台湾人留学生の王美竜とゼミ友の蒲生希望は、梅雨シーズンの長雨にうんざりしていた。
そこで英気を養うべく、講義後に学生街の居酒屋にしけ込んだのだが…
(本作品は、しいな ここみ様御主催の「梅雨のじめじめ企画」の参加作品で御座います。)
最終更新:2025-06-21 06:21:52
3732文字
会話率:39%
台南市に居を構える漢人女性の王白姫の家では、タンスの上に藁細工の馬を飾っていた。
それは若き日の彼女と夫が婚前旅行として訪れた、東京の調布市での思い出の品だったのだ。
最終更新:2025-05-14 08:38:36
3143文字
会話率:28%
台湾人留学生の王美竜が高鳥屋百貨店の台湾物産展で見かけたのは、家族旅行の思い出を想起させる台湾鉄道名物の排骨便當でした。
両親が排骨便當を肴に美味しそうに缶ビールを空けていた姿は、幼少時の美竜に憧れを喚起する物でした。
成人した今なら、あの
時の両親と同じ事が出来る。
そんな具合に期待に胸を膨らませるのですが…
(※ 本作品は、コロン様御主催の「酒祭り」の参加作品です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 06:29:12
4416文字
会話率:33%