ある日ミッドラビッドの町で若い女性が死んだ。ミレイザ・ロティ―リス(19歳)転んで打ち所が悪かったために死んでしまった。親族たちにより彼女は土に埋葬される。
それから1年ほど経ち彼女は土の中から蘇った。
なぜ自分が土の中にいたのか理解で
きずに体を見てみると、ボロボロの服や肌の色がおかしい事に気づく。わけもわからずに自分の家がある町へと帰ることにした。
町に着くなり「モ、モンスターよ!」と町の人が騒ぎ立てる。ミレイザは当惑しながら自分はここに住んでいる者だと訴えるが、見た目がゾンビなためにそれを聞き入れようとはしない。自分の名前「ミレイザ」と伝えるが、町の人に彼女は死んだと告げられる。それから罵声などを浴びせられてミレイザはいたたまれずにその場から逃げ出す。
土から出てきた場所まで戻るとそこにあった墓石を確認する。そこには彼女の名前が刻まれていた。
事実を突きつけられてその場にいられず駆け出す。ミレイザは泉に着き、そこでひとりの妖精ピサリー(13歳)と出会う。そして彼女からミレイザがどんな存在になってしまったのかを告げられることになる。それを知ったミレイザは自分の体を治してほしいとピサリーに願い出るが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 12:10:00
315549文字
会話率:49%
騎士団の隊長であるヘンドリック。彼の所属する第二騎士団では近頃、記憶の一部を失うという奇怪な現象が起こっていた。
捜査をするも全く手がかりがつかめなかったある日、ヘンドリックは悪魔のような風貌をした貴族の若い女性と出会う。
「あたくしの趣味
は見目麗しい殿方を鑑賞することですわ!!」
どうやら彼女は夢魔一族の姫で、夜な夜な美男子たちの夢を貪っているらしい。
堅物騎士団長と夢喰い姫の出会いは次第に波乱を呼んでいく。
※「美良乃のモンスター交流日記 ~墓石の下には人外が集まるバーがありました~」のスピンオフになります。「美良乃の~」を読んでいなくても分かる内容になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 16:25:04
46692文字
会話率:45%
【わたしの居場所はどこにあるんだろう?】
他人と上手く交流できず、逃げるように引っ越しを繰り返していた美良乃は、祖母の住むアメリカの田舎町へ引っ越すことにした。ひょんなことから人外が集まるバー、『6フィートアンダー』にたどり着いた美良乃は、
そこで知り合った恋愛脳の魔女や日本オタクでナルシストな吸血鬼たちと関わるうちに、徐々に自分自身と向き合うようになっていく。
ラブコメ、時々シリアスなお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 17:32:17
236210文字
会話率:45%
死んでいるのに生き生きとしている亡霊たちと暮らしている墓守ドワーフのオリゴ。
墓地の清掃から墓石の補修、新たな墓石の構想から制作へと忙しい毎日を過ごしている。
そんなある日の夜。
先輩たちに命じられ肝試しへとやってきた見習い騎士のアルが”女
王”とみなから呼ばれている美しい女の霊に絡まれているのを助けたことから少しずつなにかが変わっていって。
街のどこかにあるという古代遺跡めぐって魔女とぶつかったり、退屈を持て余している幽霊を宥めたり叱ったり。
時には小人族のポプラに振り回されてオリゴの心配事はなかなか無くならない。
オリゴは寄る辺のない死者に寄り添い、アルと関わりながら「本当にやりたいこと」を探していく。
寿命が違うドワーフと人間の友情と成長物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 18:00:00
27442文字
会話率:43%
このシリーズは、高齢化社会に生きる人々が自身の人生を振り返り、終活に向けてどのように生きるべきかを模索する姿を描いた物語です。各エピソードは異なる主人公たちの視点から語られ、彼らが直面する逆境や選択、成長を通じて、人生の真の価値を見つけてい
く過程を描いています。
エピソード概要
19歳の晃久は、アルバイト先で知り合った10歳年上の女性と同棲生活を始めます。初めての経験で感情のままに貪り合い、充実した日々を送りますが、ある冬の寒い日、彼女が突然姿を消します。最初は一時的なものと思い待ち続けますが、日が経つにつれて彼女が帰ってこないことに気づきます。三ヶ月、三年が過ぎても彼女は戻らず、晃久は彼女の香りが残る部屋で寂しさと戦います。
彼女を探すために、晃久は福岡、広島、仙台と彼女の行方を追い続け、最終的に仙台で「彼女の実家は礼文島」という情報を得て、夏の礼文島へと向かいます。やっと彼女の家を見つけ、玄関に立つと、彼女に似た女性、彼女の母親が出迎えます。母親は今日が娘の誕生日であることを告げ、晃久に薔薇の花を受け取ります。その花束を持って、晃久は彼女のいる場所へと案内されます。
丘を登ると、美しい高山植物が咲き誇る小さな墓地が広がっており、彼女の名前が刻まれた墓石が見つかります。彼女の母親の言葉で、彼女が晃久と過ごした時間を幸せに感じていたことが明かされ、晃久は彼女が今も自分の心の中で生き続けていると感じます。物語は、晃久が彼女の死を受け入れ、彼女との思い出を胸に生きていく姿で締めくくられます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 06:15:32
58731文字
会話率:25%
呪物って知ってる? なんか、人を呪ったりするときに使われる道具のことを言うらしいんだけどさ。
ああ、大ヒットしたアニメの影響で、『呪術』『呪物』『呪具』って言葉が、オカルト界隈以外でも浸透したよねー。
呪物がどうかした?
あ、うん。な
んかさー、思ったワケよ。心霊スポットって、人為的に作り出せちゃうんだなぁって。
ほら、人為的な心霊スポットで有名どころは、アレでしょ。古い墓地の墓終いをするっつって、墓地にあった墓石や骨壺、卒塔婆なんかを全部産業廃棄物扱いした挙げ句、消波ブロック代わりにしちゃって埋め立てしたっていう、曰く付きになった海岸。
あ~、あの、めっちゃ罰当たりなやつ。
アレって、墓石を消波ブロック代わりにした人ってさ、心霊現象を全く信じてない人か……もしくは、判っていてわざとやった人じゃないかな~? って思うワケよ。
だってほら、結局のところ、最凶の呪物って人体で作られるって聞いたから。わざと、その海岸を心霊スポットにしたのかな? って。
オカルト肯定派な二人の会話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 19:17:49
11322文字
会話率:0%
「ピース フェイズ」は、戦争で人生が打ち砕かれたコリム アージェン マールバーソンの悲劇的な物語です。彼は人里離れたエルドリアの村で妻と子供たちとともに平和に暮らしていましたが、戦争中の国の兵士たちが彼の家に侵入し、子供たちを残酷に殺害し、
彼の目の前で妻を暴行したことで、コリムの世界は引き裂かれました。死んだと思われたコリムは生き延び、家族を埋葬し、すべてを奪った者たちに復讐することを誓います。
悲しみと抑えきれない復讐心に駆られたコリムは、自分の苦しみの原因となった国の軍隊に潜入します。新しい身元を身に付けたコリムは、計画的に情報を集め、彼らの活動を妨害し、内部から彼らの没落をもたらします。任務を遂行するにつれて、コリムの人間性は蝕まれ、冷たく孤立した状態になり、暗い目的だけが彼を導きます。
旅の途中で彼は、戦争に巻き込まれた2番目の国にたどり着き、そこで家族の墓地で弔問を申し出た大尉に思いがけず出会う。今や2番目の国と同盟を組んでいる大尉は、外見が変わってしまったコリムを認識できない。彼らは短い会話を交わし、大尉はコリムが平和を見つけたことを願うが、コリムが今自分が仕えている国の破壊を画策しようとしていることには気づいていない。
コリムの計画が最高潮に達すると、彼は家族への攻撃を率いた兵士と対峙する。残忍で感情的な戦いで、コリムは兵士を圧倒するが、その勝利は彼を虚しく打ちのめす。傷つき精神的に疲れ果てたコリムは故郷に戻り、妻の墓石の横で、自分が怪物になってしまったことへの許しを乞いながら死ぬ。
その後まもなく、大尉が到着し、真実を知る。コリムが破壊の立役者だと悟った船長は、彼を妻の横に埋葬し、両国を代表して許しを乞うた。船長は復讐の空虚さとコリムを悲劇的な結末に追いやった深い痛みを思い返し、その無益さに気付いたときには遅すぎた。
平和が消えれば、破滅が待ち受ける折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 11:51:27
13753文字
会話率:34%
Story of My Uncle
最終更新:2024-08-19 22:25:56
2344文字
会話率:28%
私は墓石を抱き締めた。
そして、過去を振り返る。
本日中に完結する、作者の思い付き突発作品です!
18時、20時、22時で完結です!
☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファン
タジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。
☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!)
☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 22:00:00
9060文字
会話率:16%
俺は完璧な自殺を志し、生活をしている。そんな俺は立つ鳥跡を濁さず、という自殺を試みるため、自分用の墓石を買うこと決意したが、そこにあったのは…
最終更新:2023-09-24 20:00:00
2852文字
会話率:38%
帰坂 歩乃香(かえりさか ほのか)は、会社の帰り道にバス停まで近道しようとして、道沿いにある霊園に足を踏み入れる。
バス停は出口のまっすぐ先に見える。迷うはずはないのに、なぜか霊園内で迷い出口に近づけない。
☛自分でも動機はよく分からんが、
人の苗字を聞くのが嫌になる話を書こうと思った……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 23:59:09
4031文字
会話率:15%
とある村の墓守の一族の末裔、アルダは忌み子として生まれ、村民達全員から嫌われていた。
アルダ夜になると墓石に布を巻いて背負いダンジョンに行き、死んでしまった冒険者の為に墓を作る。
ある日アルダがダンジョンに潜ると、その階層では現れな
い筈である『サイクロプス』が現れ、アルダに襲いかかる……が、アルダはそいつを持っていたシャベル一本で倒してしまう。
それを知った村民達はアルダを怪物とし、村から追い出したが、アルダは死んでしまった冒険者達の為に墓を作る事をやめなかった。
これは、後に伝説となる一人の墓守の話である。
※他サイトにも投稿しています。
そして今作者が同時進行で色んな小説を書いているので投稿が凄ーく遅れます。ごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 05:44:19
3705文字
会話率:29%
高い高い、空のさらに上まで突き抜けた山の、その麓。
人ならざる姿を持つ異形の墓守は、朽ちた墓石の間に、あるはずのない「人」の姿を見つけました。
*
2023.4.6/公開・完結
(初出:2016.2)
■軽微の残酷描写あり
■別所
でも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 20:00:00
5000文字
会話率:3%
王国は隣国との長い戦争を終えた。平和な時代が訪れ始める。だが傭兵や武器職人は仕事がなくなり、国民は食糧難に苦しむ。リリィの父は武器職人、母は勇敢な剣士だったが戦死。リリィは歌うことが大好きな一六歳の少女で、母の墓石の前でよく歌っていた。
一方、剣士だった父を戦争で亡くし、手を下した敵国の騎士を憎む一八歳の少女エルマ。自らの腕を鍛え、騎士に一騎打ちを求めた……――。
そんな二人が出会い、お互い自分にない部分に憧れて惹かれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-22 20:55:38
99303文字
会話率:48%
..........
最終更新:2022-12-02 11:29:44
320文字
会話率:0%
男は、辿り着いた果てにあった墓石に背中を預けて、これまでの人生を思い返した。
最終更新:2022-07-08 12:40:37
39780文字
会話率:23%
霧雨の中、墓石の前に立ち尽くす幼馴染に、私は動けずにいた。その墓で眠っているのは、私の妹、柚葉だった。
最終更新:2022-02-27 22:45:47
1962文字
会話率:50%
リッシェ村の外れにある小さき丘に佇む屋敷。そこは年中、日が差し込まずに影が彷徨う地。屋敷の前には険しい茨の道が来訪者を歓迎し、裏手に回ればたくさんの墓石が訪れた者たちを待ち受けている。そこには人の魂を喰らうという『魂喰の魔女』が独り住んでい
た。
時には怪しげな老婆の姿で人を脅かし
時には妖艶な美女の姿で人の目をくらまし
時には幼い少女の姿で人の魂を喰らい尽くす。
そんな恐ろしき魔女に、村の人々は戦慄の日々を送っていた。
そんなある日、一人の少年が魔女の生贄に捧げられることになった。
彼の名前はアルフォード。戦争で両親を失った孤児であり、一年前には村の端っこで苦楽を共にしてきた姉も魔女の住む丘に向かったっきり行方知れずとなってしまい、独りぼっちの生活を送っていた。そんな彼が魔女狩りとして村から生贄として捧げられることになったのだ。
両親を失い、唯一の家族であった姉すらも失い、村からも迫害され、生きる希望を既に失っていた少年は死に急ぐかのようにライフルを片手に、姉が消えた魂喰の魔女が住むという丘に独り向かう。
※全12話構成です。ノベルアップ+でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 03:00:00
47930文字
会話率:35%
名前が彫られていない墓石があった。
最終更新:2021-12-28 00:00:00
252文字
会話率:0%
ある日突然、紫色の化け物が空から降って来た。
そんな突拍子もない悪夢を見た主人公。でも、夢から覚てもまだ、そこは夢と同じ世界だった。
悪夢が現実になってしまったのか?それとも、ここはまだ夢のままなのだろうか。
夢と現実の境界線は一体どこに
あるんだろう…。
彼女はそのセカイで、一体何を思うのか。
少し恋愛要素も盛り込むつもりです。悲恋ですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 23:30:46
3064文字
会話率:0%
あそこにひなちゃんがいるよ──隣にいる従兄は母にそう言った。
幼少期の夏、私は祖父母に連れられてある場所へ行くと、そこには祠と石碑のようなものが乱雑に並び、真ん中に高く聳える墓石があった。
祖父の本当なのか分からぬ祖先の話、幼い頃に感じた
祖父母の家の独特な不気味さ、あの夏の日の記憶、秋にドングリを拾いに行った先で幼少期の私が見たものを振り返る。
これは、作者本人が整理のために書きまとめた、謎めいた記憶の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 11:48:22
11101文字
会話率:25%