共和制ローマは、建国700年を数えて内憂外患の状態だった。
拡大した領土は、良心的な高官が何とか領土の維持を守っていたが、一部の高官が高い税をかけ、好き放題をしていたため奴隷の反乱や逃亡が相次いで属州の多くは疲弊していた。
ローマを含むイタ
リアの諸都市は、難民や職を失った市民が増え、ローマの福祉政策、麦の配給量の増加によって一般のローマ市民の生活を厳しくさせ、国庫は赤字続きだった。
それでも、元老院は共和政体の維持を最優先に考え、目的に突出した個人の活躍を厳しく制限する。
時代は英雄を求めていた。
さっそうと現れたのはグエナス・ポンペイオス・マーニュス。
ローマの外敵を駆逐した英雄だった。
ローマは栄光の時を迎えるかと思われたが、元老院は英雄的行為を貶める活動に出る。
はるか昔に救国の英雄スキピオを抑え込んだのと同じように。
ローマは新しい英雄の時代を迎えるのか、共和制の理想を守るため、元老院が英雄を抑え込むのか。
それともまだ表舞台に出ていない時代を超越する者が出現するのを待っているのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 15:00:00
24076文字
会話率:29%
ローマの権力者から逃げるように大学に進んだユリウス・カエサル。
2年の時を経てローマに戻ってくる。
叔父であるアウレリウス・コッタの活躍で反目していた元老院派と民衆派のわだかまりも少し減り、カエサルも政界進出ができるようになった。
叔父に感
謝しつつ、ローマの政治権力に近づくためカエサルはローマに戻り
活動を開始する。
社会はより混沌としてきていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 15:00:00
178173文字
会話率:30%
ポエニ戦争での勝利から地中海世界を股にかける大国に成長しつつあったローマは、国内外に大きな問題をかかえていた。腐敗した元老院。公職者の汚職。国家の拡大による市民層の分離。急増する難民や増加する貧民への福祉政策による国家財政の破綻。また、外部
では蛮族たちが我が物顔でローマの同盟国を蹂躙しつつあり、地中海では海賊たちが自由に横行する。
そんななかで共和制ローマは機能不全に陥っていた。
そんななかで、家族の愛に恵まれた少年ガイウス・ユリウス・カエサルは、大きな力によって自分で道を歩みことを求められる。紆余曲折を経ながら、少しずつ、国家ローマ再建の道を進みはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 15:00:00
471569文字
会話率:25%
とうとう外苑州の兵力を結集させ、バロン城塞へと向かうハムレット軍。その後、内苑州を順に攻略すべく計略を立て実行してゆくが、クローディアス軍側も当然手をこまねているわけではない。ペンドラゴン王朝における二大公爵家、アグラヴェイン家とモルドレッ
ド家がハムレット軍討伐へと乗り出してくる。一方、ギベルネスは内苑州攻略のため、宇宙船カエサルと連絡を取り合い、ミサイルを使用することを考えるが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 22:30:00
488587文字
会話率:42%
惑星シェイクスピアは、<東王朝>と<西王朝>、<北王国>と<南王国>とに分かれていた。<西王朝>では、クローディアス王を斃すべく、神託を受けたハムレット王子が外苑州にて軍をまとめつつあったが、<東王朝>ではリア王の後継者としてリッカルロ王子
がその座を継いだ。本星エフェメラより、惑星調査団の一員としてやってきたギベルネスは、辺境惑星として分類されるシェイクスピアへ降下調査中、運悪く遭難する。その後、この惑星にて信仰される神々より、<神の人>であると名指しされ、ハムレット王子たちに協力することになるが……第二部において、彼はようやく宇宙船カエサルと連絡が取れるものの、その時に驚愕の事実を知るということになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 22:30:00
437971文字
会話率:46%
時空を超えた大軍同士の合戦!
ナポレオンと織田信長が、
カエサルとアレクサンダー大王が、
チンギス=ハンと曹操が、
戦ったらどっちが強いんだ!?
古今東西の英雄が激突する!
※
交通事故に遭い、死んだはずの女子中学生・宇喜多舞は突如
現れた謎の死神に日本刀を手渡される。
死神曰く、「生き返りたかったら武器を取って戦うしかない」……と。
現世と異世の狭間で、
彼女は呪いの日本刀・村正を武器に、
死神のデスゲームに巻き込まれて行くのだった。
日本刀を持ったセーラー服の少女ってなんか良いよね、って話です。
↓これより以前の話、第一部があります。
セーラー服と日本刀
https://ncode.syosetu.com/n3122hi/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 12:55:01
135072文字
会話率:55%
共和政ローマの内乱をおさめ、初代皇帝への道を歩み始めたユリウス・カエサルはポンペイウス劇場にて暗殺者の凶刃に倒れる。
意識を取り戻したカエサルがいたのは、はるか未来の世界、艦隊決戦中の宇宙戦艦の艦橋だった。しかも、剛健だった体は14歳の王
族の少女のそれになっているうえ、彼女が率いる軍はいままさに壊滅せんとしている……。
人類史上最高の政治家にして最強の軍事指揮官が、カリスマチートで宇宙帝国建設を目指すスペースオペラです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 00:14:24
18851文字
会話率:26%
我々はあの男(カエサル)を殺さなければならい
独裁官は不機嫌そうな顔で、元老院議員たちに言った。
共和政ローマは暴力と内戦の恐怖に支配されてから早十数年の月日が流れた。国内では元老院議員側に反旗を翻した民衆派への粛清の嵐がようやく収まりつつ
あるなか、突如としてローマの秩序回復・維持を担う独裁官は一人の若者(カエサル)の名を挙げた。民衆派の代名詞となりつつあるカエサルに恐怖を感じた独裁官は、一刻も早く若者の首を取るべきだと主張する。
本作は、カエサルの処刑を心からの望む独裁官の後世と民衆派の為に生き残ろうとするカエサルの半生に焦点を当てた作品である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 12:59:17
20809文字
会話率:9%
カエサルの仇敵として処刑されたガリア人の王、ウェルキンゲトリクス。その魂が二千年の時を越え、現代フランスの窮地を救うべく還って来た!国家憲兵隊の最新兵器「強化防衛兵」:AI搭載の特合アルミニウム巨人に転生した王は、相棒GGと共に謎の海洋生物
群に立ち向かう…。
転生ロボ王『何という、きもい敵なのだ!おさかなが食えなくなるではないかッ』
機動兵GG「いや、お前は元々食わないでしょうが~」
フランス・ブルターニュはベルイル島を舞台に、ケルトおたくが全身全霊をかけ楽しんで書いたロボットSFです。歴史をケルトをフランスを、ガリア英雄ウェルキンゲトリクスを、そしてロボット作品を愛する全ての皆様に捧ぐ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 12:10:00
8414文字
会話率:36%
元老院最終勧告出されちゃったらどうしようと思いながら書きました。
最終更新:2024-07-26 15:20:17
2108文字
会話率:56%
中学2年生の青木です。大好きな異世界に転移したと思ったら、話も通じずに戦場奴隷になりました。戦場の奴隷なんて生きてるだけでも奇跡です。でも関羽に張飛、カエサルにジャンヌ、他にもたくさんの頼もしい仲間がでたので希望はあります。このまま頑張れば
もしかすると生きて戻れる日が来るかもしれません。
女神のスクルドです。好みの子を異世界に送ったのですけど、何か思ったのと違うような…… 私の光源氏計画が……
少年に命を救われたカエサルです。この少年は恐ろしいことに次々と英雄達を手懐けていきます。今日を生き残るのが目標って…… この調子だと世界を取れますよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 21:10:00
158522文字
会話率:16%
貧富の差が拡大した近未来。父親に捨てられた17歳の少年、木島樹理は、妹の木島小鳥とともにつましい暮らしをしていた。あの男が現れるまでは……。
人々の『見たい』が暴走した世界。富める『視聴者』は貧しき『配信者』を煽り立て、犯罪非犯罪を問わず
刺激的な行為を強要し、社会問題と化している。しかし『視聴者』たちの欲求は肥大化し、もはやそれだけでは満たせなくなっていた。
裏社会は、いちはやくその渇望に応える。ディメンション・アーツ。最新式の人型軍事ロボットが各国から流出し、少年少女を乗せて殺し合いをさせるという過激なショービジネスが暗密裏に催されていた。
最強のディメンション・アーツ、GX-84、通称カエサル。胴元(ブストゥム)にそのパイロットとして選ばれた樹理は、自らディメンション・アーツに搭乗し、闘いを勝ち抜くことで、肉体を弄ばれた小鳥を救うことができるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 21:05:31
8794文字
会話率:45%
私ことわたしは交通事故にあった弟を見て車に飛び込んでしまった。
転生なんて望んじゃいないけど、次に生まれ変わるなら楽しいところがいいなあ。
無宗教な自分に祈る相手はいなかった。
赤ん坊になった自分はかわいかった。(後日談)
最終更新:2023-12-30 00:00:00
43940文字
会話率:57%
彡(゜)(゜)が古代ローマの大英雄ユリウス・カエサルとなって繰り広げられる物語
最終更新:2023-12-20 20:48:37
15844文字
会話率:91%
古代ローマ帝国の先駆者として名高いユリウス・カエサル
その彼と同じ名を持つおバカな男が
同じような時代に、同じような場所で、同じような戦いに
猪突猛進で挑む歴史物語
最終更新:2023-01-01 21:53:15
48666文字
会話率:78%
紀元前60年。
共和制ローマは内乱の時代の真っ只中であった。
領地拡大で至福を肥やした元老院を中心とする閥族派とそれに不満を持つ市民階級の平民派。
同盟市戦争、ミトリダテス戦争、スパルタクスの反乱。
奴隷階級の反乱に対外戦争。その混
乱に乗じた各領地の台頭。
共和制ローマは混沌の時代を迎え、国を統治することができるさらなる強いリーダーを求めていた。
そんな乱世を平定すべく三人のカリスマ的英雄が現れた。
富を築き経済的優位にいたクラッスス、騎士階級として若年期から積んだ知見で軍事権力を握ったポンペイウス、そして弁舌とその戦績で市民から莫大な人気を得たカエサル。
三者が結託しつつ牽制し合い元老院に対抗する勢力を保ったこの政治形態は三頭政治と呼ばれ長き混乱の世に終止符を打つ希望として人々に期待を抱かした。
ーー話変わってローマの街に一人の青年がいた。
彼の名はセリスィン。身寄りのない孤児としてその日暮らしを迫られる彼は明日の生活の保障もされず生きていた。
そんな時彼は一人の男と出会った。男の名はジムージー。
彼は暴れ者の少年の話を聞きつけセリスィンを剣闘士にスカウトしようとした裏商人(バイヤー)であった。
「貴様にチャンスを与えてやる。このまま道端で狼藉を働いて生きるか、死と隣り合わせの一攫千金の夢を買うか」
今の生活に希望がないことを悟っていたセリスィンはジムージーの話に乗ることにした。
そして彼は剣闘士としての道を歩んでいくのであったが……。
パクス=ロマーナ(Pax Romana)に至るまでの共和制ローマの内乱の一世紀を描いた壮大な『歴史物語」の第一章。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 19:30:06
46916文字
会話率:34%
Bランク冒険者パーティー『聖杯を受け継ぐ者』の盾役『アダマ』は「硬いだけのデクは必要ない」と言われて追放される。だがしかし追放したリーダー『カイト』はアダマの就職先を見つけていた。あくまで善意と言いつつもカイトはアダマを『人喰らい 《マン
イーター》』と恐れられている人物が隊長をつとめる部隊へ送り出す。
アダマは何も知らずに中央区へ向かい部隊に配属となる。そしてそこにいたのは、硬くて大きな男性が好きな隊長『クラウディア・カエサル』、魔法を放てば甚大な被害をもたらす範囲魔法をこよなく愛する『エリアエル・マーリン』、ビキニアーマーの露出狂『シグナ・ルーン』であった。
変態三人と邂逅することによりアダマの伝説が、——始まる。
一方その頃聖杯を受け継ぐ者はというとアダマがいなくなった後、すぐに暗雲が立ち込めていた。それを察したパーティーの斥候役『メアリ』は抜けることに。そこから転げ落ちるかのように聖杯を受け継ぐ者は落ちぶれていく。
*旧題: 「「硬いだけのデク」と言われ追放された俺は軍に入り限界突破した【硬化】スキルで変態美女の守護者となりました」
*また上記題名でカクヨム様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 19:01:10
200679文字
会話率:42%
ブルータスは、裏切り者のろくでなし。
最終更新:2023-03-10 07:00:00
254文字
会話率:0%
女子高校生である主人公「私」には、ささやかな朝習慣があった。それは、ミルクティーをたしなみながら、塩野七生著『ローマ人の物語』を読むことだ。一人で読書を楽しんでいたある日、とあるクラスメートが『ローマ人の物語』を手にしているのを、「私」は
見つけてしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 10:00:00
1862文字
会話率:34%
ロンギヌス先生に呼ばれたカエサルは、偶然ブルータスと出くわす。
カエサルはブルータスの顔を見て思わずこう言った。
「ブルータス、お前もか」
最終更新:2022-09-07 05:31:14
1708文字
会話率:66%
カエサルがガリアで連戦連勝できたのはなぜか。
古代ローマ文明圏が地中海を支配できたのはなぜか。
「すべての道はローマに通じる」この言葉のミクロ寄生的な意味は何か。
地中海世界のへそにあり、あらゆるミクロの侵略者を受け入れたローマは、鍛えられ
た免疫をもつ軍団兵で蛮族をなぎ倒していった。
ローマの人々にとって、これこそがローマの神々の、蛮族の神々に対する優越の証である。
だが、その優越は、地中海世界のすべてがローマになったことで失われる。
免疫と共にあったローマの神々の時代が去り、キリストの神の時代がくるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 12:00:00
110516文字
会話率:45%
カエサルがガリアで連戦連勝できたのはなぜか。
古代ローマ文明圏が地中海を支配できたのはなぜか。
「すべての道はローマに通じる」この言葉の持つ、疫学的な意味は何か。
地中海世界のへそにあり、あらゆるミクロの侵略者を受け入れたローマは、
鍛えられた免疫をもつ軍団兵で蛮族をなぎ倒していった。
これこそがローマの神々の、蛮族の神々に対する優越の証である。
だが、その優越は、地中海世界のすべてがローマになったことで失われる。
免疫と共にあったローマの神々の時代が去り、キリストの神の時代がくるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 13:00:00
8249文字
会話率:48%
世界の神話伝説や歴史を題材にした詩、第7弾の舞台は古代ローマ。共和政の国ローマを帝国に変えた英雄カエサルの生涯を歌います。この詩を、『ローマ人の物語』シリーズの著者・塩野七生先生や、漫画『テルマエ・ロマエ』の作者ヤマザキマリ先生をはじめ、
古代ローマを愛するすべての方々に捧げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 20:44:28
1563文字
会話率:4%
古代ローマの隅っこで、今日もカエサルとブルータスは飲んだくれていた。
朝起きたらブルータスが女になっていて、もう大変!!
最終更新:2022-05-17 23:10:48
2624文字
会話率:49%
帝国の王子レイハルト・カエサル・グランドロスは金髪碧眼の眉目秀麗な皇太子。
長年敵対関係にあった王国との和解が決まった。
中立国バチナルにて《王国の至宝》ジュリエッタ・ウリエル・フェアリア姫との世紀の婚礼が行われる筈であった。
──突然レイ
ハルトが消えた──
三年後。王子はやさぐれていた。
グレイと名乗り黒い少女クロエと白い少女シロエ
二人の奴隷少女を従え亜人の国にいた
灰色の髪に黒と白のオッドアイ。
それはまさに古の魔王の姿であった。
やがてグレイは道中で人間に虐げられ追い詰められた種族を救済しつつ、知らず知らず多種族ハーレムを築きあげる。避けられぬ人間との全面戦争!
はたしてグレイは、世界をぶっ壊すことができるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 10:03:13
271088文字
会話率:24%