「君は完璧すぎて、重いんだ」
そう告げて、王太子は“真実の愛”とやらを平民の少女に向けた。
貴族令嬢クラリスは、婚約を一方的に破棄され、家の名誉を潰され、雪の辺境に追放された。
そして、吹雪の中で死にかけた彼女を拾ったのは――“冷酷王”の
異名を持つ隣国の王、ゼフィルだった。
「お前に価値があるなら使う。なければそのまま埋めてやる」
そう言い放つ王のもとで、クラリスは知性と誇りを武器に再び立ち上がる。
やがて王子はスパイに裏切られ、国を壊し、自らの手で全てを失う。
その頃クラリスは、冷酷王に見初められ、各国の前で王妃として戴冠する。
――後悔しても遅いわ。
今さら、私の名を呼ばないで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 17:33:37
11810文字
会話率:23%
フランセットは公爵家の令嬢として生まれ、同じ歳である王太子殿下の学友に選ばれ城に上がることとなった。周囲からは婚約者候補だとして妬まれ、様々な嫌がらせや犯罪まがいの妨害行為を受ける。
実際には二人の間に恋愛感情も婚約の事実もないのだ
けれど、「優しい王子様」である王太子殿下から本来の婚約者の身の安全を図るため、身代わりの盾になって欲しいと頼まれてしまう。
王家からの要請を断るわけにはいかないと、護身術を覚え身を鍛え、様々な妨害ににも屈せず毅然と立ち向かうフランセット。「強く逞しい女性」という評判に応えるため、恐怖を押し隠してでも必死で拳を握り、周囲の誰かを守るためなら決して諦めずに戦い続けるのだ。
己の責務を果たさんと必死で努力を重ねるフランセットを、ずっと影から見つめ続ける男がいた。彼女がその役目から解放された時──立場上、隠さざるをえなかったその想いが溢れ出したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 22:04:15
7504文字
会話率:49%
「恋文の返事はこれでよろしいでしょうか?」
ノルディア王国軍元帥の娘であり、王太子の婚約者ユフィルナ。
常に冷静であれ、感情に溺れるなとの父からの教えに従い、婚約者の冷たい態度にも目をつぶってきた。
だがある日、ユフィルナは王太子から、軍事
機密を盗んだ罪を着せられ、国外追放・婚約破棄を突きつけられる。
窮地に立たされた彼女の前に現れたのは、若き将軍で、父の腹心でもあるゼルナーク。
彼はユフィルナの無実を証明すると宣言するとともに、彼女との婚約を望んできてーー?
数日前に友人の代筆で恋文を書いたことをきっかけに運命が動き出す。
この想いは叶わないと思っていたのに――。
知略と恋が絡み合う両片思いラブストーリー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 13:46:21
10988文字
会話率:34%
王太子である第一王子と婚約し、実の家族からは得られなかった愛と温もりを知った。
そうして十年が経ち、そろそろプロポーズでもされるのではと思っていたところ、なんと婚約者から「君との婚約は破棄し、聖女と結婚することに決めた」と言われてしまう。
傷付き、絶望する私のもとに届いたのは………
「いや、婚約者がいる男を寝取る聖女とか、解釈違いなんだけど」
と言う、女神様からのありがたい(?)お言葉だった。
そこから始まる、女神様による大公開断罪劇!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 20:45:01
10758文字
会話率:22%
火刑台の上で、わたくしは焼かれましたの。
家族に裏切られ、王子に見捨てられ、民に嘲笑されながら。
──けれど、それで終わると思いましたの?
亡き姉・メリセラは才色兼備の淑女でした。
家族の誇り、侯爵家の象徴、誰より優しく、美しかった。
そ
して、何者かに殺されたのです──“事故”という名の偽りの下で。
姉の死に違和感を覚えたわたくしは、真相を追おうとしました。
その結果が、火刑でしたの。
でも、燃え尽きたのは“悪役令嬢”という仮面だけ。
生まれ変わったわたくしは、仮面を脱ぎ、優雅に仕立て直して参ります。
王宮に潜み、すべてを暴き、正しく裁いて差し上げましょう。
妹ベルティーナ、父と母、そして──王太子ポルフィリオ。
誰ひとり、逃しませんことよ。
これは、死に追いやられた令嬢が、
“淑女の嗜み”として復讐を遂げる物語。
嗜み深く、優雅に、そして確実に。
どうか皆さま、くれぐれもお心当たりにはお気をつけ遊ばせ──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 18:28:28
28373文字
会話率:16%
田舎貴族のセオドア(テディ)・ウォール伯爵は、社交界で華々しく生きるより、田舎の領地で慎ましく生活したいと願っている青年。社交界デビューをする妹のためにどうしても断れなかったクレッシェンド侯爵の夜会で、悪役令嬢クローディア・バーデン公爵令
嬢に出会ってしまった。
クローディアはエルトリンゲン王太子の許嫁であったが、王子は身分差のある平民のナターシャ嬢に好意をもっており、焦りを感じたクローディアはテディに王子のハートを射止めるために手を貸すように強要される。
妹のために嫌々手伝っていたテディであったが、手伝ううちにクローディアの可愛いところがあることを知って、「お前、あんなクソ王子なんかやめて、俺にしろよ!」とつい口説いてしまった。「あなたのような貧乏貴族がこのわたくしを口説くなんて、100年早いわ!」「獅子がネズミに恋をしますか!」と言っていたのに、最後は「大好き」と言って落ちてしまった。
うっかり悪役令嬢を恋に落としてしまったテディは、彼女を王妃にするために働くことになり……。
うっかり悪役令嬢を落としてしまったやる気なし青年の立志伝。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 18:10:15
238203文字
会話率:44%
大富豪メディリアス家のお嬢様であるユラシェは、心臓発作を起こして昏睡状態となった。
目覚めたのは一年後。
愛情深い家族、思いやりある友人、美しい街並み。
なにも変わらないように思えていたけれど、たった一つだけ変わったものがあった。
それは—
—頼りになる優しい婚約者。
ユラシェは知らない。
実は婚約者が別人であることに!!
婚約者であったヨルン王太子は、ユラシェが寝ている間に結婚してしまった。
穏便な婚約解消ができるよう、恋愛経験のない魔法使いリオンハールがヨルン王太子に変身しているのだ。
そのことを知らないユラシェは、偽者ヨルンに困惑しながらもときめいてしまう。
心優しいお嬢様と天然魔法使いの恋の行方は?
キュートで可笑しさ満載の、ピュアラブファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 08:58:49
112715文字
会話率:47%
王太子に婚約を破棄され、王都を離れたのどかな村に追放された令嬢、ノエリア・リュミエール。
辿り着いたのは、花咲く丘のある静かな村。
野菜を育て、子供に読み書きを教える穏やかな日々の中、
ときおり“偶然”現れる商人風の男――
その正体は、どこ
からどう見ても王太子ヴァルトル・エルヴァンスだった。
ふたり分のカモミールティーと、リンゴのタルト。
語られない想いは、ひそやかな魔法が解けるまで。
これは、追放されてもなお続く、午後三時のやさしい恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 07:01:59
3153文字
会話率:27%
学園の卒業パーティーで、王太子が令嬢レイチェルに婚約破棄を宣言!
……と思ったら、今度は令嬢が王子の悪事を告発し始めた!?
俺? 俺はただのモブです。ただの観客です。〈存在透明化〉でこっそり見てただけなんです!
……なのにバレていて、令
嬢に脅され、証人として引っ張り出され、そのまま人生が終わった──かと思ったら。
「当然、責任は取って貰います。よろしいですわね?」こき使われる日々の中、思わぬご褒美が……?
脇フェチモブ×覚悟ガチ令嬢による、策士ラブ(?)コメディ、ここに開帳。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 07:03:54
4883文字
会話率:34%
王太子アレクシオンが「君との婚約を破棄する!」と宣言した、その瞬間──
私は彼の顔面に右ストレートを叩き込んでいた。反射的に。だいたい70%の力で。
というわけで婚約破棄された私ことエルシアと、次の婚約者リーネによる、真の婚約者決定バトル
が始まった! ボクシングで。あと筆記試験とか料理とか魔物討伐とか……王太子との"相性"とかも。
選ぶのはもちろん王太子殿下!
でも彼は選べない。なぜならヘタレだから。
かくして王宮を飛び越えて繰り広げられる、愛と拳と(殿下の)悲鳴の物語!
どっちが勝って婚約者になるのか?
そもそも決着はつくのか?
王子の体は大丈夫なのか?
婚約破棄から始まるギャグとラブのバトルコメディ、ここに爆誕!殿下は爆発!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 07:02:19
2774文字
会話率:47%
帝国一の才媛と称された令嬢アイリス・クローネ。
皇子セリオスとの婚約は順風満帆――だったはずが、聖女エミリアの登場によりすべてが崩れた。
「君とは釣り合わない」と一方的な婚約破棄。
挙句の果てに「研究所は聖女と使う」と言い出す始末!
…
…いいでしょう。全部あげます。
でも覚えていて、私はあなたを忘れても、あなたが失ったものは一生戻らない。
元婚約者を華麗に見返すべく、助手のノアとともに研究所を設立したアイリス。
政治、陰謀、そして恋の火花――
帝国を揺るがす真の天才令嬢の逆転劇が今、始まる!
これは、恋に敗れた少女が“本当の愛”を見つけ、“帝国の未来”を変える物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 18:10:00
9322文字
会話率:51%
「リリアナ・グランツ、貴様との婚約は破棄する!」
公衆の面前で王太子に婚約破棄を言い渡された侯爵令嬢リリアナ。濡れ衣を着せられ断罪された彼女は、静かに微笑みながらその場を去る――そう、すべて茶番だと知っていたから。
国外追放となったリリ
アナは森で魔獣に襲われ、死を覚悟するが、そこに現れたのは隣国の“病弱で溺愛系”王子アゼル。彼は彼女を一目見るなり「前世から君を探していた」と即求婚!?
幽閉同然の過保護生活、監視レベルの溺愛、そして暴かれる王都の陰謀。
ざまぁ返しの先にあったのは――狂気じみた愛と、本当の幸せだった。
「君が笑うなら、僕は世界を滅ぼしてもいい」
これは婚約破棄から始まる、愛と執着の溺愛ヤンデレ系ラブストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 18:10:00
8419文字
会話率:42%
幼少より王太子の婚約者として育てられた公爵令嬢スフェリアは、婚約発表の席で「真実の愛に気づいた」と一方的に破棄される。完璧すぎると拒絶された彼女は、あらゆる感情を抑えたまま冷静に、王家との断絶と家の政治的中立を宣言。名門アルディナ家を中心に
貴族連合を組織し、王政に代わる新体制を樹立していく。追われた元王太子アレクは雪原の辺境で己を見つめ直し、三年後、二人は“対等な立場”として再会を果たす――。これは、愛を捨てた少女が国の未来を築き、かつての王子と新たな絆を結ぶ、静かで力強い逆転劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 10:10:00
12346文字
会話率:39%
公爵家の令嬢、エレノア・クロレディアは学園のパーティで婚約者の王子から婚約破棄を告げられ、地下の懲罰室に閉じ込められる。それは彼女が、「呪われた娘」であるからだった。見張りを任された学園で働く召使、ミラは小さなきっかけから、彼女を匿うことに
なる。
……学園の、図書室前の談話スペース。そこに飾られている甲冑の、模造刀の剣の柄。それを決められた角度に回すと絨毯の下、地下室への扉の鍵が開かれる。地下から地下へ逃げ込んだ公爵令嬢、そこには大きな秘密が眠っていて---?
エレノアを探す王家や王子の恋人、あらわれる隣国の王太子。
そうして知る、この国と彼女の真実とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 20:02:17
122318文字
会話率:40%
ヴェルシオ・ステファノは恵まれない王子だった。
母が身分の低い側妃だったことから長男なのに王位継承権は2位、何もかも王太子の弟以下のものを用意された。
そんな彼に充てがわれたのは灰色の髪の婚約者で、本が好きなだけの凡庸な女。腹違いの弟は今
日も、美しい婚約者や身分の高い友人達を侍らせて、楽しげに優雅な日々を謳歌している。
そんな日々にある時、変化が訪れる。学園の新入生、男爵家の令嬢が、次々に高位貴族の子息達を魅了し始めたのだ。弟も骨抜きになり、騒動の末、思いがけずヴェルシオの元には王太子の椅子が転がり込む。
きっと今なら、かつて望んだ何もかもが手に入る。
そうして選んだ、たった1つとは?
ーーーこの恋は叶わなかった。けれどたしかに、愛は報われたのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 18:01:34
252417文字
会話率:24%
エントリーNo.1!婚約破棄された公爵令嬢がこんな国滅ぼしてやると魔神と契約したけれど王子が邪神の信奉者だったせいで怪物大戦争!!!
No.2、婚約破棄された令嬢が王太子を殺害して国から逃亡したが王太子には同じ顔の影武者が6人!
No.3、
王太子誘拐!No.4、婚約破棄30本ノック!
*クトゥルフ、誘拐監禁、事件等様々な要素が含まれます。毎年更新予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 18:21:32
12798文字
会話率:46%
俺は王国の第二王子。そう第二王子だ。
つまり第一王子のサブ。スペア。保険。なんでもいい。要するにそういう悲しい立場だ。
でも俺は知っている。
バカ兄王子がこのあと自らのバカ丸出しな言動全てを補ってあまりある聖女様との結婚。それのおかげでバ
カなのに王太子でいられるという最強のカードを自ら手放してくれることを。
ふっふっふ。準備は万端だ。
美しくお優しい聖女様に、茶番とはいえ婚約破棄などという恥ずかしいイベントを経験させるのは申し訳ないが、それは今後俺が全力で挽回する。
王位とは辛く厳しいものだとは思うが、そんな中でも一生全力であなたを守り、暖かい家庭を王城の奥で作り上げることを誓う。
だから、俺に全てをください……というか貰います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 19:42:50
2999文字
会話率:24%
優しく、時に厳しく、自らを律していらっしゃる聡明な国王陛下から、なぜこのような血も涙もないクズ王子が生まれたのでしょうか?
そんな疑念を感じ取られてしまったのか、学院卒業間近の夜会で婚約破棄をされてしまいました。
それも、これっぽっちも
正統性のないただの浮気にもかかわらず、あることないことこちらの非を責めてくる形で。
聞くに堪えないので黙らせ、翌日国王陛下に抗議したところ、なぜか求婚されて……『えっ? 私でよろしいのですか? はい。喜んで』
どうせなら自分であのクズ王子にざまぁしてやりますわ!
なぜか始まる幸せな宮廷ライフのついでにね(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 21:31:03
8701文字
会話率:38%
様々な種族が住み、剣と魔法が当たり前の異世界フィーバー。
数多ある国の一つ、聖王国エクスカリバーには……風変わりな第一王子が居た。
大好きな歴史の研究を続けるため、臣下や両親である国王夫妻の反対を片手に押し切り、王太子の座を弟に譲り渡し
、自分は古代史研究所で所長として古代史を研究していた。
そんなある日、遥か昔にあったとされる天魔大戦の記述を何と無く読み解いた彼は、最古の神書に記された記述と繋がりがあることに気付く。
世界各地にある迷宮と、天魔大戦、そして神の怒りによって一度滅ぼされた世界。
迷宮に行けば、繋がりに対する手掛かりが掴めると思った彼は、側近で助手を務めるシュラウトの目の前から転移魔法で脱走するのだった……。
これは好奇心旺盛な王子と、後に出会う者達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 16:32:02
20294文字
会話率:44%
一族から悲劇的な事情で追放された王子、タケシは追跡の中で記憶を失う。 その夜、敵対する一族の王太子であるカイトが、彼を悲惨な運命から救い出した。
性格も境遇も正反対の二人の間には、敵意が生まれる。しかし、二人が持つ特別な絆が、幾度となく死
の淵から彼らを救うことになる。それでも、タケシを操ろうとする陰険な一族の長たちの策略によって、二人はただでは済まない。拒絶されながらも狙われ続けるタケシは、やがて国全体を巻き込む戦争の引き金を引き、古代の秘密を呼び覚ますことになる。
裏切り、恐るべき力、そして嵐のような情熱が渦巻く中で、二人はタケシを取り巻く暗く恐ろしい真実に直面することになるだろう……。
PS:この物語は、フランス人の友人が書いたものです。彼女は、私が皆さんのために日本語に翻訳することを快諾してくれました! もし彼女を応援したい方は、フランス語で彼女の物語を読めるリンクがあります!(フランス語を学びたい方にもおすすめです ^^ : https://www.wattpad.com/story/295645960-entre-ombres-et-lumi%C3%A8re-t1-le-secret-des-dieux)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 06:29:57
107353文字
会話率:45%
第一王子、会議の冒頭でまさかの爆弾発言。 「真実の愛に出会った! 彼女と国を出る!」
……当然、議場は凍りついた。
王政、外交、経済、ついでに市民生活まで巻き添えにする“恋の暴走王子”の尻拭いをするのは──
王宮文官ルシア・エルネスト
。平民出身、地味で真面目な仕事人。
ただしその裏では、仮面をつけて「王都最強の商会代表」もやってます。
正体不明の“レディ・セレネ”として貴族を動かし、裏から王政を支える彼女の本音はひとつ: 「恋で国を燃やすな、頼むから」
王子の詩的迷走、忠義に酔う貴族、うっかり戦争しそうな隣国。
誰も信用できない国の中枢で、今日も仮面をつけて火消し業務中。
政治×商会×素性バレNG。
本人はいたって真面目なのに、周囲のほうが手に負えない。
そんな彼女の目標は、たったひとつ。国を回す。そして。暴走機関車たちの愛と忠義の暴走を止めること──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 19:11:12
20114文字
会話率:33%
辺境伯令嬢リシェル・ユグドレスは、社交界では“冴えない婚約者”と揶揄され、王太子アルトからも冷遇されていた。
「お前を愛することはない」──その言葉を浴びせられてなお、彼女は淡々と微笑んで見せた。
しかし、アルトには知る由もない。
リ
シェルはその正体を隠し、“男装の騎士リシュ”として、王国騎士団《蒼の誓い》にて副団長を務めているのだと。
そして、団長は──アルト王太子その人。
つまり二人は、昼は婚約者と無関心を装い、夜は副団長と団長として剣を交え、信頼を築いていたのだ。
「副団長、お前には全幅の信頼を置いている。俺の傍を離れるな」
“王子の傍で愛される”リシュとしての顔と、 “婚約者として無視される”リシェルとしての顔。
二重生活は、やがてとんでもない方向へ加速していく──!
※ギャグです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 12:20:22
8612文字
会話率:55%
───恋に落ちる瞬間を、見てしまった。
アルペンハイム公爵令嬢ツツェーリアは、目の前で婚約者であるアルベルト王子が恋に落ちた事に気付いてしまった。
ツツェーリアがそれに気付いたのは、彼女自身も人に言えない恋をしていたから───
「殿
下。婚約解消いたしましょう!」
アルベルトにそう告げ動き出した2人だったが、王太子とその婚約者という立場ではそれは容易な事ではなくて……。
『平凡令嬢の婚活事情』の、公爵令嬢ツツェーリアのお話です。
途中、『平凡令嬢』ヒロインのミランダも登場します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 18:05:19
77111文字
会話率:33%
芸術国として名高いアールエッティ王国の第一王子は、ある日高熱を出してΩだということが判明する。二十四歳でΩになった自分を娶ってくれる王族αがいるだろうか――そんな心配をしながら各国に婚姻の打診をするも、よい返事がもらえない。そんななか、大金
持ちの大国ビジュオールから王太子妃候補にならないかという親書が届いた。国のため喜んで大国の後宮に向かう王子だが、妃になるには問題が山積みで……。※他サイトにも掲載
[αの王太子 × Ωの王子 / BL]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 10:00:00
249484文字
会話率:44%
貧乏貴族の子息エルニースは第二王子ハルトウィードの婚約者だった。ところが別の女性に子どもができたからと婚約を破棄されてしまう。父親は激昂したものの、ハルトウィードに想いを寄せていたわけではないエルニースは何とも思っていない。
元の静かな
生活に戻ったエルニースだったが、今度は元婚約者の兄が詫びたいと言って屋敷にやって来た。第一王子であり王太子であるウィラクリフは、それからというものお詫び行脚だと言って頻繁に屋敷にやって来る。はじめは恐縮していたエルニースだが、大好きな本を通じて少しずつウィラクリフに心を開いていった。
そんなある日、ウィラクリフからとんでもないことを告げられる。
「わたしと婚約していただけないだろうか、エルニース殿」
男の自分は妃になれないと拒絶するエルニースに、ウィラクリフは問題になることはすべて解決済みだと説明する。その真摯で誠実な態度に絆され、エルニースは婚約を受け入れることにするが……。幼い頃に事故で母を失った美しい貴族子息と、未来の賢王と呼ばれる王太子の結婚は運命なのか、それとも……。
[王太子殿下 × 貧乏貴族の子息 / BL]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 10:00:00
109479文字
会話率:48%
王国唯一の王子、生まれながらのわがまま王太子アレクサンダーには、父王が取り纏めた政略結婚の相手がいた。国内随一の名門貴族、東の公爵がひとり娘、公女ローズマリーである。
いつも変わらぬ笑みを美しい顔に張り付けて、流れるように礼をする完璧な“王
国一のレディ”は、王太子の眼には信用できない存在に映った。
つれない王太子に公女は言った。
「殿下は私がお嫌いですか」
「愚かな。我々の婚姻に感情は不要。逆にお前は私が好きだとでもいうつもりか」
「――はい、殿下。お慕いしております」
煌めく公女の瞳に、王太子は囚われた。運命の歯車が回りだす。たった1人の初恋の相手を、愛なき妃と呼ばせてなるものか。
王太子アレクサンダーの奮闘と、公女ローズマリーの覚悟が織りなす、ただの恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 23:34:36
22075文字
会話率:46%
魔力が絶対の価値を持つウェザリオ王国で「無能」と断じられた王子シャールと公爵令嬢セフィラ。しかし彼らには、万物を操る未知の「無の魔力」が秘かに覚醒していた! 愛する者を守るため、王位を追われた心優しき元王子と聡明な元令嬢は、国を捨て追手を退
け、辺境の街で冒険者として再起する──までの話。ピュアラブ駆け落ち物。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 18:14:59
28372文字
会話率:15%
おれは しょうきに もどったぞ
キーワード:
最終更新:2024-09-12 08:01:11
4669文字
会話率:23%
情けない王子が頑張る話。ハピエン。
キーワード:
最終更新:2024-03-25 22:59:50
10687文字
会話率:8%
私、公爵令嬢のフィオナ=バークレイはアールディクス王国の第2王子、ルード様と婚約をしていましたが、かなりの大規模な夜会で婚約破棄を宣言されました。ルード様の母君(ご実家?)が切望しての婚約だったはずですが?その夜会で、私はキョウディッシュ王
国の王太子殿下から婚約を打診されました。
私としては、婚約を破棄された時点でキズモノとなったわけで、隣国王太子殿下からの婚約話は魅力的です。さらに、王太子殿下は私がルード殿下に復讐する手助けをしてくれるようで…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 08:09:57
9800文字
会話率:49%
「今宵、王太子殿下のお召しである」――って、これ服務規程違反では!?
レイナ・クルドノヴァ、24歳。訳あって没落寸前の公爵家から、猛勉強の末に王都の官吏となった真面目が取り柄の努力家。残業中に偶然見つけたのは、名前が書かれた貴族に秘密の
「奉公」を強いるという『夜伽帳』!? しかもご丁寧に私の名前まで!
有無を言わさず命じられたのは、次期国王候補・セドリック王太子への夜伽…のはずが、待っていたのは甘党でちょっと残念な美形王子との(お茶菓子付き)密談と、国家を揺るがす毒殺計画!?
「私の職務はあくまで公務員でして…」「君の書類整理能力と記憶力が必要なんだ」
昼は山のような書類と格闘し、夜は仮面の議長の陰謀を探る二重スパイ(仮)生活。薬草知識と内心ツッコミを武器に、私は官吏としての誇りと平穏な(定時退勤できる)日々を取り戻せるのか!?
王宮お仕事サバイバル、時々ラブ(?)、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 21:00:00
22189文字
会話率:42%