太古から精霊と人とが共存する世界で、人々は精霊からの祝福を日々の助けとなる道具として手にできるようになっていた。そしてそんな道具を精霊達の力で作りだすことができる者達は『精霊道具士』と呼ばれ、人々の尊敬と羨望の視線を浴びながら大きく繁栄し
てきた。しかし、精霊達が祝福を授ける道具達は正しく使われれば便利で素晴らしい喜びを使用者に与えてくれるが、約束していた使い方から外れてしまうと『制裁』と呼ばれるまるで呪いのような現象が発生してしまう。
そして人里離れた森に住むアール・レイノ(二十六歳独身、料理以外の家事はポンコツ、基本貧乏生活!)はそんな裕福な彼らとは一線を画す精霊道具士であり、この国で唯一、その『制裁』を解除できる精霊道具士だった。
ある日、彼女の元に現れた一人の美少年が、アールに「この呪いを解いてくれ」と懇願してきた。条件を満たさないため一度はその依頼を断ったが、どうしても『制裁』を解除して欲しい彼は弟子志願をしてそこに留まることを勝手に決めて・・・?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 09:30:58
163225文字
会話率:53%
夢を見ていたわけじゃない。現実見つめ、定職求め故郷を離れ着いた先は大都会大東京。
初めはうまく行ったが水が合わない人と会わない。孤独蟲毒。叱責嘲笑。田舎者だからというのは、ただの自虐。合わなかったのは自分の問題。能力不足。それがわかって
いるから、なお苦しい。
責められ責めて心を病み都落ち。実家に出戻り早数年。流れぬ水はやがて腐る。臭い臭いと家を追い出され行き場をなくし、縋りついたのは、ある時、曇った眼にただ映した、あるニュース映像。
東京には居所をなくした者たちが集う場があると。それが、やけに心に残っていたのは羨望か。
刹那的享楽主義者の集まり。先行きは明るくない。そうだと薄々わかっていても下手糞、青色に染めた髪、落ちない指の汚れをそのままに再びの都上がり。夜の繁華街へ背を丸め震えながら足を踏み入れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 11:00:00
1525文字
会話率:4%
脳筋魔導士。魔法による攻撃より武器や武術での攻撃の方が得意な魔導士をそのように呼ぶ。
魔導学校に通うユリィは学園始まって以来最も優秀な武術の成績を修めた。しかし魔法は初級しか習得できずブッチギリの最下位。入学当初は羨望の眼差しで見られていた
が肝心の魔法がサッパリだと判明するや否や落ちこぼれ扱い。
回復やサポート魔法を育成する術士養成学校で属性補助の成績において短期間で高位術を習得したアヤン。大きく期待されたがそれ以外の回復や補助魔法は初級しか習得できなかった。
卒業後魔導士としての進路が絶望的なユリィは魔闘家の存在を知り、卒業後弟子入りする事を決意する。一方術士としての仕事にあぶれたアヤンは冒険者になろうとするが肝心な回復や補助魔法が役に立たないため相手にしてもらえない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 20:41:04
92464文字
会話率:53%
ツェツエ王国、第二の都市アートリス。冒険者の集うギルドでギルド長と話しているのは、[超級]冒険者ジル。美しい白金の長い髪、水色の佇む瞳、輝く美貌と抜群のスタイルで誰もが羨望の眼差しを向ける。ギルド長の依頼を受けたジルは魔素溜まりの調査の為森
に入った。気楽な気持ちで森の異変を調べる彼女の前に、何処かから召喚されてきた女の子が現れる。どうやら女の子は現代日本から転移して来た元男の子らしい。妄想は加速する……このTS女の子と仲良くなればあらゆるTSイベントを体験出来るのでは?しかも特等席で!ジルは赤子に転生し生きてきた元日本人。自身も男だったが、自分の体験は充分だしコッチの方が楽しそう!ゲスな内心を隠して女の子に近づき、ほくそ笑む。しかし相手は一筋縄ではいかないドSな元男の子だった!?遊んでいるはずが、いつの間にか逆転されていく、年下女の子にいじられるお姉様を書きたくて始めたお話です。 気が向いたら読んでみて下さい。ノベルバ/ハーメルンでも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 17:09:33
626134文字
会話率:55%
女子中学生の王珠竜は、日本の堺県立大学に留学する姉から送信されたショートメッセージを見て羨望感を抑えられなかった。
温暖な南近畿地方には珍しく雪が積もり、小振りながらも雪だるまを作る事が出来たらしい。
とはいえ珠竜の住む台南市は台湾島の中で
も特に温暖な地域のため、余程の事でも無い限り降雪は望めない。
そこで珠竜は一計を案じるのだが…
(本作品は、武 頼庵様御主催の「街中に降る幻想の雪」企画の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-02 07:46:43
3304文字
会話率:30%
世界に突如現れたダンジョン。多くの人が一攫千金を狙って探索者になる中、『王子』と呼ばれる男は称賛の声も羨望の眼差しも興味がなかった。男にあるのは先生へ捧げる成長した自分の姿だけ。
ただ先生のためにと強くなり続けた男と、
ちょっとこいつ私以
外も見てこいよ、と軽く追い出した先生のハチャメチャなダンジョン探索が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 17:31:20
16525文字
会話率:31%
『いらだちと焦燥が胸から離れないこの見知らぬ感情に、憎しみという安直な感情の名前で言い表すのを、私はためらう。憎しみというのは、あまりにも愚かしく、そしてあまりにも軽々しいものだと私には思えたからだ。
それは、憎悪なのか羞悪か、はたまた嫉
妬か羨望なのか。』(本文より)
親友とそう思っていた相手との訣別と一つの憎しみ、そういったものを描いた純文学系の短編小説です。(まだ未完で、執筆中です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 02:57:21
6491文字
会話率:23%
持つ者と持たざる者、その嫉妬に似た羨望のまなざし。
これは古今東西の創作の永遠のテーマなのかもしれません。
しかし、実のところあなたも他者からそう思われているのかも。
何が自分自身の魅力であるのか、そんなことは、ほとんどの人間には分からない
のでしょう。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-12-01 17:27:38
392文字
会話率:0%
其れは、【獄獣召喚】を授かりし少年の成長物語――――。
「僕は負け組ですから、ひと一倍頑張らないといけないんです」
この時代にありふれた先天性の異能力には、暗黙のうちに勝ち組と負け組の区別があった。
そんな負け組の能力《小物浮遊》を生ま
れ持った十七歳の少年、天城テンジはプロ探索師を夢見ていた。世間では英雄やヒーローとして、羨望の眼差しを向けられる職業がこの時代の『探索師』であった。
例え家庭が貧乏でも、才能に恵まれなくとも、少年はいつも前を向き続けた。
そんなある日のこと――――。
荷物持ちアルバイトの役割で参加した御茶ノ水ダンジョン探索で、少年は何者かに無能な荷物持ちだと判断され、『生贄』としてモンスターの前に置き去りにされてしまう。
「あぁ、僕にもっと力があれば――」
死に際の後悔に溺れていたそのとき、少年は未知の等級を持つ能力【特級天職 獄獣召喚】に目醒めた。地獄の果てに得たその能力は、少年の人生を大きく変えることになる。
◇◆◇
これは才能も輝かしい未来も持っていなかった少年が、世界最高の探索師へと成長していく英雄譚である。(カクヨム同時掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 20:00:00
727485文字
会話率:31%
光り輝く必要なんてない
いつか消えてなくなるのだから
最終更新:2023-11-15 23:54:25
201文字
会話率:0%
自信は積み上げていくもの
望むとも
望まらざるとも
積み上げられたものは
いつかやがて人の目に触れる
そこに向けられるのは
羨望と
最終更新:2023-07-03 21:49:14
330文字
会話率:0%
ラプラスの悪魔に縋った少年。
最終更新:2023-11-15 23:50:21
3775文字
会話率:38%
高校を卒業して都会の大学に飛んだ。
くだらない日々、くだらない自分、うんざりだった。
そんな時、昔、羨望した女に会った。段々と惹かれてしまった。
認めたくなかった。認めるしかなかった。昔の俺が戻ってきた。
変わらない彼女が羨ましかった
――たまらなく光が欲しかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 00:22:01
35362文字
会話率:48%
――星を仰げ。音なき祈りを叫べ。
滲み崩れる凍て空に、どうか、その手を差し伸べて。
少女は夢を見ない。それはきっと、この胸に閉じ込めておくほどの羨望は、彼女にとって、あずかり知らないものだったからなのだろう。
かつて、蒙昧の只
中を生きていた。己のなすべきことを新たに見出し、今はただ、あの人を楽にしてあげたいと、それだけを望み、長い月日が流れた。
それはまるで奇跡のように、突然のことだった。
反転した世界を落ちゆく少女は、遥かな空と先の大地で、二つの憧憬と巡り逢う。
これは、ついに訪れた終着点の物語。
少年は夢を見ない。それはきっと、終わりのない反覆の果てに、かつてこの胸を満たした渇望が、彼の記憶ごと凍りついてしまったからなのだろう。
今なお、疑問の只中を生きている。己のなすべきことはとうの昔に見失い、今はただ、人間のいない場所へ行くこと、それだけをよすがに、長い旅路を歩んできた。
それはまるで厄災のように、突然のことだった。
見知らぬ箱庭に引き摺りこまれた少年は、地に潜る空と先の大地で、二つの異分子と巡り遭う。
これは、ついに訪れた始発点の物語。
――星を仰げ。手を焦がせ。
己が踏むべき影道は、炎の軌跡と共にあり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 11:21:05
49265文字
会話率:32%
ペラギアの澪。若年ながらに悪魔を殺す狩人として活動する少女は、狩人養成機関である女学院に第三王女、譲葉の供として入学する。
英雄として生徒から羨望の眼差しを受ける澪。
けれど彼女の正体が、遺伝子改造を施された現行人類よりも非力かつ虚弱な先
祖還りであり、無能と蔑まれて名家から棄てられた、一切の才能を持たない少女であることを女学院の中で知るのはただ一人。
幼馴染であり、プロパガンダとして狩人になる人生を強制された譲葉だけだった。
澪と譲葉、二人はあらゆる存在を欺き、国家成立以来の禁忌を犯してでも、自分たちを不要と断じた世界へ挑む。
カクヨム様にも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-17 06:46:08
57145文字
会話率:42%
日本中から愛される国民的な女優である『鷺ノ宮氷華』は主人公の幼馴染である。
その事実を知る周囲からは羨望の眼差しを向けられるのだが、皆から見えているのは表の鷺ノ宮氷華であり、ヤンデレ気質な裏の鷺ノ宮氷華はまだ誰も知らない。
そんな表裏を
持つ幼馴染と過ごすラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 23:00:00
110566文字
会話率:30%
自ら人生を絶った男ヒカリの弟、タケルが遺品整理をしている最中、PCに残されたログイン状態の日記から彼の半生を辿ることに。
そこに綴られるは絶望と悲観、光なき未来への恐怖。
恵まれた者への羨望と、ほんの僅かな強がり。
怠惰にも似た無気力と、そ
れに抗いながら執筆に自らの存在意義を見出して縋る継続。
一人のアマチュア小説家ヒカリの苦悩と悲哀の滲み出た文章に、次第にタケルは……?!
以下、作者(?がらくた)からの注意書き
三人称一元視点の短編小説。
拙作「異世界のジョン・ドウ 〜オールド・ハリー卿にかけて〜」に作中作として利用予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 12:44:57
2989文字
会話率:1%
グラシア帝国における貴族の仕来たりで、15才になった伯爵令嬢であるユーリは、社交界デビューとしてパーティーに参加していた。人と話すことが得意ではないユーリは、壁の花となってパーティーの様子を眺めているだけだったが、その中で一人の青年を見つけ
る。
最初は憧れ、羨望として見ているだけだったが、友人を介して実際に青年と関わることで彼が抱える事情を知り、次第に友人として力になりたいと望むようになる。果たしてそれは本当に友人としてなのだろうか・・・。
※乙女ゲーム要素は、もう少し先になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 16:49:39
7880文字
会話率:58%
2020年、世界中にモンスターが出現。しばらくして文明が崩壊し、地球はモンスターが跋扈する終末世界と化した。
しかし、ただ滅びを待つ人類ではなかった。一部の人間が超常的能力──異能に目覚め、人類はモンスターへの対抗手段を得た。
異能に目
覚めた人間は覚醒者と呼ばれ、機能していない国の代わりにモンスターに対抗する力を持たない一般人を保護する活動を行っていた。
そのため、覚醒者は人々の羨望と尊敬の対象だった。……一部を除いて。
特殊すぎて使い道のない異能に目覚めた者は、覚醒者や一般人からも見下された。
主人公もその一人だった。彼がモンスターを倒した場合に限り、モンスターのイラストが描かれているカードなどがドロップする。そういう能力に目覚めた。
そのため覚醒者や一般人から蔑まれていた彼は、ある日そのカードによってモンスターを召喚出来ると知る。
やがて強力なモンスターを召喚出来るようになった彼は、二度と理不尽な目に遭わないために自身を王とする国を造ることを決意した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 17:00:00
503590文字
会話率:36%
【ドラゴンの頭蓋骨、1兆円で買います! 挑戦的な魔界探索士よ来たれ!】
現代に蘇った恐竜や肺呼吸を得たサメなど、地球の最強生物たちを使役して幻想生物(モンスター)を打ち倒す——それが魔界探索士。 奴らは今日も超レアな生物素材を持ち帰る。
いつかは幻想生物最強のドラゴンを仕留めてやると夢見て……。
それは魔界、もしくはダンジョンと呼ばれる未知の世界。
富士山の地下大深度にもうひとつの世界とも呼ぶべき広大な空間——魔界がある。研究が進み、許可制ながら一般人も魔界へ入れるようになった2040年の日本。
魔界は『生物しか出入りできない』という不思議空間だった。凶悪なモンスターが支配する世界に、銃や戦車は持ち込めない。使える武器は棒や牙など石器時代レベルに逆戻り。
魔界に一歩踏み込んだら、人類など弱小生物なのだ。
そんな即死不可避の魔界に挑む者たちがいる。
地球最強の生物たちを使役し、魔界のモンスターを狩り、名声と大金を手にする——人々は羨望と嫉妬を込めて、奴らを『魔界探索士(アウトロー)』と呼んだ。
だが名声やカネではなく、別の目的で魔界探索士を続ける少年がいる。
陸の王者・ティラノサウルス。
空の王者・ケツァルコアトルス。
海の王者・メガロドン。
そして人に寄り添うヴェロキラプトルと共に、魔界最強種たちを倒して秘宝を手に入れるため、少年は今日も冒険を続けていた。
これは、やがて魔界の陸海空を制覇して『獣王』と呼ばれることになる少年の物語である。
※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 22:50:47
252838文字
会話率:39%
それぞれの違う視点と考え方をもった人たちの話。
キーワード:
最終更新:2023-07-13 14:46:38
849文字
会話率:0%