ!
でも、キミがいじめられている事に、なかなか気付けないんだ。だから絶対すぐ自殺してはダメ!
周りの大人を信じて「今、いじめられている」とキミが生きている間に、伝えるんだ!
――そして、今苦しみの中にいる人に伝えたい。
世界には、あなたを応援してくれるたくさんの言葉達があるんだ。
だけれども、素晴らしい言葉であっても、
哲学や名言は難しくて、心に中々入ってこない。
だから、哲学や名言を超解釈して、
あなたの気持ちに入っていきやすいように処方しました。
苦しい時の“心の薬”になればと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-25 03:37:27
50999文字
会話率:10%
ある日突然、霊が見えるようになってしまった女子高生、友田智希と、そんな彼女を見守るベテラン幽霊の博文さん。
智希は博文さんの小言兼助言を聞きながらエクソシストの真似事をすることに。
けれど知識も経験もない智希の除霊は失敗続きだった。
やがて
彼女は失敗を教訓にして、独自に霊と相対するときの心得を作る。
一、顔を見せてはいけない。
二、優しく笑いかけてはいけない。
三、頼みごとは一つしかきいてはいけない。
三つの心得と、様々な武器(卒塔婆、十字架、お守りetc.)を頼りになんとか除霊を続ける智希だったが、彼女には一人、気になる幽霊がいた。
神社に出没するその霊はいつも石段の上から智希を眺めているだけだが、どうにも気持ち悪くてしょうがない。いつか除霊してやると意気込む智希だが、果たして結果は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-24 17:13:32
56726文字
会話率:37%
「それじゃあ、四時四十四分になると君は姿を現せるって訳?」
「はぁ……まぁ」
彼女がちょっと嬉しそうに笑った。
「えーと……私、幽霊なんで、その時間に貴方を驚かせてやろうと……。えへへ……」
□□□
毎日四時四十四分になると現
れる、
人を驚かせたい幽霊少女と、
将来何をしたいのかも、何になりたいのかも分からない、どこか醒めた男子高校生。
毎日四時四十四分になると姿を消す、
男勝りな片田舎のお姉さんと、
停学処分を食らい療養目的でやってきた、喧嘩っ早い女子高生。
毎日四時四十四分になるとやってくる、
何かあったらすぐに挫折する新米社会人と、
それに巻き込まれる裏路地の新米幽霊少女。
のんびりと楽しんでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-24 16:00:00
68069文字
会話率:59%
恋愛短編集。
読書後の幸福感を提供するため全てハッピーエンドとなります。
恋の始まる瞬間等を切り取っていければと思います。
1話完結で分量少なめにしますのでよければ読んで行ってください。
最終更新:2018-06-16 19:30:46
29037文字
会話率:39%
アニメ制作会社「スタジオ・グリーングラス」プロデューサーの西門綾成。
望んで就いた仕事に邁進中で、つい恋愛が粗雑になる。
イレギュラーでプロデューサーを交替した作品はようやく終わりを迎えたが、その前に彼女と別れていたことを親しい後輩に報告し
忘れ、いつものように叱られた。
途中入社の折に世話になった先輩が退社することになり、引き継ぐ形で次の作品の現場に入った。巡り合わせでその作品のスタッフとして迎え入れたアニメーター兼デザイナーの女性に強く惹かれ、ようやく本気の恋愛を始めようとする。
ずっと気づかずにいた後輩の想いが思わぬ余波として現れ、綾成は彼女への態度に迷いつつも、仕事仲間としてのつきあいを選んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-03 11:00:00
62861文字
会話率:54%
薄葉の柵(ウスバノシガラミ)
この物語はいわゆる怪異譚です。
田舎にある、御巫市を舞台に見ているものと見えないはずのものに苦悩しながら自分の在り方を探す高校生の物語です。
盲目の少年、薄葉 桔梗と目を与えた後神のシロ
シロは言
った代償は死ぬまで僕の後ろに立ち続け、お前のしがらみになってやる、と。
彼は常に決断を強いられた時や、肝心な時にいつも囁く、恨めしような妬ましいような声で「それでいいんだな?」と
処女作です。
よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-03 01:51:57
46079文字
会話率:39%
都市部と山間部を結ぶローカル線「二木粟生井鉄道」は、経営状態が彼岸花畑。
最年少の三木栄駅員は、一年掛かりで準備して、ある計画を実行する。
同時に、三木駅員の知らないところで二木粟生井鉄道活性化連絡協議会……通称「二木鉄の乗客を増やす
会」が発足した。
ビミョーな萌えキャラ「二木あおい」でネット炎上。敵は、巨額の赤字と社内の逆風。
萌える商魂で、廃線に向かう列車のポイントを存続路線に切り変える戦いが始まった。
三木駅員と二木あおいは、叩かれても、倒れても、同じ空の下で架線を共有する仲間と共に回生ブレーキを作動させ、脱線を防ぎながらひたすら前に進む。
※完結済みを予約配信。毎日更新で2018/05/20に完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-20 12:00:00
104700文字
会話率:26%
高橋は、いつもクラスで浮いている。僕は、彼女の言葉が、気になってしかたがない。
最終更新:2018-05-17 00:00:49
4515文字
会話率:29%
淋代大輔(さびしろ だいすけ)は田舎から飛び出し、東京に着の身着のままやって来た。
住み着くと決めたのは、お洒落な街『代官山』。
築四十年のボロアパート。
手元にあるのは『五億』。
誰も知り合いのいないこの街で、自分は生まれ直すのだ。
二
十歳を過ぎても友達のいない孤独な過去を捨て、自分は自分になる!
密かな決意を胸に、慣れない都会で暮らし始めた大輔の元に、一通の奇妙な手紙が届く。
インゴット様。
謎の手紙に従い行動してゆく大輔は、知らず知らずのうちに周りを事件の渦に巻き込んでいたのだった。
インゴット。白銅貨。ニコラ。
手紙によって出会う代官山の住人たち。
彼らが織り成す濃くて厚くて不可思議な人間関係の歯車に、大輔はゆっくりと組み込まれてゆく……。
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複製を禁止します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 23:41:02
68592文字
会話率:41%
何かを強く願うなら 賀珠沼町にお行きなさいな
幸せ笑顔を求めるならば 〈喫茶月影〉に行ってごらんなさいな
まことしやかに囁かれる、不思議な不思議な喫茶店のうわさ。
満月の夜にしか訪れることのできないその喫茶店では、さまざまな事情を抱
えてやって来たワケありのお客様に〈特別なひと皿〉を振る舞うのだという。
宝石のように美しいグミ、飲むだけで思い出を垣間見ることができるハーブティー、星空を映したようなフルーツパンチ――そんな、魔法のような一品がお客様にもたらすのは〈心からの笑顔〉と癒やし。
涙あり笑顔ありの不思議グルメファンタジー。あなたもワケありのお客様と一緒に、どうぞ〈喫茶月影の幸せひと皿〉を召し上がれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 23:29:18
94750文字
会話率:52%
前島三春は孤独を愛する……わけではないけれど、ワケあって一匹狼を気取る女子高生だ。友達なんかできない。できたとしても、うまくいくわけない。それならば初めから友達なんて作らない方が合理的じゃないか。案外一匹狼気取りの生活は気楽だし、美味しいお
菓子があれば他は何にもいらない。放課後に公園で一人、お菓子を食べてから帰るのが三春の日常だった。
そう思っていた三春の生活は、一人(?)のおばけと出会ったことから一変してしまう。
えっなに、おばけじゃない?いや、どっからどう見てもおばけだよあんた。えっなに、その菓子はうまい?ひとつよこせ?もうこのおばけうるさい!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 23:08:16
94991文字
会話率:40%
ある田舎町に住んでいる女子高生:神崎 富子は、「お寺の孫娘」と言う理由から、夏休みに肝試しに参加することになってしまった。
「お寺の孫娘」って言っても、私には、みんなが期待するような「霊感」なんて持ってないのに!
ドキドキした肝試しは何事
もなく終わって安心。しかし、後日、今まで関わったことがない、寡黙なクラスメイト:坂本 真に呼び出しをされて…
他人には理解されにくい能力を持つことは、良いことなのか、悪いことなのか。
閉鎖的で開放的な今の時代を生きる、高校生の夏休みに起きるチョット不思議な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 23:00:00
45446文字
会話率:33%
小学生からの腐れ縁である主人公と風太と昴の三人の人間模様を描く。
一話「プレアデス」は高校生時代の話。
格闘技に長けている昴が、ある日、顔に大怪我を負って登校する。主人公と風太は昴が誰かに弱みを握られていると思い、昴を助けるために動き出し、
昴の元彼女が鍵を握っていると知って……
二話「風の形」は大学生時代の話。
恋人ができない風太は、出会い系アプリで奈良出身の22歳の女性と知り合う、主人公と昴は付き添いで奈良についていくと待ち合わせ場所には、十歳の女の子が現れて……
三話「いまはもういない」は社会人時代の話。
社会人になった主人公は、結婚し出産を迎え、忙しい毎日を送り、昴と風太と会う頻度が少なくなっていた。そんななか、昴の結婚式で三人は再会するも、その後三人は、主人公の息子の死をきっかけに疎遠になってしまうが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 22:59:02
99681文字
会話率:48%
美千留の母は教育ママゴンだった。おかげで偏差値的に到底ムリな高校を受けて受験に失敗、高校浪人することになった。母とケンカし家を出ようとした美千留は、父になだめられ、気晴らしに熊本の大叔父の家に行くことにした。大叔父の店を手伝いながら観光して
過ごそう、と熊本を訪れた美千留は、そこで遠縁の青年、賢哉と出会う。賢哉は、お祖父さんの古家を自分の手で修繕する計画をたてていた。賢哉の手伝いをすることになった美千留は、日干しレンガやミミズの住処を作りながら、いつも一生懸命でデリカシーのない賢哉と親しくなっていく。美千留は、賢哉に「熊本の高校に通いなよ」と誘われ、迷いながら、今度は自分の意思で進路を決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 21:00:00
96256文字
会話率:22%