「君を愛することはない」
帝国魔術師団長であるキルシュ・ウェル・インハート伯爵に初夜にそう告げられたハレア。
赤い瞳とは裏腹に雪のように冷たいと世間では言われている魔術師団長、キルシュ。ハレアは結婚前、彼の前評判を聞いていても、結局は溺愛
されるようになると信じていた。
何故、そう思ったのか。それは恋愛創作物において初手で冷たい男は結局女の愛に絆されて溺愛するからである。
でも、この男ちょっと変。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-31 16:10:00
67315文字
会話率:57%
ホンス伯爵家にはプリシラとリリアラという二人の娘がいた。
黒髪に茶色の瞳の地味なプリシラと、金髪で明るい色彩なリリアラ。両親は妹のリリアラを贔屓していた。
救いは、祖父母伯爵は孫をどちらも愛していたこと。大事にしていた…のに。
プリシラ
は幼い頃より互いに慕い合うアンドリューと結婚し、ホンス伯爵家を継ぐことになっていた。
それを。
あと一ヶ月後には結婚式を行うことになっていたある夜。
アンドリューの寝台に一糸まとわぬリリアラの姿があった。リリアラは、彼女も慕っていたアンドリューとプリシラが結婚するのが気に入らなかったのだ。自分は格下の子爵家に嫁がねばならないのに、姉は美しいアンドリューと結婚して伯爵家も手に入れるだなんて。
…そうして。リリアラは見事に伯爵家もアンドリューも手に入れた。
けれどアンドリューは改めての初夜の夜に告げる。
「君を愛することはない」
と。
わがまま妹に寝取られた物語ですが、寝取られた男性がそのまま流されないお話。そんなことしたら幸せになれるはずがないお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 08:10:10
94892文字
会話率:15%
「まずいわ…!」初夜の寝室でエメリアはここが前世読んでいた小説の世界だと気づいた。
自分は不幸系(ドアマット)ヒロインの実母。
皇帝ギルフォードの妻としてヒロインを産んだ後、物語が始まる前に死んでしまう。しかも後に継母などに虐められるヒロイ
ンを、己の手でも傷つけてから。
そんなドアマットなことをしてもさせてもいけないと、王宮から逃亡する手段を探すのだが…
虐げられヒロインである娘を全力で守りたい皇妃と、そんな皇妃を逃がしたくない皇帝のお話。4話完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 06:00:22
29498文字
会話率:32%
ローズ・レナルド侯爵令嬢は王命の政略結婚で政敵のヘンリー・ディクソン辺境伯に嫁ぐことが決まった。結婚式の直後にヘンリーに「君を愛することはない」と言われ、婚姻後もお飾りでいいから離れで暮らすようにと告げられたローズはそれでも辺境伯夫人として
できることをすると決め、使用人の労働環境を改善し、野菜を栽培したり、炊き出しをしたり、裁縫をしたりして暮らし始め、周囲にはいつの間にか夫人として認められるようになっていく。
一方でヘンリーは初恋をこじらせていてややこしいことになっているのだが…さてこの二人の関係は変わっていくのか?
マイペースな侯爵令嬢と不器用な辺境伯の夫婦関係はいったいどうなる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 21:00:00
18246文字
会話率:48%
最近のロマンス小説では、夫となる男が妻になる女に「君を愛することはない」と宣言する始まりが流行っているらしい。
男爵令嬢グレース・エドモストンは、正に結婚初夜に夫に「君を愛することはない」と言われたのだった。
こっちだって、愛していないけど
、そのしたり顔は許せない。
グレースの静かな逆襲が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:53:10
5439文字
会話率:30%
長年片思いしていた幼馴染のレイモンドに大失恋したアデレード・バルモア。
自暴自棄になった末、自分が不幸な結婚をすればレイモンドが罪悪感を抱くかもしれない、と非常に歪んだ認識のもと、女嫌いで有名なペイトン・フォワードと白い結婚をする。
初顔合わせにて「君を愛することはない」と言われてしまい、イラッときたアデレードは「嫌です。私は愛されて大切にされたい」と返す。
あまりにナチュラルに自分の宣言を否定されたペイトンが「え?」と呆けている間に、アデレードは「だったら私は貴方を愛さないので、貴方は私を愛することでお互い妥協することにしましょう」と詰め寄る。ペイトンは、何故かこの想定外の提案を承諾してしまう。
かくして、愛され妻と嫌われ夫契約が締結された。
出鼻を挫かれたことでアデレードが気になって気になって仕方ないペイトンと、ペイトンに全く興味がないアデレード。温度差の激しい二人だったが、その関係は少しずつ変化していく。そんな中アデレードを散々蔑ろにして傷つけたレイモンドが復縁を要請してきて……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 16:20:00
299159文字
会話率:50%
政略結婚でよくある展開のお話。一話完結の短編集です。
その一、パーティー会場での婚約破棄
その二、初夜での名言『君を愛することはない』
その三、政略に物申す『彼を解放してあげて!』
一話ずつ連日更新の予定です。
最終更新:2025-07-19 10:30:00
22394文字
会話率:46%
※注意事項 『なぜ、先に婚約破棄したと言われても・・・https://ncode.syosetu.com/n0388hu/』の続編になりますが、雰囲気は前作とは異なります。父娘の和解話なので、前作を未読でもお読みいただけます。
デリックは
娘のアイリスの花嫁姿に感涙していた。妹のやらかしによる贖罪の婚姻だったが、彼なりに娘を愛していた。だが、それを表にはださないため、娘には誤解されているのだ。
そんなデリックをなだめるウェイ・リーは今では唯一の友だった。
その晩、花嫁の父のグチに付きあってやるというウェイと酒盛り中に、娘のアイリスが呼んでいると言われた。ウェイがハッとして「アレじゃね?」と言ってくる。恋愛小説の鉄板ネタと言われたデリックはカッと目を見開いた。
「まさか、あの若造がアイリスに『君を愛することはない』などと、戯言をぬかしたのではあるまいな!」
娘を密かに溺愛して暴走するデリックにアイリスは母の想いを知らせるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 10:00:00
14576文字
会話率:37%
ショートショートです
最終更新:2025-07-18 11:50:00
2648文字
会話率:42%
「君を愛することはない。奔放な生活をおくっていたそうじゃないか。金なら好きにしろ」
「では!愛される努力はしなくてよいのですね!」
笑みを浮かべて告げた言葉に旦那様は驚いて、そのまま戦いに出られてしまった。
それならば愛される努力なんて
しないで、わたくし自由奔放に生きますわ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 07:00:00
4164文字
会話率:67%
恋愛ゲーム世界のモブに転生した麻倉美玲は、ガチのモブだったためルートに入れず、忸怩たる思いを抱えていた。そこへ青天の霹靂のように訪れた、異国のハイスぺ公爵からの求婚。結婚式後に「私が君を愛することはない」と言われてしまうも、自分を「放置妻か
ら溺愛され妻になる系ストーリーの主人公」だと信じて疑わない。テンプレに従って行動してみるも、事態はハンナの意図しない方向へ…
ガチのモブ・ハンナの思い込みが引き起こす、恋の奇跡!
※「モブだと信じない女(転生者・麻倉美玲の場合)」の続編になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 11:46:37
6285文字
会話率:43%
政略結婚により隣国へ嫁ぐことになった第三王女レティシア。
結婚相手のアルベルトからの手紙には「愛するつもりはない」という冷たい言葉が書かれており、レティシアは静かな冷遇生活を覚悟していた。
だがどうも、旦那さまの様子がおかしい…!?
○理
想の冷遇生活を手に入れたと喜ぶ新妻と、やっと結婚できたのに全然かみ合わず頭を抱える不器用夫がすれ違う話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 15:51:20
69747文字
会話率:33%
「君を愛することはない」
幾度となく使われた常套句が、型通りのクッキーのように残念な夫の口から今宵も吐き出される。
あるあるスタートの、あるある浅慮で、あるあるなざまぁというスタンダードな道を真っ直ぐ進むだけのお話です。
短編で投稿した同
名作品の連載版となります。
既に完結まで書き終わっており、ざまぁのおかわり目指して毎日投稿となります。
※三話までは短編と同じ内容です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 07:00:00
39004文字
会話率:21%
「君を愛することはない」
幾度となく使われた常套句が、型通りのクッキーのように残念な夫の口から今宵も吐き出される。
あるあるスタートの、あるある浅慮で、あるあるなざまぁというスタンダードな道を真っ直ぐ進むだけのお話です。
最終更新:2025-05-19 21:49:36
10573文字
会話率:23%
「私には愛する人がいるので、君を愛することはない。」
最近流行している、離婚をめぐる小説の書き出しと同じ内容を言われ、アシュリーは今日が初対面なはずの婚約者に向けていた微笑みを全て消し去った。
自身が継ぐ商会の為に政略結婚として貴族との婚
姻を決めたアシュリーだが、初対面で言われた台詞はとんでもないもので……
ざまぁモノのよくあるパターンで慈悲はなし。
世界観はなんちゃって西洋風?ぐらいのご都合ゆるふわ設定ですので、苦手な方はご注意ください。
1話ごとに視点が切り替わり、3話完結となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-13 21:27:14
17128文字
会話率:20%
「僕が君を愛することはない」「素敵!それでは、お友達になってください!」
その美貌と色気をめぐって学園で騒動が起こり「毒婦令嬢」の二つ名をつけられた男爵令嬢ジュスティーヌ。彼女を不憫に思った国王が下命したのは「氷の魔術師」と呼ばれるロベルト
・ダルドリー魔法爵との結婚だった。「君を愛することはない」と言われたジュスティーヌは「お友達になって」とロベルトにお願いする。類稀なる美貌と色気の持ち主ジュスティーヌはお友達に憧れていたのだ。そう言われたロベルトは──
毒婦になれる美貌と色気はあっても狡猾さの足りない令嬢と、美男子のガワに口下手ぼっち魔法オタクを隠した魔法爵のお友達から始めるラブに怖いお姉ちゃんを添えて。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 12:49:42
9502文字
会話率:52%
対外的には“さらなる親睦の証”、実際には“人質”として、ルーシェは侯爵家のクリストフに嫁ぐことになった。その結婚初夜、クリストフには「君を愛することはない」と宣言され、さらに「数年後には離婚する」とまで言われて呆然とする。しかし、この政略結
婚は大変価値あるもの。決して、離婚などという結末に落ちてはいけない。
R15は念のため、ゆるいハッピーエンドものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 12:02:15
9983文字
会話率:41%
革職人の父を持つ平民イルゾッタの元に貴族が求婚に来た。
金の拍車の馬具をつけ。かなり高貴な身分だと有頂天になった。
家族が止めるのも聞かずについていったら、森の中の古いお屋敷があった。
地下室だけは見てはいけないと旦那様に釘を刺された
。
金銀財宝が沢山ある。
意を決して、旦那様の寝室に向かったが、拒絶をされた。
一族に紹介するまでは抱けないと言う事だ。
幸せの絶頂だったが、メイドとその飼い犬は意地悪をする。
地下室を見ろとそそのかす。
旦那様の本性を見ろとのことだ。
イルゾッタはメイドを拒絶し、いじめに耐えるが、ある日、旦那様の一族が集まり儀式を行うと知らされる。
メイドと犬の意地悪を報告しようと思うが・・・事件は起きた。
後にイルゾッタを旦那様が抱かなかった本当の理由が判明し、何故、メイドが犬をけしかけ意地悪をしていたか・・
王国を揺るがす事件に発展する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 12:17:18
4622文字
会話率:44%
初夜、マーガレットは夫婦共同の寝室で公爵ウルリッヒから、「君を愛する事はない」と断言される。
二年間の契約結婚を提案される。
マーガレットは了承する。
元々、公爵は奥様が2年ごとに変わるのだ。
もしかして・・・と思う毎日だが。
あ
る日、マーガレットを捨てた父が援助を求めてやってきた。
その時、公爵は行動を起す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 19:01:14
2221文字
会話率:51%
落ちぶれ子爵令嬢の私、レディアが後妻として嫁いだのは──まさかの恐怖侯爵様!
しかも初夜にいきなり「君を愛することはない」なんて言われちゃいましたが?
だけど、あれ? 娘のシャロットは、なんだかすごく懐いてくれるんですけど!
義理の娘と
仲良くなった私、侯爵様のこともちょっと気になりはじめて……
もしかして、愛されるチャンスあるかも? なんて思ってたのに。
「前妻は雲隠れした」って噂と、「死んだのよ」って娘の言葉。
しかも使用人たちは全員、口をつぐんでばかり。
ねえ、どうして? 前妻さんに何があったの?
そして、地下から聞こえてくる叫び声は、一体!?
恐怖侯爵の『本当の顔』を知った時。
私の心は、思ってもみなかった方向へ動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 19:33:21
103451文字
会話率:34%
幼い頃から憧れていた騎士オルターに結婚を申し込まれ、ミレイは浮かれていた。
しかし騎士オルターは悪夢を見続けていて、バクのスキルを持ったミレイに悪夢を消してもらいたいだけだった。
「君を愛することはない」
初夜に言われた言葉に傷つきつつ
も、実家に支援をしてもらっている以上、利害が一致しただけの白い結婚だと理解している。
ミレイは毎夜オルターの夢に入り続けて悪夢を食べ、幸せな夢を見せ続けた。
優しくて紳士的なオルターに、ミレイの恋心はどんどんと膨らんでいく。
しかしある日、ミレイはオルターから急に離縁を突きつけられてしまうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 20:10:00
11663文字
会話率:40%
イセコイ冒頭ミュージアム、略してイセミュ企画です。
匿名で冒頭4200文字の『ざまぁなし』『異世界転生転移なし』の“異世界恋愛”を書き、得票を競う企画です。
実力派の作家様方が参加してくださっているので、ぜひお読みくださいね!
いいねもポ
イントが入りますので、どうぞお気軽に応援していってください♪
※ 参加者様のブクマ・評価は禁止していますのでご注意ください。
【参加者一覧】
1.長岡更紗(ネトコン2次通過)
2.みわかず(アーススターノベル佳作受賞・書籍化・コミカライズ)
3.凡仙狼のpeco(書籍化・コミカライズ・本家書き出し総合3位・異世界恋愛月間1位・一二三大賞銀賞受賞)
4.貴様 二太郎(マグネット!小説コンテスト銀賞受賞)
5.ギル・A・ヤマト
6.風音紫杏
7.遥彼方(本家書き出し総合2位・エブリスタコンテスト入賞)
8.八木愛里(アルファポリス奨励賞)
9.柴野いずみ(コミカライズ)
10.腹田 貝
11.たこす(エブリスタコンテスト大賞受賞・エブリスタ優秀作品選出×2)
12.F式 大熊猫改 (Lika)
13.猫の玉三郎
14.倉河みおり
15.なななん(ネトコン2次通過・本家書き出し総合2位)
16.黒星★チーコ(本家書き出し総合9位・童話四半期4位・コメディ月間2位)
17.しましまにゃんこ
18.アホリアSS(童話月間8位)
19.夏 まつり(書籍化・本家書き出し総合4位)
20.星影さき(電子書籍化・本家書き出し総合7位)
21.時空 まほろ(なろうラジオ2023冬童話朗読選出)
22.相内 充希
23.志茂塚ゆり
24.汐の音
25.猫じゃらし(本家書き出し総合4位)
26.秋月 忍(書籍化、異世界恋愛月間7位)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 22:06:29
99888文字
会話率:35%
婚礼初夜、夫の第一声はこうだった――
「君を愛することはない」
冷たく言い放ったのは、真面目で堅物な子爵・カミル。愛人の存在すら隠さず、妻を“温室育ちの飾り”と断じた彼に、侯爵令嬢ユリシアはにっこりと笑って応じた。
「まあ、ご期待通り
の“ざまぁ”をご所望ですのね?」
こうして始まったのは、冷遇された花嫁による華麗なる逆転劇。
家の財政を立て直し、社交界に旋風を巻き起こし、旦那様を“跪かせるまで”のざまぁをお届けします。
しかし、次第に変わっていく旦那様の態度と、真摯な言葉。
ざまぁの終わりに訪れるのは、破滅か、溺愛か?
「愛していると仰るなら、まずは行動で示していただきませんと」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 17:10:00
16081文字
会話率:56%
仕事の関係上断れなかった夜会に久し振りに出席したのは一週間前。
そこで非常に不愉快な目に遭って、荒んだ心を最愛に慰めてもらっていたところを、実家から至急戻れと呼び出された。
そして今日、戻った実家で見せられたのは、父宛に届いた元婚約者
の家が契約不履行と侮辱罪でオレを訴えているという、貴族裁判所からの通知。
そして対峙する伯爵令息パトリックと元婚約者の一家。そこで明かされるものは……。
という話。
主人公の一人称で話が進むので、彼に分からないことは分からないままです。
ざまぁもありません。
それでも良い方どうぞ。
毎朝四時更新の全3話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 04:00:00
15047文字
会話率:27%
食べることが大好きなぽっちゃり白豚令嬢こと、ジェナ・グロス伯爵令嬢と。
完璧主義者で仕事の鬼のガリガリ骸骨侯爵こと、ローガン・プレヴォー侯爵の政略結婚が組まれた。
妻に構う暇などないと、ローガンはジェナに「君を愛することはない」と宣言した
のだが、すぐにジェナがローガンの自室におしかけてきた。
「死んでしまったら、もう仕事も何もできませんよ。騙されたと思ってこの一週間は私の言う通りにしてください」
「は?」
「いいから」
「……」
「い・い・で・す・ね」
今にも死にそうだった骸骨侯爵を、我慢が大嫌いな白豚令嬢が、笑ったり怒ったり泣いたりしながら、健康にするお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 17:57:06
14749文字
会話率:39%
妹に婚約者を取られ、暴虐公爵に嫁がされたリリアンは。
初夜の務めを果たす前に気絶。
翌朝「君を愛することはないから安心してほしい」と告げられてしまう。
後悔するリリアンだったが、理由は恐ろしい暴虐公爵と結婚したからではなく、テンションが振り
きれて気絶してしまったこと。
‥‥‥なんてもったいないっっ!!
一方、暴虐公爵アンガスは結婚を進めた兄とリリアンの妹に憤る。
初夜で気絶したのは恐怖からに違いないと、「君を愛することはないから安心してほしい」宣言をする。
このまま側にいて、壊してしまう前に逃げよう。
実はアンガスが推しの余命少ないリリアンと。
暴れる発作のせいで臆病なアンガスのラブコメ。
全方位ハッピーエンドです。
※長岡更紗様主催『イセコイ冒頭ミュージアム』参加していた作品を短編に仕立てました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 07:08:19
13587文字
会話率:36%
隣国の大貴族から嫁いで来た“菫の妃”は初夜に「君を愛することはない」と夫である王に言い放たれる。王と正妃のあいだに子が出来ないために急造された後宮では、“菫の妃”と同様に、花の名前を与えられながらも主たる王に愛でられることのない女たちがしの
ぎを削っていた。また後宮ではどうにかして王の子――特に男児――を孕まんと数多のよからぬ策謀が渦巻いている始末。
……これは三〇〇年続いた王朝が滅びるに至る、黄昏どきの話。
※西洋っぽい固有名詞がちょこっと出てくる異世界の国がメイン舞台ですが、日本的なホラーです。それ以外にも色々と和洋中いいとこ取りでごっちゃにしています。人死にがあり、犬も死にます。また、生殖にかかわるセンシティブな描写や、差別的な用語が出てきます。ひとによってはざまぁ要素ありと感じられるかも。
※他投稿サイトにも掲載。
※全10話、完結まで予約投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 00:00:00
16473文字
会話率:1%