エステル(20)は、年下の婚約者の卒業を待って結婚する予定だった。しかし、彼が下町のウェイトレスと恋に落ちたため、婚約破棄となる。
数日後に控えた建国式典の大夜会に新しい婚約者を連れて行くと宣言してしまったエステルは、王立魔術院に勤める魔術
師で従兄のルイス(23)に婚約者役を頼むことにした。
ルイスも魔術院の同期に振られたばかりだという。
お互いの兄たちも含めてきょうだいのように育ったエステルとルイス。成長して会う機会が減っていたけれど、一緒に参加した大夜会で久しぶりに二人ですごして・・・。
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西洋風異世界。電気はないけど魔道具があるって感じの世界観。
魔術あり。政治的な話なし。戦いなし。転移・転生なし。
三人称。視点は予告なく変わります。
※本作は2021年12月から2024年12月まで別サイトで公開していた作品を修正したものです。旧題「魔術師令息の偽装婚約」
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「魔術師○○の契約結婚」シリーズ4作目になります。
1作目の「魔術師令嬢の契約結婚」を先に読んでいただいた方がいいかもしれないです。
※アルファポリス様にも掲載中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 08:57:46
27328文字
会話率:49%
貧乏故に金持ち貴族に雇われて婚約者のふりをして、そこの貴族令息が深く考えずに付き合っている恋人と別れさせるようにと指示を受ける。
言葉のみでの説得をと言われているので、切々と貴族としての常識と法律を言い連ねても、夢物語ばかり語る。
相手に嫌
味を言ったり、男の方に極々普通のことを言うが響かない。
ある日、庭で美味しい茶を飲んでいると恋人が荒ぶった様子で突撃してきて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 11:42:20
4448文字
会話率:22%
破天荒な兄のダニエルと、頭に花を咲かせた呑気な両親と共に、トルイユ子爵家で暮らすエメリーヌ。彼女には、会えば喧嘩を繰り返す、犬猿の仲の幼馴染がいる。
それは、ラングラン公爵家の嫡男であるレオナールだ。
ヴァロン王国の高位貴族の嫡男は、す
でに既婚者か婚約者持ち。
そんな中で、秀でた見た目と穏やかな性格のレオナールには、決まったパートナーはおらず、最後の優良物件と呼ばれていた。
そんなレオナールが、新聞で婚約を発表。だが婚約者の名前については、伏せたままで、お相手の公表は、公爵家主催のパーティーで行うとのこと。
その新聞記事を読んだ直後、なぜかエメリーヌの元にレオナールからドレスが届く──。
それは、エメリーヌを目の前にしては、素直になれないレオナールが、一世一代の大勝負に出たからである。
だが、エメリーヌはレオナールからの婚約を真に受けず、全く取り合ってはくれない。
そんなエメリーヌの態度に業を煮やしたレオナールが、【婚約者のふり】を頼んだ。
一度は婚約者のふりを承諾したのだが、その期間が……五年。
そんなのは絶対に無理だと思うエメリーヌが、なんとか婚約者のふりから逃れようと攻防する。
そんな彼女は、婚約発表のパーティーの帰りにアクシデントに遭遇してしまい、しばらく意識が戻らない。
そうして目覚めたエメリーヌの横には、なぜか犬猿の幼馴染がいて──。
婚約者のふりから逃げようとしたエメリーヌが、記憶喪失のふりを思いつくと、レオナールの様子が一変──。
なんとしても結婚から逃げたい子爵令嬢と、なんとしても結婚したい公爵令息の、騙し合いからの溺愛ストーリー開幕!
※すでに【長編版】を投稿済みです。
設定がやや異なるため、一部タイトルを変更しております。
長編タイトル
▶私にだけ冷たい 最後の優良物件 から、〖婚約者のふり〗を頼まれただけなのに、離してくれないので【記憶喪失のふり】をしたら、別人に変貌した公爵令息から 溺愛されてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 19:20:00
63356文字
会話率:45%
破天荒な兄のダニエルと、頭に花を咲かせた呑気な両親と共に、トルイユ子爵家で暮らすエメリーヌ。彼女には、会えば喧嘩を繰り返す、犬猿の仲の幼馴染がいる。
それは、ラングラン公爵家の嫡男であるレオナールだ。
ヴァロン王国の高位貴族の嫡男は、す
でに既婚者か婚約者持ち。
そんな中で、秀でた見た目と穏やかな性格のレオナールには、決まったパートナーはおらず、最後の優良物件と呼ばれていた。
そんなレオナールが、新聞で婚約を発表。だが婚約者の名前については、伏せたままで、お相手の公表は、公爵家主催のパーティーで行うとのこと。
その新聞記事を読んだ直後、なぜかエメリーヌの元にレオナールからドレスが届く──。
それは、エメリーヌを目の前にしては、素直になれないレオナールが、一世一代の大勝負に出たからである。
だが、エメリーヌはレオナールからの婚約を真に受けず、全く取り合ってはくれない。
そんなエメリーヌの態度に業を煮やしたレオナールが、【婚約者のふり】を頼んだ。
一度は婚約者のふりを承諾したのだが、その期間が……五年。
そんなのは絶対に無理だと思うエメリーヌが、なんとか婚約者のふりから逃れようと攻防する。
そんな彼女は、婚約発表のパーティーの帰りにアクシデントに遭遇してしまい、しばらく意識が戻らない。
そうして目覚めたエメリーヌの横には、なぜか犬猿の幼馴染がいて──。
婚約者のふりから逃げようとしたエメリーヌが、記憶喪失のふりを思いつくと、レオナールの様子が一変──。
なんとしても結婚から逃げたい子爵令嬢と、なんとしても結婚したい公爵令息の、騙し合いからの溺愛ストーリー開幕!
※他サイトにも投稿中です。
※本業と商業作品に関する作業、作品の投稿を優先させるため、感想への返信は、当面お休みいたします。ご理解のほどよろしくお願いします。
ですが、いただいた感想は大切に読みますので、読者様のお声を届けてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 10:24:39
106966文字
会話率:42%
破天荒な兄のダニエルと、頭に花を咲かせた呑気な両親と共に、トルイユ子爵家で暮らすエメリーヌ。彼女には、会えば喧嘩を繰り返す、犬猿の仲の幼馴染がいる。
それは、ラングラン公爵家の嫡男であるレオナールだ。
ヴァロン王国の高位貴族の嫡男は、す
でに既婚者か婚約者持ち。
そんな中で、秀でた見た目と穏やかな性格のレオナールには、決まったパートナーはおらず、最後の優良物件と呼ばれていた。
そんなレオナールが、新聞で婚約を発表。だが婚約者の名前については、伏せたままで、お相手の公表は、公爵家主催のパーティーで行うとのこと。
その新聞記事を読んだ直後、なぜかエメリーヌの元にレオナールからドレスが届く──。
それは、エメリーヌを目の前にしては、素直になれないレオナールが、一世一代の大勝負に出たからである。
だが、エメリーヌはレオナールからの婚約を真に受けず、全く取り合ってはくれない。
そんなエメリーヌの態度に業を煮やしたレオナールが、【婚約者のふり】を頼んだ。
一度は婚約者のふりを承諾したのだが、その期間が……五年。
そんなのは絶対に無理だと思うエメリーヌが、なんとか婚約者のふりから逃れようと攻防する──。
※小説家になろう様には、すでに【長編版】を投稿中です。
※他サイトにも投稿しております。
■長編タイトル
◤私にだけ冷たい 最後の優良物件 から、〖婚約者のふり〗を頼まれただけなのに、離してくれないので【記憶喪失のふり】をしたら、別人に変貌した公爵令息から 溺愛されてます。◢
■長編のあらすじ
なんとしても結婚から逃げたい子爵令嬢と、なんとしても結婚したい公爵令息の、騙し合いからの溺愛ストーリー!
■長編のURL
https://ncode.syosetu.com/n4617iu/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 12:33:52
27219文字
会話率:44%
ド田舎令嬢の私は、婿養子になるはずの婚約者にあっさり捨てられてしまった。
家族になんと言い訳をしようかと憂鬱な気分で領地へ帰る途中、逃亡青年にでくわす。彼は、わたし好みのカッコいい青年だった。
彼がどうして逃げているのかはわからないけれど、
根っからの悪人ではなさそう。追い詰められ、崖っぷちのわたしは、冗談半分マジ半分で彼に持ちかけてみた。契約結婚してくれないか。婚約者のふりをしてくれないか、と。断わられるかと思いきや、彼は快く了承してくれた。というわけでよろこび勇んで彼を実家にお持ちかえりした。
まさか彼がとんでもない人とは思いもせずに。ついでに、彼をお持ち帰りしたことで、とんでもない人生を歩むことになるとは知らずに。
※ハッピーエンド確約。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 22:01:46
17334文字
会話率:29%
※ご訪問いただき誠にありがとうございます。全十八話。王道のざまぁです。なんのひねりもありません。もちろん、ハッピーエンドです。サクサクッとお読みいただければ幸いです。ゆるゆる設定です。ご容赦願います。
ヤヨイ・デジール伯爵令嬢は、王宮のメ
イドたちを束ねるメイド長である。デジール家は、代々メイド長を務める家系なのである。
彼女は、同時に第一王子の婚約者第一候補でもある。
第一王子の立太子を祝うパーティーで、ヤヨイは他の婚約者候補の仕組んだ意地悪により、第一王子から婚約者候補から外されたばかりか、メイド長もクビになってしまう。
途方に暮れる彼女に、会談とパーティーの出席の為に訪れている隣国の王太子が救いの手を差し伸べる。
そしてヤヨイは、隣国の王太子が帰国する前夜に催されるパーティーに、婚約者のふりをしていっしょに出席するよう隣国の王太子から懇願され、彼女はそれをためらいつつも了承する。
ヤヨイは、隣国の王太子の婚約者としてパーティーに出席する。
そのパーティで、彼女を待ち受けているものとは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 23:33:55
21686文字
会話率:35%
全二話分 連続投稿後完結いたします。
典型的な婚約破棄もののざまぁ展開(ラスト近く)です。
なんのひねりもございません。
時間つぶしにサクッとゆるっとお読みいただければ幸いです。
ミヤ・ラインハートは子爵令嬢。
その日、パーティーの場
で幼馴染の婚約者トーマス・ミラー公爵子息から婚約破棄を言い渡される。
トーマスは、あろうことかその場であらたな婚約発表をする。
その相手は、ミヤの友人サリーナ・レンブラント公爵令嬢である。
好奇の目にさらされ、いたたまれなくなるミヤ。
彼女は前年に父を亡くし、叔父夫婦に屋敷を奪われてしまった。
もう間もなく、そこを立ち退かねばならない。
失意の中ですごすうち、ある青年たちに出会う。
キラキラ輝く美しい青年とその仲間で、仲間の一人が暑さに倒れたところを、ミヤは快く助けるのである。
以降、ミヤのもとに通うイケメン青年レイ・ガレット。
二人ですごす親密な時間は、ミヤにとって唯一の救いとなる。
そんなある日、元婚約者のトーマスから、結婚の日取りを発表するパーティーへの招待状が舞い込んだ。しかも、恋人や婚約者、伴侶を伴ってきてくれという。
そのことを知ったレイは、婚約者のふりをしようかとミヤにもちかける。
そして、ミヤの運命をかえるパーティーの日がやってきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 22:30:25
11225文字
会話率:25%
妖怪がいて、人間が異能を持ち、共生する世界。
月本国の紀伊野領の次期女領主、柊はある危機に直面していた。
婚約者が駆け落ちしてしまったことだ。
ことの発端はそれだ。
そのことにより、二人の結婚を望みまくっていた両家の絶対的権力と異能を持つ
じい様たちが癇癪を起こしてしまうこと、それが一番目の危機だった。
癇癪で能力を暴走しかけたじい様の前に、何かがひいらぎの前に現れる。
その何かは、婚約者の姿によく似せていた。
じい様たちは騙された。
そのことにより一番目の危機は去った。
しかし、何かはひいらぎとの結婚を望んだのだ。
二番目の危機は、婚約者のふりをした何かと結婚させられそうになっていることだ。
はたして、ひいらぎはどうなってしまうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 20:32:41
6142文字
会話率:25%
大富豪メディリアス家のお嬢様であるユラシェは、心臓発作を起こして昏睡状態となった。
目覚めたのは一年後。
愛情深い家族、思いやりある友人、美しい街並み。
なにも変わらないように思えていたけれど、たった一つだけ変わったものがあった。
それは—
—頼りになる優しい婚約者。
ユラシェは知らない。
実は婚約者が別人であることに!!
婚約者であったヨルン王太子は、ユラシェが寝ている間に結婚してしまった。
穏便な婚約解消ができるよう、恋愛経験のない魔法使いリオンハールがヨルン王太子に変身しているのだ。
そのことを知らないユラシェは、偽者ヨルンに困惑しながらもときめいてしまう。
心優しいお嬢様と天然魔法使いの恋の行方は?
キュートで可笑しさ満載の、ピュアラブファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 09:00:00
106066文字
会話率:47%
伯爵令嬢リーシャは結婚式を直前に控えたある日、婚約者である公爵家長男のクリストファーが、リーシャの友人のシルキーと浮気をしている場面に遭遇してしまう。
その場で浮気を糾弾したリーシャは、クリストファーから婚約の解消を告げられる。
悲しみにく
れてやけになって酒場に駆け込んだリーシャは、男たちに絡まれてしまう。
酒場にいた仮面をつけた男性──黒騎士ゼスと呼ばれている有名な冒険者にリーシャは助けられる。
それからしばらくして、誰とも結婚しないで士官先を探そうと奔走していたリーシャの元に、王家から手紙が届く。
それは、王太子殿下の侍女にならないかという誘いの手紙だった。
城に出向いたリーシャを出迎えてくれたのは、黒騎士ゼス。
黒騎士ゼスの正体は、王太子ゼフィロスであり、彼は言う。
一年前に街で見かけた時から、リーシャのことが好きだったのだと。
もう誰も好きにならないと決めたリーシャにゼフィロスは持ちかける。
「婚約者のふりをしてみないか。もしリーシャが一年以内に俺を好きにならなければ、諦める」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 15:51:36
235951文字
会話率:36%
婚約者の裏切りで婚約破棄されたイヴリンは、元婚約者に「ざまあ」するために、100万ゴールドで男を雇った。
ダレンと名乗った彼に完璧な婚約者のふりをしてもらい、自分を捨てた男やその浮気相手をぎゃふんと言わせるのが狙いだ。
だがこのダレンとい
う男には、ある秘密があった――
※ハッピーエンドではありません。
※ざまあはおまけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 22:00:00
17475文字
会話率:43%
平民のルシアは16歳の誕生日に前世の記憶を思い出してしまう。
しかし前世の記憶を思い出しても今の生活が何か変わるわけではなく少し他より知識があるだけで特に何も変わらなかった。
ある日お忍びで来ていた隣国の第二王子
アーサーへ街を案内する
事に。
知識の多いルシアへ興味を示すアーサーは
ルシアへ婚約者のふりを頼み込む。
婚約者のフリをするために学園に通ったりと波瀾万丈な日々が今、はじまる…!
※初心者文才なし折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 02:25:56
2529文字
会話率:35%
俺、渋久黒栖はしがない旅行好きのアルバイト。最近賞を取ったと小さく話題の酒造を軸にした旅行プランを依頼され、まだ雪の残る北の小さな町を訪れた。そこで出会った美しい魔女蓮野雨と、その元恋人で既婚者の酒造の社長有澤識司。魔女は俺に婚約者のふりを
してほしいと頼んできた。おかしな三角関係の行方は。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 20:00:00
183432文字
会話率:40%
バレーノ王国初の女騎士・カメリアは見知らぬ部屋で目を覚まし、部屋にいた者と応戦するが、その相手は強引に婚約者にさせられた騎士のセロイスだった。
セロイスから好きな人がいると聞いたカメリアは婚約を白紙にするために、セロイスと好きな人との仲を
取り持つ約束をするが、セロイスの好きな人はカメリアの兄・ルベール。
秘密を知ってしまったカメリアは1週間、セロイスと婚約者のふりをすることになるが……。
婚約解消のため恋愛成就や王子捕獲に奔走するヒロインのファンタジーラブコメ、ここに開幕!
※この作品はエブリスタ・カクヨム・アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 22:00:00
100183文字
会話率:42%
密かにあこがれていた美しい青年ジャックと、ひょんなことから偽装結婚生活を送る羽目になったシャーロット。二人は、贅を尽くした美しいホテルの組部屋に閉じ込められ、二人きりで過ごす。でも、友人の代わりを務めて婚約者のふりをしているジャックは冷たく
て、話さえしてくれない。好きなくせに事情があって相手に伝えられない。言えない二人のじれじれ物語。割と軽い話。おっさんの純愛物語付き。以前に投稿した「貧乏伯爵令嬢は男性恐怖症。このままでは完全に行き遅れ。どうする」と登場人物と舞台はほぼ一緒ですが、話自体は全く別なので、別立てになりました。57話くらいで終了。文字数12.5万字程度。R15は保険です。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-29 17:51:14
126990文字
会話率:43%
下町のリーナは、魔術師の魔法の杖をメンテする魔術整備士だ。
母の遺した店を守ろうと必死だったが、ギルドににらまれ、店は閉店に追い込まれる。
その夜、母を想って泣いていたリーナの目の前に、屋根を突き破って、第三王子のレオが落下してきた。彼を
助けたことで、リーナは波瀾万丈の運命を歩むことになる。
「はっ!! こんなに気持ちよく魔法を放てたのははじめてだ。おまえの尖りすぎのチューニング、気に入ったぞ。喜べ、今日から俺様専属の魔術整備士だ」
信じられない幸運に、夢なら覚めないで、と祈るリーナ。
「俺様は常に命を狙われている。俺様を守るため、おまえ貴族令嬢のふりをして、側近として俺様につかえろ。いや、どうせなら婚約者のふりをして学校にも通ってもらうほうが、都合がいいな。貴族の身分詐称は死刑だからな。バレないようがんばれよ、俺様のために」
それは幸せな夢ではなく、悪夢のはじまりだった。
「安心しろ、二カ月間のスペシャルコースで、完璧な貴族の娘にしたてあげてやろう。人間、死ぬ気になればたいていのことは可能だ」
救い主と思われたレオは、とんでもない俺様系王子だった。
進むも地獄、退くも地獄。
下町娘の、デッドオアアライブな、学園生活と貴族生活がスタートする。だけど、超ドSのレオが時々見せる優しさと弱さが妙に気になって……。少しだけ変化球の、シンデレラストーリー開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-15 17:00:00
41366文字
会話率:26%