――はぁ、今日もルートヴィッヒ様がステキで幸せだわ。
テサシア・ノーザランは、王都の学園に通う辺境の男爵家令嬢。
吹けば飛ぶような田舎貴族の娘として、学園で形成される高位貴族や聖女たちの派閥とは全力で関わらないように、息を潜めてモブと
して過ごしている。
そんな彼女の人生の潤いはアーべライン侯爵家令息のルートヴィッヒ様。
銀髪に眼鏡の怜悧な貴公子をそっと陰から眺めることを至上の喜びとしている。
――無論、話し掛けるなどというような真似をするはずもなかったのだけど……!
なぜか距離を詰めてくる推しに翻弄されるモブ令嬢のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 13:14:26
39738文字
会話率:35%
侯爵令嬢クトゥマーヌ=ジウ=コクトーは、スキル『はり』を持っている。
これは、他の貴族令嬢も持つ、刺繍の技能と思われていたが、実は東国ムスファの姫のみに伝わる、『鍼』のスキルだった。
第二王子の婚約者となったクトゥマーヌだが、成人の儀で、
婚約破棄されてしまう。
しかしクトゥマーヌは、婚約破棄は予想していたことだった。
クトゥマーヌはこんなこともあろうかと、あらかじめ、自身の魔力の篭った刺繍針を、商会の者より贈り物と称して配っていたのだ。
今宵、成人の儀。
ここからスキル鍼灸となった令嬢の、王国乗っ取りが始まる。
恋愛要素もあるはず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-21 23:32:04
11427文字
会話率:31%
伯爵令嬢イリナには人とは違う力がある。それは「ものに込められた気持ちの大きさを重さで感じられる力」だ。
ある日、イリナは新調したドレスが激重だったことに驚き仕立て屋を訪ねると、そこには見たことのない青年がいた。重さの原因であるドレスの刺
繍はその青年の手によるものだった。
「この人が、あんなに重くなるほどの恨みを私に抱いている人?」
初対面の青年から向けられる恨みの大きさにと戸惑うイリナだったが、ある日久しぶりに出席した夜会である騒動に巻き込まれてしまい――。
※ハッピーエンドです。ご都合主義なところもあるのでふんわりお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-23 14:01:59
10877文字
会話率:32%
儚げで美しい容姿を持ち類稀な刺繍の才を持つ伯爵令嬢メリルはちょっと変わった嗜好の持ち主。今日もその嗜好を婚約者である侯爵令息のパトリックに馬鹿にされるのだが丁度その回数が切りの良い数字を迎えたので婚約解消を切り出した。
「後5回私及び私の作
品を馬鹿にしたら婚約解消させて頂きます。」
唐突に始まった婚約解消までのカウントダウン。パトリックの運命は――
(※本作は別作品「異世界に召喚されたけど価値観が合わないので帰りたい。」と同じ世界のお話です。)
※この小説は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 13:47:25
15490文字
会話率:35%
辺境伯家の令嬢・アデリナ。
彼女が王都から呼び寄せたのは人気のビーズ刺繍作家・カーラ女史だった。
饒舌にカーラの作品への想いを語るアデリナは、カーラを推しと呼ぶ。
しかし、アデリナはひょんなことからカーラが男性であると知ってしまう。
男性
のくせにビーズ刺繍なんて、と言われてきたために女装していると打ち明けるカーラ。
秘密を共有するために、アデリナは父や兄に止められながらも魔法銃の射撃練習していることを告白する。
「似た者同士かもしれませんね、わたくしたち」
そして、ふたりの距離は少しずつ近づいていくのだが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 17:41:25
19136文字
会話率:41%
なんやかんや病死して、ふと気づいたら子供になっていました――
いっちょ知識チートでもと意気込むものの、濡れ手に粟はできそうにない。残念、生業のお針子に専念して静かに暮らしますか、と思ったものの、前世と全く関係のない血筋とかそういうアレのせ
いでなんだかやっぱり面倒を背負いそうな予感です。
その場の流れに流されつつ、厄介事に対応しつつ、目指すは平穏で安穏な生活。
人生に波乱も刺激も欲しくなくても、向こうから頼んでないのにやってくる。
異世界転生少女の明日はどっちだ。
――――――
カクヨム様でも連載中です。
※お仕事モノではありません
タイトルは努力目標系。
いつかスローライフ出来たらいいね……いつか……そう、Someday……
十五禁は念の為。
◆
まずはまったり幼少時代。子供の頃ってたいしたことは出来ないものです。
お友達が出来たり、お出かけをしたり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 18:00:00
485915文字
会話率:33%
神社へと向かう桜並木に、桃色よりも淡く白よりも明るい桜色と若草色の暈しの地に、舞う花びらの刺繍の着物を着て、黒髪をおろした桜の精が現れるという。
最終更新:2022-04-24 10:51:25
1663文字
会話率:32%
第三騎士団所属二年目のルーチェは、男尊女卑の風潮のある騎士団で、同期からも新人からも下に扱われ、常に雑用を押しつけられる毎日。
ある日、魔犬討伐にかり出され、死に損ないの一匹の反撃から魔法騎士団員を助けたのに、一緒に髪を切り落としてしまっ
たばかりに魔法もろくに使えないのに第二魔法騎士団へ四ヶ月間の所属換を命じられる。
魔法を使えないルーチェと、魔法が荒ぶるヴァレリオの、故郷と魔法を求める物語
原案25分割 (恐らく再分割予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-21 00:00:00
112053文字
会話率:30%
ムールは刺繍が大の苦手。今日も親友タニアと一緒にチクチク針を刺す。でもある日先生がとっても喜んでくれました。※特に山場はありません。ずっと平原です。
最終更新:2022-03-07 19:04:33
4226文字
会話率:33%
刺繍が貴族令嬢のステータスとなっている国で、貧乏男爵令嬢のティナは天才的な刺繍の腕前を持っていた。
けれど、両親が亡くなり、行くところなくしたティナに手を差し伸べた婚約者で子爵のロバートはその腕前に目をつけていた。
婚約者としてティナを囲い
込み、その刺繍を自分の恋人の物だと偽る。
その事にようやく気づいたティナは秘密を漏らさないようにと婚約者だったロバートに舌を抜かれるのだった。
そんな地獄のような日々に、変化が起きる。
ある日、獣人の国から《五ツ尾商団》がやって来たのだ。商団長は白い狐の獣人で五本の尻尾を持ったフェネラと言う男だった。
彼との出会いがティナの人生を変えていく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 13:27:58
17714文字
会話率:26%
建国史に名前が出てくる一族の末裔で強力な魔力を誇るロザリーと、人外のレベルの美貌を持つカミーユの、二人の間の友情、からの恋愛事情。
第1章はロザリー視点で、同僚として働いていた二人が結婚に至るまで、の数か月部分を8万文字程度で。
第2章はカ
ミーユ視点で、初めて出会ったときからを、より詳細に描きます。20万字超え。
基本的に毎日更新します。
第1章あらすじ:社会人として3年目となり、一人暮らしをはじめたロザリーは、カミーユと共に邪神の経典を翻訳する仕事をすることになる。期限はたったの10日。ロザリーの家に持ち帰って二人で徹夜で仕事をしたことで、二人の関係に転機が訪れる。苦手な家事を請け負ってくれる同居人を見つけたとほくほくしていた矢先、カミーユはダンジョン攻略メンバーになってしまい…。
第2章あらすじ:第2章が始まったら記載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 15:00:00
303744文字
会話率:22%
とある一件から引きこもりになった令嬢、ソフィー。
他人と関わる事を恐れ、屋敷の外に出る意欲すら無くしてしまう。
自分には何の価値もない。
そう思っていた彼女の元に、暫くして一つの見合い話が舞い込む。
相手はかつての同級生、問題児と呼ばれた貴
族令息だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 15:20:12
190758文字
会話率:32%
両親の事故死をきっかけに、日本人だった前世を思い出したリーゼロッテ。天涯孤独になってしまったリズは、得意の裁縫で生計を立てるべく、都に来て職探しを決意。でもなぜか訪ねる先々で断られてばかり。そんなリズが一人途方に暮れていると、偶然にも幼い頃
の知り合いラルフェルトに再会する。しかし繊細な美少年だったはずのラルフが、口は悪いし態度が傲慢な魔法騎士になっていて……。その後リズは住みこみ裁縫店の仕事を見つけ、平凡だが堅実な新生活をスタートさせるが、リズの施した裁縫が魔法使いたちに影響を及ぼす力を秘めていることをが分かり……。
魔法が息づく異世界に転生した針子の少女と、竜と、魔法使いの青年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 16:00:00
276233文字
会話率:47%
漢極める喧嘩道!!魂刻んだ刺繍を見せつけ!!異世界に己の生き様を轟かす漢、
通称 よっちゃん
今ここにぃぃ、漢を魅せる!!
最終更新:2022-01-13 10:00:00
1093文字
会話率:63%
黄昏ヶ丘のてっぺんの小さな家に住む小さなお針子は、とても腕のいいお針子でした
中でも刺繍の腕はたいしたもので、たぐい稀な力を持っていたのです
なにしろお針子が心をこめて刺繍すると、刺繍されたものが命を持つのですから
刺繍のお店を構えることに
したお針子のもとには次々と珍しい注文が舞い込むのでした
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-06 02:12:52
6868文字
会話率:35%
アナベルは十五で、父親よりも年上の伯爵トマス・レイモンドに嫁いだ。恋愛結婚ではない。父親の遺した莫大な借金を肩代わりしてもらうかわりに、買い受けられたようなものだった。
十年たって、夫は亡くなった。クリスマスにほど近い冬の日、アナベルは、義
理の息子ジュリアンに伴われ、初めて夫の領地であるファーンデイルに向かう。そこで彼女が知った真実とは。
アンリ様主催「クリスマスプレゼント企画」参加作品です。
全14話。表示される文字数には予約投稿分を含みます。総文字数は4万5千字程度を見込んでいます。下書き完成済みで、12月25日までに全パートを投稿する予定です。
親子、夫婦の死別に関する記述が含まれます。苦手な方、今のコンディションで避けたいと思われる方はご留意ください。
本作は、ヨーロッパ風の架空の世界を舞台にし、カトリック風の宗教を登場させた創作であり、現実の中世・近世ヨーロッパやキリスト教とは習慣や規律がやや異なります。ゆるやかな視点でお楽しみくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 10:18:21
47728文字
会話率:30%
王都でも老舗の服飾サロン【アムネシア】の娘であり、優秀な刺繍職人でもあるフィーネ。
彼女には前世、そして前々世の記憶があった。
そのどちらも恋を叶えた結果、愛する人と自分が死んでしまう結末を迎えていた。
今世ではそんな最期を迎えないよう、
恋をしない。
そう決めたフィーネは仕事に生きる事を決意するが──自分に好意を向けてくれるある男性へと惹かれていく。
しかし恋に臆病になっているフィーネはその想いを押し隠すが、彼からの贈り物が前世や前々世の【自分】に繋がりがある事に気付いてしまう。
彼はもしかしたら、前世、そして前々世で想い人だった彼なのだろうか。
彼にも記憶が残っていて、自分を見つけ出してくれたのだろうか。
──もしそうだとしたなら、彼の為に自分が出来る事は何だろうか。
今度こそ彼を死なせない為に、フィーネは自分や彼の気持ちと向き合う事を決めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 08:00:00
103890文字
会話率:37%
その夜、リーフェットは針の魔女として処刑台に上げられていた。
家族からは冷遇され続け、婚約者には利用された。おまけに、ここでリーフェットを殺すのは初恋の人だという。
あんまりな運命に、従順たれと教え込まれてきたリーフェットもとうとう決心する
。
死んで堪るものか。絶対にここから逃げ出し、今度こそ幸せになってみせると。
(……でも私、子供になっていない?!)
これは、いつの間にか幼女になっていて愕然とするリーフェットと、針の魔女を追いかけて来た筈なのに、どうして保護者になったのかなと途方に暮れている王様の、どちらが相手をたぶらかすかの苛烈な戦いのお話。
そして、ぽんこつ気味な刺繍魔術と、もしかしたら王様の命がかかっているかもしれない美味しいタルトのお話です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 16:29:39
183224文字
会話率:37%
未知を語る言葉はない。不可視を見んとす眼はない。
他人の心は未知であり、その関係性は不可視である。
ゆえに僕は、孤独であった。
ただ一人生きようとする青年、朝凪和正。彼の意識が眩み、目覚めた場所に覚えは無い。
何も持たず、何も得ず、何
も喪うものがない。
ここに立つ理由もない。ここに居る目的もない。
ただ変動していく世界の中に、ひたすら干渉を拒み続けた彼の居場所はあるのだろうか。
……簡単に言っちゃえば、偏屈で孤独な高校生が成長してくお話です。
居場所がないって思った時には、彼のそばに行ってあげてください。
毎週日曜21時過ぎに更新してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 22:27:04
1465884文字
会話率:39%
三十二歳の二条紀子は自宅で刺繍教室を開いている。
可もなく不可もない生活を送っていたが、ある時、花嫁修業と称して料理教室に通うことになる紀子。
そこに通う生徒たちと様々な交流を通して、紀子は自分のこと、自分の家族のことを考えていく。
そんな
中で紀子が選んでいく人生とは?
MAGNET MACROLINK、カクヨムにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 21:06:58
57567文字
会話率:49%