夢追い人、旅人のふかす煙草
真夏の通り道には誰もいない
打ち水の音がして
ようやく其処はカキ氷の店だと知る
入道雲が高々とシオカラトンボが蝉を横切る
此処はあの世か此の世か
運命論も因果論も枕の下に仕舞って
宿場町の玩具屋で、真っ赤な表紙
の
誰も読んだことのない
不思議な怖い本を読もう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 15:35:34
3215文字
会話率:0%
雨は呼ぶ
闇の生き物を
そっと法螺貝に耳を澄ませると
過去が囁きかける
夢を見ているのだ
低い男の声が腹から
雨が降っているからでしょうか
お腹の子は随分野太い声
それでなくても
仏間は線香の香りで
亡くなった人達の遺影が
笑ってゐる
雨の
中
美しいかんばせの着物の男が
神社へ向かっていく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 15:02:13
4017文字
会話率:0%
古い通りを、お坊様が一列になって、歩いていく。錫の音軽やかに。夏の巡業。風物詩。
秋のお彼岸、ナスの馬。キュウリの馬。綺麗ですね。子供達の、不思議そうな顔。
芒野原、柳行李に、呪いの藁人形を詰めて、呪い師は、ぶつぶつと謎の呪文を唱えつつ、草
野を行く。
カキ氷に、お冷で、さっと冷たくなって。夏の呪いを、洗い流す作業。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-28 20:02:13
1009文字
会話率:0%
食べ物をお題に、もしもその食べ物の食材達によって殺人事件が起こったら。そんな無駄話に興じる三人の男女の話。今回のお題は、花火大会から連想されたカキ氷。果たして犯人は誰なのか……。
最終更新:2024-07-13 10:18:33
1982文字
会話率:40%
女子中学生の王珠竜は、日本の堺県立大学に留学する姉から送信されたショートメッセージを見て羨望感を抑えられなかった。
温暖な南近畿地方には珍しく雪が積もり、小振りながらも雪だるまを作る事が出来たらしい。
とはいえ珠竜の住む台南市は台湾島の中で
も特に温暖な地域のため、余程の事でも無い限り降雪は望めない。
そこで珠竜は一計を案じるのだが…
(本作品は、武 頼庵様御主催の「街中に降る幻想の雪」企画の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-02 07:46:43
3304文字
会話率:30%
七月の猛暑に涼を求め、キャンパス内の喫茶店でかき氷を注文した二人の女子大生。
南国である台湾から日本にやって来た留学生の王美竜にとって、かき氷は馴染み深い食べ物であるようで…
※ 本作品は、武 頼庵様御主催の「夏は〇〇〇!!企画」の参加作品
で御座います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 06:11:30
2600文字
会話率:30%
関係ないけど、美味しいカキ氷食べたい!
最終更新:2023-07-10 08:10:12
517文字
会話率:0%
幻想郷、そこでは真夏の真っ盛り。そんな時、香霖堂に『カキ氷機』が登場し・・・暑い夏の日差しの下、少女たちの愉快な『カキ氷』をめぐる弾幕バトルが今、始まる―!!
最終更新:2021-08-02 10:11:11
6468文字
会話率:61%
カキ氷が大好きな私は、亡くなった祖母との約束である究極のカキ氷作りを始める。
最終更新:2020-07-24 15:37:15
1222文字
会話率:0%
拳銃の所持が自由化された日本、激増した犯罪に対処すべく、犯罪者の逮捕・捜査協力に報奨金が支払われる、いわゆる賞金首制度が作られた。
賞金稼ぎが活躍する時代、彼らの銃弾は通称エラダマと呼ばれる、非致死性の銃弾だ。
今回の獲物は、お金に困った学
生、そいつが狙うのは、カキ氷??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-13 18:00:00
2518文字
会話率:33%
夏休みがきました。近所のぼくちゃんに会いました。
最終更新:2019-07-25 19:40:59
667文字
会話率:0%
たまには寄り道していこうか、と旦那の一言で奥さんは頷いた。この二人は、この町にあるちょっと大きめのお稲荷さんの若様とその妻だ。その二人が涼を求めて入ったのは、滅多に開いたところを見ない甘味処狐福庵(こふくあん)。和風の扉にはところてん(甘・
辛)始めました、カキ氷ありますの張り紙。
※稲田町は実際にある町ですが、この小説の稲田町は全く関係ない架空の町となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-23 21:14:42
7775文字
会話率:48%
すーごく暑い時はアイスよりカキ氷なのです。氷を作らなくては。
最終更新:2018-07-09 20:05:02
452文字
会話率:0%
長い階段を上がると、その先には、パン屋が。
そこで過ごすひと時の安らぎ。
最終更新:2016-05-17 14:58:55
3201文字
会話率:15%
由香は彼の知己と共に夏祭りを楽しんでいた。
カキ氷、水飴。
由香はそれらを食べながら知己と共に歩く。
暑い夏の夜を彩る花火の時間を待ちながら。
そうして二人は…
最終更新:2015-03-14 15:20:14
1905文字
会話率:47%
夏のある日の話
ほのぼのと言うかゆるゆると言うか
最終更新:2014-08-07 11:01:08
842文字
会話率:10%
いつか、悪いことをするだろう僕のために。今を言い訳の糧としよう…… 詩集です。作品タイトル:いつかの悪い僕のために。/私のソラ/鉛筆こころコロコロ/メディアクラシー/憧れのカキ氷 (※全て一度、ブログ「ぽんこつペチカ(http://fblg
.jp/marimorinn/)」に載せたことがあるものです。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-07 10:20:41
996文字
会話率:0%
大学生と小学生が仲良くなって、つるんで遊び始める。
オトナとコドモの狭間にいる者だけが知っている遊び。
コドモ達しか知らない遊び。
一緒に宿題をしたり、駄菓子屋でカキ氷を食べたり、街へ出掛けたり、オトナにいたずらをしかけたり、学校にしのびこ
んだり・・・。
とにかく楽しい毎日。
ある日、おばあちゃんちに遊びに来たという子が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-15 09:48:40
29918文字
会話率:56%
夏の風物詩といえばなんだろうか。カキ氷?風鈴?セミの声?彼らにとっては……肝試しだった。※「夏のホラー2009〜怖い話は好きですか?〜」という公式企画の参加作品です。
最終更新:2009-08-10 22:08:09
7442文字
会話率:52%
『なぜ正月を新春と呼ぶのか』を議題に熱く語る冬太郎。彼は自分の『冬』という領域を『春』に犯されるのが気に食わなかった。そして、苛々はいつしか家庭にも持ち越され――。
最終更新:2007-03-25 06:31:13
9507文字
会話率:51%