昴と麒麟は陰陽道の大家に生まれた七つ年の離れた兄弟。昴が十七歳、麒麟が十歳の早春、怖い夢を見たと怯える弟の麒麟に、昴は位の高い妖の一族の姫である、金色姫の花嫁行列を見に行こうと誘う。実力主義の家の中、昴より麒麟が優遇され、ぎこちない関係にな
っていた兄弟は二人、金色姫の嫁入りを見に行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 21:00:00
2043文字
会話率:48%
疲れた日常を生きる主人公は、満たされない心を、コーヒーで埋めようとしていた。
すぐ近くにあったのは、自販機の缶コーヒー。でも、缶コーヒーは自分へのご褒美にしては陳腐すぎた。
結局主人公は、コーヒーチェーン店に並ぶ。しかしクリスマス前、店は大
行列で、並ぶことも諦める主人公。
別にコーヒーが飲みたかったわけじゃないし。駅のホームで寒さに耐えながら電車を待っていると、会社の後輩・冴島君が通りがかる。
「コーヒー店並んでたんだけど、混んでて諦めたんだ。」
そんな会話だけ交わして、冴島君はそのまま通り過ぎっていった――かと思った。
一分も経たずに戻ってきた冴島君の手には、缶コーヒーが2つ、握られていた。
「僕も飲みたかったんで。」
それは陳腐だと思っていたはずの、ただの缶コーヒー。それなのに、冴島君から受け取ったそれは、主人公の手のひらを熱く灯していく。心が――満たされていく。
「ありがと。」
二人で缶の蓋を開け、琥珀色の月を眺めながら、ほどよくぬるいそのコーヒーを飲み始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 09:53:26
998文字
会話率:25%
やっぱり人気店に行列はつきものだ。
最終更新:2022-12-29 00:00:00
230文字
会話率:45%
有名店での列に、俺は並んだ。
最終更新:2015-02-01 00:00:00
247文字
会話率:0%
二十八歳の桜宮晃光は、令嬢達の縁談申し込みが絶えない桜宮家の人間で、大企業の副社長。二十歳の藤野香澄はある日、彼とお見合いを行うことになった――彼は「君の隣にいられる、その未来が欲しいんだ」と言うが、どうして私に婚約話を?。結局はめられなか
った彼との婚約指輪、香澄は彼には相応しい別の女性がいるので身を引くため飛び出すが、町中、世にも不思議な夜行列車が彼女の前に姿を現して――。
※3万字と少しで読める中編です、お楽しみいただけましたら幸いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 21:45:49
35717文字
会話率:29%
今回は黄昏町にある行列のできる豆腐屋、『佐々木豆腐店』に密着したいと思います。
一反木綿短編企画にひっそり参加いたします。よろしくお願いいたします。
最終更新:2022-11-20 00:31:13
2296文字
会話率:63%
稀なる宝玉と讃えられた水姫は父の意向により家の中に長らくしまい込まれていた。
東の領主に見初められ嫁ぐことが決まった日、初めて水姫は外へと出された。砂漠をゆく華美な花嫁行列は、父によってわかりやすくつくり上げられた決められた幸福の形だ。
心
を物のように無機質にして輿に揺られていた水姫だったが、花嫁行列を強襲した盗賊によって東の領主のもとではなく盗賊の根城へとさらわれてしまう。
水姫をさらったのは少年とも青年ともつかない容姿をした男、盗賊たちに王と呼ばれる夜従だった。
夜従は水姫の心を見透かすように言う。
「お前がそうしようと動くのなら、ここはお前の王国に変わる。虜囚ではなく自由ある民だ。ここにいれば自由にしていい。けれどそれも拒絶するならお前は僕の『物』でいる他ない。動かぬ置物に生活のしようなどないのだから。僕の物が嫌だというなら、もっと不特定多数の男の物になる。それも嫌なら自害の道も与えてやろう。これはお前だけが選択できる。さあ、どうしたい?」
夜従との出会いで水姫は自分の心に生まれた新しい感情と葛藤することになる。
短編集内で連載中だった物を単独連載に移行しました。
場面により流血・残酷描写、性的な場面を想起させる描写、現実に置いての良俗に反する描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 21:46:27
34990文字
会話率:41%
手持ち無沙汰で行列に並んでいると。。
最終更新:2022-10-21 22:27:18
368文字
会話率:5%
現実世界は常にどこかで争いばかり。
仕事は辛いし、絶望するなんてデフォルト。
何とか今日は生きていたけど、明日はもうどうでもよくなる。
そんな時はメタバース・プラットフォーム
『ノベンバー・ソウル・ランド』に転生してみなよ。
ゲームやアイド
ル、更には神様も行列に並ぶパンケーキのお店だってあるんだ。
どうかな?
ゆっくりしていくのなら、
人類の終わりと始まりの物語を始めるよ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 21:27:46
115894文字
会話率:51%
その行列は夢か現か。
最終更新:2022-09-03 21:25:56
292文字
会話率:23%
スマホとかSNSとかなかったけれどもケータイ(ガラケー)だったら結構みんな持っていた。
PCメールやネット上のBBS(掲示板)が新しいコミュニケーション手段としてもてはやされていた。
夜行列車がまだ全国を走っていた。
そんな平成10年代。
列車の窓から虹色の雲を目撃した「僕」は、BBSで知り合ったけれども突然姿を消した女性の影を追って、彼女が住むという熊本へ向かう列車に飛び乗った。
※第2回「Yahoo! Japan文学賞」(2006年・テーマ:メール)応募作品(落選)を、一字一句変えずにそのまま投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 20:41:21
7372文字
会話率:5%
時は1940年代。世界には多くの列車が走り、同時に1列車に1人の小柄な少女が就いている。そんな中、朝鮮総督府鉄道の夜行列車「のぞみ」はひたすら定時で安全な列車として走っていた。そんな少女「のぞみ」は自分の望みを持ち、人々に望みを与えることが
できるのか。時代を走った列車「のぞみ」の「望み」を巡るエピソード。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 23:23:52
4289文字
会話率:41%
『五位鷺の姫君』続編。pixiv連載作品、紙版はBOOTH、電子版はKindleで販売中です。
前半オムニバス。後半長編。
陰陽師・安倍播磨守靖晶は不思議な少女に出会った。
後日、彼女は市で占い師になっていた。その行列に並んだ靖晶と
預流の前のもとに次々現れる衝撃の人物! 普通そんなことはないやろ! あったんやから仕方ないやろがい!
「取り戻さなきゃいけないものがある 呪詛呪詛」
どうして呪詛が、彼らはただ行列に並んでいただけなのに……
注:平安時代の呪詛は殺人と同等の大罪です。
『五位鷺の姫君、うるはしき男どもに憂ひたまふ 平安ロマンチカ』
https://www.kadokawa.co.jp/product/321809000156/
『因果逆転のカースフォージ』にまとめて収録しています。書き下ろしあり。
続・五位鷺の姫君 因果逆転のカースフォージ - 汀こるもの - BOOTH https://korumono.booth.pm/items/1519712
続・五位鷺の姫君 因果逆転のカースフォージ Kindle版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07YQ4YZJN/migiwa0c-22/ref=nosim折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 23:37:54
101289文字
会話率:53%
発達障害を苦に自殺した、野間学(のま まなぶ)。
仕事中世ファンタジー異世界に「レベル1僧侶」として転生してしまう。
本の虫として本を読み漁った知識や、メンタルクリニックの通院経験などを活かし、精神医療が発達していない世界で僧侶カウンセラ
ー「ノーマ」として頼りにされていく。
薬草に詳しい薬屋の見習い魔法使いサーヤとタッグを組み、行列のできるメンタルヘルス相談所が開業する──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-20 22:00:34
8286文字
会話率:28%
台風の翌日は、異形の行列がある。
最終更新:2022-05-15 14:59:33
796文字
会話率:5%
――【おいしいらーめん】と言う店を知っているだろうか?
東京のとある場所に存在し、それも行列が出来るほどの名店。に見えるのだが。
不思議な事に、【おいしいらーめん】などでネット検索したり、その名前をラーメンマニアなどに聞いても特に名前
があがったりしない。今このインターネット社会。ネットに情報が無い場所なんてないと思ってたのに――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 19:16:10
5155文字
会話率:37%
乗り物をテーマにした
怪談、奇妙な話、おかしな話 の短編集
(2017/11/26 タイトル変更しました)
不定期投稿
残りテーマ 14/33
後こんだけやって完結予定です。思い付くと足しているので書くより足す方が多いと延々に終わらない
かも(苦笑) (書く順番は不同です)
豪華客船/フェリー/新幹線/夜行列車/セスナ/ヘリコプター/ショベルカー/車椅子/おんぶ/霊柩車/潜水艦/冷凍車/スクールバス/X
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-09 17:10:07
47320文字
会話率:20%
行列することはある意味危険な行為
最終更新:2022-05-04 21:40:16
990文字
会話率:0%
6月第1週の土曜日。この日は金沢で年に一度開催される“金沢百万石まつり”のメインイベントである百万石行列が行われる。金沢市内の中心部は交通規制が行われ、武者行列や地元伝統の出し物、鼓笛隊の演奏などのパレードが執り行われる。4月から金沢で一
人暮らしを始めた晴継は、バイト先の智美からお祭り当日のランチ営業に出てくれないかと頼まれ、快諾する。
一方、能登最北端の町出身の新垣恵里佳は、初めてのお祭りに気分が高揚したのもあり、思い切って外出してみる事にした。
しかし、恵里佳を待ち受けていたのは季節外れの暑さ。眩暈を起こした恵里佳の目に飛び込んできたのは、両眼の色が異なる一匹の白猫だった――。
※『料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト』エントリー作品
◇当作品は『トラットリア・ガット・ビアンカ ~カポクオーカのお試しスコッチエッグ~(https://ncode.syosetu.com/n3857hp/)』の続編となります。◇
◇この作品は『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16816927860966738439)』『アルファポリス』でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 19:14:44
12140文字
会話率:32%
ショートショートです。その国は観光産業を発展させる為、世界を震撼させた『白雪姫毒殺未遂事件』の首謀者である王妃が住んでいたお城を、観光名所として開放した。しかしそこでは、客寄せパンダの「魔法の鏡」が、ストレスを抱えていた。
最終更新:2022-04-19 14:07:23
4032文字
会話率:34%
ショートショートです。その夫婦は、タイムマシンを使って、新婚旅行で江戸時代にやってきた。2人は本物の江戸時代の街並みに目を輝かせて感動していたのだが、江戸時代の人が小柄である事に気が付いてしまう。江戸時代の平均身長は、男性155cm~156
cm。女性143㎝~145cm。日本史史上、一番平均身長が低かったというデータがある。2人は笑いが込み上げてくる。小柄な人がひとりなら、笑ったりしない。大勢が小柄なのが、面白いのだ。すっかり「小柄」が笑いのツボに入ってしまい、江戸城を観ても大名行列を観ても集中して観れないのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 17:05:56
4272文字
会話率:54%
ショートショートです。長い行列に並ばされた男。遠くの方から聞こえる〈しりとり〉。男の行きついた先は…
最終更新:2020-03-13 14:31:30
2488文字
会話率:45%
たくさんの人が並んでいた・・・。
最終更新:2022-03-28 23:24:33
1160文字
会話率:55%