「マニャウェル、悪いが僕達のパーティーから抜けてくれないか」
《緑魔道士》のマニャウェルは、ある日Aランクパーティー【ヴィザールの靴】をクビになってしまった。
Aランク冒険者ばかりのこのパーティーで、唯一Dランクのマニャウェルが『実力的
に仲間として相応しくない』という理由からだった。
「私なりに頑張って、みんなの役に立てるように努力してきたんだけどな……」
「もしかして、マニャ先輩ですか?」
夜の酒場で打ちひしがれていたマニャウェルは、そこで学生時代の後輩で、今は冒険者でパーティーを率いるリーダーとなった青年、ライレオと再会する。
事情を聞いたライレオは、マニャウェルを自身のパーティー【三日月の剣】に誘う。
先輩後輩のよしみかもしれないけど、こんな自分をパーティーに誘ってくれたのだ。
恩に応えたいと、マニャウェルは彼等と共に任務へ向かうのだが……。
そこで、マニャウェルの持つ才能(ギフト)――《器用貧乏》が、規格外の力だという事が明らかになるのだった。
一方、【ヴィザールの靴】は、新人である貴族のご令嬢を迎え入れ高ランク任務に挑むのだが、マニャウェルのサポートを失った結果、何やら雲行きが怪しく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 19:10:00
25047文字
会話率:44%
「アンリ・メヌエット、お前との婚約を破棄させてもらう」
第一王子から婚約破棄された令嬢アンリは、更に敵対する貴族の謀りにより、『王子を魔法で操り国を乗っ取ろうとしていた』という無実の罪を着せられてしまう。
愛する家族や領民達を守るため罪
を受け入れたアンリは、罰として《北の監獄》と呼ばれる極寒の土地へと追放されてしまった。
この《北の監獄》を開拓し、住み良い土地にしたなら罪を許すと言われたアンリだったが、豪雪吹きすさび凶暴な野生動物がひしめく北国は、生活するだけでも困難――。
しかし、アンリは他者を操りパワーアップもさせられる自身の魔法――《隷属》と、持ち前の人柄で立ち塞がる困難を踏破していく。
かわいいペンギン達に女神様扱いされたり、封印が解かれた双子の魔神イリアとオデットに心を許されたり、この土地で出会った住民達と北国での生活を楽しむようになる。
一方で、《魔法》の力を駆使して凶暴な害獣を退治したり、料理の腕を生かし雪国で収穫されたベリーを使った特製チーズケーキを作ったり、さりげなく皆の暮らしを豊かにしていく。
――その頃、本国ではアンリがいなくなったことで魔獣の被害が増大。
人々は住む場所を追われ、難民や食糧難等、大問題が発生してしまい、アンリを追放した王子や貴族が窮地に陥っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-20 07:00:00
124144文字
会話率:38%
セラフィの経歴はかなり珍妙だ。元々は裕福な男爵とその愛人の間に生まれた娘。お次は母である愛人が男爵家の後妻になった事による、男爵家の次女という立場。さらに次は、異母姉の婚約者が彼女に一目惚れをした事により、異母姉と立場が入れ替わった事による
、公爵家次男の婚約者。果ては貴族学校で彼女を気に入った王子によって、王子の真実の愛の相手。結果セラフィはよくある婚約破棄とそれに伴うざまあな断罪によって、坂道を転がるように男爵家からも追い出され、絶縁された王子様と二人身を寄せ合って、辺境の土地で貧乏な生活を送っていた。セラフィはそれでも、めげなかった。愛してくれる人がいるのだから。愛してくれる人のためにご飯の代金を稼ぐのだ、と可憐な容姿がみすぼらしくなるほどがんばって、日々を生きてきていたのだ。だがその生活は、王子が王家に呼び戻された事で唐突に終わりを迎え、セラフィだけが、辺境の土地で貧しい生活を送る事が決定した。王子様はいなくなる時に、セラフィに、「あの美貌も可憐な容姿も見る影もなくなったお前なんか、愛するわけもないだろう、ぼろ雑巾」と吐き捨てて、自分は悪女に騙された被害者という顔をして、ご機嫌で迎えの馬車に乗っていったのだ。「またひとりぼっちになっちゃった」残されたセラフィに待ち受ける未来とは! 王子が呼び戻された理由とは!
よくざまあなお話が終了した後に、断罪されたヒロインに残された道は何なのだ! (ヒロインが屑でも悪でもなかった場合)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 18:00:00
113142文字
会話率:42%
テスラ大陸の上空に浮かぶダンジョン"龍皇結界"。龍皇結界の頂には、絶対龍皇インペリアルという主がいて、自分を倒した者の願いを叶えてくれるという。
貴族の家の生まれたアスター・フォン・ゼスティベルクは、魔法が使えない
無能ゆえに両親から軟禁生活を強いられ、兄姉から虐待されていた。そんな日々を過ごしていたアスターは、ついに親、兄姉の陰謀により人外魔境のダンジョン・龍皇結界に転移させられてしまう。
そんな龍皇結界で生き抜くうちに、アスターは唯一の取り柄であった"異常な頑丈さ"の変化に気付く。その無敵の力に気付いた時、魔法の使えない"覇王"の世界統一への道が開かれる。※ノベプラにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 11:35:08
383753文字
会話率:40%
これは、誰の記憶―――?
お茶会の最中に“あるもの”を見て前世を思い出した伯爵令嬢シャギー・ソルジャーは、自分が「いわゆる乙女ゲーの悪役令嬢」に転生したことに衝撃を受ける。
最悪―――なワケ無い! 魔力やら美貌やら諸々ハイスペックな貴族のご
令嬢、むしろ最高だ!! なにしろ、前世はまあまあ貧しい家庭で、父母と7人の兄弟、総勢9人の大家族の長女。苦労人だった菊子は死ぬ直前に願った『次は“持ってる側”で生まれたい――。』という願いどおりの、「持ってる人生」を意気揚々とスタートする。
一部のユーザーからは〝見掛け倒し令嬢”と呼ばれるシャギーの使える魔法は、その多彩さに見合わぬ威力の低さ。ラスボスになれない中ボスとして全ルートに顔を出してはあっさり殺されたり追放されたり……。そんな残念令嬢であろうと、前世で散々苦労してきた主人公から見れば「スーパーハイスペック!」。令嬢としては高すぎる身長や可憐さのない骨格も「さすが“持ってる“わ!この恵まれた高身長!」。
前世から持って来た根性で人生を切り開いていく、掃き溜めに咲く雑草菊の小さな、大きな、愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 13:09:02
301613文字
会話率:40%
継母と義姉たちに亡き父の遺産をうばわれて、帝国を追放されたセナは、隣国である王国の高級リゾート地で、ホテルの客室係として働いていた。
ある日、幼馴染だった帝国貴族のミアがホテルに宿泊し、いきなり病に倒れ伏してしまう。
友人として仕事
の合間にミアの部屋へと、たびたび顔を出していたセナは、親友から驚きの贈り物を受け取る。
「自分は参加できないから貴方に貰って欲しいの」、と渡されたそれは、このホテルで開催される仮面舞踏会のチケットと仮面、そして豪奢なドレスだった。
スタイルも容姿もよく似ているセナは、確かにミアの代理を務められそうだった。
かつて馴染みのある社交界に、今夜だけでも戻ることができる。
セナは内心で嬉しさがこみ上げてくるのを、抑えきれないでいた。
噂では王国の王太子殿下の妃候補を選ぶ場所でもあるらしい。
新聞やホテルのロビーに飾られている人物画で見知っただけの彼に声をかけられたとき、セナの心は思わず、踊った。
一夜だけの夢を見ても許されるでしょう? と、誰かに問いかけたくなるほどに。
ダンスを踊り、雰囲気とシャンパンの勢いとともに、セナは彼に身も心も捧げてしまう。
そして一夜が明け、普段の自分にもどる時間がやってきた。
セナは正体を知られる前に、彼の元から姿を消す。
王太子ロバートの秘密を宿しているとも気づかずに。
〇前半をヒロインと殿下との出会いとしているため、ヒロインが不遇になった理由などは中盤になっております。
継母と義姉たちへのざまあ回は、後半のラスト近くなりますが、ヒロインにはハッピーエンドを用意しておりますので、お付き合いいただけると幸いです。
他の投稿サイトにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 23:13:24
160759文字
会話率:31%
貴族社会で裏切られ、婚約破棄されたリディアは絶望の淵から這い上がり、隠された魔法の力を覚醒させ、復讐を誓う。
冷静沈着な王子アレクシスとリディアは、貴族社会の権力争いに巻き込まれてしまう。
元婚約者レオンと浮気相手のカトリーナは、リディアを
陥れ、王国の重要なポジションを独占しようと画策していた。彼らは偽りの証拠や噂を利用してリディアの名誉を失墜させ、アレクシスを孤立させようとしていたのだ。
しかし、リディアは覚醒した魔法の力とアレクシスの知恵を駆使して、「悪役令嬢」として振る舞うことにした。二人は、彼らの陰謀を暴いて逆転することに成功し、レオンとカトリーナは社交界から追放される。
リディアは名誉を完全に回復し、アレクシスと新たな未来を歩む決意を固める。
他の投稿サイトでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 18:42:38
23164文字
会話率:39%
「自由な恋愛をするから、お前を正妃候補から外す。これからは多くの正妃候補を探す、そのつもりでいろ」
ある日、王太子シャルマンから、そんな無慈悲な通告をされた伯爵令嬢アネットは婚約者を許せないと怒りを抱く。
やがて彼女の怒りは王国の下級貴
族を巻き込み、王太子殿下に廃嫡と国外追放という悲惨な未来を与える。
他の投稿サイトでも別名義で掲載しております。
過去の投稿作のリニューアルです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 12:52:14
10439文字
会話率:56%
セレスティーヌは王都郊外の町に住む子爵令嬢だ。
父の上司でもある伯爵家へ両家の繋がりを強固にすべく嫁ぐ予定であったが、伯爵家令息の婚約者から婚約を破棄されてしまう。
父の職を人質ならぬ職質(?)とされ、住んでいる町を出ていけと言われ家
のために飛び出した彼女。
ところが旅の途中で暴漢に絡まれてしまい困っていた。
そこを女装をした大男の『アマンダ』に助けられる。
男性であるのにもかかわらず女装をし、なぜか女性の名前を名乗るアマンダ。
彼女(?)も何やら訳アリのようで……
ふたりは互いに傷ついた心を抱えながらも、楽しく旅をすることに。
ガチむきオネエと貴族令嬢のデコボコ諸国漫遊放浪記。
※あくまで架空の世界ですので、地球基準とは違う・似て非なるところが多々ございます。
そういう世界なんだなぁと薄目で見ていただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 14:23:53
430898文字
会話率:31%
卒業記念パーティで王太子から婚約破棄を突きつけられ、貴族籍は剥奪、おまけに国外追放を言い渡された転生令嬢フィオナ・ボールドウィン。
テンプレすぎる茶番劇に付き合わされた挙げ句、半生の努力を否定されて「やってられるか!」とやさぐれたフィオナは
最後に『大きな爆弾』を落とすと、婚約破棄の場を掻き乱すだけ掻き乱して会場を後にした。
「なあ、フィー」
「自分、行く宛てがないならうちの国に来いひん?」
――ほどなくして、お先真っ暗な未来に思いを馳せるフィオナに、ひいひい笑いながら声をかけてきたのは友人である隣国からの留学生。
「……そうね」
「ルーがいるなら、それもいいかもしれないわ」
どうせ自国に残っていてもろくな未来はないのだし、それならいっそ隣国でゼロからスタートするのも悪くない。
そう考えたフィオナは差し出された手を取ると、狐耳の皇子様に連れられ心機一転、新天地でのセカンドライフを始めることにしたのだった。
※短編『すれっからし令嬢は傷心中』の連載版です。
※一話は短編そのままの内容。続きは二話から。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 20:02:06
98123文字
会話率:26%
卒業記念パーティで王太子から婚約破棄を突きつけられ、貴族籍は剥奪、おまけに国外追放を言い渡された転生令嬢フィオナ・ボールドウィン。
テンプレすぎる茶番劇に付き合わされた挙げ句、半生の努力を否定されたて「やってられるか!」とやさぐれたフィオナ
は最後に『大きな爆弾』を落とすと、婚約破棄の場を掻き乱すだけ掻き乱して会場を後にした。
「なあ、フィー」
「自分、行く宛てがないならうちの国に来いひん?」
――ほどなくして、お先真っ暗な未来に思いを馳せるフィオナに、ひいひい笑いながら声をかけてきたのは友人である隣国からの留学生。
「……そうね」
「ルーがいるなら、それもいいかもしれないわ」
どうせ自国に残っていてもろくな未来はないのだし、それならいっそ隣国でゼロからスタートするのも悪くない。
そう考えたフィオナは差し出された手を取ると、狐耳の王子様に連れられ心機一転、新天地でのセカンドライフを始めることにしたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 20:02:16
14785文字
会話率:23%
貴族学園の卒業パーティーで婚約者である王太子から婚約破棄を突然、言い渡された。
王太子とその腕にしがみつく男爵令嬢を見て、公爵令嬢であるアメリアは側室にしてはどうか?と提案をするも断られてしまう。
「私と婚姻を結んでくださるなら、なんでも
言うことを聞きますから……っ!」
王太子に縋りつくアメリアの腕は払われ、国外追放を言い渡され絶望したその時──!
王家の犬として隷属の首輪を嵌められたシベリアン国の犬獣人であるジルベルト第一王子の首輪が外れて……。
好きな人のために献身する一途なアメリアと、番を溺愛したいジルベルト王子のハッピーエンドストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 19:09:06
6619文字
会話率:60%
聖女と呼ばれる義妹と婚約者に裏切られ、赤獅子と呼ばれる辺境伯に嫁ぐことになった子爵令嬢のシャーロット。
ところが、野蛮なはずの辺境伯は噂と違って優しくて……。
婚約破棄からはじまる純愛ラブストーリー!
*長岡更紗さま主催『ドアマット大好
き企画 』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-25 20:32:29
11854文字
会話率:56%
学園の卒業パーティーの真っ最中に、フォアート侯爵令嬢は第二王子から婚約破棄を告げられた。元々、貴族社会を憂鬱に思っていたフォア―トには渡りに船。このまま国外追放されて、山奥でゆったり余生を楽しむぞー!
……と思ったけど、その前に王子に「く
すんだ汚い髪」と馬鹿にされた!それは、フォアートにとって最大の地雷ワード!誰のせいだと思ってるわけ!?
こうなったら、ざまぁして王子に恥をかかせてから、山奥で快適な隠居生活を送ってやる!
婚約破棄された侯爵令嬢が、ブチギレてざまぁするお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 07:40:54
9526文字
会話率:43%
魔法の名門・アスター侯爵家に生まれながら魔力が弱く、その美しい容姿を見初められて王家の婚約者に選ばれたローレシア。だがライバルの公爵令嬢の企みにより婚約者の王子を奪われて、貴族社会からも追放されたローレシアは、遠く修道院で暗殺されてしまう
。
埋葬のため地下に安置されていたローレシアの遺体に、ちょうど日本で死んだ男子高校生・ナツの魂が憑依したのだが、それとほぼ同時に死者召喚魔法で復活したローレシア本人の魂も同じ身体に定着してしまった。
一つの身体に二つの魂。
奇妙な共同生活を余儀なくされた二人だが、その代償として膨大な魔力と全属性の魔法適性を得たことを知る。
「わたくしたち、最強を目指しましょう」
ローレシアの侍女で忠実なる護衛騎士アンリエットに、王都から追いかけてきたアルフレッド王子も仲間に加えた4人の冒険が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 15:16:50
797870文字
会話率:52%
ありとあらゆる料理が不味く、何もかもが不健康な国、フィッチス王国の貴族令嬢、ローズ・クランベリームースは、国王監修のパフェを食べきれなかった罪で国外追放にされてしまった。
別件で同罪となったメイドとともに、ローズは何を見て、何を感じるのか
。
このお話は、不健康な国から脱したら、自分が不健康フードにのめり込んでしまった、ジャンクフードお嬢様によるコメディ小説である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 13:00:07
19049文字
会話率:37%
婚約破棄をされた瞬間、同じように婚約破棄されていた貴族令嬢ミーガンに転生した私。
転生早々、元婚約者に悪態をついて追放されて森に追いやられることになる。
そこで出会った黒猫と、森の中で平和に暮らしましたとさ、めでたしめでたしかと思いきや。
おとなしい悪役令嬢や元気のいいヒロインがあらわれて、この世界が以前読んでいた小説の中だとわかる。しかも自分の立ち位置は悪役令嬢と暗躍する悪い魔女らしいことも。
そのうえ、登場するはずの3人の王子は現れないしで、知っているストーリーとはことごとく違っていく。
てっきり、モブの令嬢なんだろうとのんきに構えていたのに。猫と平和な生活を送るべくなんとかしなきゃと作戦を考えるけど、なかなか思ったようにはいかなくて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 21:03:58
226779文字
会話率:43%
公爵家令嬢サリエラは、貴族学園の創立記念日のパーティの場で、王太子に婚約破棄と国外追放を宣告される。しかし、サリエラは内心喜んでいた。理由は、この婚約が王命により無理に成立したものだからだ。サリエラは、王宮を出て、公爵家のタウンハウスに向か
う。そして、転生する時に女神様から与えられたスキルを使い、幼い頃から世話をしてくれた使用人たちの前で、心を込めてお別れの歌を歌う。
一方、王宮では王太子は王妃陛下に婚約破棄を報告するが、叱責を受けてしまう
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 14:00:00
4736文字
会話率:47%
主人公はミルカ・アールトネン、十六歳。
彼女は、貴族の中で唯一ドラゴンの飼育を任された家の出であり、ドラゴンについては誰よりも詳しかった。
ある日ミルカは、王家の聖なるドラゴンが育たなかった責任を押し付けられ、婚約破棄&北方辺境への追
放を言い渡される。
北方辺境は、野生のドラゴンが多く棲息し、厳しい環境の流刑地だ。
失意のうちに北方辺境を訪れたミルカが出会ったのは、二十六歳の美形な辺境領主ヴォルテールと、彼のドラゴンだった。
ミルカのドラゴンに関する知識は北方辺境にとっても貴重なものであり、彼女は快く迎えられる。
その上、結婚適齢期であるヴォルテールとの婚約を執拗に勧められるのだが、彼女にはあるトラウマがあった――。
ドラゴンと過ごす日常と、辺境領主とのもだもだラブストーリーがメインです。
この物語を、全ての長女に捧げます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 12:20:00
175937文字
会話率:46%
貴族令嬢、ヴェルヴェット・コンラートはある日突然父親から勘当の上追放を宣告された。
古びた剣、粗末な地図、いくらかの資金のみを持たされ家を追われた少女のは一体どうなってしまうのか!?
「あの、お父様?この剣って我が家の家宝では?」
X(T
witter)でつぶやいた短編の編集版です。
X公開の3話に+兄上編の1話追加の4話でストーリーは完結済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 18:47:10
7157文字
会話率:35%
亜人種の中でも忌み嫌われる蝙蝠の亜人種として生まれた公爵令嬢のシルヴィア・フォン・ヴェンデル。
ある日自分がゲームの世界に入り込んだ憑依者だと気づいたが、その時には既に追放の時が迫っていた――。
「なんと言うことをしてくれたのだ!!王太
子に嫁ぐどころか国外追放とは……!たかが男爵令嬢にしてやられるとは情けない!!」
「申し訳ありませんお父様」
そこに関しては私のせいじゃなくて『シルヴィア』のせいだからどうしようも無い。
彼女がこんなストレスばかりかけるからか、父親の頭部が薄くなっていくのだ。
あぁ、またお父様の残り少ない御髪が減っていく。
とっても素敵なカツラで隠してはいるけれどこの世界のカツラはあぁ、被っているなーと分かるような現代で言うところの歴史の教科書に載ってる音楽家が被ってそうなカツラだ。
くるくるパーマがわざとらしいわ。
お父様、ちょっとピアノ弾いてみません?
そんな親不孝者のシルヴィアは勢いのまま家出を決意する。
そうだ、ダンジョンへ行こう!
※主人公とヒロインが百合百合しています。
※おハゲネタを笑って許せる方、こまけぇこたァどうでもいい!と広い目で見てくださる方はどうぞご覧下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 19:20:00
53344文字
会話率:29%
辺境貴族の令嬢、アリーシャ・ナイトベルグは8歳の時、自分が転生者だと気づく。
自らの才能を神に問う『スキル選定の儀』で、前世の記憶がよみがえったのだ。
だが儀式で『もふもふ召喚』という、もふもふした生き物の召喚というスキルを授かってしまう
。
おまけに子犬を召喚したことで、まともな魔獣も呼び出せぬハズレスキルと認定。
スキルに期待していた実家から勘当され、子犬とわが身を守るために家を飛び出す。
しかし、逃げたアリーシャを助けた特級召喚士の青年ロランは、『君こそ世界に必要な神獣召喚士だ!』と困惑する彼女に保護を申し出た。
どうやら、この世界の神獣はすべからく『もふもふ』しているらしい。
そして『もふもふ召喚』こそ、神獣を召喚し、この世界を魔物から守るのに大切な能力だった。
ロランの案内で、アリーシャは豊かな自然に囲まれた、もふもふ達が集う秘境『風谷』に迎えられる。
風の神獣、水の神獣、さらには火や土の神獣に、古代のドラゴンまで。
『風谷』はどこか日本の里山に似て、お屋敷は古民家風で――?
これは疲れたアラサー転生者が、優しいもふもふと温かい仲間に囲まれ、実は神スキルだった『もふもふ召喚』を駆使して自分だけでなく世界を癒し、欠かせない存在へと成長していく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 21:18:07
145774文字
会話率:37%
クリスティナは、17歳の男爵令嬢。
幼いころから疫病や戦乱で傾いた領地の立て直しに奔走し、その活躍から王族の婚約者候補にまでなった。
やっと幸せになれると思った矢先、無実の罪をきせられ婚約破棄、そして孤島へ流刑となってしまう。
貧しい島
に絶望する彼女だったが、貴族の義務から解放され、自由になったことに気づく。
そして、海をゆく『ニシン』の膨大なる魚群に目を付けた。
――ここで生きなきゃ、損ですもの!
陸地から離れすぎ、交易に向かない島。
輸送費が高くつくなら、たくさん作ってたくさん運べば、暮らしをよくできる。
クリスティナは、やがて島の領主から提案を受ける。
それは大勢へ利益を分配し、事業にまとめあげるための仕組み、『株式会社』。
領主の老婆ダンヴァースは、かつて魔女と呼ばれたほどの実業家であり、令嬢に経営を教え始めた。
前向きな姿は、流刑地とさげすまれ、やる気を失っていた島民たちをも変えていく。
美味しい魚と島の自然に、追放されたのにむしろ癒されていくクリスティナ。
他方、彼女を追放した王国は……。
追放された令嬢が、商才を目覚めさせ、強く、幸福になっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 21:08:13
255070文字
会話率:36%
ルナ・アッシュフォードは伯爵家の令嬢だったが、継母に陥れられ家を追放されてしまう。行き場を失ったルナは、町で偶然「迷宮古書店」という古書店を見つけた。店主のリブリスは変わり者だが、ルナに店に住み込みで働くことを提案する。本好きのルナは、次第
に店に馴染んでいく。
ある日、ルナは店にやってきた金髪の青年エリオットと出会う。エリオットは貴族のような高貴さを持ち合わせた人物だった。本を読むことを生きがいにしているらしい。ルナとエリオットは意気投合し、本の趣味を通じて距離を縮めていくのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 20:03:16
18094文字
会話率:39%
魔法国屈指の名門貴族であるリュミオール伯爵家の五女として生まれたミーティア。
幼い頃は神童と呼ばれながら、生活魔法以外の適性を持たなかった彼女は一族の恥としてリュミオール伯爵家で冷遇され、無能扱い。
しかし、そんな彼女には大きな夢があった。
それは、最高にかっこいい悪女になって、自由で楽しい人生を送ること。
十歳になってすぐに魔法国で最も危険な辺境の領地に追放されることになってしまうが、鈍感なミーティアは野望に近づいたと喜んでいた。
「この場所から、私の華麗なる悪女生活が始まるのよ!」
こうして、かっこいい悪女を目指して行動を開始したミーティア。
ところが、悪を勘違いして励んできた猛勉強と努力が実を結び、領民たちのミーティアへの好感度は急上昇。評判はどんどんと高まり、規格外の才女として国中から注目される存在になっていって――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 15:35:39
175881文字
会話率:29%
「エルレイン令嬢、できれば今日を持って君との婚約を破棄したい! 了承してくれないか!」
突然言われた私は、困惑しながらも婚約破棄に了承しました。
理由は、ラリオス伯爵とはそりがあわず、なんと貴族の女性の方と愛し合っていることが発覚
したからです。
さらに、婚約破棄を了承すれば家に傷がつくと思いましたが、傷がつかないようにラリオス伯爵が取り計らうと言ってくれました。
そのため、婚約破棄に了承して荷物を整理しました。しかし、メイドのうわさ話を聞くと、取り計らうのは嘘だと聞いたのです。
私は真相を確かめ、ラリオス伯爵にざまぁしました。その後、素敵な殿方とある出会いをして心惹かれたのです。
これは、最悪な婚約相手にざまぁして心惹かれる男性に出会う物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 11:03:51
2932文字
会話率:19%