天の川によって織姫と断ち離された彦星の、彼女への想いは世代を超えて受け継がれる。
たとえ語られなくなった後にも。
☆本作は「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2024-07-07 11:10:24
2859文字
会話率:43%
飛騨のお寺を巡って民話を採訪している女性民族学者が訪れたのは、飛騨高山と木曽福島のちょうど真ん中あたり、野麦峠の高山側にある苔むした古寺、信太寺(しのだじ)でした。
住職が淡々と語り出したのは、信太寺に伝わる昔話。
1匹の子狐の切ない物語で
した。
高山市国府町(こくふちょう)に伝わる『安国寺のきつね小僧』。
この悲しいお話に、有名な『葛の葉物語』のエキスを少し加えて創作しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 21:31:37
3232文字
会話率:17%
祖母の葬儀に田舎の実家へ向かう女性の主人公が、幼少の頃、囲炉裏端で祖母から聞いた民話を回想します。それはm岐阜県高山市民話岩滝(いわたき)地区に伝わる昔話「峠の送りオオカミ」、「岩井の荒神様」松倉城にまつわる伝説「小糸坂」(こいとざか)とい
う3つの民話を新しい解釈で再構成した物語。
悲しくて切ない昔話を思い出したときに、主人公は自分をつけてくる足音に気づきます。その足音は伝説の「送り狼」なのか。それとも・・・
ボイスドラマ形式で環境音などの設定も含めて表記した短編小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 09:50:23
1919文字
会話率:8%
大学の風習や民話を研究しているサークルでとある地方に泊まり込みの調査にやってきた。企画者の教授を筆頭に旅行気分で楽しむ一行は宿に泊まる。
しかし翌日、惨殺死体が発見された。人が亡くなったというのに旅館の人間は妙に落ち着いていて、時折無表情に
なる不気味さが垣間見える。
やってきた警察は高圧的な態度でやる気のない捜査をする。まるで客を監視するかのような旅館のスタッフたち。警察も旅館もここも、何かがおかしいと感じ始める。
香本たちは本来調べるはずだったこの地方の伝承を調べ始めた。すると、今回の事件と妙な類似点を見つける。今、何が起きているのか? この伝承はなんなのか? 自分たちは何に巻き込まれてしまっているのか?
そんな中、香本は警察から聞かれる。
「アケビは食べたか?」
===========
暴力シーンはありませんが終盤にややグロテスク表現があります。
エブリスタ、カクヨムにて掲載済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 19:17:59
125516文字
会話率:52%
HUNTER×HUNTERでサイコパスキャラとして有名なパリストン。そして主人公の父親ゴン。両名が活躍する【選挙編】をお正月の民話【十二支のはじまりのものがたり】と名作DRAGON BALLのキャラに例えて考察してみました。これはHUNTE
R×HUNTERとDRAGON BALLのネタバレを含みます。また、両作品を読んでいないと分からない内容です。あと一番重大な注意事項!【100%筆者の妄想です!!】。それではお楽しみください(*^▽^*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 23:44:46
3375文字
会話率:7%
自HP消滅につき過去に発表した作品を転載します。
本作品はpxivにも投稿済みの他、他サイト掲載予定です。
本バージョンはカクヨム先行掲載です。
最終更新:2024-04-26 18:00:00
277352文字
会話率:39%
国のあちこちに散らばって伝わる民話があった。
たいした知名度のない民話だったが、「もしかすると建国神話かもしれない」という、砂糖を煮詰めたシロップのように甘く魅惑的な疑惑つきで、民に広く知られることとなった。
なぜならこの国の第一王子
みずからが、民話の翻訳を改めたからである。
王太子である第一王子が、このあやしげないきさつの民話につけた題は、『獅子に魅入られた男』。
さて、『獅子に魅入られた男』とは、いったい誰のことなのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 19:22:10
3720文字
会話率:11%
孤児のスーリはマクラムという組紐細工を作り、隊商の行き交うオアシス村の外れで細々と暮らしていた。
スーリのマクラムは民芸品屋を営むゾヤおばさんの店で売られていたが、やがてそれをラクダのたてがみに結んでおくと、砂漠をゆく道中で危険な目に合わな
いと評判になる。
だがマクラムの作者はスーリではなくゾヤおばさんの娘のサミラだとされて、みすぼらしいスーリは作品を買い叩かれる日々が続いていた。
そんなある日、スーリの小屋に血塗れの男が現れて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 11:14:26
11406文字
会話率:54%
この土地で一番の祭りの日を数日後に控えたある日。
一郎は従者である伯とともに散策に出かけていた。馴染みの茶店で土産を買い、家へと戻った後、祭りに向けての準備を進めていくのだが──
※この作品に出てくる「神」や「あやかし」は、伝説、民話や伝
承とは異なる独自の設定が多数含まれておりますので、あらかじめご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 17:18:36
10805文字
会話率:33%
あらすじ
魔人の住むデジールと人間が住むスウェアは相容れない関係だ。この種族は古くから争い合ってきた。
その戦争に終止符が打たれて以降、同盟関係となっているにも関わらず両国の間には深い溝があった。
二つの人種が共存できる場所がある。
一方
では。憎しみによって支配された環境でしか生きることを許されない者もいた。残酷な運命から目を背け続ける男達、生者は哀れな死を嘆きながら生きていくしかないと疑わない。
これは、
信条と愛に翻弄される者たちが紡ぐ、民話の一部である。『夜明けのフォークテイル』
※BLタグについて。
とある人物(男)が少年の性別を女性と誤認していまう。※各話ごとに別視点が加わりますので、苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 01:02:02
90215文字
会話率:36%
力自慢の山鬼と、笛の名手の貴人が勝負をするというので山の物の怪たちは大騒ぎ。理由といえば、二人が同じ美しい娘に恋をしたからだ。勝負は山鬼が勝ち、貴人は大怪我をして帰っていく。これで娘は自分のものだと喜ぶ山鬼。しかし娘はぱったり姿を見せなくな
る――/民話『赤神と黒神』を下敷きにしたお話です(二次創作タグはそのためです)。元のお話とは舞台も結末も異なります。作者的にはハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-06 22:11:28
3903文字
会話率:31%
日辻川良太は自然の恵みと厳しさを愛し、自然保護官を目指す少年。
彼は祖父母の遺産を食い潰して贅沢三昧する両親に苦言を呈した結果、父母のみならず姉や妹からも虐待を受けるようになった。
苦心の末に入学した名門中学では上級国民からいじめを受
け、家でも学校でも悲惨な生活を強いられボロボロになっていく良太は、仲の良かった幼馴染の少女からも見下されるようになってしまう。
それでも良太は、尊敬する祖父母の言いつけを守り、決して人に手を上げるような真似はせずにいたのだが……
民話「狼の眉毛」を少しだけベースにした、最強主人公が滅茶苦茶するだけの現代伝奇バイオレンスです。パニックホラーかもしれません。
全36話。結末まで書き溜め済みなので、胸糞パートだけでエタることは無いので安心してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 20:00:00
78265文字
会話率:27%
※この作品はフィクションです。
実在する国家、個人、組織、昔話、おとぎ話、民話伝承などとは直接関係はございません。
この話は、作者が2023年9月に入ってから書き始めて、数日で下書きが終わった代物です。
物語の舞台は、現代(とい
うかリアル)で言う愛知県三河地方。
当地の昔話や伝承に登場する「とある妖怪狐」と同名の存在が出てきますが、まあ所謂「平行世界の同一存在」くらいのモノとして見て頂ければ幸いです。
そして、その狐さんには当作品の作劇上ひどい目にあってもらう事に……
(実際の民話や昔話での行動より過激な行動を作中で採らせてるためでもありますが。)
そんな訳で、実際の狐さん縁の土地や場所とは一切関係無い(フィクション)ので、関係各所に迷惑をお掛けしないようにお願い致します。
ーこれより本題ー
この作品は、かつて書いた短編作品(【習作】とある企業と人物と。)と共通の世界での話となってます。
時系列的には前に書いた作品から二十数年後の話であり、場所は我が国日本……に相当する国家「ヤマト国」
色々あって世界全体と三度の戦争をやって、その全てで実質的勝利を得た、そんな国の中で起きた多々あるエピソードの一つ。
……かつて、三度目の戦争を終わらせた者がいた。
その者はその時まだ若く幼く、自らが行った終結への一手が世界に与えた衝撃と影響の大きさをその時は理解していなかった。
時は流れ、大人になったその者は何者にも縛られる事無く自由気ままな諸国漫遊の旅をしていた。
そんな旅の最中、三河を訪れた際に「一つの事案」に関わる事となる。
その時、その者が出会う事となったのは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 21:00:00
16099文字
会話率:35%
【第一部:死告ノ赫イ糸】
――それは最も脆く、最も強い、命を手繰る物語。
山形の地に伝わる口寄せ巫女の一族『オナカマ』。その末裔である青年・漆山紲は、心霊現象や都市伝説を相手取る探偵業を営んでいた。
そんな折、首なし男の幽霊との一件を経て、
呪いに蝕まれた少女・御廟楪を保護する。
呪いの正体は、山形に伝わる冥婚の風習――ムカサリ絵馬。本来死者を弔うための赤い糸が、この世とあの世とで結ばれてしまっていたのだ。
人にとって大切な婚姻を弄ぶ呪いによって、かつて止まってしまった、紲の時間までもが巻き取られていく。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。また、特定の文化・風習・宗教・思想等の支持あるいは批判をするものでもございません。ご留意ください※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 05:38:44
379380文字
会話率:54%
※第二話までは連続更新。
以降は超気まぐれペースで更新予定です。
◇◇◇◇◇
「本作を全ての寓話好きへ捧げる」……ラインバッハ・アンダーソン
こちらの作品は、著者であるラインバッハ・アンダーソン氏がかつて旅した世界『ファンタジイド』
にて見聞きした寓話、民話、噂話から成り立っています。
氏が何者であるのか、かの世界でどのような旅路を歩んだのか、私はけして知りえません。
原稿をお預かりし、代理として投稿致しましたが、ご興味があればご一読くださいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 23:00:00
72101文字
会話率:44%
客の来ない探偵社『バラウル』。
この探偵社の探偵であるエドワードはかの有名なヴァンパイア狩りの末裔だった。
先祖代々ヴァンパイア狩りを生業としてきた彼だが、彼は先祖とは異なり超現実主義でヴァンパイアや怪異などの伝説などは一切信じない人
間だった。エドワードは伝説を理由に片付けられてしまう事件を解決したいという気持ちで狩る側ではなく探偵になった。
そんなエドワードだが『ヴァンパイアを殺してほしい』という女との出会いをきっかけに、今まで関わることも信じることもなかった現実とはかけ離れた世界に足を踏み入れてしまう。
この一件の冤罪をかけられたメアリーはアシスタントとなり『バラウル』で働くこととなるが、彼女には秘密があった。科学で証明出来ない存在であるバンパイアだったのだ。
メアリーは自分がヴァンパイアであることを隠し人間の社会で共存しなら元の人間に戻れる道を模索しながら各地を転々としていた孤独なバンパイアだった。
そんな鬱々とした日々を過ごしていたメアリーは本来なら敵であるヴァンヘルシングの末裔のエドワードが手を差し伸べたことに驚きそして彼こそが自分が長年探していた死に場なのだと確信してその手を掴んだ。
自分の正体を話してしまえばこの人生という長い夢は終わるだろうと思いながらもあまりに楽しい日々でメアリーは自分の正体を隠すようになっていった。
こうして組むこととなった超現実主義のヴァンヘルシングと人間に戻りたいヴァンパイアの探偵事務所『バラウル』は様々な怪奇現象を人間の目線と怪異の目線双方の立場で解決して瞬く間に人気探偵社としての名をあげいくこととなる。
鬼火やエキドナそしてペーガソスといった伝説となった協力者の助けもありバラウルは今日も不思議な依頼を解決していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 05:00:00
26606文字
会話率:24%
小さな女の子が母親の入院のため、母親の実家に預けられた。
周りには何もない凄い田舎だ。
女の子の好きな、お菓子もオモチャも売っていない。
それでも、きれいで美味しいブドウがあった。
ブドウをポケットに入れて散歩に出かけた。
お婆ちゃんからは
雨が降るから近くにいるようにって言われていたのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 01:08:23
5185文字
会話率:30%
中国大陸の少数民族チワン族の民話をうろ覚えで再話してみました
最終更新:2023-04-25 20:00:00
494文字
会話率:0%
少年の名はガロ。
彼は幼くして貧しい少年でした。
だから幼くとも彼は働きに行かねばなりません。しかしながら大人でない彼ができるのは水車小屋の麦の粉ひき。
そこで彼はやがて多くの多くの大事なものを失ってゆくのですが、そこにある風の強い
日盗賊が現れます。その盗賊はガロに言います。
——置いてけ、置いてけ、みんな置いてゆけ
やがてガロから全てを盗みゆく盗賊が、最後に盗もうとしたものに手を掛けた瞬間、少年ガロは盗賊に何をしたのか?
これは貧しい少年が盗賊に立ち向かった物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-22 12:22:29
3390文字
会話率:18%
この児童文学集は日南田ウヲ原作の色んな短編を纏めたものです。不思議な児童向け文学、創作民話または童話を集めたものです。sporyfyでも朗読をしてます。宜しく願いします。
―――日南田ウヲ
最終更新:2023-04-22 12:18:54
20293文字
会話率:23%
ドラゴンを埋めたばばあ。
最終更新:2023-04-17 08:56:36
1403文字
会話率:35%
水取逸角17歳は異世界へ迷い込み、そこで出会った小人を買収してチートを授かる。
勇者は白い肌のウエストの細いメイドさんに囲まれながら無双するお仕事である。
YES、チーレムである。勇者の仕事なら仕方ないなあ。
しかしチカラの代償は大きかった
。
童貞を失うと死ぬからである。ハーレムとは。
一方、霧の魔女は王の血を持たない勇者を元の世界へ強制送還する準備を着々と進められるのだった。
■民話:西の国の物語『死人の城の白い魔女』より
■見られると恥ずかしい気がしたので『霧の魔女とスケベな勇者。』から改題しました。適当につけたのでまた変更するかもしれません。
●一章完結しました。二章は準備中です。
●ブックマークと感想、評価はありがたいですばい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-31 00:06:39
91333文字
会話率:27%
民話「伊和志津神社の虎」
安土桃山時代の朝鮮出兵で、戦国武将の加藤清正が朝鮮から連れて来た虎を巡る物語。
太閤・豊臣秀吉に献上された虎を飼うことになった伊孑志村は、無事に役目を果たす事が出来るのだろうか?
最終更新:2023-04-08 21:00:00
2473文字
会話率:4%