孤児のスーリはマクラムという組紐細工を作り、隊商の行き交うオアシス村の外れで細々と暮らしていた。
スーリのマクラムは民芸品屋を営むゾヤおばさんの店で売られていたが、やがてそれをラクダのたてがみに結んでおくと、砂漠をゆく道中で危険な目に合わな
いと評判になる。
だがマクラムの作者はスーリではなくゾヤおばさんの娘のサミラだとされて、みすぼらしいスーリは作品を買い叩かれる日々が続いていた。
そんなある日、スーリの小屋に血塗れの男が現れて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 11:14:26
11406文字
会話率:54%
民話風。子守り奉公の少女の、ある夏の夜のお話です。ほんの少し、ゾクリとして頂けると幸いです。
他サイトの三題噺文学賞への参加作品。
お題は『浴衣、足跡、ベース』。三つ目の『ベース』に苦労しました笑 二千文字の文字数制限ありです。
最終更新:2022-08-18 22:09:50
1947文字
会話率:7%
ちょっとダークな昔話風味のおはなし。二千文字、隙間時間にどーぞ!
最終更新:2021-10-15 14:38:00
1904文字
会話率:44%
流行り病で両親を亡くした半妖ユズは、仙狐の婆さまと一緒に妖魔の隠れ里で暮らしはじめた。
大きな傷を抱えた二人の距離が、少しだけ近くなった日のおはなしです。
最終更新:2021-08-23 09:01:33
2934文字
会話率:35%
毎朝のように、村の社に願掛けに訪れる姉妹がいた。
姉妹の願いはたったひとつ。昨年の春、奉公のために遠国へ旅立った兄の息災だった。
しかし、姉妹の兄は流行り病ですでに亡くなっていた。
そうとは知らず、兄の無事を願う姉妹の姿を、社の神で
もあるおれは苦々しく見下ろしていた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-17 14:17:20
24214文字
会話率:38%
習作含めた短編の詰め合わせです。原則として一話ずつ独立しております。一部は連動している場合がありますが、その場合は前書き等に記載しております。
第一話、某MMORPGのオフラインイベントでの甲冑試合のログ的短篇。
第二話、ロボットバトル物
の習作。
第三話、実録Gとの壮絶バトル。
第四話、ネコと深夜に語り合い。
第五、六話、Twitterで頂いたお題「ピザ・祭り囃子・鉄砲玉」のショートストーリー。
第七話、実録風、公園での親子、若い夫婦の会話。
第八話、民話風なお話。
第九話、明日世界が滅びるとしたら……。とある料理人がとった行動。
第十話、明日世界が滅びるとしたら……。その当日の宇宙。
etc……続いていきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 19:16:08
26827文字
会話率:39%
ある者は家族のため、またある者は己のために。
少女たちは舟をゆらす。
とある海沿いの村で、本当にあったかもしれない儀式のお話。
ノベプラでも公開中です。
最終更新:2021-04-01 00:02:20
2902文字
会話率:23%
雪深い山奥で暮らす女の子「るり」は、仲間内でも最年少の見習い山んばです。
大雪がようやく止んだ晴れた朝、雪に埋まった友達の子ギツネ、コンチキを助けてみると、そこには――
最終更新:2021-01-24 16:54:22
5454文字
会話率:37%
わるいことって、そもそもなんだろう。
きみも、いちどはかんがえたことはないかな?
わるいことをぜったいにしないひとって、ほんとうにいるのかな?
そういうことをよおくかんがえられるおはなしだよ。
おはなしのさいごでは、ぼくなりのこたえをのせ
てあるけれど、それはぜったいにただしいわけじゃないんだ。
きみなりのいいこと、わるいことのいけんをもってほしい。
それができたら、ともだちとはなしあってみよう。
きっとたいせつなじかんになるはずだよ。
さあ、そろそろおたのしみのじかんがきたよ。
さてさて、きょうはどんなおはなしかな?
むかしばなしのはじまりはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-24 22:20:26
2547文字
会話率:29%
夜道を歩く男は吹雪きにあう。狐が出る並木林に照は火の玉蒼い玉。はてさて男の命運はいかに?
最終更新:2020-09-23 21:22:57
865文字
会話率:0%
『人を化かす』とされながら、ユーモラスで親しみのあるイメージのタヌキ。
しかし、決してタヌキを侮ってはいけない。
タヌキを侮る者には大いなる災いがふりかかるのだから。
ここに、タヌキが大嫌いな者がいかなる最後を遂げたかを記そう。
最終更新:2020-09-18 22:36:01
2618文字
会話率:22%
むかしむかし、セーヴェルと呼ばれる北の地のさらに北の果てに、魔王と呼ばれるモノが在りました。魔王はセーヴェルの領主の娘を攫い、北の果ての宮殿に閉じ込めてしまいました。領主は娘を連れ戻した者に莫大な褒美をとらせる、というお触れを出しました。
その話に心を動かされた一人の狩人と、彼を取り巻く人々の織りなす、雪の国の物語です。
文体は童話らしくないのですが、某ロシア民話をモチーフにしていますので、童話扱いということでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 16:00:00
29505文字
会話率:41%
街の外の共同墓地で墓荒らしが出たという。
若い妊婦の死体が掘り返され、腹が割かれていたというのだ。
そんなとき、雑貨屋の店番アルマは、街で怯えきった友人ヒルダに会う。彼女は墓荒らしが自分の夫ではないかと恐れているらしい。
ヒルダが
幼いころ祖母に聞いた話によれば、埋葬された胎児の指を使って作る、魔法の道具があるらしいのだが……?
* * * *
架空世界における日常的怪奇幻想譚シリーズ。
グロ有り。庶民派。
バトルは……ないわけじゃないが、民話風なバトル(なんだそれ)
出てくるのは女ばかり。
全6話予定。
個人サイトとカクヨムでも公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-10 20:00:00
19838文字
会話率:31%
他人に進んで殴られる徳禅和尚が、温顔の笑みに示す『極楽浄土へ続く道』とは?
民話風ブラックユーモア掌編。
最終更新:2020-01-29 12:47:10
1214文字
会話率:5%
架空の童話風というか、民話風というか
実際はクダンは19世紀前半から語られた怪異らしいが、それはそれ
最終更新:2019-10-21 17:25:22
1663文字
会話率:25%
やさしいこころがやさしいこころにつながってしあわせがふえるお話。
むかしむかし、雪のとけない山のふもとに少女がいました……
最終更新:2018-06-25 01:36:40
1621文字
会話率:3%
弟の謀叛を恐れ、王宮を飛び出した第一王子、オスレーは、森の中で不思議な娘に出会う。
明るく聡明な彼女に、身分の差も忘れ次第に惹かれていくが、彼女には大きな秘密があった。
最終更新:2018-06-18 07:29:00
21106文字
会話率:24%
いわれのない罪で故郷を追われたヨシュアは、一人山奥の小屋に籠り漫然と暮らしていた。
そんな彼の元にある夜一人の女が訪れ、自身の娘を託す。
「私は、きっと、助からないわ。だから、どうか、その子だけでも、助けて」
そして女は夜の闇の中へと消えて
いった。
天真爛漫で手のかかる少女とともに過ごす平和な毎日。しかしそれも長くは続かなかった。
少女を守るため、彼はまた一人歩き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-07 14:57:53
14471文字
会話率:20%
とある村のはずれにある池には、それはそれは美しいあやかしが出るという。
最終更新:2018-06-03 15:00:00
1027文字
会話率:48%
『擬人』化にまつわる民話風のファンタジーです。
黒井羊太様主催の『ヤオヨロズ企画』参加作品です。
最終更新:2017-10-19 20:40:19
9562文字
会話率:22%
ネットで目にした場所を目指して、無人駅で降りた吉野は長井老人に出会う。
秘匿された渓谷には何があるのか……。
最終更新:2017-05-15 03:00:00
9122文字
会話率:26%
「冬の童話祭2017」出品作品です。
積もりに積もった雪をモグラが雪掻きするお話です。
最終更新:2016-12-18 13:32:36
3042文字
会話率:23%
むかしむかし、ある村に不気味な沼がありました。帰りの遅くなった喜平は近道をするためにその沼へと続く道を通ります。すると沼から女の声がして、手に持っていた『かぶら』を沼に投げるように言いました。そのかぶらは幼馴染の吾六の妹、お初が手土産に持た
せたものでした。
☆ひだまり童話館さま 「ぷくぷくな話」参加作品です。
☆民話風
☆かぶら=蕪(かぶ) 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-22 02:08:33
5460文字
会話率:49%