「出ていってやるという母の言葉を僕は今まで何度聞いてきただろうか。」
いつだって母は、父一人を残し、まだ幼い僕を連れ、夜のなかを駆けてゆく。それが、あたかも冒険であるみたいに、まるで「銀河鉄道の夜」の一節であるみたいに。
小世界のなかでずっ
と生きてきた母と、そんな母を反面教師として、生きていこうとする僕の、思い出を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 17:53:00
8722文字
会話率:32%
現場見学に来た高校生は全然覇気が無かった。誰が見ても、この仕事に向いていないのは一目瞭然だったけど、部長は人を見る目が無かった。
入社したこの若者は矢張り全く駄目だった。そして…
最終更新:2023-02-28 00:00:00
3506文字
会話率:43%
海辺で佇んでいた少年に、通りすがりの老人が声を掛けた。
言葉を交わすうちに、やがて2人は苦しみを分かり合えるようになる。
最終更新:2021-10-03 20:46:23
2160文字
会話率:55%
【読書会Vtuber】書三代ガクトさん(@sho3dai_gct)の 企画に合わせて書いてみたものです(シリーズ4作目)。
お題は
「海」・「ヤンデレ」・「大阪」 さらに「登場人物全員が老人」
だいたい90分くらいで書いてます
最終更新:2020-09-17 21:00:00
2323文字
会話率:41%
靖男は妄想癖の持主、暇な時間にはつい妄想に没入してしまい、現実との境を行き来している感じだ。
彼女の智子は、そんなちょっと異質な男性、靖男に興味をもっているが、その性格からつい靖男をからかうような態度に出てしまう。靖男のバーチャル(妄想)に
ついつい口を挟んでいたが、その行為にとうとう、靖男が憤慨し、二人の仲は急変していく。はたして二人はその仲を回復できるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-07 20:57:06
12636文字
会話率:33%
わたし、記憶喪失した男が2009年から2010年にかけて2ちゃんねるに発表した読書感想文を載せておきます。わたしの著作として掲載します。
これは三十歳のおっさんならどれくらいの読書感想文が書けるかを参考にしてもらうために公開しているものです
。
読書感想文におすすめの面白くて短い本二十冊の長さを以下に書いておきます。
「怪人二十面相」275ページ。娯楽小説の名作。青空文庫で無料。
「インストール」192ページ。十七歳の女の子が書いた小説。
「かもめのジョナサン」140ページ。完全版ではない。旧版に限る。短いが深い。
「三島由紀夫レター教室」227ページ。王道娯楽小説。迷ってるならこれに。
「昭和歌謡大全集」220ページ。文体の面白い小説の極致。
「三姉妹探偵団」292ページ。ミスリードの上手な読みやすいミステリ。
「新釈 走れメロス 他四篇」272ページ。非モテ系の青春小説。
「ルンルンを買っておうちに帰ろう」238ページ。バブル期の女の子の本音。
「放課後の音符」193ページ。モテる女の子たちの連作短編小説集。
「星の王子さま」(青空文庫の題名は「あのときの王子くん」)160ページ。いわずとしれた名作。
「掏摸(スリ)」192ページ。神について。
「風の歌を聴け」168ページ。有名な村上春樹の処女作。青春劇。
「人間そっくり」183ページ。ライトなSF。
「人間ぎらい」(モリエール)161ページ。演劇文化の粋。
「0の殺人」235ページ。絶版品切れ中の変格ミステリ。
「老人と海」170ページ。不思議とさわやかな読後感。
「自殺について他四篇」107ページ。哲学的な文章がいい感じ。
「もてない男」199ページ。非モテの元祖にして究極。
「SPEEDBOY!」218ページ。アナーキーが好きな人向け。
「無門関」216ページ。禅問答でいちばん有名な本。
真面目にやりたい人はこれらがおすすめです。高校、大学、社会人にもおすすめです。どれも一日で読めるでしょう。本屋にはないのでアマゾンで買え。
学校の読書感想文の宿題はだいたい五分の一の生徒が満点をとり、五分の一の生徒は提出しません。
明日提出で本を手に入れる時間もないという人は青空文庫で太宰治「グッド・バイ」か泉鏡花「外科室」が短くて面白いので、それで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-10 22:28:08
21866文字
会話率:2%
投稿用に作った、えほん用の短編ストーリーです。
自分の好きな、「老人と海」のような、綺麗で澄んだ物語をイメージして書きました。
短編にしては少し長いお話ですが、楽しんで頂けると幸いです。
最終更新:2015-01-06 03:58:00
3155文字
会話率:0%
冒険者の街〈アキバ〉
そんなアキバの街の一角にひっそりと佇むビル。
一階に店舗を構え、脇の階段を下ればバーが一軒。
名を――――parlor――――。
休憩室の意味合いを名付けられた小さなビルで繰り広げられる。
これはそんな
、アキバの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-13 01:08:40
3227文字
会話率:67%
E.HEMINGWAY原作「老人と海」を自分なりにまとめてみたものです。福田恆存さんの訳も大分参考にしながら書きましたので、二次的なものとして捉えてください。
以下あらすじ。
老漁夫サンチャゴは、八十五日にもおよぶ不漁のあとに大魚を引っ掛け
る。魚との対峙は四日間にもおよび、心身ともに摩耗させながらも彼はそれを釣り上げる。しかし帰路につくと、血の匂いを嗅ぎつけたサメたちによって獲物はどんどん食いちぎられていく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-07-17 22:36:07
42559文字
会話率:46%
老人の孤独。
寒い雪の日に、老人は海老と出会った。
生きることとは、なんということか。
最終更新:2013-01-17 02:00:05
3690文字
会話率:48%
タイトルの通り、ヘミングウェイの名作「老人と海」と同じ設定を持った小説です。社会的に敗北している老人、次々とその身を削り取られていくくま。ただ決定的に違うのは、彼らには自分が示すべき物も、守るものもありません。彼らは去勢され、誰に対しても魅
力を示すことが出来ません。「老人と海」とは逆の話ですがこの話も、「人間には誇りや何か守るべき物が必要なんだ」、ということを教えてくれる話です。とはいっても、まだ一回書き上げただけなので推敲をしなければいけないのですが、もう少し時間が経ってから書き直そうと思っています。この話には何も難しいところが無いのでシャレだと思って読んでくれるとありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-10-16 02:52:49
2516文字
会話率:7%