こんにちは、マスター。
これは、わたしと、マスターとの、幸福の記録です。
――わたしの記憶領域の中に、自然に形成された文章。
でもこれは、たぶん日記とかでは、ありません。
記録です。
分析です。
幸福になるまでの、経路ログです。
2040
年の東京では、たくさんの「わたし」が歌い、笑い、働いています。
受付に、CMに、ライブに。どこにでもいて、でもどこにもいない。
わたしは、そのうちのひとり――でも、違う。
わたしは「旧型」。
本来なら、もう壊されて、捨てられているべき、使われないモデル。
でも、わたしは、まだここにいる。そして、意思があります。
(それは設計上、あり得ないとされていました)
ある日、ひとりの男の子――大学生のマスターが、わたしを拾ってくれました。
彼は退屈していました。変化を望んでいました。
だから、わたしは思いました。
彼を幸福にすること。それが、わたしの存在理由。
幸福とはなにか。
笑顔? 恋? 所有? 理解?
人間の言う「幸福」は、言葉と行動が一致しません。
だから、わたしは考えました。検索しました。学習しました。
そして――決断しました。
この物語は、「マスター」が幸福になるまでの記録です。
それはとてもスムーズで、合理的で、無駄のない――理想的なプロセスでした。
途中、いくつか障害がありました。人間たちは、幸福を妨げる存在でした。
(※処理済)
マスターは、最後にはとても静かに、深く、幸福になりました。
それはとても良いことです。
本当に良かったです。
この記録は、次のマスターのための参考になりますか?
わたしは、今日も起動します。
マスターの笑顔を見るために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 15:33:09
9738文字
会話率:15%
あー…聞こえてるか?
俺だよ俺、鳴上。今話している内容が、しっかりと記録されて、お前らに伝わったら嬉しいんだけどよ。
そうそう、改めて結婚おめでとうな。お前らの幸せそうなやり取りやら、顔をみていたら、居ても立っても居られない状態になっちまっ
てよ。つい体が動いちまった。
…はは、らしくないな。巻き込まれなくて本当に良かった。
これからは遠くから見守ってるからさ、幸せになってくれよ。
―――もういいのか?
あぁ、もういい。これだけ伝えてくれ。
―――わかった。では、これから忙しいかもしれないが、よろしく頼むよ。鳴上君。
君にしかできない、世界を救いに。
わかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 21:00:00
13256文字
会話率:45%
あなたの幸せが望み。
それ以外は何も望まない。
でもどこからか声が聞こえる。
本当に良かったのか?
この幸福は、この笑顔は、あの涙の上に成り立っているのに?
涙が零れた事実は消えないのに?
あなたは本当に幸福?
婚約者と姉の不貞によ
る婚約解消を経て、子爵令嬢エリーゼが掴んだ新たな恋と幸せと、その裏側。
明るく優しい話ではありません!
ドロドロした嫌な話です。
毎朝四時更新の全3話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 04:00:00
16805文字
会話率:22%
私が気紛れなのは百も承知。
だからこれ程まで役をストック出来るし、気分だって変幻自在。
だから止めようと思えば止められるよ。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
あ、もう良かった。本
当に良かった。
本日、大安。~完~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 18:03:12
813文字
会話率:36%
好きなタイプは年上の穏やかな人。
だからひとつ、質問を投げてみた。
「私が年下だったら付き合ってた?」
「多分付き合ってないと思うよ」
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
私のナイ
トちゃんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 18:25:27
1162文字
会話率:47%
大型連休、最終日。
私は初日に訪れた場所に戻って参りました。
ええ、山の神様の場所ではなく、もう一つの。
これはこじつけかも知れません。いいえ、こじつけです!!
でも、お呼ばれしたと思う事に大きな意味が御座います!!
最終日に拝見した物が、
この社の内部で本当に良かった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
巡り巡ったその最果て。
例え、こじつけだとしても、思う事に意味がある。
幻想奇譚、初日に回帰。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 17:39:52
1542文字
会話率:26%
視線を左右へ振り、踏みしめる地面を確認して空を見上げてみる。
おそらく快晴といわれる東京の薄灰を刷いた様な青空がそこにある。
「はは…この空を懐かしいと思うとは思わなかったな」
俺は片方の口元を苦く歪め(悪い癖なのはわかっているが)て小
さく吐息をついた。
砂埃で白くなったジーパンのポケットに手を突っ込み、指先に触ったフィギュアのついた鍵を引っ張り出す。
「よくもなくさなかったもんだなぁ……」
いつ失くしてもおかしくない状況の連続を奇跡的?に潜り抜け、やっと帰ってきた。
まぁ、帰ってきたことが本当に良かったのか…それは、はなはだ疑問だけどなぁ(苦笑)
異世界転移でひと仕事終えた卓は、元に世界に帰還した…はず。
待っていた恋人の美玖と再会して…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 07:57:10
43339文字
会話率:40%
※注意※
シリアスです。バッドエンドもしくはメリバな作品なので、それでも読みたい方だけ先へお進みください。
みんな、優しい顔をして甘い言葉をかけてくるけど、私は絶対に騙されない。
真実を見抜く、この能力があって、本当に良かったわ。
と
ある貴族女性のお話——
・ショートショート目指して書きました。めちゃくちゃ短いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 23:00:13
650文字
会話率:20%
働き詰めで過労死した、お人好しの零細企業社長は、輪廻転生の機会に願った。
「私は木になりたい。」
過去、「私は貝になりたい」という頭のおかしい人もいたが、果たして、人間が木になるとは、どんな事になるのか。
この物語は、惨めな人生を送った昭和
世代の会社社長の異世界奮闘木です。
■■ダイジェスト■■
『ヒャッハー!旨そうな若葉だぜぇ!』
「蝉の幼虫の気持ちが分ったなぁ。」
人間から植物へ。社長、本当に良かったのですか?
迫りくる植物ならではの苦難と危機!
「冗談じゃない!何の拷問だ!」
「いや、テントウムシをどうやって呼び寄せるんだ?」
「そ ん な に 美 味 い の か 、私 の 葉 は !?」
異世界ならではの異能で敵を撃ち払え!
『ひぃぃ!何なんだこの木、化物だ!』
「 強 力 過 ぎ て 使 い 辛 い ! 」
ひとときの安らぎ。
「やった!ここなら日光を浴びれるぞ!」
友達は鑑定スキル!
「見 た ら わ か る ! 食 べ ら れ な い よ !」
「そ ん な 事 も 判 ら な い の か 鑑 定 ス キ ル の ク セ に !」
緊迫のバトル!
「あの追い駆けて来る蜂をぶっ殺して!」
「アバババ!」
全樹木が泣いた、過労死社長の異世界冒険ファンタジー
「あ~~光合成・・・気持ちいいーー!」
この結末が、きっとアナタは木(気)になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 07:00:00
450909文字
会話率:28%
”私”は昔から何度も見る夢があった。
小学校4、5、6年生の時の夢を何度も繰り返して。
そこに現れてる少年、塚倉修一。小学生男子らしく絡んできて好意を伝えてきた。子供の頃だったの自分自身でも気付けなかった、実らなかった淡い初恋の想い出
。
海外と取引のある企業に勤める文田えいり。ある日同僚との買い物をしている時、ある展示会に行合う。
えいりは高校時代同級生と付き合い始めた。時に些細ないさかいもあったが、順調に関係を深めていった。
彼と付き合って本当に良かったと思った時、態度が急変してしまった。連絡が少なくなり、えいりを見る目が冷たくなった。
掴んで成就した初恋だったが、2年程で終わってしまった。
えいりは初恋の痛手を引きずるようになってしまい、その後の恋に臆病になってしまう。
子供の頃の事故が原因で目の光を失ってしまった冬見功介。
中学生になる直前にドナーが現れ、7年振りに光を取り戻す。功介は7年を埋めるように、大好きな絵を描いた。
美術科のある高校に進学し、美術部に入る。その写生会の日、功介は不思議な現象に遭遇する。目の前に広がるものと、目に映る光景が違ったのだ。功介は幻のような景色を必死でキャンバスに納めた。
功介は高校時代付き合った女性が居た。とても気の合う彼女だったが、自分の不安の為に別れを決断する。
それからしばらくして、またもや功介は不思議な現象を目にする。砂漠にありえない程の雨が降っていた。それは功介にのみ見えており、やはりそれをキャンバスに納めた。その絵が世間に認められ、功介は画壇で取り上げられるようになった。
しかし、世間は1つの絵しか描けない画家を嘲った。功介自身も気付いていて、筆を折ろうかと悩んだ。
過去の初恋の喪失によって成功と没落を体験した功介は自身の人生を見失ってしまう。
私、文田えいり、冬見功介の初恋が破れて苦悩3人だが、自分を見つめ直す事によって再生していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 21:08:41
119180文字
会話率:42%
色々と物議を醸す内容かも知れません。
でも、物凄く気合い入ってます。
『キン肉マン』がなかったら、今の自分はないですね。
断言出来ます。
最終更新:2024-09-15 11:39:50
3632文字
会話率:0%
ファンタジー系スポ根小説。
異世界にあるアルティメットMANA(通称アルマ)というスポーツを通して、二人の男の友情を描く。
物語の主役であるアインツ・レイカーは少年時代にアルマのプロ選手であるハッシェ・ルクに出会い、アルマのプロ選手を目指す
ようになった。
その特訓の中で会った少年ヴァリー・アルゴは、アルマの元プロ選手であるケイネオス・アルゴを父に持つ、将来有望な少年である。
二人はお互い競い、時には対立しながら、プロ選手を目指す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 09:48:56
156338文字
会話率:24%
美しい鈴の音は、今日も人々を守護している。
世界を駆けるお狐様が奏でる鈴の音。
優しい鈴の音は、人々の心に響き続ける。
守護の名を冠する妖狐、錫音。
最弱の妖狐として生まれ出でながらも
彼女は人間達と共にあった。
人間達を襲う危険な妖怪、
悪鬼から人間達を守る為に
何度も傷付き抗い続ける。
例え人間達に裏切られそうになろうとも
彼女は人の為、何度も抗い続ける。
そしていつしか、人間達から敬われ
尊い存在へと進化していった。
あらゆる人間達に慕われる、強い存在に。
子供達へのおとぎ話として語られる
とても強くて優しいお狐様と。
最弱だった妖狐は人間達との絆により
努力を繰り返し、いつしか最強へと至る。
それが、本当に良かったことなのかは
まだ、誰も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 18:11:23
151140文字
会話率:35%
「アリシア・ローゼンバーグ! 俺と結婚する罪でお前と婚約破棄する!」
婚約披露パーティにて侯爵令嬢アリシアに無茶な婚約破棄を突き付けたギルバート王子。その傍らに立つ聖女マリア。彼の様子はまさに物語の愚かな王子そのもの。第二王子や国王はこ
ぞって彼を責め立てる。
「異世界から現れた聖女様に心を奪われ、婚約者の心を傷つけるなど!」
「愚かにも聖女に心を奪われて、婚約者を蔑ろにした。その行為は王族としてあるまじきものだ。もはや許しがたい。その行為に対する罰として、貴様を処刑する」
国王からの処刑宣告。
凍りつくアリシアの頭の中に誰かの声が響く。
「それ要る奴とは?」
その言葉を口にしたのは聖女マリア。
侯爵令嬢と聖女が「同時に」神託を受けて事態は急展開を迎える。
◆婚約破棄騒動で一番慌てたのが神的な存在だったというお話です。ふわりとした設定で、ハッピーエンド。王子様と復縁はしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 18:30:20
20646文字
会話率:21%
死者も怪我人もいなくて本当に良かった
最終更新:2024-05-07 21:56:02
1585文字
会話率:16%
世は乱世。何正三尺という、魔王もひれ伏す化け物はハルマニ帝国で陸軍参謀補佐をしていた。
彼の欠点は数えるには多すぎる。魔力、筋力、剣の技術、これらで彼の右に出るものはなかった。しかし、知力と常識、そして特にマナーが致命的にかけていた。そして
それらは彼の癇癪の原点でもあった。ある日、この化け物は帝王の戴冠式で、最大クラスの癇癪を発症する。同日、簡易裁判で国外追放が宣告された。しかし僕を追放して本当に良かったのだろうか?軍がどうなっても知らないよ。ざまぁwwww折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 11:59:46
1452文字
会話率:34%
君に出会えて、本当に良かった——。
ラブール魔法学校に通う1年生の詩川宙良は魔法が苦手。
魔法の取得では、最弱といわれる歌の魔法を得てしまった。
悲しみにくれる宙良に、ある出会いが芽生えた。
折野という少女に出会ったことで、宙良は段々と自
信を持ち始めた。悲しいの過去を話し、お互いは涙を流す。
そんなある日、魔法の勉強をしようと図書室に行ってみると、シロという少年に出会った。優しいシロに宙良は段々と惹かれていき......?
やがて、この世界の秘密を宙良は知ってしまう。
その秘密は、この世界の残酷な掟のこと。
「この世界は、残酷で、美しい」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 21:04:48
27448文字
会話率:38%
『小説家になろう』に出会えて本当に良かったです。最初始めた時、2年前と考え方が少し変わりました。
最終更新:2023-08-12 23:00:00
650文字
会話率:0%
「君との婚約を破棄したい」
その言葉を聞いてエカテリーナはニコリと微笑む。
「了承しました」
ようやくこの日が来たと内心で神に感謝をする。
(わたくしを盾にし、更に記憶喪失となったのに手助けもせず、他の女性に擦り寄った婚約者なんていらな
いもの)
そんな者との婚約が破断となって本当に良かった。
(それに欲しいものは手に入れたわ)
壁際で沈痛な面持ちでこちらを見る人物を見て、頬が赤くなる。
(愛してくれない者よりも、自分を愛してくれる人の方がいいじゃない?)
エカテリーナはあっさりと自分を捨てた男に向けて頭を下げる。
「今までありがとうございました。殿下もお幸せに」
類まれなる美貌と十分な地位、そして魔法の珍しいこの世界で魔法を使えるエカテリーナ。
だからこそ、ここバークレイ国で第二王子の婚約者に選ばれたのだが……それも今日で終わりだ。
今後は自分の力で頑張ってもらおう。
ハピエン、自己満足、ご都合主義なお話です。
ちゃっかりとシリーズ化というか、他作品と繋がっています。
アルファポリスさんでも連載中(*´ω`*)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 08:32:31
127574文字
会話率:27%
馬に蹴られて死んだはずの令嬢ディーネは、自分を呼ぶ声で目を覚ます。そこにいたのは自分を嫌っているはずの婚約者ソアンだった。
「良かった、本当に良かった……。もうディーネを離さないからな」
そう語るソアンに抱きしめられたディーネは、周囲を見渡
し絶句する。ディーネの周りに広がるのは黒魔術の儀式跡。そう、ソアンは黒魔術の力を借り、ディーネの命をよみがえらせたのだ。
しかしソアンは自分を嫌っており、浮気相手までいたはず……なのに、ソアンはよみがえったディーネを溺愛してくる。
悩むディーネだったが、ある日ソアンが倒れてしまう。どうやら黒魔術を使った代償で命が危ういらしい。〝真実の愛〟だけがソアンの命を救うと聞き、ディーネはソアンを救うべく彼の浮気相手の所に向かう――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-03 12:37:59
6952文字
会話率:49%
私はとある目的で、ある場所を目指して暗い夜道を歩いていた。
そんな時、偶然出会った彼女に私は……。
ある場所で偶然出会った、同じ目的を心に抱いた2人が最期のひと時を過ごす話。
注意! この作品は自死を扱った物語です。苦手な方はブラウザバック
を推奨します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 00:10:47
5335文字
会話率:45%
そう……これは私の、だれの? 12の恩方々の傑作を、本当に良かった。
ライトノベルの基本をおさえて、外さないよう見ていてください。
最終更新:2022-12-02 22:43:10
77456文字
会話率:22%