陸軍親独派の起こしたクーデター失敗によって日露戦争以来、1926年19年ぶりに政権を奪還した海軍は、遅れを取り戻すためこれまでの陸軍のように海軍以外の予算はほぼ無視して大軍拡を行なった。途中、訪れた大恐慌もアメリカに習って大規模な公共事業(
軍拡)による雇用確保を行い早くに脱却。さらに第二次世界大戦中、ドイツの黄色人種差別に難色を示していた大日本帝国は最終的には天皇の意向によって連合国側参戦し地中海を我が物顔で支配する枢軸国に倒して41糎砲12門を搭載する新型の長門型戦艦2隻と旧式ではあるものの38糎砲12門の扶桑型戦艦2隻に蒼龍型航空母艦2隻の計6隻(護衛艦は英国海軍が手配)を派遣した。地中海でのドイツ、イタリア海軍との死闘の中、第一次世界大戦時以上の好景気に沸いていた日本では、有り余った資金と工場、造船所、資源をもって次々と最新鋭の艦船が建造されていた。これは1944年、八八艦隊計画の13番艦として妹の下総と共に就役した最新鋭高速戦艦上総とその他の帝国海軍の精鋭艦たちが繰り広げる激しい戦いを描いた架空戦記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-10 17:00:00
38504文字
会話率:35%
世界政府が各国の保全の為に設立した国際組織『脅威制御機構(Threat Control Sgency)』通称:TCS。
ある日、地中海沖にある海上研究施設から突如として一切の通信が途切れた。
上層部は現状把握・隠密に事態の収束を図る為、一
人の男を急行させた。
その男は影の世界で数々の功績を収めてきた凄腕の暗殺者だ。
しかし彼は知らなかった。
この事件が彼の運命を大きく変える事になるのを...
*連載中している『主導』の前日譚になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 11:29:21
3009文字
会話率:37%
海岸の町アラルフィ(アマルフィ参考)での怪異。
法王庁の神殿騎士コークリットとエルフの娘システィーナは聖霊の啓示に導かれ旅を続ける。
水の都の怪異を解決したコークリットは、悲しき人魚姫(海妖精)の悲恋をエルフのシスティーナに重ね、
人魚姫
について調べようと海岸の町アラルフィにやってくる。
すると海に、温暖な海に氷河が!
さらに氷河の他に大変な漂流物が……!!
彼はそれらが伝説の海『 光る海 』からやってきたことを確信する!
人々が叫ぶ!
「う、嘘だろ?」
「まじかっ!?」
「ええぇ、あの船……あのマーク!」
「まじか………で、伝説の『 リーデンス号 』じゃねえのっ?」
な、なに、何なの? リーデンス号? リーデンス号ってなに? コックリはその光景に釘付けになりながらも、私の問いに答えてくれた。
「に……二百年前……海洋国家ポルトガリスが、『 光る海 』の調査に乗り出した時……当時の世界最高峰の技術を動員して作り上げた 超サルベージ船……リーデンス号……それでも『 光る海 』の探索叶わず……『 光る海 』に沈没した伝説の船だ……」
世界最高峰の技術……それでも沈没した……
その沈没船が、なぜ今になって遠く離れたアラルフィの海にっっ!?
氷山とともにっっ!?
しかも胴体部分だけで、三十メートルはある巨大なクラーケンの死骸に、光る海で沈没したとされるリーデンス号が串刺しになっていた!
「見過ごしていい問題か……? 光る海の調査が神殿騎士のタブーだからと言って……。今までは何も異変はなかったから触れなくても良かった。しかし今は、確実に異変が起こっている。この後どんな怪異に発展するかもしれない問題を見過ごして……見なかったことにして……。いいと思うのか?」
コックリが自問自答している。調べるかどうか……何かが起こっている……光る海を。
「光る海に『 何がある 』のか……そして『 何が起きている 』のか。シス……光る海の……調査をするよ」
①温暖なアラルフィの海に、
②氷山と、
③光る海で沈没した船が流れ着いて……
アラルフィ、人魚の国、海底、深海を舞台にした
冒険ファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-04 19:00:00
158636文字
会話率:43%
某少年誌のイベントのために電車を乗り継いでいた地方民の私は
「子猫ちゃん~次は子猫ちゃん~」という不穏なアナウンスに
怯え、駅を降りる。そこには王子の衣装を着た駅員が立っていた。
意識を取り戻すと私は貴族令嬢の娘に憑りついた守護霊として
暮らし始める。
なんの不自由もなかった矢先、
彼女は盗賊に襲われ、山中に逃げる。
すり減る体力と精神の中、私は「子猫ちゃん~」という声に
助けを求め、悪役令嬢としての道を歩むことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-23 22:50:34
1006文字
会話率:34%
古代世界末期――。
いわゆる《パクス=ロマーナ/ローマによる平和》が過去となった衰退の季節――。
無職で、友達皆無で、引き籠りオタクだったユリアヌスは、山林でゲルマン系全裸金髪美少女トゥルートと出会う。
それがカトリック教会公認《背
教者》への第一歩だった。
彼こそが古代地中海文明最後の希望(戦術的にはチート級)!
あと十年生きれば、中世の暗黒を退け得た男(諸説あります)!
あのエドワード・ギボン曰く「古代ローマ史上、最も厨二力の高い皇帝(意訳)」!
彼の名は《背教者ユリアヌス/ユリアノス=アポスタテース》!!!
なお、この作品は「https://seesaawiki.jp/w/tirinubekitokisirite/d/%a4%c8%a4%a2%a4%eb%b8%c5%c2%e5%a4%ce%c7%d8%b6%b5%bc%d4」にキャラ設定などを載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-13 01:32:55
154886文字
会話率:40%
惑星ガイア。
春か昔、高度な科学技術を得た超文明の民は、自らの力で絶滅した。
その時、女神マリアが現れ、アトロンの力を使い、ガイアに新しい大地と生命を誕生させた。
それから数千年後。
ガイアにアトロンを操る構成術が発達した
文明が興る。そして、様々な種族がガイアで生活していた。大陸に唯一存在するユナシア大陸西部、地中海。人族を中心としたロマーネ共和国が力をつけ始めていた。
創成歴3000年。
ロマーネ北部の都市ミリスで奴隷のアラン・アグリードが生まれる。のちに剣聖とよばれる。
首都ロマーネに執政官カエサルの養子となるアウグス・フェニックスが生まれる。のちに尊厳王と呼ばれる。
この二人が時代の流れに翻弄されながらも、共闘し、地中海に大帝国を築き上げる。
※注意
本作は歴史上の偉人名、有名な戦争、古代ローマの文化などを参考にしていますが、あくまでファンタジーであり、完全なるフィクションです。参考にした史実通りに事が進むことはございません。その点を踏まえた上で読んでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-10 18:00:00
31705文字
会話率:41%
私の経営する画廊に、ひとりの紳士がやって来る。彼は遠い昔のスペイン、バルセロナでの恋物語を語り出す。私はその話をじっと聞いていたが、男が帰ったあと……。
とある文学賞で最終選考に残った作品です。もし最後まで読んでいただければ、決して無駄
な時間を費やしたとは思われないと信じています。
よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-08 17:44:13
15030文字
会話率:43%
靖男は妄想癖の持主、暇な時間にはつい妄想に没入してしまい、現実との境を行き来している感じだ。
彼女の智子は、そんなちょっと異質な男性、靖男に興味をもっているが、その性格からつい靖男をからかうような態度に出てしまう。靖男のバーチャル(妄想)に
ついつい口を挟んでいたが、その行為にとうとう、靖男が憤慨し、二人の仲は急変していく。はたして二人はその仲を回復できるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-07 20:57:06
12636文字
会話率:33%
かつての超大国、プレセンティナ帝国の第二皇女イゾルテの元には、時々どこかの神様からの贈り物(現代製品)が届く。
「ここを動かすとシュコシュコ言うけど、何の意味があるんだろう……?」(ポンプ式水鉄砲)
「なんだこの奇妙な容器は……。ヤカン?
それともランプかな?」(アランビック蒸留器)
だがそれは秘密である。彼女の祖国は隣のドルク帝国の攻撃に晒され続けており、その上国内では後継者問題を抱えているのだ。
だが彼女は国を守るため、その贈り物を使い、あるいは分析し、たまに勘違いしたまま再現して、自ら兵を率いて戦いへと乗り出していく。
贈り物(現代製品)の力やそのアイデアを用いつつも、一方で独自の兵器、戦術、戦略も駆使します。異世界ではありますが、ギリシャ神話や古代ローマを中心とする歴史ネタを下敷きにしています。
※舞台は地中海っぽい世界です。登場人物は全員その世界で生まれ育った人たちです。神様は武器をくれません。楽○とかアマ○ンとかで買えるようなものしかくれません。そして注文を出すことも出来ません。神様語も読めませんし、その他意思の疎通は全くできません。
※第1章は導入で、戦争は第2章から始まります。よろしければ第2章までお付き合いください。
※先頭から順次改訂中のため、途中で若干体裁が変わります。
サブタイトルに数字が付いているものが改定済みのものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-21 00:00:00
2528513文字
会話率:55%
地中海の島に、日本語にうるさいおじさんが住んでいる。彼は耳にする日本語に気になる点があると、誰かに語るまで気にし続けてしまう不思議なおじさんだ。今日も彼の家に友人を招き、気になる日本語について語る。日本語について考える評論もどき、スタート。
最終更新:2018-12-17 01:28:51
19405文字
会話率:16%
「ドイツ戦艦ビスマルクが実は40センチ主砲に換装されてました」という話です。
これをベースにさらにあちらこちらの史実を改変した架空戦記です。
史実では早い時期に戦没した戦艦ですが、しぶとく生き残る話にしたいと思ってます。
とまあ、こんな
感じで書き進めて来ましたが、ドイツ艦隊がジブラルタルを攻撃、根拠地としての機能を低下させたことから、地中海の戦局が一変し、北アフリカの戦局も枢軸側が優勢になり、スエズ陥落、とうとう日本艦まで到来します。
また大西洋で活発な活動をするドイツ艦隊のお陰で、大西洋を横断する通商ルートは遮断されたり、大きな損害を受け、英米からの対ソ連の支援が先細りになり、東部戦線の戦局にも影響出てきます。これは英米対ソ連の構図を生み出すもとになります。
大西洋でドイツ艦隊と対峙するため、太平洋の戦局はにらみあいが続いてますが、日本は戦線を整理するため大陸から撤兵、負けない体制作りに邁進します。その間、ソ連の裏切り行為が判明したことから、日本海軍はウラジオストクを攻撃。またインド洋経由でスエズ運河からドイツとの連絡を計り、技術供与が本格的になったりしています。
そしてこの後からは、日独及び英米、さらに他の国も入って来てソ連と対決します。
どうなりますやら?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-08 19:27:33
201956文字
会話率:16%
伝説の人気オルタナティブロックバンド《地中海沿岸ストーリーズ》の新作【桜は散ったんじゃなくて咲いた】が盗作疑惑?
最終更新:2018-10-25 18:14:38
2248文字
会話率:0%
古代ローマ帝政初期。第一九五回オリュンピア競技祭が近づく地中海世界。『ティベリウス・ネロの虜囚』に続く、歴史フィクション。
ポントス女王、カッパドキア王妃、ピュートドリスには、長年あこがれ続けている男がいた。ローマ将軍ティベリウス・
クラウディウス・ネロ。十三歳の春、あの運命の出会いから、一日も忘れはしなかった。
月日が流れ、二十年後、思いがけない機会を得たピュートドリスは、ついにかの愛しい人に会いに行く。引退中のティベリウスは、なんとオリュンピア競技祭へ向かう道の途上だという。折しも次期ローマの「第一人者」確実とされる若きガイウス・カエサルが、東方世界を訪れているところだった。
因縁深い隣国の女王デュナミス、優しく気さくな叔母クレオパトラ・セレネ、夫アルケラオスと可愛い子どもたち。すべてを巻き込んで陰謀が渦を巻く。
ピュートドリスはティベリウスとの再会を叶えられるのか。その愛の成就は――。
甦りしアマゾンが、今、歴史に名を刻む戦いに立つ。
「ポントス女王、アントニウスの孫、世界であなただけなんだ!」
**********
『ティベリウス・ネロの虜囚』の続編です。とはいえ、時間が三十年経過しております。(紀元後一年)
全四章、およそ四十四万字です。
こちらのブログにも「A.Banana.S」(http://anridd-abananas.hateblo.jp/)、第一章一節と二節を掲載しています。
連載中に、参考文献一覧を挿入します。前作との重複も多いので、一部そちらのリストへのリンクでご容赦願います。人物紹介等の資料も用意する予定です。
地名等は、必ずしもラテン語・ギリシア語を片仮名にしたものではなく、現在の一般的な呼称(と筆者が思っているもの)、あるいは作中で違和感がないと思われるもの、を使っております。不統一な点は誠に恐縮です。
一部、殺傷描写等があるため、R15をつけさせていただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-14 01:36:53
444575文字
会話率:39%
昔々、学問が産声を上げた頃、地中海に面したある都市で大きな学校がありました。そこでは老若男女あらゆる人たちが、時を選ばず学問の探求を楽しんでいました。ある日、哲学者、自然科学者、数学者、文学者、音楽家、宗教家が世界は何かという議論に華を咲
かせます。しかし、それぞれがそれぞれの視点で論じ、結論が出ませんでした。それと同じくして、子供達が側でゲームをして遊んでいました。彼らは皆で一つのジグソーパズルを完成させようとしていました。いくつか断片が出そろった後、皆でこの絵の本当の姿を予想して言い合いました。しかし、やはりこちらも結論が出ませんでした。そして、通りかかった年長者がそれに答えます。それは、単純ですが不思議な答えでした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-01 01:27:45
3007文字
会話率:50%
第一次世界大戦で欧州に赴いた海軍士官の夫は、その時に地中海で戦死した。
それから10年以上が経ち、遺腹の末娘は小学校6年生にまで成長した。
末娘の学芸会で、私は末娘の同級生が持っているハーモニカが夫の遺愛の品であることに気づいた。
その同級生は、夫の隠し子なのか。
真相を知ろうと、その同級生の実母に会った私は、真相の一部を知らされ、その頃を思い起こし、夫と想いがすれ違ったままになったことに気づき、涙に暮れることになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 21:51:07
14970文字
会話率:17%
先代魔王の父が、前回の勇者に倒されてからたったの5年しか経っていない。なのに¨次の異世界勇者¨に攻め込まれていた。いつもなら、数十年周期なのにだ。
しかし……勇者はおっさんだった。
しかも……弱かった。
今回の勇者を倒すのは容
易だが、魔王は勇者に討たれる事を選んだ。 何故なら、勇者がやって来た異世界に行きたかったから。
だが、送還されたの先は、魔王が憧れていた現代日本では無く……¨大航海時代のヨーロッパだった¨。
── 私を、聖地アキハバラに行かせろぉ! ──
おっさん勇者と共に送還された魔王は、中世ヨーロッパを舞台に、夢のアキバ生活を再現すべく奔走する。
中世ヨーロッパが舞台です。
サブタイトルの《》は、調べた小ネタの内容になります。
資料などを調べながら書いていますが、専門家では無いので細かい違いはご容赦下さい。(詳しい方は、そっと教えて下さると助かります)
参考にさせて頂いたのは下記になります。
書籍
「世界の歴史 16 ─ ルネサンスの地中海 ─」
「中世ヨーロッパ生活誌」
「海からの世界史」
サイト
※リンクを書いて良いのか不明なので、検索キーワードを記載しておきます。
「中世史の保管庫」
「ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ」
「SaudiTraveller」
「資料館 ─中世の物価─」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-31 20:01:31
49256文字
会話率:45%
1年の半分以上が雨の町、湊鼠町。
地中海を思わせる観光地で暮らす沙羅と彼女を取り巻く人々のお話。
最終更新:2017-12-08 13:09:30
2115文字
会話率:38%
古代地中海世界。
少年奴隷として買われた男の子は、どのような生涯を送ることになったのか。
最終更新:2017-10-16 09:58:43
3193文字
会話率:27%
賞金稼ぎをする五色の男女が、今日も世界のどこかで活躍する。B級映画のようなチープな物語が、いま始まる。
最終更新:2017-09-22 12:37:57
3293文字
会話率:57%
時は20世紀初頭
諸侯群雄割拠する旧大陸西側、地中海北部に君臨するとある軍事国家の皇太子の物語。
彼は周囲に暗躍する様々な国家や他の思想を胸に暗躍する者たち、自らとは違う神を信奉する異教徒渦巻くこの世界を相手に生き残り、祖国を強大にする
ために立ち上がる。
そんな彼に立ちはだかるのは東西それぞれに君臨する超大国。
皇太子はその2国を打ち破れるのか。
そんな世界を地球から皇太子に転生した男が駆け抜ける。
地球との違いに戸惑いながらも立派な黒東になれるのか!
魔法というものが存在するこの地球で私たちの地球とは違うどのような歴史が織り成されるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-27 06:37:56
2567文字
会話率:13%