「僕が君を愛することはない」「素敵!それでは、お友達になってください!」
その美貌と色気をめぐって学園で騒動が起こり「毒婦令嬢」の二つ名をつけられた男爵令嬢ジュスティーヌ。彼女を不憫に思った国王が下命したのは「氷の魔術師」と呼ばれるロベルト
・ダルドリー魔法爵との結婚だった。「君を愛することはない」と言われたジュスティーヌは「お友達になって」とロベルトにお願いする。類稀なる美貌と色気の持ち主ジュスティーヌはお友達に憧れていたのだ。そう言われたロベルトは──
毒婦になれる美貌と色気はあっても狡猾さの足りない令嬢と、美男子のガワに口下手ぼっち魔法オタクを隠した魔法爵のお友達から始めるラブに怖いお姉ちゃんを添えて。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 12:49:42
9502文字
会話率:52%
魔物の脅威も今は昔、聖女も聖騎士もすっかり名誉職となったハシュガル王国で、二十数年ぶりに「聖婚」の神託が下った。だが聖婚の三日前、新婦(筆頭聖女)と新郎(聖騎士団長)が出奔。代役として聖婚を命じられたのは、筆頭聖女補佐のダフネと聖騎士団長補
佐のヴィンセントだった。共に三十路のふたりは協力しあって「聖婚の巡礼」を始めるが、ダフネは早々に気がつく。「この人とだと、めっちゃ仕事しやすいな?」
これは地味で真面目な万年補佐役ふたりが、流されつつも幸せを見つけるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 10:41:12
10923文字
会話率:45%