「ウズメ異伝」の続編です。
鈿女(うずめ)の巫子(みこ)、猿田彦の巫子、鬼討師(きとうし)と呼ばれる霊能力者が存在し、公に認められている世界。『葦原』と呼ばれ、そこに住まう人々は、視える、視えないに関わらず、妖(あやかし)や霊といった存在を
認識していた。
この物語は、鈿女(うずめ)の巫子(みこ)の一人、鈴原悠子を軸に繰り広げられる出会いと別れの物語。
巫子の宿命なのか、事件に巻き込まれ、また自ら首を突っ込むこともあったが、悠子はおおむね平和な時を過ごしていた。だが、芸術鑑賞会の会場で『鵺』という男と出会った時、クラスメイトで猿田彦の巫子である草壁達騎の悲惨な過去と、その憎しみを知る。
それ以来、なぜか親友やクラスメイトが事件に巻き込まれ、悠子自身も危険にさらされるようになった。
けれど、悠子や達騎、鬼討師である担任やクラスメイトのおかげで事なきを得る。
これで日常に戻るかと思いきや、ある日、捕えた『鵺』が脱獄したというニュースが入る。それから数日を挟んだある朝、達騎の記憶が皆の中から消えたことに悠子は気が付いた。
『鵺』に復讐を遂げるため、皆の記憶を消したのだと勘付いた悠子は、達騎を追いかける。
彼に『鵺』を殺させないため、人殺しにさせないために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 14:16:00
1725677文字
会話率:40%
昔、葦原という島国に、皇虎(こうこ)という国があった。
この国には、巫子(みこ)と呼ばれる術師がいた。なかでも、鈿女(うずめ)と呼ばれる女の巫子は、強力な力を持っていた。
葦原の統一のため、皇虎に力を貸していた鈿女は、王が葦原を統一した後も
、大陸との戦をしようとしていることを知り、絶望し、宮殿から去った。
王は、鈿女の力を喉から手が出るほど必要としていた。そこで、一計を案じた。
鈿女を陥落させるため、一人の詐欺師を呼んだのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-07 21:37:09
5925文字
会話率:32%
猿田彦百夜(さるたひこももよ)は、その珍しい名前以外に何の取り柄もないごく普通の女子高生である。そんな自分の取り柄の無さに嫌気がさしながら、悶々と日々を過ごしていた。
だが、ある日、百夜と瓜二つの分身が学校中で同時に見つかったという話
をいくつも聞く。さらに、その分身たちは何の取り柄もない百夜と違い、様々な類稀なる才能を持っていたと言う。
そして、この不思議な出来事は百年に一度、百夜の住む地域で起こることを知る。その出来事が起こった者は皆、歴史に名を遺すような才能に恵まれると言う。
だが、同時に、その出来事の裏には、才能を持った自分の分身が才能のないオリジナルの自分を殺して、入れ替わっているのではないかと言う噂があることを聞く。
百夜はその出来事に怯えていると、自分と瓜二つの分身が目の前に現れる。自分の分身と出会うと、百夜は気を失ってしまった。
そして、百夜が目を覚ますと、同じ現実世界であるが、何か異様な雰囲気が漂う世界だった。そこでは、自分の分身たちが殺し合っていた。
百夜とは違い、自分の分身たちは、自らの才能を用いながら、自分の分身を殺し合っていた。どうやら、最後の一人にならなければ、現実世界に戻ることができるらしい。
何の才能もない百夜はそんな世界で生き残ることができるのだろうか…
ドッペルゲンガー同士のバトルロワイアル作品となっています。なお、この作品は吸血フェチの方に満足してもらえるような描写を心がけているため、血を飲む、首に噛みつくなど出血を伴うシーンが多くありますので、苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 21:20:50
41061文字
会話率:39%
あらかじめ言っておきます。
途中で終わります。
原案を考えてくれていた相方が急逝したからです。
しかし原案があるところまでは最後まで書きますし、最後まで書いてから公開します。
他に書いている小説を中断してこの小説に全力投球し、相方の49日
までに公開します。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-10-07 06:00:28
91375文字
会話率:23%
坂本は名古屋の古本屋で本を買う。題名がオリオンミステリー。この本でエジプトの3大ピラミッドの配置がオリオン星座の三ツ星に比定されている事を知る。そして坂本は常滑の常石神社、大善院、神明社の配置もオリオン星座の三ツ星の配置に比定している事を
知る。
常石神社を伊勢の夫婦岩に比定すると、大善院が猿田彦神社、神明社が伊勢市山添町の神山一乗院に乗る事が判った。ここが磯部家の財宝の隠し場所と推定した坂本は、伊勢にいる磯部珠江に連絡。神山一乗院に行く日に珠江に会う事を決める。
知人の親が亡くなり、神山一乗院に行く日に葬式の手伝いを頼まれる。多忙を極めて、坂本はこの事を珠江に連絡しなかった。2日後神山一乗院に行く。そこで2日前に5人組の男達が坂本と同じ目的で当地にやって来た事を知る。彼らの内の1人の風貌を知った時、磯部洋殺害犯と推理した。そして坂本の行動は磯邊珠江を通じて、その犯人たちに筒抜けだと知った。神山一乗院は磯部家の財宝の隠し場所ではなかった。
坂本はオリオンミステリーの再検討を行う。その結果常滑市保示町のオオワダツミ神社がと古社がオリオン星座に深く関係している事を知る。古社を夫婦岩に比定すると、オオワダツミ神社の比定地が財宝の隠し場所であると強く確信する。
平成9年10月9日、朝。
オオワダツミ神社の比定地は伊勢の内宮から南に行った水穴という所であった。ここには石(なめ)神社跡地があり、巨大な地底湖を抱える洞窟もあった。事前の調査でここが磯部家の財宝の隠し場所と確信した。
当日ここにやって来たのは磯部珠江、寺島広三、向井純、そして十数人の若い男女たち。彼らが磯部幸一、岸田洋殺害の主導者である。
ソロモンの財宝(磯部家の財宝)が眠る洞窟に入ったのは、坂本太一郎、磯部珠江、寺島広三、向井純。
財宝に巡り合えたが、洞窟の壁が巨大な地底湖の崩壊により崩れて、坂本を省く3人は死ぬ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 08:35:20
57151文字
会話率:15%
平成9年6月21日、岸田洋殺害の訃報が入る。早朝、坂本太一郎、磯部珠江、岸田幾よ、吉岡刑事らは伊勢警察署に向かう。約3か月前、岸田洋は伊勢に行くと言って消息を絶っていた。
伊勢の岸田邸で岸田洋の葬儀が行われる。数日後、今度は四日市警察署
から中村作二が保護されたとの連絡が入る。彼は磯部作太郎の嫁とめが伊勢に移った後、中村健太郎との間に生まれた。平成9年1月に殺害された磯部幸一とは義弟に当たる。
坂本太一郎、磯部珠江、吉岡刑事らは急遽四日市署に向かう。担当の刑事から、中村作二は衰弱が激しく、緊急入院させたという。2時間ばかりの事情聴取はすでに行っており、中村作二の口から驚愕すべき事実が明らかとなった。
彼は磯部幸一や岸田洋らと共に磯部家の財宝探しに奔走しており、磯部幸一死後、脅迫電話がかかったり、身の危険を感じて、四日市に身を潜め、岸田洋と秘かに行動を共にしていた。
その彼が、磯部作次郎を殺したのは、磯部幸一、その片棒を担いだのが岸田洋と主張。
四日市署にの担当官から、岸田洋が夫磯部作次郎殺害に関係していたと知らされた時、磯部珠江の衝撃は大きく、以後彼女は伊勢の生家に閉じこもり、2度と常滑に帰る事はなかった。
一方、常滑に帰った坂本は、磯部家の財宝探しに精を出す。
磯部作次郎の資料から常滑の常石神社が磯部家の財宝の在り処を解く鍵だと知る。ただし磯部作次郎に資料はここまでで、後は、坂本は手探りで財宝探しに専念する事になる。
坂本は常石神社関係の資料から、昔は常石と書いてとこなめと読んでいた事を知る。応仁の乱後、古社は、常石神社、大善院、神明社の3社に分祀されたという。その理由として戦乱で神宝が失われるのを防ぐためとあるが、それだけの理由ではないと直感する。
しかしそれを証明する資料は存在しない。何の為に分祀したのか。坂本は磯部家の財宝隠しと関係があると見たが、彼の前には大きな謎が拡がるのみだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-14 09:38:20
61057文字
会話率:11%
坂本はアラタマ教団で向井や寺島広三達と別れた後、岸田洋の実家による。岸田洋の不在を知ると常滑まで直行する。
坂本の調査は何故伊勢に天皇家の宗廟として天照大神を祀る事になったのかを調べる事にある。そしてソロモンの財宝は島根に秘匿されたが、
日向の女王アマテラス一族の勢力が島根に及ぶにつれて四国の剣山に移された。
しかし神武天皇を頂点とした日向一族が大和を支配した時、剣山に隠された秘宝は伊勢に移される。伊勢こそニギハヤヒの長子猿田彦の支配地で、彼は磯部一族の祖先であった。
それと前後して、天照大神の御霊は大和の朝廷から出されて、各地を転々とする事になる。そして天照大神の御霊は最終地伊勢の地に鎮座する事になる。この時の天照大神はスサノオの子ニギハヤヒの御霊だった。時代が下り、天武天皇の皇后が持統天皇になるに及んで、天照大神の御霊は日向の女王アマテラスと宣言される。さらに時代が下り平安朝になると嵯峨天皇はスサノオ、ニギハヤヒを皇国の本主と宣告する。これは日向の女王アマテラスの否定であった。実際世間は内宮の天照大神をニギハヤヒと信じていたのである。天照大神が女王アマテラスとされるのは明治になってからである。
伊勢神宮は内宮と外宮に分かれる。
昔は外宮優位であった。今でもその名残としてまず外宮を参拝してから内宮を参拝する。しかし明治になって内宮優位が確立される。しかし外宮は伊勢の町に寄り添う様にして建立されているが、内宮は街から離れた場所に鎮座している。その理由を坂本はソロモンの財宝の秘匿場所と関係があるのではないかと推理した。
内宮が天皇家の宗廟として確立され20年ごとの遷宮が定められるのは天武天皇の頃である。そして持統天皇は伊勢行幸を何度となく繰り返す。
ソロモンの財宝の秘匿場所を知る磯部一族が常滑にやってきたのもこの頃と考えられる。
坂本は磯部一族は内宮外宮の建立場所を逆利用して、財宝の在り処を、常滑の地に封印したのではないかと考えた。
そして、坂本太一郎は岸田洋の行方が気になる磯部珠江、岸田洋の妻と共に伊勢に行こうと計画を立てた時、岸田洋殺害の悲報が飛び込んでくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 10:08:28
62930文字
会話率:9%
小林拓斗30歳独身はとある日、社畜が故に過労死してしまう。
目が覚めるとそこは女神が存在する空間。
転生特典を2点貰える事を聞き真っ先に
「世界最強の賢者」「モテモテになりたい」
この二つの条件を提示したのだが
自分の人生がモテモテのイージ
ーモードからどぎついハードモードになるものだとは拓斗自身まだ知らなかった。
お話はにプロローグから始まる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-17 18:00:00
12898文字
会話率:22%
山田楓はある日、孫からもらったラノベ小説を読みふけっていた。
そしてラノベ小説を読みながらまさかの脳梗塞。
自分が死んだことも理解することなく黄泉の世界に飛び立ったはずの楓だが
何故か目を覚ますと美女が3人。
彼女たちは楓の事を賢者と呼ぶ
…物語はそこから動き出す折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-14 23:01:47
3465文字
会話率:23%
ハプログループC1A1と猿田彦の関係についてです。
キーワード:
最終更新:2018-06-28 18:20:45
2388文字
会話率:0%
笑美(えみ)うずめは、チアリーディング部に所属する元気な女の子だ。ある日、野球部の男子に告白されるが、「好きな人がいるから」と言って断ってしまう。うずめは夢の中でいつも出会う謎の人が、自分の運命の人だと感じていたのである。
告白を断った
後、うずめは天狗のお面をかぶった少年と遭遇する。少年は「オレはおまえの夫だ」とビックリするようなことを言い、変態(?)に遭遇してしまったと思ったうずめは逃げる。
しかし、翌日、昨日の天狗のお面の少年――猿田彦之進がうずめの学校に転校して来たのであった!
彦之進は「自分はサルタヒコという神様で、お前はオレの妻のアメノウズメだ。お前は神としての記憶を失ってしまっているんだ」とうずめに説明する。「そんなこと信じられない!」とうずめは言うが、彦之進は「だったら、神様の国――高天原に行こう」とうずめに提案して……。
どこにでもいる普通の女子中学生だと思っていた元気っ子のうずめが、HENTAI天狗仮面(?)の彦之進と出会ったことから始まる、テンションMAXな神様ライフ! 恋愛要素も少々あり(?)でスタート!
※カクヨムでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-06 22:00:00
300823文字
会話率:51%
勿論作品の下敷きとしてアダルトゲーム『雫』があります
文学極道にて2016年11月投稿
http://bungoku.jp/ebbs/log.cgi?file=501;uniqid=20161101_202_9220p#20161101
_202_9220p折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-03 04:19:36
705文字
会話率:0%
猿田彦大神。
邇邇芸命を地上へと案内したことから、道の神、旅人の神、道案内の神とされる。
時系列無視。
のらりくらりと問題を解決していきます。
最終更新:2016-10-06 14:17:34
2672文字
会話率:43%
平成の世に、地球の安寧と、世界の平和を達成させるという天界の決定により、その成就のために、ジャンヌ・ダルクが日本に転生した。大橋ジャンヌとなって成長し、神奈川県立六国高校に入学した。茶道部に入部し、大天使ミカエルの守護と指導のもと、同級生
でサッカー部のオズ、演劇部のゴリとジュリのサポートを受け、高校生活を送りながら使命を果たしていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-10 02:48:30
397004文字
会話率:28%
-昔のお話―-。峠道で村人にとんち問答をしかけ、答えられないと荷物を奪う天狗をこらしめる為に、山寺の和尚は一芝居うった―-。
最終更新:2012-03-08 22:24:14
1603文字
会話率:0%
芭蕉の二見が浦を詠んだ俳句や二見の意味について推理している。また、小説『志摩の真珠』を書くきっかけとなった句も紹介。小説内容に対するコメントを付記。
最終更新:2009-06-28 10:05:02
1963文字
会話率:16%
完全・完璧・超絶の美少女を描くネット小説家のつぶやき、俺様登場。どうだまいったか!
最終更新:2009-02-22 13:34:13
891文字
会話率:15%
20年後、石油が枯渇しエネルギー節約のため恋の相手をコンピューターで決める政策が導入された。モテない男達は念願の恋人を持てるものと期待し歓迎するが・・・環境問題とは、エネルギー問題とは何かを問いかける衝撃作。
最終更新:2009-02-09 23:44:12
1847文字
会話率:40%
OLをやめて故郷の私設研究所で博士と研究するいづみ。科学理論を打ちたて応用するため恋愛相談所を開きます…コメディタッチで描く恋愛科学読み物。連載。
最終更新:2009-02-08 03:01:43
8871文字
会話率:61%