ミックは王立魔術院の新人研究員。専門高等学校魔術科を卒業して就職一年目の、平民出身の魔術師だった。
魔術院の主任エイプリル伯爵から演劇のチケットを譲ってもらい出かけると、隣の席にはチェルシーがいた。
彼女は魔術師を多く輩出する魔術師貴族の令
嬢で、本当は伯爵とお見合いする予定だった。
気まずい空気で別れ、二度と会うこともないと思っていたミックだったけれど、後日、別の場所でチェルシーと再会して・・・。
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西洋風異世界。電気はないけど魔道具があるって感じの世界観。
魔術あり。政治的な話なし。戦いなし。転移・転生なし。
三人称。視点は予告なく変わります。
※本作は2022年11月から2024年12月まで別サイトで公開していた作品を修正したものです。旧題「新人魔術師の身分差婚」
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「魔術師○○の契約結婚」シリーズ5作目になります。
1作目の「魔術師令嬢の契約結婚」の約10年前です。
※アルファポリス様にも掲載中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 09:38:59
50257文字
会話率:48%
異世界へと召喚された女子高生・紗良と葵。
同時転送された親友の葵は聖女として歓迎される一方、自分は何の力もなく影で「聖女もどき」といわれていた。
現代に戻れず悲壮の中、第二王子レオナルドに話しかけられ、今の自分にできることを模索する。
王女
にお菓子をだすと大好評。友達として聖女葵を助け、さらにレオナルド王子との距離が急接近するなか、今度は隣国王子がやってくると宮廷が大賑わい。
城下であったやたらに絡まれた男の子がまさかの隣国王子で……!?
〇本作はカクヨムとNolaで同時公開しています※著者名は同一です〇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 21:02:24
51796文字
会話率:38%
「君は、辞退しようという気にはならないのか」
今日も今日とて、彼を侮る高位貴族の子弟が学園内で子爵家の次男を呼び止める。誰だか知らないが、知らなくても誰かは分かる。その用事も。
「子爵家の次男ごときが、本当に自分が彼女の夫として相応しい
とでも思っているのか?」
「あ、その件でしたら公爵家の方へ直接お願いしますね」
「なに……?」
「そもそも婚約者を公募なさったのは公爵家ですし、公募自体も公女さまご自身のご意向だと伺っております。私をお選びになったのも公女さまご自身だと、当の本人から伺っておりますので」
「くっ、それは」
「ですのでご不満がお有りなら公爵家に、そして公女さまに直接申し上げてくださいませ。では」
そこまで言い捨てて一礼し、子爵家の次男は踵を返す。まさか反論されると思っていなかったようで驚きに顔色を染めていたが、知ったことではない。
やれやれ、自分だって釣書を送って、その上で落選したんでしょうに。相手がしがない子爵家だからって、思い通りにしようとか傲慢ですよ先輩?
筆頭公爵家には女児がひとりしか生まれなかった。将来的に男児の誕生を期待したものの生まれずに、唯一の娘である公女は正式に跡継ぎとなった。
そんな公女の婚約者を、なんと広く公募して決めると公爵家が表明したのだ。たちまち彼女の元には応募の釣書が殺到した。
そんな公女に悲劇が訪れる。学園の放課後に友人たちと街遊びに行って、ひとり公女だけが誘拐され乱暴されたのだ。
純潔を失ったことで、公女の婚約者への立候補者たちはみな辞退していった。そうして中々決まらなかった彼女の婚約者は、公募開始から2年を経てようやく決まった。
なんと、しがない貧乏子爵家の次男だったのだ。しかも決まったというのにふたりの仲はどう見ても険悪で、だから一旦は辞退した高位貴族の子息たちも色めき立った。
そういうわけで、今日も子爵家次男の元には婚約者を辞退するよう迫る子息たちがやって来る。公女とその婚約者が何を画策しているか知らぬままに。
そんな中、王国の第三王子が声高に宣言したのだ。公女の誘拐暴行事件の犯人が、他でもない子爵家次男だと⸺!
◆例によって設定なし、主役のふたり以外に名前はありません。全11話、1話あたり約1500字ですっきりハッピーエンド。
◆この作品はアルファポリスでも同時公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 21:00:00
17786文字
会話率:43%
私はミランダ・二―ルソン。しがない男爵家の令嬢。
こんな私にはリューク・ホーヴァー様という婚約者がいる。騎士団在籍のたくましい人だ。
でも、リューク様は名門伯爵家のご子息。
祖父同士が騎士団仲間の親友で、なんかつまらない賭け事かなんかでこの
婚約は決まってしまった。
もちろんリューク様だって納得がいってない。
私にはとても不愛想で、社交場へのエスコートもほとんどなし。
そりゃ私だって「祖父が存命中の間だけの婚約」とわきまえてますから、文句を言おうなどとは思ってないけど。
でもふとしたことから、リューク様に不貞を疑われる状況に。
祖父が健在なうちは婚約頑張ろうと思っていたけど、これはもうダメかもしれません。
「もう婚約はお終いね」と私が腹をくくったところ──?
異世界恋愛小説です。
口下手で不器用な男女の【本当は好きなのにすれ違っちゃう】話です(笑)
柴野いずみ様主催の『ガチムチ❤️企画』参加作品です。
よろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 04:00:00
8453文字
会話率:31%
フォーレシアの姫、カトリナの祖母はシンデレラ。「そして二人はいつまでも幸せに」を体現する彼女のお陰で、フォーレシアの人々は少々恋愛脳気味。カトリナにもしきりに身分差結婚を勧めてくる。しかし祖母の苦労とすごさを間近で見てきたカトリナは身分差結
婚に全く憧れを持てなかった。
「住む世界が違う人との結婚は幸せを生まないわ」そう信じて、穏やかな幸せを掴むことを願うカトリナ。ところが公務で訪れたグランデリア帝国で一目惚れしてしまったのは、自分にとって空の上の人だった。
自分はヒロインじゃない、と信じる主人公が幸せを掴みにいくお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 10:43:54
13474文字
会話率:56%
王太子と結婚したくない侯爵令嬢は
クールでシビアな商家の坊ちゃんと
婚約のフリをしてみることにした。
平民と貴族という二人の周囲には
トラブルがたくさん。
そんな中、クールなはずの坊ちゃんが
なぜかだんだんと侯爵令嬢に対して甘々に……?
ファンタジーな世界観で繰り広げる
ドタバタ青春学園ラブコメディ?です。
中編予定。
恋愛描写あり。
ローファンタジー世界設定。
残酷描写なし。
タイトルの読み方は「みぶんさこんやくしゃかっこかり」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 10:00:00
42367文字
会話率:43%
女王様に仕立て上げた美人の姉が、木曜日に求婚されたことを報告してきた!
これで我が家も安泰だと、一家揃って喜んでいたし、父にいたっては婿に早く会いたくて(結婚了承したくて)震えた結果、五人に分裂までしたのに、なんと金曜の夕方に婚約破棄されて
しまった。
日曜に挨拶に来るんじゃなかったの!?
しかもそれには、どうもわたしが関係していたらしい。そういうことは早く言ってください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 05:44:04
6714文字
会話率:56%
「ハンカチ落としましたよ」
派遣切りに遭い、新しい仕事の面接会場に向かっていた40歳独身の小山美來(こやまみき)にそう声をかけてきたのは、スタイリッシュで優しそうな男性だった。
その彼・真宮真一郎(まみやしんいちろう)に面接会場で美來は再会
する。
美來は真宮の専属秘書として働き始め、やがて、真宮の過去の運命の恋人・エリスの存在を知り……。
本作は、長岡更紗さま主催「ワケアリ不惑女の新恋企画」参加作品です。
本作は、たこす様と香月よう子によるコラボ作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 07:04:12
32777文字
会話率:43%
「私の妃になって欲しい」ひざまづいてのプロポーズを受けた旅芸人のアイナ。相手はアルトゥーラ王国の王だ。蒼龍を操るその美しき銀髪の王、実は四年前までアイナが飼っていた銀色の犬、ハクだった!プロポーズを受け入れ王宮でお妃教育も始まり順調に結婚へ
向かうと思いきや、ライバル王女がやって来たり紅龍や黒龍が出てきたり、霊亀にさらわれたり。なかなか前に進みません。二人は無事に、婚姻の儀に辿りつけるのか?
時々シリアス、でも最後の方は恋愛成分多め。
短編シリーズ「眠れぬ夜の向こう」を連載として書き直したものです。
※アルファポリス様にも投稿しました。それに伴い、タイトルを変更しました。(副題を付けました)
※カクヨム様でも投稿始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-22 13:37:20
145466文字
会話率:60%
幼い時からずっと尽くし続けたのに、候爵家の二男から婚約破棄をされた男爵令嬢。予想していた事とは言え、自分にとって大切な日にされたあまりの仕打ちに、彼女の中で何かがプチッと切れました。そして、言わないでおこうと思っていた事実を、クラスメイト
がいる教室の中で全てぶちまけました・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-05 21:53:54
7360文字
会話率:40%
「夫の喪に服します」
持参金無し、40歳差+超身分差婚として当時社交界を震撼させたマリの結婚生活は3年で幕を閉じた。以来、宣言通り屋敷に引きこもっていたのだが…。マリを再び社交界に引きずり込もうとする、悪魔のような男ジーゼル子爵。男の真
意も分からぬまま巻き込まれるマリ。社交界は視線の戦場、マウントを取り合う闘技場だった。マリは使用人がドン引く気の強さを武器に否応なく戦う羽目になる。
夫を愛し続けるマリに、スーパードライに迫ってくるジーゼルの目的とは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-27 17:00:00
41673文字
会話率:51%
とある国に人形姫と呼ばれる美しい王女がいた。
しかし、人形姫はその名の如く感情も意思も持たぬ生来の欠け者だった。
やがて、英雄と讃えられる男へ妻として下賜された王女は、真実の愛を受けてその魂を震わせる……。
最終更新:2018-01-19 19:02:21
6346文字
会話率:25%