ーーかつて神は危惧した。
自分が作り出した存在である感情を持つものたちが罪という咎めを背負うことを恐れなくなったからだ。
人々はそれを嘆き、そしてそれを悲劇と呼んだ。
何十年という日々を過ごしても、何百年という時を過ごそうとも、その
悲劇は収まることはなかった。
そんな悲劇が続いたある日、神はある存在を作り出した。
ーー罪という咎を許さない者
ーー罪という咎めを背負う者を許さない者
そのような存在を神は『罪狩り』と呼んだ。
罪狩りは罪人(つみびと)から見ると言わば『死刑執行人』と呼ぶべき存在であった。
神から与えられた力によって罪狩りは影ながら暗躍し、世界に蔓延る罪人たちを文字通り狩り続けた。
そのため、罪狩りたちも力を与えた神に忠誠に近いものを持って生きていた。
ーーしかし、それはある一人の罪狩りを除いての話である。
ーーそして、これはそんな罪狩りの御話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 23:00:00
925535文字
会話率:48%
夜空を見る習慣がある世界の話
18の歳に星を頂く風習のある世界
そんなソラと共に過ごす世界の話
ある日、ある夜の話。
夜が続く街として有名な街。
流れ星と思ったその光は次々と空から捨てられるように落ちていく。
明るかった夜は月を残して闇に染
った。
その日から夜は月が独占し誰も空を見上げることは無くなった。
その日から18の歳になっても星を頂く事が出来なくなった。
そんな夜の中で月を頂いた少年と、彗星を頂いた狼の話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 22:23:32
19476文字
会話率:25%
「最弱の四天王」として嘲笑され、日々仲間たちからの面倒事を押し付けられる中、アストラは自分の人生に疑問を感じていた。そんな彼はある日、突然現代日本に転移してしまう。偶然知り合ったおじいさんの助けもあり、彼は新しい仕事を手に入れ、日本での生活
を充実させていた。魔王軍にいた頃とは比べ物にならないほどの安息した日常。魔王軍のようなブラックな働き方を要求されることもなく、彼はすっかり日本での生活に馴染んでいた。
しかし、ある日彼は、日本にも元いた世界のようなダンジョンが現れていることを知る。彼は、日本での平穏な日々を失わないために、元の世界では役に立たないスキルと馬鹿にされていた【迷宮喰らい】のスキルを駆使しダンジョンを駆逐していく。
一方、アストラを失った魔王軍は、実は彼がいたからこそ日々の業務が円滑に回っていたことを知る。特にダンジョンにおける彼の活躍は目覚ましく、アストラがいなくなったことで放置したダンジョンが暴走し、壊滅的な被害を被っており残った四天王も魔王からの怒りを買っていた。
かつて所属していた魔王軍がアストラがいなくなったことで衰退していく中、アストラは日本での新しい生活を守るために全力を尽くしダンジョンを喰らい続けた結果、最強のダンジョンスレイヤーとしての地位を築いていくことになるのだった――
※カクヨムでも連載中(一部内容に違いあり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 22:01:33
81996文字
会話率:45%
宮廷魔導士として、エリート街道を突き走っていたアシュリー。彼の仕事は人々の役に立ち、一目置かれていた。
そんなアシュリーであったが、出世争いをしていた同僚の策略によって、辺境の地に異動を命じられることになる。
アシュリーが左遷された先は、
作物もまともに取れない上に、魔物が蔓延っている、国から見捨てられた未開の村であった。
しかしアシュリーは村を襲っていた魔物を退治し、領民からの信頼を得る。さらには規格外の魔法の力で農業を改善したり、魔物と同盟を組んだりと領地を発展させていくのであった。
徐々に余裕もでき、アシュリーは親切な領民たちやもふもふに囲まれ、スローライフを実現する。
一方、アシュリーを左遷した宮廷ではあったが、彼がいなくなったことにより仕事が回らなくなり、崩壊の一途を辿っていき……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 19:10:00
39722文字
会話率:41%
剣、魔法、治癒、支援——それぞれの最強格の四天王に育てられた少年は「無能」と蔑まれていた。
そんなある日、四天王達の教育という名のパワハラに我慢できなくなった彼は『ブリス』と名を変え、ヤツ等と絶縁して冒険者になることにした。
しかしブリス
は知らなかった。最弱だと思っていた自分が、常識基準では十分最強だったことに。あらゆる力が最強で万能だったことを。
彼は徐々に周囲から実力を認められていき、瞬く間に成り上がっていく。
「え? 今のってただのゴブリンじゃなかったんですか?」「ゴブリンキングですわ!」
一方、四天王達は「あの子が家出したってバレたら、魔王様に怒られてしまう!」と超絶焦っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 16:58:25
337855文字
会話率:43%
「今日をもって、俺はこのパーティーを抜けたいと思う」
ある日、補助魔法使いのエメリヒはパーティーメンバーの仲間たちにそう告げる。
エメリヒは昔から、才能あふれる仲間たちに劣等感を抱いていた。自分の補助魔法がなくても立派に戦っている仲間を見
て、いつしか「もう自分は必要ない」と思うようになった。
エメリヒの脱退を止める仲間たち。
しかしリーダーのハンスだけはエメリヒの脱退を、あっさりと認める。
エメリヒがいなくなったあと、ハンスは言う。
「彼は間違いなく、最強の補助魔法使いだった」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 19:52:12
14913文字
会話率:33%
とある国にある貴族の家のアッシュ家。
そこの次女であるオルライトに婚約の話が持ちかけられる。
だがオルライトはこれに対し全力で拒否の意を示す。
父親はそんな娘の性格は昔から知っている。
そこで学門や貴族としての能力は優秀なオルライトに一つ
の条件を出す。
それはこの国の東部にある小さな村の話。
その村は伝承にあるこの国のシンボルでもある大樹の麓の村。
かつては栄えていたとあるが、今は小さな村である。
そこの領主が病で仕事を続けられなくなったという話。
オルライトの婚約を解消する条件はその村の領主代行として村を発展させる事。
期限は4年、それまでに条件をクリア出来れば婚約の話はなかった事にすると。
オルライトはその話を引き受け従者のキスカと共にその村へと出発する。
※※※
更新は木曜日になります。
荒廃した世界を救うものが終わり次第更新を開始します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 17:14:40
290894文字
会話率:56%
以前の小説が完結したため、新規の小説を始めました。
今回は魔王が異世界でのんびりと暴れ回るお話です。
かつて一つの世界が滅亡した…。
世界を滅ぼしたのは一人の少女だった。
その少女は絶望の果てに全てを滅ぼす事を選択したのである。
なぜ少
女は世界を滅ぼしたのか。
それは勇者と魔王という人々の虚言の果てに見た現実だった。
世界を滅ぼした魔王は引きこもってしまった。
誰もいなくなったその世界で、従者と共に暇そうに暮らしているのだ。
魔王とはなんだろうか?
勇者とはなんだろうか?
そんな終わらない問いを続ける少女は立ち上がる。
そして一言言い放った。
「暇なんで異世界でも滅ぼしに行きますか」
こうして魔王と呼ばれる少女の壮大な暇潰しが始まるのである…。
***
更新ペースは少し、というか大きく落とします。
とりあえずマイペースで見ていただければ幸いです。
新しい小説を始めたので今後は偶数の日に不定期更新となります。
こんなトーシローの小説でも読んでくれる人全てに感謝いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 12:00:06
439290文字
会話率:48%
異世界に転生した俺は目を覚ますと、そこは死刑場だった。どうやら、俺は勇者を殺した罪で死刑になってしまったらしい。
その絶体絶命の状況を覆すべく、記憶を辿りに無実を勝ち取る。
そして、普通は絶対に手に入れられない称号【勇者殺しを騙る者
】を手に入れた俺は、勇者の代わりに魔王を倒す旅に出る──。
勇者がいなくなった、この悲惨な世界を変えられるのは俺だけだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 12:12:10
11884文字
会話率:51%
過酷な環境で力を合わせて生きてきた少年ミナトと愛犬のタロは、誰にも助けられることなく命を落とす。
だが、神に選ばれミナトは使徒として、タロは神獣として異世界に転生することに。
転生時に神からお願いされたことは、のんびり楽しく暮らしな
がら精霊や聖獣を助けること。
幼くなくなったミナトとタロは、のんびりと異世界の森の中でのんびり田舎ぐらしを始める。
ミナトもタロも、無自覚ながら規格外に強いので、何も怖くないし困らない!
楽しく暮らすミナトのもとに困った聖獣(もふもふ)たちが助けを求めてやってくる。
これは規格外の幼児と、最強のでっかい子犬が楽しく暮らしつつ、聖獣精霊を助けるために旅をする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 11:50:00
196643文字
会話率:50%
規格外の天才魔導具師ヴェルナーは、賢者の学院にて、日々魔導具開発にいそしんでいた。
その魔導具は民の生活を豊かにするほど画期的で、学院の名声を高めに高め、資金面でも潤った。
だが、ヴェルナーの才能を妬み、魔導具利権に目がくらんだ学院
長によって、賢者の学院を追放されてしまう。
しかし、ヴェルナーはあまり気にしない。お金はあるし、魔導具のロイヤリティ料の収入もある。
一人で楽しく研究に精を出す。
一方、ヴェルナーのいなくなった学院は、大変なことに。
そして王宮では優秀なヴェルナーを取り込もうと色々と考え始める。
同時に、ヴェルナーの作った魔導具目当てに、暗黒教団も動き出す。
安心安全、快適、目立たないひきこもり研究ライフを目指す、若き天才ヴェルナーの前途は多難なのだ。
※カクヨムにも投稿しています。
※タイトル、あらすじ試行錯誤中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 11:50:00
302951文字
会話率:47%
''死''。それは、恐れであったり、理不尽であったり、はたまた興味であったりする。
そんな''死''に魅入られた少年が、もしも死ななくなったなら。
彼は何をするだろう?
物語に見え隠れする怪異の気配。
どうもこの世界は現実らしくない。
──────
このお話は 神堂 紅 先生との合作です。
同タイトルの作品が 神堂 先生の方にも上がっております。
機会があれば読み合わせてみてください。
神堂紅先生>https://mypage.syosetu.com/2362507/
人物が同じなのに世界観が違うのでその辺りの差が面白いです。
では、どうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 10:42:32
16527文字
会話率:9%
今から近い未来、それとも遠い未来―――――地球は変貌した。
それは宇宙より飛来した七つの隕石のせいだ。
それは七つの地域に落下し、そこの国に壊滅的な損害を与えた。
それは人類が経験した事が無い脅威だ。
隕石は奇天烈怪奇な猛獣を吐き出し、周囲
の自然環境を変化させた。
変化というよりかは浸食。
浸食というよりかは改編。
とにかく地上はかつての地球生命体の楽園ではなくなった。
人類は地下に、空に、宇宙にへと逃れた。
それから十年。
変わり果てた地上を取り戻すべく、一つのプロジェクトが立ち上がる。
【プロジェクト・ドッペルゲンガー】
地上で活動するためのクローンを製造、運用する、という狂気の計画。
通常時であれば倫理に引っ掛かるとして廃案になるはずのそれは、人類の絶滅の危機に際しては罷り通ることになる。
人類は追いやられた先で食糧難に陥り、多くの餓死者を出す形となった。
そこでは食料を生産するには困難な土地や環境であったからだ。
頼みの綱は脱出の際に持ち出した保存食。
缶詰やペットボトルといったもの。
しかし、それとて限りがある。
多くの難民を抱えた集落《コロニー》は早々に食糧難によって自滅していった。
だからこそ、彼らは狂気の計画に頼らざるを得なかった。
己の分身を改造、強化し、地上に向かわせ、食料を確保し持ち帰らせる。
或いは猛獣を討伐し、食料に変える。
全ては人類が生き残るための計画だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 08:47:43
303642文字
会話率:39%
情報革命と呼ばれる情報化技術の革新によって生まれた超技術。
「報化技術」
しかし、完成とは言い切れないこの技術の実験運用のために作られた情報化実験都市「ティクティリス」
そこで暮らす人間は人生のおおよそ全ての正解を技術に教えてもらえていた。
そんな自分で考える必要がなくなった世界で産まれた少年は、何かが違うと思いながらも何が違うのかわからずに日々を過ごしていた―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 07:00:00
229211文字
会話率:38%
キエ・デムランは没落伯爵令嬢で、幼馴染のロドルフ・ドラノエ公爵子息に契約結婚を持ちかけられる。ロドルフは、プレイボーイとして名高く、多くのレディと浮名を流していると噂されている美貌の持ち主。そのロドルフは王子たちによる王太子継承の争いに巻き
込まれ、国を出て行かなければならなくなった。すべてを捨てて名を変え偽装結婚をし、ボーモン帝国で新しい人生を送り始める。三年後、いよいよ契約結婚の契約満了日を目前に控え、キエはロドルフに自由にしてくれるよう迫る。が、ロドルフの反応は、キエの望んだ物とはまったく違った。
※作中では謎のままですが、じつはロドルフは諜報員。キエは命の危険にさらされています。
※ハッピーエンド確約。ご都合主義のゆるゆる設定はお許しください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 00:00:00
14134文字
会話率:21%
伯爵令嬢のメイ・リチャードソンは、アーノルド・フォード侯爵と契約結婚している。が、アーノルドはずっと戦争や戦後処理で敵国に行っている為一度も会ったことがない。それどころか、手紙の返事さえもらったことがない。彼女は借金返済はもとよりフォード侯
爵家の領地経営を大成功に導き、屋敷の管理を立派に行った。そして、アーノルドもまた出世し、おたがいの問題はクリア出来た。というわけで、契約結婚を続ける必要がなくなった。何度も契約解除を訴えるメイ。が、アーノルドはまったく返信をしない。そのうち、契約期間の終了を迎える。「契約期間終了。王都に帰る」旨を認めるメイ。が、急にアーノルドが帰ってきた。大陸一の美女を連れて。アーノルドは、敵国の公女とすごしていたのだ。しかし、なぜかアーノルドはメイに屋敷から去ることを禁じたばかりか、契約は更新していることを告げる。ショックを受けたメイは、全力で訴える。「この契約結婚に意味はありますか?」と。
※ハッピーエンド。ご都合主義のゆるゆる設定はお許しください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 00:00:00
12057文字
会話率:27%
「わからないかしら? フィリップは、もうわたしのもの。わたしが彼の妻になるの。つまり、あなたから彼をいただいたわけ。だから、あなたはもう必要なくなったの。王子妃でなくなったということよ」
その日、「おまえを愛している」と言い続けていた夫
を略奪した略奪レディからそう宣言された。
そして、わたしは負け犬となったはずだった。
しかし、「とりあえず、おれと結婚しないか?」とバツイチの新国王にプロポーズされてしまった。
夫を略奪され、負け犬認定されて王宮から追い出されたたった数日の後に。
ああ、浮気者のクズな夫からやっと解放され、自由気ままな生活を送るつもりだったのに……。
今度は王妃に?
有能な夫だけでなく、尊い息子までついてきた。
※ハッピーエンド。微ざまぁあり。タイトルそのままです。ゆるゆる設定はご容赦願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 20:16:00
16087文字
会話率:24%
呪われた血を受け継ぐ貴族レイヴンローズ家。その血は魔物を魅了し、その心臓を食した魔物は絶大な力を得るといわれている。そんなレイヴンローズ家の令嬢エリザベートは魔物や裏社会の組織に狙われる生活を送っていた。
そんなエリザベートに仕えるの
は世界最強の老執事エヴァルト。魔術、武術、剣術、医術とあらゆる技術を高い水準で極めた彼は、エリザベートの血を我がものとする者たちから、エリザベートを圧倒的な力で守り抜いてきた。
しかし、エヴァルトには悩みがあった。それは自分が高齢で、自分がいなくなった後にエリザベートを守る者がいなくなることである。
寿命というタイムリミットが迫る中、エヴァルトは一人の少年と出会う。少年の名はレオン。貴族とは真逆の貧しい環境で育った彼に可能性を感じ取ったエヴァルトはレオンを弟子に迎え、世界最強の執事に育成することを決意する。
◆◇◆◇◆
・サクサク読める作品を目指します!
・毎日投稿を目指します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 22:22:06
37881文字
会話率:53%
今日日珍しくもなくなったオープンワールドゲームにて、特に意味もなく山に登ったりマップの端っこまで行ってみたりしませんか?そんな話です。山あり谷あり(物理)な世界で山なし谷なし(盛り上がり的に)な物語。
最終更新:2024-10-11 21:31:34
827674文字
会話率:31%
10歳のルミネルは、かつて栄えた王国の姫。
だが、転生してこの世界に来た時から、彼女は前世の記憶を引きずり、部屋に閉じこもる日々を過ごしていた。
「どうせ私なんて…」
そんな彼女のもとに、隣国の王子ランベールが突然現れる。
好奇心旺盛で
明るい性格の彼は、何度も城に遊びに来ては、ルミネルを外に連れ出そうとする。
「君が部屋に閉じこもる理由なんてないだろう?」
「放っておいて…」
最初は拒絶していたルミネルだが、ランベールの無邪気さに触れるうちに、少しずつ心を開き始める。
だが、突然ランベールが城に来なくなった――。
「いなくなって初めて、あの人がどれだけ大切か分かった…」
再び訪れる再会の時、ルミネルは以前とは違う、強さを持った自分になっていた。
そして、二人は共に未来を切り開く決意をする。
「一緒に国を守ろう」
引きこもり姫と王子の、成長と絆の物語が今、動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 20:53:30
10290文字
会話率:33%
ボク、山霧 旭(やまぎり あきら)は小さな頃から普通の人には見えない存在が見えて、勝手に巻き込まれて困っている。
さらに実家の近くに霊道が通っているもんだから面倒で外を出歩かなくなったんだ。
なので、高校を卒業する事を機に実家を離れ、極
力過ごしやすい地に移った。
ウェルカムボクなりの楽しい生活!!
...だったんだ、つい最近までは...。
いとこのオカルト研究部の人数合わせで引っ張り出された先はなんといわく付きの廃村...そんな事だと思ったんだょね。
そんな廃村でボクはひとりの巫女と出逢って、中身の無い謎の鈴をもらった。
事件はその夜に起きた。
ボクは無知な人間が最も怖い事を知った。
その地に縛られていた魍魎と廃村になる原因にボクらは目をつけられていたんだ。
迫る魍魎達に、なす術なく立ちすくむ。
ボクは『今日が最後の日』という言葉が頭の中をよぎった時、鳴らないハズの鈴が鳴ったんだ。
突如現れたのは朱色の狩衣を纏った昼間出会った巫女、そして天狐の面を着けたもう1人の巫女。
妖怪大決戦が目の前で始まった。
ボクは攻撃を受けて意識が暗闇の中へと遠のいた…
意識が戻ると、そこはボクの知らない世界が広がっていた…
「えっ!?貴女達も知らない場所なの!?」
違った形で『最後の日』を迎えたボクは巫女達と共に『始まりの日』も迎えていたのだった…
チート級の神通力と戦闘力の巫女達と妖精が見えるだけの人間が送る異世界わちゃわちゃ冒険記ここに開幕…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 20:21:54
730225文字
会話率:32%
蔑みの対象であるカエル色の髪を持つ子爵令嬢のステファニーは、義妹に婿入り予定だった婚約者を寝取られ、子爵家を継ぐ予定も流れ、急遽嫁入りしなくてはならなくなった。
そこで名乗りを上げたのは、若き伯爵アドニス・フェザー。
社交界の華である彼は
、初対面でこう告げた。
「きみを愛することはない」
そう、彼には真に愛する美少年の愛人がいたのだった……。
『きみを愛することはない』
お決まりの台詞を言われた令嬢と言った青年伯爵の、それぞれから見た、それぞれの結婚生活。
短編のつもりがちょっと長くなったので、前後編に分割しました。後編は一時間後に予約投稿中です。
※善良な物語ではありませんので、ご注意を。
ドン引き注意。閲覧は自己責任でお願いしますね…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 20:00:00
34217文字
会話率:21%
十年の戦いの末、世界を脅かしてきた魔王を千年の眠りに追い込んだ勇者アリスは、自らも来る千年後のその日のため、眠りについた。
残された仲間、賢者ヴィルヘルムは、転生を繰り返しながら彼女を見守り続けることになる。
ヴィルヘルムは長らく話す
ことが叶わなくなった親友アリスに宛てて手紙を書くことにした――。
これは、世界を救った賢者の、その後の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 17:09:02
30392文字
会話率:25%
とある領地では、“かれら”と呼ばれる存在が住んでいる。
人間の前になど、なかなか現れないその存在に、伯爵令嬢であるシェリアは恋い焦がれていた。
シェリアが滞在していた王都から一年ぶりに帰宅したある日、外出から帰ってきた弟の様子がいつもと
違っていて──?
※ゆるゆると、淡々としたお話です。
アルファポリスさんにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 17:07:15
77737文字
会話率:23%
結婚の儀の日、たくさんいる中の一組のカップルだったヴィクトアとシューリ。自分たちの結婚式なのにヴィクトアの視線は別のカップルのトレアノばかりを見ている。
話しかけても上の空のヴィクトアに我慢できなくなったシューリは結婚はやめようと告げる。
結婚が白紙になって半年ほど経った頃、シューリにお見合い話がやってきて・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 17:00:00
9600文字
会話率:18%
「この俺が婚約者になってやるのだから、光栄に思え」
初顔合わせで侯爵子息ハーネルドに言われた言葉に、伯爵令嬢のフォルティアナは齢十歳にして『結婚に必要なものは忍耐』と悟り、結婚に理想を抱かなくなった。
そんなフォルティアナが十五歳を
迎えた頃、大人の仲間入りを祝う華々しいデビュタントの日、婚約者のハーネルドを巻き込み盛大にダンスホールで転倒してしまった。
この失態をきっかけに、怒鳴り込んできた侯爵により婚約は破棄され、『どんがめ姫』という不名誉な汚名を授かることに。
その汚名を返上しようとひたすら二年努力するも、誰もフォルティアナとダンスを踊ってはくれない。
パーティ会場で元婚約者のハーネルドに暴言を吐かれ、その場にいるとみっともなく涙をこぼしてしまいそうになったフォルティアナはそっと会場を抜け出した。
人気のない庭園で、フォルティアナは普通の人には見えない『光る人』に声をかけられる。いつもなら両親の言いつけを守り、気付かないフリをして相手にしないのだが、その日はそれが出来なかった。誰でもいいから、話を聞いて欲しかったのだ。
フォルティアナの話を静かに聞いていた『光る人』である青年は、跪いて手を差し出す。
「僕と一曲、踊ってくれませんか?」
青年にリードされ、フォルティアナは失敗する事なくダンスを立派に踊りきり、苦手だったダンスの楽しさを知った。
自分が何者かも分からないという青年に、フォルティアナはリヒトと名前をつけてあげた。
それから王城でリヒトに秘密のダンスレッスンをつけてもらうようになり、いつしか彼に淡い恋心を抱くようになっていた。
そこへ元婚約者のハーネルドが現れて、あの時のリベンジをしたいと言う。
見事汚名を返上することに成功したものの、その日以降、リヒトは庭園から姿を消してしまった。
実はその青年、療養中の第二王子で――
※これは、婚約者に皮肉を言われ続け結婚に理想を抱かなくなった伯爵令嬢と、初恋を拗らせてやらかした過去を挽回しようとする侯爵子息と、その二人を面白おかしく眺めながら隙あれば横からかっ攫おうとする王子様の三角関係なお話です。
アルファポリスでも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 08:04:31
206166文字
会話率:45%
ルミナス国王の一夜のお遊びで生まれた私生児の第四王女ルーチェは、正妻の子である異母兄妹達に虐げられて育った。
王家の血筋を持った娘には時折聖女の力が宿る。死ぬまで王家の飼い殺しにされたくないルーチェは、聖女の力が目覚めないよう必死に自身の
力を抑えていた。
そんなある時、隣国シェイド帝国との戦に敗戦したルミナス王国は、王女を一人花嫁として差し出さなければならなくなった。皇帝が直々に花嫁の選定を行うらしく、ルーチェの元に豪華なドレスと装飾品が届いた。
「これを着て、選定にヴィクトリア様として参加されるようにとのご命令が……」
それは、正妻の娘である第五王女の身代わりになれという命令だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 22:33:00
11682文字
会話率:52%