高校1年の入学式。
海に囲まれた港町の高校に、東京から遠山梓が入学してきた。
かたくなに誰とも交流を持とうとしない梓のことを、夏見純平は遠巻きに見ていた。
しかし、偶然に偶然が重なり、だんだんその距離が近くなるにつれ梓への恋心を
自覚する。
その中で純平は梓の秘密を知ることに。
二人のバイオリンの音が二人を強く結び付けていく。
これはたぶん、純平と梓のふつうの恋の話。
毎日21:20更新
完結まで執筆済み
※物語は純平の過去と現在を行ったり来たりしながら進んでいきます。
※作中の地理や名称、病状については、全て架空のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 21:20:00
111640文字
会話率:41%
断罪された令嬢に一目惚れ! 辺境貴族の俺、恋も革命も始めます!?
辺境の冴えない下級貴族の俺、レオンは、ある日突然、王都での夜会に招かれることになった。
ところが、その場で「断罪」された高位貴族の令嬢・セシリアに、思わず酔いの勢いで手を差
し伸べてしまい、王太子や貴族社会まで敵に回すハメに!
田舎で地味に生きてきたつもりが、一目惚れした彼女を守ろうとするうちに、いつしか国や周辺諸国を揺るがす大事件へと巻き込まれていく――。
財政難に悩む辺境領での素朴な暮らしと、セシリアの気高い雰囲気とのギャップに戸惑いながらも、俺は必死に奮闘。
ツンと澄ました彼女の裏側にある優しさや、王都の闇、貴族たちの思惑が次々と絡み合い、恋も革命もごちゃまぜの波乱劇が幕を開ける!
果たして俺は、セシリアと領地を守り抜き、幸せを掴むことができるのか――?
※完結まで執筆済みです。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 20:20:00
272985文字
会話率:50%
孤高の令嬢と誠実な青年。身分を超える誓いが、陰謀渦巻く世界を切り拓く――
公爵家の美しき令嬢ロザリアは、気高さと傲慢さを併せ持つ姿で社交界の注目を一身に集めていた。
だがある日、周囲の思惑に巻き込まれ、これまで積み上げてきた立場が崩れそう
になる。
唯一、そんな彼女の裏の苦労と純粋な想いを理解しているのは、隣り合う領地の子爵家で育った幼馴染のレオン。
それぞれの誇りと夢が複雑に絡み合う中、ロザリアは自分を守るために孤高の振る舞いを見せるが、本心の弱さを誰にも見せられない。
王太子が引き起こす新たな愛の波紋や、陰謀渦巻く貴族社会で、はたして二人はどのような結末を迎えるのか。
涙と感動、そして鮮やかな逆転を予感させる壮大なロマンスが、ここに始まる。
※約50万字・全144エピソード完結まで執筆済みです(1日3話更新)
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 20:10:00
478190文字
会話率:46%
――人は星に願った。未だ滅びた事のない星空の下にて、命の儚きを偲んで。
荒廃した理由さえ失われて久しい地球を旅する青年トアと、不死の願いを叶えた星からの使者を名乗る機械化猫ネコマタが出会い、めくるめく太陽を数えて生きる物語。
※完結まで
執筆済み。全27話。毎日20~22時頃、1話ずつ更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 20:02:03
126333文字
会話率:51%
レヴァーゼ王国の側妃の子として生まれたウエンディ。その一週間後に生まれた正妃の子に国中が喜び、ウエンディの存在は忘れられた。
前世、雪乃としての記憶が蘇らなければ、生きることを諦めていただろう。
そうして16年が経った頃、連合国から優秀な王
女を王子妃として寄越せと命じられた王は、ふと思い出す。そういえばうちには、可愛い王女たちの他に、もう一人王女がいた──。これは、要求された王女の身代わりにされた忘れられた末娘が、自分を売った祖国をぶっつぶし最後に華々しく死んでやろうともくろむ物語。
全9話、完結まで執筆済み、順次公開。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 12:29:11
61708文字
会話率:23%
婚約前の最後の想い出として、ずっと憧れていた騎士団長に告白することに決めた、ラシェル・イヴェール。
ところが、間違えて暴君と怖れられているこの国の皇帝に告白をしてしまう。
怯えるラシェルだったが、皇帝はなぜか告白を受け入れてくれて―
―。
告白相手を間違えたことから始まるロマンスファンタジー。
11時、18時、23時の毎日三回更新の予定。
すでに完結まで執筆済み。
全11話。
※カクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 23:00:00
38279文字
会話率:34%
「――ああ、わたしはどうやら、死んでしまったらしい」
船上で殺され幽霊となって初めて、孤児の少女は前世を思い出した。眼下で自分の死体を手放さない幼い弟(推定血縁無し)の将来は、魔法も魔物も存在する世界観の乙女ゲーの攻略対象……じゃない、
攻略対象外のクセ強NPC……? 恋愛的に攻略できないそのキャラクターは「姉」を亡くした事で大きく歪んでしまったのだという現実を目視し、幽霊のお姉ちゃんはたいへん困ってしまった。
かわいい弟が心配でいまにも悪霊化しそうな前世の記憶保ち幽霊少女と、メンタルが限界な天才系で美少女フェイスの生きている弟。姉弟離れはできるのか、それとも泥船は斯く在るべく沈むのか。ゆらゆら揺れる船の上、ぷかぷか浮かぶ幽霊はシリアスにさまようばかり。
■
生き返らないし巻き戻らないし神様もチートを授けに降臨しない。ただ、いっしょうにいちどを願い損ねた幽霊が、ひとしにいちどぐらい、と願って祈って足掻くおはなしです。
基本シリアス、子供が酷い目にあうし死人は出るし人は善意だけでは生きていないしめでたし風味に終わるけれどハッピーエンドかは人による。ばっちばち共依存の視野が狭い子供たちが中心です。乙女ゲー要素はおまけ程度、娼館とか宗教色の薄い変な教会、独自の魔物設定などがちらほら登場します。完結まで執筆済み、全十三話、六万文字程度の中編です。
また、表現として文法として正しくない文章となる可能性があります。のんびりお楽しみいただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 21:01:54
57357文字
会話率:39%
「どうかもう私のことはお忘れください。閣下の幸せを、遠くから見守っております」
とある国で、宰相閣下が結婚するという新聞記事が出た。
これを見た地方官吏のコーデリアは突如、王都へ旅立った。亡き兄の友人であり、年上の想い人でもある「彼」に
別れを告げるために。
だが目当ての宰相邸では使用人に追い返されて途方に暮れる。そこに出くわしたのは、彼と結婚するという噂の美しき令嬢の姿だった――。
これは、冷血宰相と呼ばれた彼の結婚を巡る、恋のから騒ぎ。最後はハッピーエンドで終わるめでたしめでたしのお話です。
完結まで執筆済み、毎日更新
第22回書き出し祭り参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 20:10:00
68097文字
会話率:38%
とある町のとある山。その山の奥の奥には、不思議な噂のある鳥居があった。
『鳥居の先には人喰いドラゴンが住んでいるから、進んではいけないよ』
そんな怖い噂に加えて、この山には凶暴なクマや猪などの野生動物も生息していた。そのため、人々が
山の奥へ足を踏み入れることはない。
しかしそこには一軒の家があった。
「はっはっはっ、人の子を拾ったぞ!」
「返してきなさいクソじじい」
人知れずひっそりと暮らすドラゴンたちだったのだが、人間の子供を拾ったことで彼らの日常は賑やかに動き出す。
ここに綴ったのはそんな山の奥の奥に住むドラゴン四匹たちと、出会いと別れの物語。
※完結まで執筆済み
※カクヨムでも連載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 08:25:13
29780文字
会話率:62%
階級の壁を越えられない召使いと貴族の娘。身分差の葛藤と切なさの物語
狩猟に憧れる貴族の娘リーズは、お気に入りの召使いヴィーリを連れて森へと繰り出す。
身分差など気にも留めず、仲良く狩猟を楽しむ二人。
偶然見つけた子鹿を追って彼らは森の奥へ
踏み込むが、怒れる親鹿が姿を現す。
身分差が生み出す辛い現実と、それを超えたリーズとの絆。
森での小さな冒険を通じて、少年ヴィーリの心は戸惑い、揺れ動く――
完結まで執筆済み。全8話。毎日投稿。
カクヨム、アルファポリス、Nolaノベルにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 12:00:00
29879文字
会話率:52%
ベルタリア王国の名門・ヴァレンティア家に仕える従者カイルは、主であるセリーヌに対する叶わぬ恋心を抱えていた。彼の胸には、「報われぬ想い」を抱く者がかかるという病――“花吐き病”が静かに進行していた。この病を治すには、想い人と愛を通わせるしか
ないが、従者としての誇りがカイルにその想いを口にさせない。愛を告げぬまま死ぬ覚悟を決めたカイル。その想いはセリーヌのため、だたそれだけだったはずなのに。冷たく響く鎖の音と、凍えるような視線と、焼け付きそうな愛情。
「お前の心は誰に向いているの?」
すれ違う想いと秘められた真実――花が織りなす愛の奇跡が、二人に訪れるとき、果たしてその愛は永遠のものとなるのか。
◯花吐き病パロディ、全15話、完結まで執筆済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 19:00:00
19697文字
会話率:35%
近世ヨーロッパ、魔女狩りが盛んな一国でのこと。大衆の集まる広場では今日も火炙りが行われようとしていた。
ところが、この日犠牲になるはずだった少女は処刑から逃がれ「本物の魔女なら逃げおおせるだろうとは思わなかったのですか?」と人々に問い
かける。
「そもそも魔女などいなかったのですから——わたくし以外には」
これは謀略と悪意にまみれた世界で、唯一本物の魔女であるラヴィーシアが理不尽な魔女狩りに立ち向かい、運命を変える物語。
全9話、完結まで執筆済みです。偶数日更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 16:17:39
30424文字
会話率:40%
【完結まで執筆済】
訳あって山奥に隠れ住み、薬師として生計を立てているエルミルシェは、ある日ペットの子リス、リンデンから「人が倒れている」と聞かされる。
エルミルシェは関わり合いになりたくないと嫌そうな表情を向けるが、リンデンはそれを無視し
て必死で鳴いてくる。
仕方なく案内されるままに山を少し下ってみると、小川の側で倒れている青年を見付けた。
美しい装飾の服と剣を佩いた身分の高そうなその青年には、鋭利な刃物での切り傷や弓で射られた形跡があり、どうやら命からがら逃げてきたようだった。
面倒事の気配しかせず顔を顰めていると、青年から譫言のような声が聞こえてきた。
その声を聞いたエルミルシェは盛大に溜息を吐くと、嫌々ながらその青年を助けることにした。
意識を取り戻しヴィスと名乗った青年は、傷が癒えるまでエルミルシェやリンデンと共に過ごすようになる。
命が狙われるような訳ありのヴィス、人里から離れ一人で生きてきたエルミルシェ。
かつてないほど穏やかな生活の中に見え隠れする、お互いの明かされない不明な過去。
二人の過去と今が交わる時、彼らは知らなかった真実に辿り着く――。
※ハピエン厨が書いている作品ですが、途中過酷なシーンがあります。
泣きながら乗り越えてもらえると幸いです(苦笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 20:00:00
211478文字
会話率:20%
大帝国の第7皇女アーデルハイドは、小国のウェクスラー辺境伯テオドールに一目惚れをした。
彼が『残虐伯』と呼ばれるほどの事をした男だと知った上で。
残酷な描写があります。ご注意ください。
全3話、完結まで執筆済。順次公開します。
最終更新:2024-11-14 12:15:15
10109文字
会話率:22%
美しい容姿をもつ公爵令嬢ヴィエラは、ある日突然、隣国の若き皇帝・オズウェルに嫁ぐことになる。
隣国ルーンセルンの皇帝陛下は、部下にも敵にも容赦をしない、冷酷な男だと有名だった。
この結婚は、愛のない政略結婚のはず。
それなのに、何
故かヴィエラはオズウェルから宝物のように大切に扱われる。
どうやらオズウェルは、かつてのヴィエラについて知っているようだった。
記憶がないヴィエラを不器用ではあるが愛してくれるオズウェル。
そんなオズウェルの姿にヴィエラはしだいに惹かれていくが、オズウェルの元婚約者という令嬢が現れて……。
◇◇◇◇
※完結まで執筆済
※この作品は、「ムーンライトノベルズ」「アルファポリス」様に投稿してある同名作品(別名義)を全年齢向けに改稿したものです。
※全年齢版は「カクヨム」様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 21:32:47
78569文字
会話率:28%
第一章完結まで執筆済み!
性悪魔術師と脳筋陰陽師による、現代伝奇概念バトル!
ある晩、陰陽師の神成美琴は龍脈と呼ばれる土地の力を守るため、海外からやって来たらしい侵入者を撃退した。
それなりに力を見せつけたので、ひとまずは懲りただろうと思
った数日後。
――なんか、転校生になってた。
カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 21:00:00
110297文字
会話率:49%
時はヘイアンの世——。安穏を目指していた帝の世に、事件が起きる。後宮に仕える女官らが次々と行方不明に。事件解決のため、帝の瑞獣である水影(みなかげ)と麒麟(きりん)が女官に扮し、後宮へ潜入。失踪した女官らに共通点を見つけた水影は、自ら犯人の
手によって誘拐されることに成功。しかしその犯人は、思ってもみない相手であった。そこから犯人による、瑞獣偽者取替騒動が起こる。「七日以内に偽者を見つけ出さねば、本物は一生帰ってこない」——犯人に脅され、水影、安孫(あそん)、麒麟、満仲(みつなか)、四人の中にいる偽者を見つけ出すため、帝——朱鷺(とき)による選定が始まった。【完結まで執筆済】
この物語は、「ヘイアン公達の月交換視察ー帝が天女を妃に迎えるまでー」のスピンオフ作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 09:11:44
95277文字
会話率:62%
円樹円(つぶらき まどか)は学園一の美少女と称され、全生徒からの注目を集める高校三年生。
誰からも好かれる円樹円だったが、円樹円自身はこれまで『恋』を経験したことがなかった。
そんな円樹円は『恋』をしてみたいと願う矢先、転校生と出会うこと
になり、一目惚れをしてしまう。
転校生に積極的に話しかけるも反応は薄く、今までこんな反応をされたことのない円樹円はますます転校生のことが気になってしまうのだった。
一方、転校生――御大地守(みおおじ まもる)は内心焦っていた。なぜなら、円樹円は自分の初恋の人物であり――何より、自分の『実の姉』だということに気づいてしまったから。
『どうにかして御大地守を振り向かせたい円樹円』と、『絶対に付き合ってはならないと考える御大地守』――そんな二人が辿り着いた答えとは。
◇
禁断の関係に迫った恋愛物語。いろいろな角度から『恋』とは『愛』とは何かを私なりに考え、物語を紡いでおります。よろしくお願いいたします。
※ノベルアッププラスに投稿していたものを一部改稿しているものになります。
※完結まで執筆済み。最初の三話以降は、毎日21時頃更新していきます。よろしくお願いいたします。
※『カクヨム』にも掲載しております。
☆ノベルアッププラス版
【https://novelup.plus/story/646346113】
☆ブログ(ノベルアッププラス)
【https://novelup.plus/story/666067683】
☆Twitter(X)
【@mi_hot00】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 21:00:00
184376文字
会話率:39%
父の代わりに公爵家の影となって支え続けているアデラは、恋愛をしている暇もなかった。その結果、18歳になっても未だ結婚の「け」の字もない。
もちろん、婚約者さえも居ない。
そんなある日、参加した夜会にて彼と出会ったのだ。
運命の出会い。初
恋。
そんな彼が、実は王子様だと分かって──!?
え、私と婚約!?
行き遅れ同士仲良くしようって……本気ですか!?
──と驚いたけど、なんやかんやで溺愛されてます。
そうして幸せな日々を送っていたら、やって来ましたよ妹が。父親に甘やかされ、好き放題我が儘し放題で生きてきた妹は、私に言うのだった。
婚約者を譲れ?可愛い自分の方がお似合いだ?
はああああ!?(゜Д゜)
===========
完結まで執筆済み。
最初はギャグ多め。だんだんシリアスです。
18歳で行き遅れ? と思われるかも知れませんが、そういう世界観なので。深く考えないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 23:35:26
56916文字
会話率:36%
社会人二年目、佳苗二葉は唐突に与えられた『ノー残業デー』に困っていた。彼氏にフラれたばかりで持て余した時間をなんとかしようと訪れた場所は――手芸喫茶だった。その中でじろりと睨む関西弁の青年が。慌てて逃げ帰ってしまう二葉だったが、どうやら相手
は会社の同僚だったようだ。
編み物が好きだった死んだ父の記憶を抱え、苦しんでいた二葉は『自由時間』の人々との交流に癒やされながら、成長してく。
(完結まで執筆済みのため、毎日更新予定です)
※カクヨム様、エブリスタ様でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 10:23:59
105885文字
会話率:49%
「実は私、もうすぐ結婚するのよ」
「――――は?」
雑然とした下町の飲み屋で、友人は驚いたように目を見開いた。
帝国の第一皇女エレナーレ。華のない、強そうな鉄の皇女である私に舞い降りたのは、絶世の美女の妹の代わりに、敵国へ嫁ぐという縁談
だった。
諦めたようにその事を告げた私に、友人は呆然としながら呟いた。
「――――滅ぼそう」
「は?」
「その国、滅ぼしてくる」
「え……待って待って、何言ってるのよ」
敵国に占領された領地では、民と兄の第一皇子が捕らえられている。私が嫁がなければ、皆の命はない。
残り三週間。敵国に嫁ぐまでに残された期間はそれだけだった。
迎えに来た敵国の王太子。妹の悪政に、差し向けられた刺客。不穏な空気が徐々に濃くなる中、敵国の花嫁となる期限が迫る。
――ちゃんと待っててね。必ず迎えに行く。
私達は友人同士だ。これは、友情の域を超えている。だから、諦めないと。絵に書いたように美しいあなたには、たくさんの縁談があるはずだもの。――そう、思っていた。
これは、お転婆な皇女エレナーレが、友人と一緒に謎と陰謀を蹴っ飛ばしながら、友達の壁を越えて愛を育てるまでのお話。
「っふ、顔赤すぎだろ」
「しょ、しょうがないでしょう!?」
エレナは友人の域を超えられるのか!?(※友人は暴走気味に越えてきます)
全34話、完結まで執筆済み!
毎日ハイペースで投稿します。
ぜひ最後までお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 08:46:43
163560文字
会話率:48%
――最っっ低!!!
王子を殺すための短剣を般若の形相で船縁に突き刺す。
背後にはベッドの上で隣国の姫君に寄り添って眠るクソ王子。しかも私は失恋したら泡になって死ぬ!?そして声が出ない!?最悪だわ!!
愛か死か―――突然始まったデスゲー
ム。
そんなの、愛を諦めるほうがいいに決まっている。なんたって私は――安易に期待して恋をして、そして処刑された冴えない田舎育ちの王女なのだから。
そう、思っていたのに。
「他の奴、好きになれよ」
「一緒に、俺の国に行こう、シャル」
「絶対に死なせない」
日に日に甘さの増す態度。握られた手。やめて、私耐性ないの!惚れたら泡になって死んじゃうから!
それに――あの方と婚約するんでしょう?私があなたの命を助けたことも、伝えられないまま。
―――これは、恋したくない田舎育ちの王女のシャルロッティと、そんなシャルロッティに恋してしまったシャイな根暗魔術師の、筆談と顔芸で突き進む、鈍感勘違い陰謀渦巻く恋愛不可避のじれったいお話。
シャルロッティは王太子の甘い誘惑や人魚の魔法の制約を掻い潜り、泡にならずに溺愛の沼にハマっていることに気がつけるのか!?(もちろんしばらく気付きません)
全30話完結まで執筆済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 08:54:57
183100文字
会話率:45%
ボロを纏い熱い灰を被った私に、汚い水が頭からぶちまけられる。
「―――なんで、こんな格好を……」
「はぁ?なんでって、あんたがなんの価値もないグズのシンデレラだからでしょう?」
知らない若い二人の女と中年の女が悪意のこもった目で私を見下し嘲
笑う。
私は、汚れを魔術で消し去ると、背筋を伸ばし、強気な表情で立ち上がった。
「―――なぜ、こんな下働きを受け入れているのかしら」
金がないなら稼げばいい。目指すは世のため人のため。私がこんな小さな世界で立ち止まれるはずがない。
断罪されシンデレラに転生した悪役令嬢カサンドラは、短剣一本で魔獣の肉を切り毛皮を剥ぎ取り金を得て、やり手の商会の男と手を組んで、新規事業を立ち上げた。
「お前は可愛い」
「愛してる」
「俺の妃になれ、カサンドラ」
待って、貴方がそんな大物だったなんて聞いてない――!!
これは、シンデレラに転生した猪突猛進でワーカーホリックな悪役令嬢が、性悪で万能な王子様の溺愛から、なんとか逃げ出そうと頑張るお話です。(逃げられません)
完結まで執筆済みです。
じゃんじゃん連投予定です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 08:11:38
104908文字
会話率:64%