ある日、朝目覚めると、中田明人(17)は、別人になっていた。
どうやら、腐女子の姉・中田美空(20)の今一番ハマっているBLファンタジーアドベンチャーゲーム『学園ハーレム』の世界に転生してしまったらしく、その世界の中でもよりにもよって姉
の最推しである『水嶋シュウ』になっていたのだ。
この水嶋シュウというのは、攻略キャラの中でも癖が強く、『ドS鬼畜メガネ』キャラという立ち位置で、ことあるごとにゲームの主人公に絡んでは愛の証として傷を残していくようなサディストであった。
本来のわりと温厚な性格の自分とは真逆のキャラに戸惑う明人。
だが、ゲームの大いなる意思は、そんな明人に水嶋シュウという存在を完遂させるかのように運命の悪戯を仕組んでいく。
せめて、別の攻略キャラとのルートを進んでもらえるようにバックアップするつもりが、何故かゲームの主人公・鈴木ハルトはことあるごとに明人の周りをうろつき始める。その上、折るはずのフラグを立たせるようなことばかりしてくる。
「俺は、BLとは無関係でいたいんだぁ!!」
明人の心の叫びは、果たして誰かに届くのか?
中身は温厚でお人好しのフツウのDK。
外見はドS鬼畜メガネのBLDK。
不運な巡りあわせの結末は?
転生ファンタジー学園BLコメディ、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 00:10:00
20744文字
会話率:23%
恋愛ゲームをこよなく愛する男・古井士郎はある日突然クラスメイトと共に異世界転移に巻き込まれる。
だけど、意外と俺は冷静だった。
男なら一度は異世界に行ってみるとか憧れるしな。
しかし、一番大事なステータスが何故か俺だけ恋愛ゲームのステータ
ス!?
どうやってこれで生き延びれば良いのかと思っていたが、案外恋愛ゲームのステータスでも戦える事に気付く。
残す問題はたった1つ。リアルな女の子と会話しないと強くならないという点だけ。
現実の彼女なんていなかった士郎が、異世界を通じて恋愛を経験出来るのか。
そして、魔王を倒す事は出来るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 00:09:22
191791文字
会話率:29%
青陵高校2年B組の西野陽太は、クラスでは委員長、バスケ部ではシューティングガードで活躍する、明るい自信家のアルファ。
フェロモンで周囲を惹きつけるアルファの陽太は2年のクラス替えで、目の前にいる月岡悠真の足元に消しゴムを落とした。悠真が消し
ゴムに気づきそれを拾い、そこではじめてお互い会話を交わす。
その日の放課後、図書室で本を落とした悠真を陽太がタイミングよく助けた。目の前で柔らかくほほ笑みながらお礼を言った悠真の笑顔に、陽太は一目惚れする。
なにげない出来事で胸の高鳴りを感じた陽太は、悠真を『運命の番』と認定。次の日からアルファのフェロモンを使いまくり、悠真を落とそうと試みるが、ベタの悠真はフェロモンを感じることができない体質だった。
果たして恋に不慣れな高飛車アルファの陽太は、恋をまったく知らないド天然ベタの悠真と『運命の番』になれるでしょうか⁉
(ネオページ契約作品:月水金曜日更新予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 00:00:00
5990文字
会話率:49%
「人を殺したの」
幼馴染はそうつぶやいた。
一つの奇跡と沢山の間違い、
それらを数えて僕らは道を踏み外す。
青春伝奇ミステリーここに開幕
最終更新:2025-04-17 00:00:00
827文字
会話率:46%
知る人ぞ知る有名企業『MMMコンサルティング』
高収入、厚待遇の人気企業だったが、新卒採用を行っておらず独自の採用方法のため、実際に入社できる者は限りなく少ないともっぱらの噂だった。
だがその実態は、魔法使いによって設立された、魔法使いだけ
が働くコンサルティングファームだったのだ。
業務内容はいたって簡単。クライアントの困りごとを解決する、それだけだ。
ただ、クライアントは政府や自治体、警察関係、法曹関係、マスコミ関係、教育関係、大小問わずあらゆる企業………つまりはこの国にあるすべての機関が何らかの形で彼らの影響を受けていると言っても過言ではないだろう。
そして彼らの業務内容はクライアントからの依頼にとどまらず、まだ自身を魔法使いだと気付いてない者を発見しスカウトすることも重要任務に含まれていた。
けれど、魔法使いとして生きることで何かを失う場合もあるのだと知っている《彼》は、スカウトを躊躇ってしまうのだった………
※こちらは【一期一会の魔法使い】の関連作です。
内容的には番外編、続編になりますが、こちらだけでもお読みいただけるように心がけましたので、お立ち寄りいただけましたら幸いです。
※こちらのお話は他サイトでも公開しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 00:00:00
57437文字
会話率:30%
憧れていた先輩から裏切られ、逃げるように実家のある奈良に戻った美里(みさと)は、実家の ”土産物まほろば” で店番を手伝いながらも、傷を癒すことができないでいた。
そんなとき、店で不思議な出来事が起こって―――――――――――――
「未来への入口は、今日なんだから」
「もし、俺がきみをずっと待ってたと言ったら、信じる?」
不思議な出来事がきっかけで知り合ったその人は、また誰かを信じて傷付くのが怖かった美里に、
奇跡を見せてくれたのだった――――――――――――――――――
この作品は他サイトにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-08 00:00:00
112105文字
会話率:28%
「秘密だよ?」
そう言って唇に人差し指を当てたあなたは、とても煽情的でした・・・・
なのに、
あなたと一緒に働けることを楽しみにしていた私の前に現れたあなたは、
ライバル会社の人間でした・・・・・・
私はあなたを、好き
になってもいいのでしょうか―――――――――――?
この作品は他サイトにも掲載していますが、
「こんな秘密なら・・・」【番外編】は、こちらのサイトでのみ公開しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-13 20:00:00
114249文字
会話率:26%
没落貴族の少女が軍に志願し、スクラップ寸前の旧式機体とともに戦場へと飛び立つ。
身の回りを世話するのは、家に代々仕える執事型AI《セバス》。
そして――誰にも名を呼ばれることのなかった、古びた量産機。
「私の家を、もう一度……!」
少女
の決意が、機械の心を目覚めさせる。
名もなき機体が、ただ一人の“お嬢様”を守るため、最後に選んだ行動とは――。
騎士の名を持たぬ者が、その魂を捧げた、静かなる戦場の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 00:00:00
1393文字
会話率:6%
高校二年生になった早乙女司。
ある日駅前にあったマッサージ店のアルバイトのチラシが目に入る。アルバイトに応募した司は採用になりマッサージ店で働くことになった。迎えたお客さんに初めて施術を行う日店に訪れたのはクラスメイトで一番の美少女涼風瑞希
だった。
マッサージから始まるラブコメディー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 23:59:44
277612文字
会話率:55%
もしも、上杉謙信に子供がいたら?
わたしは普通に平凡に現代で生きていたはずだったが、ある日突然、上杉謙信の娘として転生してしまう。
*←この印が着いている場合は諸説がある場合です。
※この作品はカクヨムからの転載です
※ある程度
史実に忠実ですので残酷な描写があります。
※参考資料はネットか自前の本となります
※ガバガバ知識。間違ってたらご指摘いただけると助かります。
※年齢は全て数え年で統一
※歴史には諸説あります。*の印が着いている場合は1番下の部分に詳細として書いてあります
※この話はif小説です。史実とは必ず異なるので御遠慮ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 23:53:28
17310文字
会話率:61%
自由カオラクサの参事会は、某商会の番頭を自由都市執政に選出した。彼は謙遜し、辞退を申し出たが、参事会はその申し出を却下した。
最終更新:2025-04-16 23:28:38
10065文字
会話率:0%
甲子園を目指した高校1年の大気は、吹奏楽部の千紗に心を奪われる。
台風の朝、偶然出会った二人は惹かれ合うが、大気は突然姿を消す。
失意の千紗は、大気の親友・信二に支えられながら、最後のコンクールに挑む。
演奏するのは、最愛の人を失った悲し
みを昇華したバーンズの『交響曲第3番』。
音楽を通して過去と向き合い、成長していく切ない恋、突然の別れ、そして再生。感動の青春群像劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 23:26:29
24116文字
会話率:31%
十六夜 レイの盟友、エアリィ=D=クロフォード。
異世界セレシアのルーネイト王国に住む、彼女の過去にスポットを当てた番外編エピソード。
本編である十六夜の月を仰いでと重ねて読んでいただけますと、より楽しめるかと思います。
最終更新:2025-04-16 23:17:59
5364文字
会話率:76%
エルナリス国の王女セシリアは、アストリウス国王に嫁ぐ前夜、突然、幼なじみのエルヴィンに会いたくなった。やさしすぎる弟のエリウス王子に、ほんの数日の間だけ、身代わりで嫁入りしてほしいと頼む。エリウスはウィッグをかぶり、化粧をして女子に化け、臨
時で辺境冷血国王に嫁いだのだった。しかし、どういうわけか姉はやって来ない。一方、国王のレオナルドは花嫁(王子)を気にいり、本気で寵愛し始める。王子は愛を受け入れることができないので、王子を慕うお付きの女官リリルと、宮廷を逃げ出し……、そんな物語。リリルが活躍します。
主な登場人物(年齢は初出時)
エリウス 16 エルナリス国の第二王子
セシリア 19 エリウスの姉、エリナリス国の王女
レオナルド・フィリス 32 アストリウス国の国王
リリル 16 セシリア付きの女官
ソフィラ 17 セシリア付きの女官
ルイカ 20 アストリウス国、宮廷の門番 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 22:44:36
21421文字
会話率:51%
高校へ入学して早々、学校で一番可愛い女の子の立ち位置を確立した姫柊姫(ひめらぎひめ)に告白された柊緋色(ひいらぎひいろ)。けれど彼は、自分みたいな陰キャが告白されるわけがないと、姫からの告白を嘘告白だと決めつけてしまう。けれど告白の直後、緋
色は姫からあるものを渡される。それも一枚の『婚姻届け』を。
以降姫の口から飛び出す様々な怖い発言。
「夫の食事管理も妻の務めですから」
「私の『緋色君とのラブラブ予定帳』にはそんな予定ありません」
「盗聴器は何台までOKですか?」
「では私は緋色君の飲みかけを所望します」
嘘告白疑ってみたの別バージョン。
ただし主人公、さらに苦労人。
ヒロインに関してはほぼほぼヤンデレ属性持ち。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 22:30:40
65767文字
会話率:40%
ボロノナーレ王国に住む、魔女コンデッサ(20代の美人さん)と彼女の使い魔である黒猫のツバキ。主従は春を迎えて、楽しい日々を過ごしています。
女神や精霊、妖怪も登場する、そのボケ&ツッコミのドタバタワイワイなエピソードをご紹介。
※全5
話です。テーマ(お題)は「春一番」「記念写真」「引っ越し」「高校・大学デビュー」「桜(お花見)」です。
※『黒猫ツバキと魔女コンデッサ』の番外編ですが、本作のみをご覧いただいても大丈夫です。『ノベルアップ+』様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 22:16:03
12873文字
会話率:62%
黒猫ツバキは、魔女コンデッサ(20代の美人さん)の使い魔である。
とっても暑い夏の日、家の中でゴロゴロしているツバキ。そんなダメダメな使い魔に、コンデッサは宿題を出すことにする。宿題の内容は「4つの短編を書きなさい」というもので……。
『黒猫ツバキと魔女コンデッサ』の番外編です。単品としてお読みくださっても、大丈夫です。『ノベルアップ+』様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 13:15:19
8371文字
会話率:64%
黒猫ツバキは、魔女コンデッサ(20代の美人さん)の使い魔である。
ある梅雨の日、高校生魔女のチリーナがコンデッサの家を訪れた。
コンデッサを慕うチリーナは「コンデッサお姉様の緑の瞳のように美しいエメラルドです!」と自信満々にプレゼン
トを見せる。
すると、エメラルドが動き出し……。
『黒猫ツバキと魔女コンデッサ』の番外編です。単品としてお読みくださっても、大丈夫です。『ノベルアップ+』様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 01:46:00
6097文字
会話率:78%
アンリエッタは第一王子クロードが口説いてくるのを冷めた気持ちで聞いていた。
茶番であることがわかっているからだ。
発端は、クロードと恋人の逢瀬を偶然不幸にも目撃したことだった。
恋人を嫉妬の対象にしたくないから身代わりになれ、と言われて婚
約者がいるからと断る。
ならば自分が一方的に口説くから適当にかわせばいいだろうと言われる。婚約者から誤解されると面倒なことになると断ろうとすると家と公爵家の忠誠を疑われ、身内や誤解されたらまずい人たちへ事情を話す許可をもらうことを条件に渋々引き受ける。
クロードの目論見通り令嬢たちの嫉妬はアンリエッタに向かい、嫌がらせを受ける。
その裏で、王太子の選出が静かに始まっていた。
※始めのうちは説明が多くなります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 22:01:39
293473文字
会話率:35%
高田栞(たかだ しおり)はごく普通の中学三年生。
ところが、誕生日に小学校時代の同級生である笹ヶ谷九十九(ささがだに つくも)と再会した時から、その生活は一変する。
彼女の平穏な日常は静かに幕を下ろし、波瀾万丈な日々が激しく幕を開け、次々に
起こるハプニングに巻き込まれていく。
「魔法」とか「異世界」とか、漫画や小説の中だけだと思ってたのに、どうしてこうなった?!
……などと、思い悩んでいる暇は彼女になかった。
これは、運命の女神に導かれるように、次々と起こる予想外の出来事を乗り越え、成長していく少女や少年たちの物語である。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
初投稿初作品です。
毎日22時の投稿を心がけておりますが、諸事情により変わることがありますので、ご了承ください。
※ 令和2年10月1日より、文章の体裁を更正中です。
内容に変化はない予定です。
<その他の注意点>
・かなり長いです。
・視点が変わりやすいですが、「○○視点」などの表記の予定は今の所ありません。
・時々、文章の体裁を整えたり、誤字の修正以外に、文章を修正することがあります。
・異世界モノですが、序盤は現実世界が舞台です。
※ 具体的には115話(第7章3番目の話)目にようやく異世界へ移動します。
※ 182話(第10章6番目の話)目から、異世界旅行が始まります。
・「R18」に届かないまでもたまに性的な話があります。
・上記に加え、「R15」、「残酷描写」は突然、割り込んできますのでご注意ください。
上記の点をご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 22:00:00
8917110文字
会話率:32%
当作品は、「運命の女神は勇者に味方する」の番外編です。
表題から分かるように、本編よりはまともに恋愛しているつもりで書いております。
※本編のジャンルは(最近、忘れがちですが)、「異世界(恋愛)」ではなく、「ハイファンタジー」です。
番
外編と銘打ちましたが、当作品だけでもなんとなく分かるとは思います。
本編の節目で投稿していく予定なので、確実に不定期投稿となります点をご了承ください。
それでは、本編主人公たちやその周辺にいる人間たちによる恋模様をお楽しみくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 22:00:00
36279文字
会話率:22%
宮本 陽菜(みやもと はるな)は特別な能力もないどこにでもいる普通のOL。
日課であるブラウザゲームを閉じていたら、自分の意識も遠くなって……気が付けば、見知らぬところにいた。
そこで出会った少女の口から出てきた言葉で気が付いた。彼女が口に
した名前。それって10年ぐらい昔にやった乙女ゲームの主人公(その2)の名前じゃないっけ!?
確かに学生時代はやりこんだけれど、もうほとんど忘れてるよ!
社会人としては、恋愛より仕事!攻略対象やライバルたちの気持ちなんか知るもんかと心に決めたところから、彼女の物語は始まるが……?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
二作品目の投稿となります。
令和3年1月10日に無事、完結しました。
今後は、不定期に乙女ゲームから離れた番外編を掲載する予定なので、「完結」としていませんが、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 22:00:00
250880文字
会話率:24%
お嬢様の高校生の少女がを助けにいく物語です。
自信作でもあります! ぜひ読んでみてください!
あらすじ
姿を消してしまった友達の少女、山田海を救うために不思議な相棒、いじわるな『魚』と一緒に森にやってきたお嬢様の高校生の本田星
は、そこで一人の同い年の少年と出会った。少年の名前は葉山澄と言った。澄は自分のことを森の門番だと名乗り、星と一緒にいなくなった海を探してくれると言った。星はその申し出を受けて、澄と二人で海を探しに、森の奥へ奥へと進んでいく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 21:59:54
16867文字
会話率:39%
ある不思議なところに、大天球と呼ばれる青色の空に浮かんでいる巨大な構造物に四人の可愛らしい子供の天使たちが子供たちだけで、暮らしていました。
子供の天使たちは空に迷い込んだ人がいないか、空を毎日、見守っていました。
そんなある日、……。急
に大天球に異常がおきました。
その原因を見つけていると、大天球の中心には、一人の小さな天使がいました。
どうやら、この騒ぎはその一人の小さな天使のしわざのようでした。
長編小説 第六作目
真っ白なところ。それ以外の色は見えません。本当に全部が真っ白でした。上も下も、まわりも全部が真っ白。そんな不思議なところに天宮五百枝はいました。
五百枝は空が見たいと思いました。
青色の空が見たい。透き通るような美しい青色。青色は五百枝の一番大好きな色でした。でも、顔を上に向けても、青色はありません。そこには真っ白な色がどこまでも広がっているだけでした。
五百枝はあきらめて顔を動かして前を向きました。そして、ゆっくりと足を動かして歩きはじめます。
とんとん、と五百枝の足音が小さく聞こえます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 01:21:31
16465文字
会話率:4%
ある緑の森の中にある少しひらけたところに美しい花がぽつんとひとつだけ咲いていました。
その花は自分が世界で一番、美しい花だと(実際に美しかったし、見えるところには、ほかに花が咲いていなかったから)思っていました。
そんな咲いている花の
ところに、ある日、一匹の猫がやってきました。白い猫です。
その白い猫は、咲いている美しい花を見て、一目惚れの恋をしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 21:13:40
3995文字
会話率:5%
八百万の神が実在し、皇が神器を継いで国を治めていた時代――
小国・カガミノクニは、海の向こうの大国「タウ帝国」に呑まれようとしていた。
神の声を聞く若き皇子・アマノは、聖なる鏡の巫女セイカ、
中性的な使者・ミオ、そして激しくも切ない兄・ナ
カヒとともに、
“国とは何か”“神とは何か”を問いながら、自らの剣と信念をもって立ち上がる。
これは、古事記に書かれなかったもうひとつの神話の記録。
国を継ぐのは、血か、剣か、それとも…神か。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 21:46:19
217文字
会話率:0%
竜王の治める国ソフームには、運命の番という存在がある。
運命の番――前世で深く愛しあい、来世も恋人になろうと誓い合った相手のことをさす。特に竜王にとっての「運命の番」は特別で、国に繁栄を与える存在でもある。
「ロイゼ、君は私の運命の番じゃ
ない。だから、選べない」
ずっと慕っていた竜王にそう告げられた、ロイゼ・イーデン。しかし、ロイゼは、知っていた。
ロイゼこそが、竜王の『運命の番』だと。
「エルマ、私の愛しい番」
けれどそれを知らない竜王は、今日もロイゼの親友に愛を囁く。
いつの間にか、ロイゼの呼び名は、ロイゼから番の親友、そして最後は嘘つきに変わっていた。
名前を失くしたロイゼは、消えることにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 21:42:33
47647文字
会話率:33%
竜王の運命。……それは、アドルリア王国の王である竜王の唯一の妃を指す。
けれど、ラファリアは、運命に選ばれなかった。選ばれたのはラファリアの友人のマーガレットだった。
愛し合う竜王レガレスとマーガレットをこれ以上見ていられなくなったラフ
ァリアは、城を出ることにする。
すると、なぜか、王国に繁栄をもたらす聖花の一部が枯れてしまい、竜王レガレスにも不調が出始めーー。
一方、城をでて開放感でいっぱいのラファリアは、初めて酒場でお酒を飲み、そこで謎の青年と出会う。
運命を間違えてしまった竜王レガレスと、腕のいい花奏師のラファリアと、謎の青年(魔王)との、運命をめぐる恋の話。
※カクヨム様でも連載しています。
そちらが一番早いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 15:58:44
102138文字
会話率:43%
――だって、あなたは俺の主人だ。
ナツは、悪魔召喚師を育てる名門アザグリール学園きっての落ちこぼれだ。
魔力量の多さから、一流の悪魔召喚師になることが期待されていたが、一年たっても、一体たりとも召喚できていなかった。
そしてこの召喚に失敗し
たら、学園を追い出される、最後の召喚の日。
ナツは召喚陣を書き間違えてしまう。
ああ、こんなんじゃ、悪魔も応えてくれるはずもない――そう諦めかけたとき。
「俺をよんだのは、あなたか?」
原初の悪魔と呼ばれる、最強の悪魔――アザグリールが召喚されてしまった!?
悪魔の召喚には大きな代償が伴う。
力が強い悪魔ならなおさら。
しかし、アザグリールは代償を求めないばかりか、ナツに一目ぼれしたと溺愛し始め……!?
※カクヨム様でも連載しています。
そちらが一番早いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 20:59:14
10180文字
会話率:38%
『本好きの下剋上』番外編。
本編完結後の少し未来。
ダンケルフェルガーの領主候補生ハンネローレ視点で見た貴族院五年生。
最終更新:2025-04-16 21:23:00
451328文字
会話率:52%