ほぼ寛永元年(一六二四年)から寛永三年(一六二六年)にかけての話。
京の従五位下の陰陽師の定村種時の孫娘である定村風見は、父の種春を大屯岩太牢に殺され、家伝の重器【花形の明鏡】を奪われる。
風見自身も拉致されかけたところを、蔭澤夏之丞
ら三人の福岡藩士に救われる。
筑前で寺小姓となった男装少女の風見に、再び岩太郎の脅威が迫る。
土蜘蛛の小女郎、男の娘忍者秋山鳥千代らが参戦し、剣術・忍術・幻術・妖術を駆使したバトルを繰り広げる。
失われた【花形の明鏡】の探索。
運命の波に翻弄され、風見と夏之丞との再会を夢見ながら、すれ違いを繰り返す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 21:21:40
611959文字
会話率:26%
ピース・ワークはデビューの日の朝、自分が異世界転生していることに気付く。
貧乏子爵の三女であるピースは、賭け事の賞品にされた姉の為に、金持ちの男性との結婚を望んでいた。だが、前世の記憶をつかえば、もっと確実にお金が手にはいるのではないか
と考える。そこで彼女は、商人のキットへ持ちかける。
「わたくしと結婚してくださらない?」
財産を持たない彼女は、自らを担保に、前世の記憶にある道具をつくってもらう契約を結ぼうとしたのだ。
©2024 弓良 十矢
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 14:40:55
12188文字
会話率:45%
生まれ変わった家は、縫物をする家系。前世では手芸部だった主人公には天職?かと思いきや、特殊能力にだけ価値観を持つ、最低最悪な生家で飼い殺しの日々だった(過去形)。
自分の仕事に価値を見てくれる場所と人達に保護されて、精霊やら魔力やらがあるフ
ァンタジーな世界で、彼女は繕う魔力の糸を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 19:47:31
125477文字
会話率:33%
国一番の裁縫上手を、王太子の正妃にする。その御触れで、国中の乙女たちが条件である婚礼衣装を縫い上げた。男爵令嬢のリラも憧れの王子様と結婚できるチャンスだと、婚礼衣装を縫い上げた。だが、そんなリラに待っていたのは、いつもリラの物を奪ってばかり
の年子の姉ベルが、リラの婚礼衣装を自作と偽り、王子様と結婚する結末。そして花嫁修業にちょうどいいのだから、と無理やりリラを王宮に連れて行ったのだ。実家ではリラに嫌がらせを受けていたと嘘を吐いたベルのせいで、リラは否応なく孤独になり、ベルが縫うべき、結婚式の贈り物もろもろさえ押し付けられる事に。誰も味方はいない、心安らかなのは窓辺で縫物をしている時だけ……そんなリラの話し相手になってくれたのは、姉の我儘で季節外れの薔薇を部屋に届けに来た、よれよれの服を着た庭師だった……
割とオーソドックス感のあるざまぁ系ファンタジーを目指しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 18:00:00
9022文字
会話率:38%
縫物に専念する女性の話。
最終更新:2023-03-04 17:47:44
1699文字
会話率:71%
母親と父親を亡くした久はもうどうでもいいかという諦めの感情に包まれる。
しかしその時一通のメールが来た、そのメールが久という人物の人生を大きく変える事になるとはこの時は誰も、久すら予想外だった。
そのメールを送ったのはライラという人物で
、ライラは魔法石の覚悟のかけらと生命の意思を所持している。
ライラは主人公の様子を見て、この人なら必ず涙の彼方という魔法石を手に入れる資格を持っていると確信し近づく。
ライラは一流の魔法使いになって、両親を見返したい、主人公はライラの魔法を頼り両親を生き返らせたい。
お互いの目的が一致して、この物語は始まるが、巻き込んだライラ自身も、この一つの行動が自分にとっても大きな分岐点になるとは最初の頃は思ってもいないのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-17 23:07:06
22570文字
会話率:38%