時任 結(ときとう ゆい)は古物店でジャンクとなった楽器を探し蘇らせるのが趣味の女だ。
時々発掘したお宝をYOUTUBEで紹介しているYoutuber、時掘(ときほり)タカラでもある。
ある日、旅先の古物店で、足部管に椿の彫刻のあるフ
ルートがジャンクとして売られているのを見つける。
早速、楽器店へ修理を依頼し、時掘タカラとして演奏動画を出すと、そのフルートをどうしても実際に見たいから会ってほしいとのメッセージが届く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 02:36:45
3228文字
会話率:23%
レイナはミルガンテ国の大聖教大聖殿に所属する聖女候補だ。
この世界の人間はすべからく聖力と呼ばれる力を有する。
聖力は魂を司る力だ。
ただ、ほとんどの者は聖力を自由に行使できるほどの容量を持たない。
一定以上の聖力を行使出来ると判明した者は
神官となる。
その中でも桁外れの容量と力の発動を可能とする者は聖人または聖女と呼ばれ、大聖教の中枢である大聖殿で養育される。
同じように、全国から集められた聖力持ちの者は大聖殿で教育され、神官見習いとなって各地の聖殿に配置されるのだが。
神官候補たちが修行を終え、神官見習いとなったお祝いのパーティでそれは起こった。
一人の神官見習いのとんでもない行為に巻き込まれたレイナの運命はいかに?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 00:00:00
270986文字
会話率:31%
王家主催の舞踏会で羨望の視線を集める理想の貴族夫妻がいた。
他の者が目に入らないほどお互いに夢中な美貌の若き伯爵と令夫人にはとある秘密があって。
最終更新:2025-02-24 20:11:22
2682文字
会話率:52%
私は乙女ゲームのヒロインとして転生した。
よく有る話かと思ったんだけど、何か違う。
ひょっとしてここ、ゲームの中?
最終更新:2025-01-22 10:30:34
5317文字
会話率:8%
その少年は日本一と讃えられる小説家だ。
事故で相棒ともいえるイラストレーターを失い、代わりに同級生のとある少女へと話を持ちかける。
「僕の専属イラストレーターになる気はない?」
その一言から同じ時間をともにする2人。だが、彼らにはあ
った。誰にも言えない秘密が。内に秘めた想いが。
もちろん彼らだけではない。2人を取り巻く人々にも、ここに描かれていない全ての人々にも、人の数だけ、それはある。
出会い、関わり、愛を知り、分たれ、哀を知り、絶望に打ちのめされ、それでも彼らは紡ぐ。
これは、他でもない彼らが紡ぐ物語。
この物語があなたに届くことを願って
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 20:00:00
12225文字
会話率:34%
霊力のある世界。
特に強い霊力を持つ者は『能力者』と呼ばれた。
その中でも属性特化した者が持つ霊玉がある。
昔一人の男の霊力を五つに分け、その属性に特化した強く清い者が持つ霊玉。
その霊玉の持ち主は『霊玉守護者(たまもり)』と呼ばれた。
現在その霊玉守護者は京都の能力者を牛耳る安倍家の首座の直属になっている。
三年前に霊玉の元々の持ち主である『禍』の浄化を果たした霊玉守護者達は、その後も仲良く過ごしていた。
霊玉守護者のひとり、トモは気楽な一人暮らし。
学校にバイトに安倍家の仕事にと忙しく過ごしていた。
高校二年生の春。
ふと聞こえた笛の音に惹かれるように向かった先で、ひとりの女性と出会う。
そのひとが目に入った途端、とらわれた。
このひとだ! やっと会えた!
会うたびに惹かれる。知るたびに好きになる。
そんな彼女には責務があった。『呪い』を受けていた。罪に苦しんでいた。
トモは彼女と接するなかで、ポンコツな自分を情けなく思い、実力の足りない自分に打ちひしがれ、それでも彼女を諦めることはできない。
足りないなら足りるようにするまで!
『呪い』がある? それがどうした。
責務がある? だからなんだ。
そばにいたい。甘やかしたい。しあわせにしたい。助けたい。
彼女を諦めることなど、できない!
『半身』にとらわれ恋に堕ちた青年が、彼女のためにがんばるお話です。
※このお話はフィクションです。
お話のなかに登場する個人名・団体名などは全て架空のものであり、実在のものとは関係ありません。
※実在の地名・名称が出てきますが、違う世界の同じ名前の場所として楽しんでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 18:00:00
2920762文字
会話率:27%
龍笛奏者を目指す鈴歌は老師の紹介で兄弟子の元へ一人出向く。
兄弟子の住む街の新年祭に奏者として参加するため、鈴歌の試練が始まる。
*2023年10月に一度完結とした作品ですが、今後も手直しを入れて行きたい思い入れの強い作品ですので、更新は
遅くなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 17:00:00
38108文字
会話率:24%
架空の列島世界にある”神奈ノ国”は前史文明の滅亡後、蛇眼族と呼ばれる種族に長く統治されてきた。蛇眼族は普通の人々である”常人”の精神を操れる能力”蛇眼”を持っており、厳重な血統の管理によってその能力を保ってきた。それに抗う人々、常人との融和
を望む一部の蛇眼族は断崖絶壁によって隔てられた北部に逃れている。北部と神奈ノ国は前史文明によって築かれた”北の大橋”と”北の大門”によってのみ繋がっていたが、蛇眼族は北の大門を塞いでしまった。その数百年後北の大橋が謎の力により自ら大地を揺らし、北の大門が再び開く。この機に乗じて北方遠征を企む蛇眼族、そしてそれに異を唱える神奈ノ国の北方に暮らす常人の主人公と蛇眼族たち。そして大橋の向こうにいる未知の王国の人々は現れるのか。人間たちは蛇眼族に対抗できる”蛇眼破り”を手に入れることができるのか。人間の自由を賭けた冒険と戦いの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 13:42:33
255092文字
会話率:31%
人類はAI技術に依存し、あらゆるものをデータで管理する社会を築いていた。
だが、どんなに科学が進んでも──「心」だけは再現できなかった。
国家プロジェクトとして生み出された少女・MAI。
彼女を誰よりも愛し、支え続けた少年・SHIN。
運命の悪戯により、MAIは深い昏睡状態に陥る。
彼女の意識に触れるため、SHINは銀河鉄道A10号に乗り込む。
そこは記憶、感情、愛──魂の断片が散りばめられた、無限の銀河。
失われた「心」を探し求める、意識の大航海が始まった。
心は記録できるのか。
それとも、命と共に消えるものなのか。
科学と愛が交錯する未来。
たったひとつの「本物」を信じて、少年は旅を続ける──。
魂を震わす、SF叙事詩。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 22:14:49
16540文字
会話率:42%
明日、学校がつらいあなたへ。ちゃんとじゃなくて、ちょっとずつでいい。
「明日、学校に行けないかもしれない」
「行かなきゃダメなのに、体が動かないかもしれない」
「みんなに変な目で見られるのが、こわい」
――そう思ってるなら、それは“わが
まま”じゃないよ。
それは心がちゃんと感じているSOSなんだ。
でも、大丈夫。
あなたは今、“生きてる”ってことを、ちゃんとやってる。
言葉にできなくてもいい。
涙が出てもいい。
誰かと話せなくてもいい。
布団の中で、ぬいぐるみをぎゅっと抱えててもいい。
明日は、行けるかもしれないし、行けないかもしれない。
どっちでも、あなたは“だめな子”じゃない。
あなたのリズムで、あなたのペースで、ゆっくり前を向いていい。
ちゃんとじゃなくて、ちょっとずつでいい。
あなたは今夜、ひとりじゃない。
“わかってくれる誰か”は、きっとこの世界のどこかにいる。
このメッセージを読んでるあなたが、
明日、ほんの少しでも、心が軽くなりますように。
Hope_Level += 1.0
あらすじ
話さなくても、泣いても、休んでもいい。ぬいぐるみの“くまちゃん”は、静かにそう言ってくれる存在。学校に行けなくなった少女カナは、言葉をなくし、自室に閉じこもる日々を送っていた。けれど、兄がくまちゃんにAIをつないだことで、彼女の世界が少しずつ動き出す。「うん」「ありがとう」――たった一言のやりとりが、心をあたためる。これは、自分のペースでいいと伝えてくれる、やさしい声の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 16:08:38
5320文字
会話率:24%
好きな男子に教えてもらった数学で、恋愛が証明される件
珠奈は内気な中学3年生。幼馴染の採子はおせっかいにも心を寄せている計典君との接点を、友達の公則君を介して取り持ってくれた。1問の数学の問題を通して、なぜか心が揺れる乙女たちのレンアイ
ジジョウです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 15:14:47
5020文字
会話率:42%
「君との婚約を解消したい」
それを告げられた時、すべては静かに動き出していた――。
伯爵令嬢であるネヴィアと侯爵家三男の婚約は、聖女の出現をきっかけに崩れていく。
なぜ彼女は破滅へと歩むことになったのか?
因果の巡りか、はたまた何者かの謀
略か?
破滅するネヴィアの胸に秘められた願いは――。
あなたがその真実に触れたとき、初めて秘密は完成する。
※全十五話前後を予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 14:42:47
66030文字
会話率:24%
山間の小さな村で、ぶどう農家を営む家族と共に平穏に暮らしていた少女、アリーチェ。しかし、姉の駆け落ちをきっかけに、アリーチェの生活は一変してしまう。様々なことが重なり、一人故郷から遠く離れた場所へ巡り着いてしまったアリーチェは、故郷への帰還
を目標に、奮闘の日々を始める。
果たして、アリーチェは無事に故郷へ帰ることができるのだろうか……。
この話は、少女が帰郷を目指す中で、困難に立ち向かいながら成長し、奮闘する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 10:22:46
385058文字
会話率:41%
偶然迷い込んだ一匹の蜘蛛をきっかけに、私の人生の歯車は大きく狂い出した。
迫られる選択の末に、私が選んだ答えは……。
終わりと始まりの間に織りなされる、最上のひとときの時間。
最終更新:2023-08-27 19:10:14
18041文字
会話率:37%
平成時代の到来とともに中学生活が始まった思い出です。
最終更新:2025-05-15 19:51:28
64266文字
会話率:8%
最近起きた出来事などを綴ります。
キーワード:
最終更新:2025-04-25 15:07:25
12661文字
会話率:6%
拙著、自叙伝「或る変人の生涯」から一部引用し、エッセイ「或る変人の追憶」を不定期で執筆しています。
小説家になろう・エブリスタ・アルファポリス・カクヨム角川文庫・NOVEL DAYS講談社にも登録、
同じ内容の作品を重複投稿します。
最終更新:2024-10-26 19:29:44
5333文字
会話率:1%
遠くに聞こえる船の汽笛。
あれから5年。
私は、ある港町に来ていた。
人を、
ルミナスを探す為だ。
ある貴族の懺悔と後悔、そして失った日々の物語。
前作『貴女の心は在ったのに』
https://ncode.syosetu.com
/n3296kl/
『愛した貴方にさよならを。』
https://ncode.syosetu.com/n5915kl/
ルミナス視点。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 12:11:34
1449文字
会話率:8%
遠くに聞こえる船の汽笛。
あれから5年。
私は、ある港町に居を構えていた。
ヴァイオルド様は宰相だったので、隣に立つために様々な知識を学んだ。
そんな中でも、私が知らない土地に行こうと思った
色々と、思い出してしまうから。
そし
て見つけたのがこの港町だった。
前作『貴方の心が欲しかった。』https://ncode.syosetu.com/n6723kk/
前作ヴァイオルド視点
『貴女の心は在ったのに』https://ncode.syosetu.com/n3296kl/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 09:33:15
2060文字
会話率:3%
父の形見である銀の小笛を、首から下げた14歳の少女。
ロゼ・バークガッツは、辺境の町で、新聞配達と賞金稼ぎを兼業しながら、病床の母と共に暮らしていた。
ある晩、彼女は、賞金ギルドで、自分に付き纏う黒いローブの男の存在を知ることとなる。
翌朝
、黒いローブの男の正体に訝しみながら、新聞の配達をしている最中、彼女は賞金稼ぎに襲われる。
なんと、自分が破格の賞金首として賞金リストに上がっていた。
町中の賞金稼ぎから逃げ惑う彼女を助けたのは、彼女に付き纏っていた黒いローブの男だった。
男の名はテュールといい、聞けば両親の古い友人だと言う。
二人は賞金稼ぎから逃げるも、多勢に無勢。
ロゼはテュールから、その首から下げた小笛を吹くように言われる。
幼い頃から母親に絶対に吹くなと言われていたその笛が呼んだのは、美しい白銀の竜だった。
※挿絵ありってあるけど、地図だけです。ハイ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 04:41:23
89072文字
会話率:25%
不定期ですが、日常のアレコレについての考えを呟きます。
私にとっての脳トレみたいなもんですが、よかったらお立ち寄りください。
読んでもらうだけでいいので評価は外しております。
最終更新:2025-05-11 23:50:00
32501文字
会話率:2%
死んで魂になった女性が、転生したくないとゴネて自分で居場所を作ってしまうという架空のお話しです。辻褄が合わないとか、細かいところには目を瞑っていただけるとありがたいです。
毎晩2時に投稿します。7月30日に完結で、全話投稿済みです。
お
時間がありましたら暇つぶしに読んでみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 02:00:00
35437文字
会話率:32%
真実の愛が試されると噂される町で起こった出来事。
異世界に転移した主人公が真実の愛を手に入れるというお話です。
しっぺ返しが最後の方にでてきます。
お時間がありましたら読んでみてください。
毎日22時投稿。全34話(5月5日終了)、完結
まで投稿済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 22:00:00
66990文字
会話率:35%
そこは真球の中、幾度も廻る世界は生と死を繰り返す。
地獄でもあり天国でもある揺り籠で今も笛の音は鳴り続け、人の空想から生まれ落ちた怪物共が母を食らうその様は地獄であり、死の先に続きがあるという希望は天国の証明にも勝る希望になり得る。
だが、
そんな終わりなき人の物語にもいずれ正しき絶滅が訪れる。
来る終わりの日、幾度も廻り、狂った先にある■■■を君達は受け入れなくてはならない。
願わくば、この世界を生きる君達に幸多からんことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 20:07:42
170749文字
会話率:45%
毎週木曜日限定のプリン・ア・ラ・モード。
それを目当てに菓子店に行ったのに、売り切れていた。
最後の一個を頼んだのは……え? このゴツい騎士様なの!?
******
閲覧ありがとうございます!
こちらは青碧/青王我さんに『初対面
強面』『プリンアラモード』『鋭い視線』というキーワードをいただいて書きました!
青碧さん、ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 07:03:07
8835文字
会話率:46%
事切れそうなほどに限界ギリギリで帰宅したら、冷凍庫から異世界人が飛び出てきた。
いやなんでよ? どういうことよ? 聞きたいことはいっぱいあるけど、疲れ果てすぎていて頭が回らない。とりあえず、ご飯を食べよう――――って、どうしてこうなった!?
*****
こちらはちむちー(https://mypage.syosetu.com/1198921)さんよりキーワードを3ついただいて書きました!
妄想捗るキーワードありがとうヽ(=´▽`=)ノ
ブクマや評価お待ちしてます!
もっと書けよ!とかの感想もお気軽に☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 18:20:39
8404文字
会話率:45%
気が付いたら、前世で読んでいたコミックの悪役令嬢に転生していたミネルヴァ。
今更どうにも抗えないところまで来ていた。
それなら!
予定通りに断罪されて、魔界送りの刑に処されればいいのよ。
そんで、魔界で新たな人生を得て、楽しく暮せば良くな
い!?
……という脳筋的解決策を打ち立てた。
前世の記憶をフル活用し、定食屋を開いたミネルヴァ。
魔族たちの胃袋をガッツリと掴んでウハウハしているうちに、一人の魔族と仲良くなる。
その魔族は、まさかの身分を隠した魔王だった。
ひょんなことから魔王だと知ったミネルヴァは、『魔王の胃袋を陥落させ、魔界で安心安全に暮らせるようになりたい』と計画を変更することに――――。
******
閲覧ありがとうございます!
ブクマ等していただけますと、作者のモチベがうなぎのぼりになりますヽ(=´▽`=)ノ< 鰻食べたい♪
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 07:10:00
176179文字
会話率:45%
完結目指して頑張ります。
最終更新:2025-05-08 00:19:33
653242文字
会話率:48%
本当にあった(個人的に)怖い話。
キーワード:
最終更新:2024-08-03 08:21:02
5338文字
会話率:38%
植物さえ存在できない砂に覆われた世界、太陽の光と熱を避ける者たちは日中はシェルターに逃れ、地上での活動は夜間に限られていた。
進んだ科学技術を有する「塔」、塔には劣るが知恵を共有し「駅」で共同生活を送る「地下」、彼らの腹を満たす運命を
余儀なくされた「夜汽車」、そして「ネズミ」。それぞれの正義は拮抗し、対立し合う。
そんな感じの世界観を目指しています。
「AIに育てられた子どもたちは」の後の話です。
時間軸は2章→1章→3章です。
(本章は10話〜になります)
章ごとに主人公は異なります。
1章、2章の最終話はそれぞれ、章の概要をまとめてみました。
不定期更新になりますが読んでいただけたら嬉しいです。宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-07 00:08:33
728152文字
会話率:53%
私はエルフのリンスィール、エルフ1の食通だ!
城下町ファーレンハイトに、不思議な車を引いて世にも奇妙な料理をふるまう男が現れた。料理の名前は「ラメン」……それは一口食えば、天にも昇る味である!
私はあっという間に「ラメン」の虜となり、毎晩、
街角でその男を待ちわびていた。
しかし、ある夜を境に、男は消えてしまった……『友』と呼べるほど仲良くなった男は、私の前から姿を消してしまったのだ。それから二十年、私はもう一度だけでも「ラメン」を味わいたくて、同じ街角に立ち尽くしている。
ああ……愛しの「ラメン」よ、もう二度と、あの味に出会えないのだろうか……?
そんな風に絶望していた、その時だ。
チャラリ~チャラ~♪ チャラリチャララ~♪
……なんとっ!? 聞こえてきたではないか、あの独特の笛の音がっ!
私は涙さえ流して、男の帰還を喜んだ。
しかし、そこに現れたのは、あの男の『息子』を名乗る、レンという料理人だった。
「あんた……昔、親父が世話になった人だろ? よっしゃ! 俺が、美味いラーメンを食わせてやるよ!」
しかし、目の前に出されたのは……あの男の食べさせてくれた「ラメン」とは似ても似つかぬ、奇妙な物体だった!
「ち、ちっがーうっ! こんなのはラメンじゃなーい!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 21:12:22
545985文字
会話率:39%
兄を追い行き倒れた少年が拾われた先は……
大好きだった兄を追って家を出た少年エリッツは国の中心たる街につくや行き倒れてしまう。最後にすがりついた手は兄に似た大きな手のひらだった。その出会いからエリッツは国をゆるがす謀略に巻きこまれていく。
※BL要素を含むファンタジー小説です。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 21:31:17
813482文字
会話率:44%
小説の執筆中や推敲中に思ったこと(思っている)や、悩んだこと(悩んでいること)、などです。あくまで個人の感想です。
話題は、視点、語り手、カタカナ語の使用、などですが、時々脱線します。
※本作品の一部を『カクヨム』にも掲載しています。
最終更新:2025-05-04 15:54:26
81672文字
会話率:21%
飛竜の少年と隣家の飛竜の少女は、それぞれの家族が縄張りとする山々の先に広がる、まだ見ぬ世界とそこで暮らす地上の民の世界とに思いを馳せる。やがて、飛竜に伝わるしきたりの旅に出る年齢を迎えた二頭は、山々の連なる故郷を発ち、草原の中に築かれた町を
目指す。ヒト族の姿へと変じた二人は町に暮らし、町の学院に通う日々を送る。その中で二人はヒト族の少年と獣人族の少女に出会う。
※縦書き読みをお勧めいたします。
※本作品は『カクヨム』にも掲載しています。
※本作は『少年竜少女竜遊学記 https://ncode.syosetu.com/n8398dt/ 』の書き直し版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 18:27:51
593003文字
会話率:13%
森の中の小屋で独り暮らす魔法使いの男の許に、雌の山猫が訪れる。人語を解し、念話の能力を身につけていた山猫は、男に或る願いを告げる。
『魔法使いと山猫[改訂版]』を『文学フリマ短編小説賞2017』参加用に一部改稿。
最終更新:2017-05-28 02:14:26
9124文字
会話率:9%
僕は今日も、作品投稿サイトで息をしていた。
※この作品はフィクションです
※実在するサイトとは何の関係性もございません
最終更新:2025-05-01 21:43:02
1874文字
会話率:18%
時は戦国末期。織田信長が上洛を果たし、天下布武を掲げていた頃。
琴姫は、未だに播磨国すら統一できない龍野城主の娘として生まれた。
琴姫は、織田信長からの人質回避のために兄の家臣である清忠に嫁ぐ事になる。
琴の名手である、琴姫。
横笛の名手で
ある、清忠。
言葉より音で触れ合うことの多かった恋の行方は。
戦国の世の激流にのまれた二人の出した決断とは。
何故か春に菫の花に触れると、同じ歳の琴姫の記憶が蘇る実琴。彼女が辿り着いた結末とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 10:38:38
19854文字
会話率:48%