彼女を寝取られた――なのに俺は、ガッツポーズを決めていた。
そんな時、あの寝取り男の“本命彼女”が、俺の前に現れた。
清楚で大人しそうな彼女は、俺にこう言った。
「彼と関係を持ちたくないから、演技のデートをしてほしいんです」
最初はた
だの“演技”だった。だけど、気づけば――
笑ったり、照れたり、手が触れたり。
その時間が、甘くて、切なくて、本気でこっちの心臓がもたないんだが?
……でも、そんな彼女には、簡単に別れられない理由があって。
だから俺は、決めた。
これは復讐じゃない。
“恋人じゃない彼女”を、俺は純愛で寝取ると決めたんだ。
誰よりも壊れそうな笑顔をする彼女に、
もう一度――心から笑ってほしいから。
これは、演技から始まった、ちょっと不器用で、まっすぐな純愛ラブコメ。
※本作は、じれじれラブコメ要素を含んだ“純愛ラブストーリー”です。
※R15タグは保険です。
※全52話予定/約10万文字/完結まで執筆済み/毎日更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:40:00
20421文字
会話率:23%