イケメンすぎる冒険者、マックスは感嘆した。
目の前にいる男は漢だと。
厳しい面構えに剣呑な雰囲気、そして独特なオーラは他者を寄せつけない。
これぞ冒険者らしい姿ではないだろうか。
周囲の同業者たちも彼には一目置いているのか、目線すら
合わせようとしない。
チラ見してたまたま目が合った奴など、すぐに視線をそらして脂汗をかいている。
ここは冒険者が集う飲み屋だ。
自由な発言を許され、今日の成果に一喜一憂する者たちが騒ぎたてる一種の無法地帯。
それがひとりの漢の出現で、一瞬で墓場のような静けさとなったのだ。
ああ、あの殺伐とした重苦しい風格。
爬虫類を思わせる細い目からの視線は、まるで死を振りまくような冷たさを感じる。
それに比べて自分はどうだろうか。
冒険者としては努力を重ねてそれなりの実力があるはずだ。
知識や理論もそれなりに武装してきた。
しかし、この面構えのせいで、冒険者としては一流になりきれないジレンマが続いている。
元パーティーメンバーはこう言った。
「おまえのせいでパーティーは崩壊した!女性メンバーの全員に手を出しやがって!!」
知るか。
女性メンバーに手を出した覚えはないぞ。勝手に俺のことを取り合い始めただけだ。俺にパーティークラッシャーのレッテルを貼るんじゃない!
別のある時、領主の妻である貴婦人はこう言った。
「私の愛人になりなさい。」
いやいや、あなたのご主人に殺されちゃうからやめてください。いや、マジでやめろよ、俺の股間に触れるんじゃない!
またある時には、黒光りしたマッチョマンが興奮を隠さずにこう言った。
「俺にケツを向けろ。」
いやじゃボケ。
頼むから死んでくれ。
絶世のイケメンと言われ続けてきた。
中にはエルフ並の美貌だと褒めたたえてくれる者もいる。
しかし、それが良いことかどうかは人によるだろう。少なからず、俺にとっては辛い日々を送ることになった。
そして今日、暗鬱とした日々を抜け出す手がかりを得たのである。
そうだ、あの人のようにコワモテになればいい。
俺もあんな漢になることで、これまでのような問題はすべて解決だ。
それがいい。
よし、そうしよう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 13:07:26
8148文字
会話率:27%
タメシス警視庁任命の諮問魔術師エレン・ディグビーの事務所に謎の原稿が持ち込まれた。
タイトルは『貴婦人諮問魔術師レディ・ジェインの冒険』
どうやらエレン自身をモデルにしているらしい推理小説の原稿は、先週新聞社に持ち込まれたものでまだ掲
載はされていない。
それなのに、そこに書かれているのと全く同じ事件が三日前の日曜日に生じているのだ!
相談に来た出版者ビル・ゴードンの話では、作者の女性作家クラリス・エイヴリーは、その原稿を残して先週失踪してしまったらしい。
クラリスはなぜ未来に起こる事件をあらかじめ知っていたのか?
予知なのか?
それともクラリス自身の犯行なのか?
クラリスに恋するゴードンの依頼で、エレンは顔なじみの警部補クリス・ニーダムとともに調査に乗り出します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 10:24:54
24327文字
会話率:43%
婚約者が中々決まらなかったジゼルとフィルマン。父親らに地味な者同士ちょうどいいと言われ、学園入学前に婚約した。
あれから3年。成長期を経たフィルマンは背が伸びて好青年に育ち人気者になり、順調だと思えた二人の関係が変わってしまった。フィルマ
ンに思う相手が出来たのだ。
相手は三年前に伯爵家に引き取られた庶子で、三年の貴族教育の後で最終学園に入学する。可憐で物おじしない令嬢に第二王子とその学友が距離を縮め、二カ月前に王子は父王と婚約者に婚約の解消と伯爵令嬢との婚約を願い出る。激怒する王と婚約者の父だったが、兄の婚約者に憧れていた第三王子が求婚して事態は急転。第二王子よりも聡明で一途な第三王子の求婚に婚約者が応え、前代未聞の相思相愛のカップルが二組誕生した。
彼らは真実の愛と持て囃されるも、政略で婚約を結んだ者たちに動揺を与える。多感な時期に婚約を考え直したいと思う者が続出したのだ。
フィルマンも一人になって考えたいと言い出し、婚約の白紙を望んでいるのだと思ったジゼルは白紙を提案。フィルマンはそれに二もなく同意し、婚約は白紙になった。
2年後。ジゼルは結婚を諦め、第三王子妃付きの文官となっていた。そんな中、仕事で隣国に行っていたフィルマンが帰って来て、復縁を申し出るが……
タグは後から追加される可能性があります。
ご都合主義の創作物ですので、広いお心でお読みください。
他サイトでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 07:10:00
209960文字
会話率:62%
ごく平凡な23歳の雑貨屋店員・米川くるみの趣味は、皿を愛でることである。
しかし、不注意からお気に入りの皿を落として割ってしまう。
失意の中、厄払いに笠間稲荷神社を参拝するくるみ。
そこで出会ったのは、ミステリアスな美貌を持つ老婦人・宇賀野
だった。
宇賀野は、知り合いの工房だという一軒の家へ案内してくれるが………。
実はこの工房、つくも神の治療院だったのです!
工房主の埴安によって才能を見出されたくるみは、工房に出入りするようになる。
初めて繕ったつくも神――狐白に応援されながら、ゆるっと金継ぎ頑張ります!
※登場する町は筆者が子供の頃から通い続けている場所ですが、実際と異なるところがあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 19:10:00
61706文字
会話率:32%
霧の街ロディムには、奇婦人と呼ばれる令嬢がいる。
没落気味の伯爵家令嬢、奇婦人メアリ。
メアリはいつも、機械油とバニラの香りをまとっている。
それは、彼女の趣味が機械いじりだから。
彼女がつくる機械は一級品だが、女がつくったからという理
由で見向きもされない。
それを当然だと思っていたメアリの前に現れたのは、街でうわさの聖人様⁉︎
女のくせにと説教されるのかと思いきや、ずっしり重たい財布を出されて……。
「買いたいのだが?」
「この機械は一つしかつくっていないので……あなたさえよろしければ、好きな時に来て使ってくださってかまいませんよ」
関わるまいと思っていたのに、初めて褒められたメアリはつい余計なことを言ってしまう。
機械いじりが趣味の風変わりな令嬢と、幽霊が見える聖人様の、ちょっぴりスチームパンク風な恋のおはなし。
※感想、レビューは大歓迎です。
※ポイント評価して頂ける場合は、下部の★をポチッとお願いします。
※あくまでスチームパンク(空想科学&オカルト)風なので、ツッコミはお手柔らかにして頂けると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-09 17:10:04
118742文字
会話率:22%
ドーナッツを作っていたら運悪く油に火がついてそのままガスボンベにも火がつき爆発。そして、まるごと異世界転生したクッキング部。えまって、ここのお菓子超まずいんだけど!王様がすごいやせ細ってるのってもしかして栄養不足では?流行してる病ってもしか
して……?
料理大好きメンバーの集まりであるクッキング部、異世界行ったら崇められます!(主にご婦人方に)
恋愛はじれじれです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 17:16:07
7913文字
会話率:57%
女子高生の土橋芽衣(つちはし めい)は、いつの間にかメイという人物として異世界に転生していた。
前世の記憶以外は一切ないものの、教育水準が低いその世界では知識が武器になるため、それを活かして教師となり日常を過ごすことに。
教育水準の高
い世界で学んだ彼女の元からは優秀なこどもたちが巣立ち、その噂は王城にまで届くことになる。
そんな中、とある貴婦人に自分の娘の教育を頼まれるのだが、その娘とは自分が住んでいる国の王族のまだ幼い姫、サリアだった。
サリアに懐かれたメイは王妃の専属のメイドとなって共に日々を過ごし、次第に心を惹かれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 07:33:10
87700文字
会話率:50%
200字小説。しいな ここみ 様の『純文学ってなんだ? 企画』参加作品です。
新婚旅行の途中に、列車の中で一人旅の老婦人と相席になった。
最終更新:2024-06-29 15:11:04
200文字
会話率:0%
こんなときは、あたしぶったり、あたしがったりしちゃいけない。
最終更新:2024-06-27 07:00:00
308文字
会話率:0%
カップ麺に、お湯をいれるとき。
ぴったりいれますか?
多めにいれますか?
少なめにいれますか?
最終更新:2022-10-08 16:34:36
636文字
会話率:0%
婦人警官になって九年、何故か陸上自衛隊でしごかれてきた詩琳さん。今度の研修先は、航空自衛隊?
ちょっと待って、わたし、婦人警官ですからっ! だからなんでこんな場所に……あ〜れ〜……
みんなのアイドルしおりさん、今日はどこではたかれて
るのか。憧れの交番勤務はいつなのか。
彼女を取り巻くドタバタアクション、開幕です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 07:36:36
8880文字
会話率:40%
高校を出たばかりの新人警察官、幸田詩琳。
憧れの婦人警官になったと言うのに、配属先が自衛隊⁉︎
あっちで教育、こっちで訓練。新人婦警の明日はどっちだ⁉︎
最終更新:2024-06-03 05:07:58
7578文字
会話率:33%
※タイトルは刺激的ですが、性交渉は一切ありません。舞台は病院であり産婦人科で扱う『性』の要素があるためR15に設定しています。同級生の医師と看護師の青春リトライ恋愛小説です※8万字程度の完結済、安心してお読みください※
【二人は同じ部活に所
属していた同級生。訳あって想いが行き違ってしまった二人。再会し仕事を通して再び気持ちが近づいてゆく。そんな二人の恋が成就するお話】♢ヒロイン:藤川萌奈(ふじかわ もな)看護師♢ヒーロー:鳴海蒼真 (なるみ そうま)医師 【あらすじ】中学時代、萌奈は頭脳明晰なイケメン鳴海蒼真に片想い。しかし卒業式に鳴海が他の子に告白すると知り、一人静かに失恋した。それから十数年。萌奈は婦人科検診を受けるために産婦人科クリニックへ行き、医師として働く鳴海と再会。アソコの診察をしてもらうはめに。恥ずかしさMAXの萌奈は逃げるように帰った。二度と顔を合わせることはできない、そう思っていたのに。地元総合病院の産婦人科に転職したら、まさかの鳴海と一緒に働くことになりました。鳴海は相変わらず素敵で萌奈はときめいてしまうけど、中学生の頃のような失恋は繰り返したくはない。好きになってはいけないと心する。そこに鳴海の気を引きたい悪役看護師、萌奈の黒歴史の元同僚医師が登場。萌奈に試練が起こるが、それを通じて互いを守りたい気持ちが深まり、二人の絆が確実なものへと変わってゆく。
※感想受付は完結後にON予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 16:29:18
95407文字
会話率:44%
白鳥市にある白鳥市民病院は、コロナ患者の受け入れ指定病院となった。
救急外来・コロナ病棟に勤務する看護師たちは、世間とは切り離された過酷な環境の中で苦しんでいた。
そして、それぞれが人には言えない問題を抱えていた。
看護師の自分に自信が持
てない坂井優里。
男も仕事も上手くいかない田辺ミサト。
転職してきたらこき使われるベテラン看護師の高橋聡子。
病棟のスタッフの身代わりで働き続ける主任看護師の藤乃聖子。
コロナ感染者が爆発的に増え、先の見えない戦いに辟易していた看護師たち。
そんな中で起こった産婦人科医 西岡と看護師 関茉里奈の死亡事件。
それを皮切りにコロナ病棟では次々と患者が梗塞症状で亡くなっていく。
これは自然死なのか事故死なのか。
ストレスフルの環境の中で、ひそかに憎悪が増殖し始めていた。
【人物紹介】
♦坂井《さかい》 優里《ゆり》…救急外来・コロナ病棟勤務
♦桐谷《きりや》 卓《たく》…坂井優里の同期のレントゲン技師
♦藤乃《ふじの》聖子《せいこ》…救急外来・コロナ病棟主任
♦田辺《たなべ》ミサト…藤乃聖子の同期の看護師
♦高橋《たかはし》聡子《さとこ》…転職組のベテラン看護師
♦月岡《つきおか》医師…藤乃聖子の恋人、血液内科医
♦速水《はやみ》賢一《けんいち》…救急医
♦水野《みずの》 楓《かえで》…坂井優里の後輩看護師
♦西岡《にしおか》 透《とおる》…産婦人科医、関茉里奈と不倫関係
♦関《せき》 茉里奈《まりな》…産婦人科病棟の看護師、西岡の愛人
♦佐々木《ささき》祐二《ゆうじ》…薬剤師、田辺ミサトと不倫関係
♦澤村《さわむら》医師…放射線科医・骨フェチ
♦中島《なかじま》さゆり…優里の同期・整形外科病棟勤務
※この作品はエブリスタhttps://estar.jp/novels/25879412にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-08 06:35:55
102577文字
会話率:25%
世界の球技人口の多さで、1・2位を争うバレーボール。そのバレーボール界の言わば底辺、『弱小ママさんバレーチーム』その監督を引き受けた、若手男子の奮闘記。
6人制バレーボールは世界的に有名だが、日本独自と言ってもいい9人制バレーボール。中で
もママさんバレーは、各地・各地域で盛んに行われている。しかしそのレベルは様々で、バレーボール経験者が多く所属している強豪チームや、チーム構成員のほとんどが家庭婦人になってからバレーボールを始めたという弱小チームなどが存在する。
どう見てもスポーツが出来るような体型ではない者、女性同士が故の諸事情、色々な環境のもと集まったチームの構成員がくりなす人間模様、勝利への思いや葛藤。
筆者が実際に『弱小ママさんバレーチーム』の監督として経験した、これらの生々しい現実を監督と言う立場から赤裸々に語った奮闘記。
法治国家に存在するのに、世間の常識などでは語れない、超法規的集団『弱小ママさんバレーチーム』。
今度は、構成員が若い(一部例外アリ)。そして子供達が小さい(未就園児多数)。
バレーボールチームなのか、園児保育教室なのか、さっぱり分からない『弱小ママさんバレーチーム』。しかし、気持ちのどこかで勝ちたいと思っていた。そこへお仲人さんの奥さんに頼まれ、断り切れずに現れた陽介が、またもや個性の強いメンバーを相手に監督を引き受け、葛藤・奮闘をもってその地区の家庭婦人連盟が開催する公式戦に挑む。
※登場人物・団体名・地域・地区名などは、全て仮称とさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 15:01:23
81828文字
会話率:1%
世界の球技人口の多さで、1・2位を争うバレーボール。そのバレーボール界の言わば底辺、
『弱小ママさんバレーチーム』 その監督を引き受けた、若手男子の奮闘記。
6人制バレーボールは世界的に有名だが、日本独自と言ってもいい9人制バ
レーボール。中でもママさんバレーは、各地・各地域で盛んに行われている。しかしそのレベルは様々で、バレーボール経験者が多く所属している強豪チームや、チーム構成員のほとんどが家庭婦人になってからバレーボールを始めたという弱小チームなどが存在する。
どう見てもスポーツが出来るような体型ではない者、女性同士が故の諸事情、色々な環境のもと集まったチームの構成員がくりなす人間模様、勝利への思いや葛藤。
筆者が実際に『弱小ママさんバレーチーム』の監督として経験した、これらの生々しい現実を監督と言う立場から赤裸々に語った奮闘記。
法治国家に存在するのに、世間の常識などでは語れない、超法規的集団『弱小ママさんバレーチーム』。
練習や試合の後に必ず行われる『これからの時間』と称する飲み会では、バレーボール以上に力を発揮する者、家族や仕事もあるのに深夜まで飲み続ける強者が、本領を発揮する。
バレーボールチームなのか、飲み会のサークルなのか、さっぱり分からない『弱小ママさんバレーチーム』。しかし、気持ちのどこかで勝ちたいと思っていた。そこに現れた陽介が、自分より年上のメンバー、あまりにも個性の強いメンバーを相手に監督を引き受け、葛藤・奮闘をもってその地区の連盟が開催する公式戦のタイトルを全て奪取する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 15:20:16
727344文字
会話率:2%
中小企業の事務員だった彼女が、生まれ変わったら貴族の令嬢!?
使命を与えられたわけでもなければ、チートを授かった覚えもない!
マヨだの石鹸だのを作れる知識もなければ、ご婦人方を魅了するドレスをデザインできるわけもない!
絶世の美貌も冴えわた
る頭脳も皆がひれ伏す身分もない!
ないない尽くしの地味~な彼女が巻き起こす騒動とはいったい?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 11:48:16
13163文字
会話率:34%
ブタゴリラ(オーク・エイプ)と呼ばれる戦争の英雄が居た。
第三婦人の長男である俺は、10歳の【元服の儀】のため、王都の屋敷に呼ばれた。
しかし、50年ぶりに現れたサーバント(眷属)であるイビルアイから黒い液体をかけられ~失神。
目を覚ます
と別人の様だった。
その後50年ぶりに勇者が召喚され~世直しの旅に出る。
俺と姉は、勇者夫婦に気に入られ【勇者パーティー】として同行することになる。
波乱万丈の話が嫌いな【森のこびと】のことだから~「やんわり」とした話です。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-15 23:29:13
36584文字
会話率:10%
イグレシア伯爵令嬢のセルマとその弟は、一方的に伯爵代理となった叔父に生まれ育った屋敷を追い出されてしまう。
セルマはいずれ弟が爵位を取り戻す日を願って、当面の資金を稼ぐため職業婦人となる道を選んだのだった。
ゆる設定の為、細かい点が気にな
る方はブラウザバックでお願いします。
全24話。毎日8時と19時に投稿します。
今回はR描写がない(当社比)ので、堂々と朝から投稿します!
一日の始まりにお読み頂き、一日の用事を終えた時間にもお楽しみいただけましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 21:00:00
81112文字
会話率:36%
遥彼方様主催【共通恋愛プロット企画】参加作品です。
父のケガとそれに続く不幸のせいで、ワケアリの伯爵様と結婚することになったエムリーヌ。
意外と気前の良い伯爵様のおかげで実家の危機は回避できたのだが、ワケアリだからなのか当の伯爵にはなかなか
会えないまま、家令のリヨンによるスパルタ貴婦人教育を受けることに。父の治療費、領地の税金、家族のパン代のために、伯爵も認める立派な貴婦人になれるよう奮闘するエムリーヌだが、実は彼女にも伯爵家の人々には悟られてはいけないワケがあって……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 19:02:29
133584文字
会話率:29%
トロイア国で一生懸命に王妃の職務をしていたマリア
しかし、王であるジョージに突然の離縁を突きつけられる。
マリアへの対応に憤ったモーリス一家は辺境国のカテリーナへ移住することになる。
そんなマリアは転生者だった。前世ではプラントや建築現場な
ど色々なところで活躍をしていた。
魔法鉱石を使った魔物よけを作ったり
時には画期的な洋服やバッグを作ったり
冬に厳しいカテリーナの国のために水路が凍結しないような発明をしたり
婦人のための化粧品や石けんを作ったり
そんなマリアの行動を見ていたカテリーナ国の王オルト・オクトラスはマリアに惹かれていく
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 08:06:41
36192文字
会話率:58%
ダン男爵令嬢サリーは、髪はピンクブロンドである。
彼女は時々、不思議な夢を見る。踊っている夢だ。
そんな中、王太子殿下の婚約者、公爵令嬢リンディアから、パーティーに招待される。
しかし、そのパーティーは王宮のパーティーだった。
しかも
、若くして婚約者を亡くした大公殿下の婚約者を探す目的もある。
場違いに戸惑うも、公爵令嬢は、サリーにドレスを贈る。
ヒラヒラで、胸元パッチリ、背中見せ見せの派手なドレスだ。
仕方なく、派手なドレスで、参加するも、
そこで事件が起きた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-27 12:16:59
4489文字
会話率:52%
「今日は星が降る夜になるでしょう」
2000年にあると科学者が予言してから112年と8ヶ月。直径60キロメートルのヘールボップ彗星が地球に衝突する時が今日の夜に迫っていた。結婚直前に相手の浮気に気づいた若い女。幼馴染みに想いを伝えられずにい
る男子中学生。夫に若くて先立たれた老婦人。それぞれがそれぞれの思いを抱えて、地球最後の夜を迎える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 23:44:44
6343文字
会話率:36%
ベテラン産婦人科の平には夢があった。
(世界最速出産記録を塗り替えたい!)
最終更新:2024-05-16 21:11:45
343文字
会話率:19%
天才産婦人科の男が長年の夢。命に生命を宿す手術をする。
最終更新:2024-04-21 21:17:37
246文字
会話率:0%
魔法帝国の異名をもって呼ばれ、大陸に覇を唱えるライエルク帝国。その中でも特異な地位である、帝国最大貴族のバージェス公爵家の次期当主は、若干12才の少女、アルシンダだった。
2歳で母を、5歳で父を亡くした彼女は、帝国の思惑、一族の陰謀を制し
て公爵位を継ぐが、折しも剣と魔法の時代は終わりを告げようとしていた。
建国時から魔法使いの加護厚い帝国は、大陸での覇権を維持するため、大幅な変換期を迎えることとなり、バージェス公爵家もその影響を受けることとなる。
時代の転換期、強大な魔法使いの思惑と、未だ年若い少女である公爵の願いは果たして、叶うのか・・・
シリアスというには、少し軽い文章のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 16:06:32
64915文字
会話率:39%