〝破壊の騎士〟と恐れられるアルカディア教団の使徒ルカ。
かつて王国の騎士だったルカは帝国との戦争の最中、大切な人を守れなかった失意の念から、授かった力を暴走させ多くのものを奪ってしまった。
絶望と罪悪感に沈むルカに寄り添ったのは、同じ
使徒である〝女神の歌姫〟イリア。
イリアの歌声と献身により救われたルカは「今度は私が守る番」と奮い立ち、イリアの〝守護騎士〟となる。
教団の使徒である二人に与えられた使命は、人々に讃美歌≪シャンティール≫を届けること。
魔獣の被害拡大を受けて、疲弊する人々を励ますのが目的だ。
旅立ちの直前、ルカはイリアの弟に衝撃の言葉を聞かされる。
「姉さんは、世界のために死ぬつもりだよ」
ルカは動揺を隠せなかった。
イリアが定められた〝宿命〟を受け入れていることも信じ難かった。
宿命とは何か。
何故イリアが犠牲にならなければいけないのか。
理由を聞くことが出来ないまま、事態は急速に変化してゆくになる。
教団内部で蠢く陰謀と、魔獣と帝国の脅威に晒され混迷を極める世界で果たして。
ルカはイリアの運命を壊し、未来を創ることが出来るのか──。
ふたりの愛と歌で紡ぐ物語が始まる。
※毎日18時頃更新予定、他サイト様でも公開中です。
※自作「終焉の謳い手〜破壊の騎士と旋律の戦姫〜」のスピンオフ作品。ですが、単体でお読みいただける作品となっております。
百合メインではあるものの、姉弟愛、家族愛も要所で出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:10:00
29113文字
会話率:24%
搾取され過ぎた"善人"は、ある日絶望の底に叩き込まれた瞬間、異世界に召喚された。
人間ではなくなってしまった善人は、生きるという事を改めて考え始める。
時を同じくして、セラという少女に成り代わった聖良が、聖女となる。
聖良は、その地位を利用して勢力拡大を目論むが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:04:34
50522文字
会話率:27%
彼らは、誰だ。
狂気がぶつかる爆発三秒前。
最終更新:2025-05-15 18:03:15
102198文字
会話率:46%
四年間付き合ってきた婚約者との結婚を目前に控えるレベッカは、ある日自宅で婚約者の浮気現場に出くわす。今まで味わってきた挫折や、自分がかつて起こしてしまった暴力事件のせいで、自身を〝物語の中でいう悪役的ポジション〟だと思い込んでいるレベッカ
は、婚約者の浮気を知って「やっぱり私は、ヒロインのようにはなれっこないのね」と絶望と共に諦めの気持ちを抱く。
その後、学生時代の同級生かつ現同僚であるエドウィンに見守られ、徐々に立ち直っていくレベッカだが、それと同時に膨らむ彼への想いに戸惑うことになる。だって、「彼の隣に相応しいのは、ヒロインのような女の子。私みたいな人間じゃないの」だから。
※全18話予定、毎日18:00に1話ずつ更新します。
※前作の『儚くもか弱くも〜』に登場するレベッカが主人公のお話です。今作だけで読めるようにしたつもりですが、前作をお読みいただいた方がよりわかりやすいかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:00:00
88607文字
会話率:33%
目覚めたら、そこは大好きなRPG『セレスティアル・サーガ』の世界――しかも、プレイヤーから蛇蝎のごとく嫌われ、魔物に喰われて死ぬだけの悪役貴族、アラン・フォルテス(10歳)に転生してしまっていた!?
冗談じゃない! こんなバッドエンドは絶
対に回避してやる!
これは、嫌われ者の悪役貴族に転生したアランが、知識と未知の力を武器に、絶望的なシナリオを変えていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:00:00
196536文字
会話率:30%
勇者アランの幼馴染かつパーティメンバーだったロイは、奇襲を食らって絶望の淵に立たされていた勇者パーティを逃がすため殿を買って出る。
捨て身の攻撃で何とか時間を稼いだロイの視界にとある人物が映り込んだ。
ノーム・レスティ、幾度となく自分たちの
邪魔をしてきた男であり、悪徳貴族として名高い男だった。
ロイは最後の力を振り絞りノームへ攻撃を放つ。
直後にロイは意識を失い、そのまま戦死した――はずだった。
しかし目が覚めるとロイは自分の体に違和感を覚える。
鏡を見れば、そこにいたのは自分の仇敵ノーム・レスティだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-13 19:05:28
183474文字
会話率:27%
「ラビラとの婚約を破棄する」
侯爵令嬢ローズは、王子ラビラとの婚約を一方的に破棄された。
代わりに選ばれたのは、実の妹であるミカエラ。
追放、裏切り、絶望。
すべてを失い、“本当の絶望”を経験したローズに残されたのは、ただ一つ復讐だけだった
。
復讐だけが、新たな希望であり、生きる理由となった。
今度は、こちらから“本当の絶望”を贈ってあげます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:00:00
23515文字
会話率:27%
世界は、あまりにも残酷だった。
異世界から、無理やりこの世界へと転生させられた男がいた。
だが、彼は何も成し遂げることなく、この地で無念のまま命を落とした。
彼は、この世界を恨んだ。
この歪んだ世界を変えられぬまま、ただ消えていった。
主人公もまた、この世界に疑問を抱いていた。
だが、彼以外の誰もが、この世界を「当たり前」として受け入れていた。
理不尽な階級制度も、虐げられる者の絶望も――すべては「当然」だった。
その異端の思想が許されるはずもなく、彼はついに“排除”される。
突き落とされた崖の下に広がる、果てしない森。
死の予感に包まれる中、彼は“声”に導かれる。
たどり着いたその先には、一人の男の亡骸があった。
そして、彼が残した一冊の本。
それを手にした瞬間――
彼の運命は、大いなる嵐へと巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:00:00
53653文字
会話率:52%
記録が、世界を変える。
――倫理と復讐の果てに、“静かなる凱旋”が訪れる。
50年分の記憶を持ち、絶望の淵から転生した男・真壁慎一。
彼が選んだ武器は、怒りでも暴力でもなく「記録」だった。
AIと量子技術を駆使し、いじめ、薬物、癒着、偽
札、痴漢――
あらゆる不正と依存の連鎖を、圧倒的な証拠と構造で可視化する。
金も権力も、涙も懇願も通じない。
“記録”だけが、社会を動かし、人の倫理を問う。
やがて、記録は個人の復讐を超え、
親と子、企業と社会、そして国家の構造そのものに“問い”を突きつける。
「あなたは、記録される覚悟がありますか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:00:00
8904文字
会話率:35%
元男爵令嬢のリリスは行き倒れていた。世間知らずなせいでまともな給金をもらえず、食べ物もろくに買えない。そんな人生に彼女は絶望していた。
しかし、そんな彼女の前に軍服を着た男が通りがかる。男はリリスを抱えると、レストランに連れていき、食事を御
馳走してくれた。あまりの空腹に出された料理を食べ切ったリリスだが、その支払いの代償として体で支払うことを求められてしまう。
食べた自分が悪いんだとリリスは諦め、男に連れていかれる。しかし、連れていかれたのは男が住んでいる屋敷。侍女として働いて返せばいいということだった。
優しい使用人たちと共に仕事をこなし、何かと気にかけてくれる男にリリスは徐々に惹かれていく。しかし、男の正体は国内有数の大貴族であり、最強の魔術将軍だった。それを知り、リリスは恋心にそっと蓋をする。
女性不信の将軍と、平民落ちの元男爵令嬢の、すれ違いラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:00:00
26427文字
会話率:27%
アレクシア・レーベアル侯爵令嬢は、ある日前世を思い出した。そして、この世界が乙女ゲームと酷似していることに気づき絶望した。
何故ならそのゲームでアレクシアは、どのルートでも言われなき罪で一族郎党処刑されるのである。
しかも、その処刑へ
の道の始まりが三日後に迫っていた。考えたアレクシアは、黙って家を出ることを決心する。
そうして逃げるようにやって来た港外れにて、アレクシアはとある海賊船を見つけ──
「ここで働かせてください!!」
「突然やって来て何だお前」
「ここで働きたいんです!!」
「まず名乗れ???」
男装下っぱ海賊令嬢と、世界一恐ろしい海賊船長の愉快な海賊ライフ!海上で繰り広げられる攻防戦に、果たして終戦は来るのか…?
─────
全二章。一章までは連投、二章は書き終わり次第定期更新していきます。
こちらは以前、別の名前で活動していた時に投稿していた【処刑回避で海賊に転職したら、何故か船長に甘やかされてます。】という作品の加筆修正版です。
詳しいことは、アカウントのプロフィールに書いてあります。
※元の投稿とは、タイトル・一部キャラクターの名前・一部設定を変更しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:00:00
6432文字
会話率:20%
辺境の単調な塩採掘任務は、血と土埃が舞う地獄と化した。異常な魔力上昇が、悍ましく歪んだゴブリンソルジャーの群れと、エリアを統べる「異形」のボスを引き寄せたのだ。希望は容赦なく打ち砕かれ、仲間の無残な骸が累々と転がる絶望的な撤退戦。若き騎士ケ
イは、騎士の魂とも言える剣を犠牲に、血路を切り開く。だが、迷宮の非情さは魔物だけではない。大地が咆哮し、全てを蹂躏する激しい地震が発生! 混乱の中でケイが目撃したのは、過去の「デジャブ」と重なる破滅の光景――「津波が来る」。これは天変地異か、それとも迷宮の意志か? 生き残れる保証はどこにもない、過酷な生存劇が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:00:00
48500文字
会話率:43%
見知らぬ異世界へ拉致されたと思ったら、奴隷人生の始まりだった。
チートも能力も才能もない。あるのは多少の頭脳だけ!!相対するは最強の第五世代、満身創痍の二人は絶望を乗り越えられるのか!!「じゃあ、申し訳ないけどもう少し頼むぜ」「ハヤト コソ
ナ」異世界を巡る戦争の行く末は、二人の人間が変えてやる。彼らの「地球」への帰還の戦いが、今ここに始まりを告げている。これは世界を変えた人たちの、その始まりを記した物語である。「そんなん勝てるわけねぇだろ」「ソダナ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 20:10:51
78561文字
会話率:45%
凄惨な幼少期、目を背けたくなるような境遇、追い討ちをかけるかの様な病、志半ばで失った夢、繰り返される挫折、いつまでも灯りの燈らない奈落の底。逃れられない運命に心を抉られ、気付けば愛だの夢だのくだらないと、誰にも関わらず人間を拒絶し笑顔を失く
し世界を断絶し、瞳に映る全てに絶望していた。だがそれでもただ懸命に、たった一つだけでもいいと〝生きる意味〟を探し続けながら大人になった孤独な男、幡西鷹斗。彼はある日、知らぬ間に病院のベッドに平伏していた。気を失っていたのか?事故か?記憶を失くしたのか?何も思い出せずにいた。ふと、何となく病室のテレビをつけてみることにした彼は、テレビを見た途端に何故かそこから様々な事がフラッシュバックしていく。以前から感じていた身体の違和感、身に起きてきた不可解な現象。しかしその自身が感じている症状は、どれだけ医師に説明しても全く伝わらず、呆気なく精神疾患だと診断されてしまう。誤診だと納得出来る訳も無く自ら身に起きる症状の原因を調べる事になったそんな中、今まで見た事が無かった色の二筋の光が微かに彼を照らし始めた。長い間暗闇に居過ぎた彼には、その微かな光でさえも眩しすぎて眩暈を起こしそうになる。しかしそれは次第に、身体と心をゆっくりと温め治し硬直していた心の筋肉を優しくほぐす様な、そして心をケアする様な感覚に包み込まれる程の光だった。〝生きる意味〟を見つける事が出来ず全てを諦めた筈なのに、世界を断絶していた筈なのに、ずっと独り殻に閉じ籠ったままで良かった筈なのに。心とは裏腹に徐々に思い出していく人の優しさ、温もり。そんな二筋の光によって色が変わり始めた運命に、人並みの幸せを掴みたいと淡い夢を見始めてしまうのだが・・・一つ乗り越えればまた一つ産み落とされる絶望。誰かと手を取り合い生きるのには必ず何らかの理由が必要なのか?幸せを手にするには必ず何かを犠牲にしなければならないのか?悲喜交々の人間世界はどこまでも儚く虚しいだけなのか?そんなわけが無いのに繰り返される暗闇は彼の心をまた揺さぶる。そしてそもそもの疑念点であった不可解な現象の真相に辿り着く事が出来るのか?人の温もりとは自分にとってどれ程大切なのか?彼の凄惨な過去とは?失った夢とは?二筋の光とは?少しずつ光と陰の狭間で蠢く様に見えてくる真実、待ち受けている本当の運命とは・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:41:27
36130文字
会話率:46%
運命を捻じ曲げた者たちの物語、彼らが歩んだ死と生が、世界を変える力となる。
転生し、歴史を捻じ曲げた者たち。彼らの存在は、もはや運命の一部でしかなかった。彼らは本来、選ばれし者たちではなく、何らかの形でその運命を狂わせ、世界に影響を与える
存在となった。死に様もまた、誰にも知られずに消えていったが、その死の先には、しっかりと未来を形作る力があった。
彼らの行動や死は単なる事故でも、英雄的な行為でもない。どこか無念を抱えながら、それでも歩んだ道が、世界を変えるきっかけとなった。それぞれが運命の岐路に立ち、選ばれることなく歩み続けた者たちの物語は、無名の存在から英雄へと変わることのない悲しみを秘めている。
最終的には、彼らが歩んだ道に絶望し、すべてをリセットする選択をした一人の男が登場する。それが物語のクライマックス、そして真の結末となる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:29:11
7244文字
会話率:8%
異世界行きを告げられた後に三日間の猶予があったら君は何をする?
現代の農場で働く平凡な青年・天貴(てんき)は、ある日、予言を告げる仔牛クダンのクータンによって、3日後に異世界へ転生する運命を知らされる。
限られた時間の中で、「持っていけ
るのは3つまで」というルールに従い、後輩の玄太とクータンと共に、いつもの日常の中で“選択”を重ねていく天貴。しかし、この何気ない選択が、後に神の計画すら狂わせることになるとは、彼自身も知らなかった――。
転生先は、魔法と異能が交錯する異世界の王国アグリスティア。 天貴は、天候を操る異能「スカイリンク」を与えられ、王国最大のアルカノア農場で働くことになる。 そこで、未来視の力を持つ少女アリスと出会う。
しかし、裏切者ゲドと帝国の侵攻により、王国アグリスティアは滅亡の危機に瀕する。 「王国が墜ちたのに、農場だけは生き残るとは滑稽だ」と迫るゲド。
スカイリンクの力で徐々に戦局を変えていく天貴だったが、それは同時に神の計画に近づいていくことでもあった――。
◆◇◆
一方、現代では天貴の留守を守る玄太が、クータンと共に過ごしていた。 本来、「予言を告げて3日で死ぬはずのクータン」が、なぜか生き続けている。
「てんぱいを追って異世界へ――!」
天貴の異能を強化する秘策を見つけた玄太は、クータンと共に異世界へ向かう決意を固める。
◆◇◆
しかし、天貴を異世界に呼んだ神の目的は別にあった。 天貴は「神の器」として、異世界をリセットするための駒、カラミティトリガー(天災の引き金)だったのだ。
神の計画通り、神の器となった天貴のスカイリンクによる天災“ストームサージ”で農場を含む世界全体が洪水に飲まれようとしていた。
しかしアリスはこの天災も予知していた!?アリスはこの絶望的な展開をどう切り抜けるか?
「この世界全部は無理でも、この農場だけは守るわ!」
そして玄太は!?クータンは!?
絶望の中で、天貴が「3つの持ち物」として選んだものが、神の計画を覆す鍵となっていく――!!
選ばれた3つの選択が、“神の計画”すら覆す異世界農場戦記――ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:23:56
108870文字
会話率:44%
彼氏彼女がいない、そこの生徒!
この学校には素晴らしいサイトがあります。
『カップルあみだくじ』
学校の生徒の応募者からランダムで200組のカップルが成立!!
自由参加なのでよろしく!
※ただし、カップル成立後は卒業までその人と一緒でなけれ
ばなりません!
そんな怪しいサイトに主人公は一度は見限ろうとはするも、応募者の中に主人公が大好きな子がいた。
その子に他の男子にも付き合ってほしくない、それに、強運な自分ならその子とカップルになれると思った主人公は怪しげなサイトに応募!
その結果……主人公の大好きな子が違う子とカップリング!!
絶望の淵に立たされた思いの主人公は、とある行動に⁉
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:17:30
30738文字
会話率:39%
魔物が住む過酷な異世界に転移されたダイチは、魔力がわずか1の魔法使いとしてこの世界を生き抜いていかなければならなかった。
魔力の数値が1(固定値)であることを最大の武器に変え、特異スキル「学び」、高い巧緻性を駆使しながら、絶望から立ち上
がりこの世界で逞しく生きていくことを決意する。
そんな矢先に、元冒険者だった鍛冶職人との出会いから、国の盛衰を左右する出来事に巻き込まれていく。
人とのつながりの中で「逞しく生きる」ことをテーマとした作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:10:00
921935文字
会話率:52%
姉がプレイしていた乙女ゲーム。その筆頭攻略対象キャラクターである、ローゼサス王国第一王子に転生していたアランサス。
だが、どうにも事情が違う。
悪役令嬢の立ち位置にある幼馴染の婚約者は、政治的事情から女として育てられた、自我は立派に男の俺
様女装男子。
このまま彼と結婚、傀儡仮面夫婦ごっこは願い下げだと、ゲームの『ヒロイン』である聖女との恋愛を目指すも、『ヒロイン』もまた、諸事情から女と偽っていた筋骨隆々女装男子だった。
前門の女装男子、後門の女装男子。
絶望するアランサスの前に、今度は謎の魔物が現れて、大暴れ。
「話が違う」と、己が運命と役に立たない前世情報に悲嘆しているうちに、アランサスは世界の命運のかかった戦いに巻き込まれる。
こんな間違いだらけの転生設定でも、愛と友情でハッピーエンドを模索したい。
これはそんな王子様の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:00:00
117422文字
会話率:45%
その復讐の行く末が、幸福なものであるように――。
故国・風羅(ふうら)を雲竜帝国に滅ぼされた、生き残りの王女・ピユラ。
唯一の供・蒼珠(そうじゅ)とともに復讐の念を抱き、旅する彼女は、偶然立ち寄った街で、幻獣使いの少女・ユリアと彼女を
守る少年・透夜(とうや)に出会う。
帝国にその力を狙われるユリアを助け、ともに旅をすることを約したピユラと蒼珠。その矢先、ピユラたちは、帝国による襲撃を受ける。
帝国においてもっとも力のある魔法の使い手――氷の魔法使い・莠(はぐさ)。
白い軍衣、長い金糸の髪、淡い緑の瞳――まみえたその青年に、ピユラは確かに覚えがあった。
『ああ、お久しぶりだ。風羅の王女様。覚えていていただけたようで、光栄です。今日までご無事で、なによりですよ』
父王の命を奪い、故国を滅ぼした張本人。報復の刃を胸に挑みかかるも、圧倒的な力の差の前に翻弄されるばかりで及びも出来ない。叩きのめされたピユラは、彼の前からの撤退を余儀なくされる。
届かぬ力、足掻いても埋まらぬ絶望的な距離――無力を嘆き足掻くなか、ピユラはやがて、ユリアが操る幻獣も、過去に帝国に大切な相手を奪われ、復讐のために存在しているものだと知り……
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 17:00:00
523747文字
会話率:45%
『闇夜の真実』第1話「消えた影、揺れる真実」あらすじ(サスペンス要素強調版):
深夜、ジャーナリストの美波誠が忽然と姿を消した。その背後には、警察内部の腐敗と誰も知らない闇が潜んでいた。元警察官の私立探偵・神崎玲は、誠の妹・優子からの依頼
を受け、失踪事件の調査に乗り出す。しかし、捜査が進むにつれ、玲自身の過去の傷跡が再び浮かび上がる。
手がかりを求める玲の前に現れるのは、かつての同僚で冷酷なリアリストとなった情報屋・西条隼人。彼の持つ断片的な情報は、警察内部の腐敗がこの失踪事件と密接に関係していることを示唆していた。
さらに、誠の失踪前に接触していた警視庁の刑事・黒田圭司の存在が不気味な影を落とす。表向きは誠実な刑事として知られる黒田だが、彼の二重生活が玲を危険な真実へと導くことになる。黒田の冷徹な表情の裏に隠された罪悪感と葛藤は、物語の緊張感をさらに高めていく。
玲は真実に近づくたびに、見えない敵の存在を確信する。誰が味方で誰が敵なのか、すべてが疑わしく思える中、彼女は自身の過去と向き合いながら、闇夜に潜む危険に挑む。隠された真実の先に待つのは、救いか、それともさらなる絶望か——。
⸻
【全話1話完結の物語】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 16:55:40
162222文字
会話率:43%
姉に誘われて新作VRMMORPGを遊ぶことになった一宮 沙雪。
ランダムでレア種族「妖精」を引き当てて喜んだのもつかの間、絶望に叩き落される。
更にモフモフにつられて召喚士を選ぶも、そちらもお決まりの不遇(PT拒否られ)職。
発狂してしま
いそうな恐怖を持ち前の根性と
「不遇だってやれば出来るって所を見せつけてやらないと気が済まない!」という反骨精神で抑え込んで地道に頑張って行くお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 16:47:15
3069099文字
会話率:39%
「貴様を王家から除名する!」
この日、ポロロン王国第4王子、エドワード・スパム・ポロロンは王家から除名される。
国内で大きな問題を起こした罪で。
「そんな!父上!どうかお考え直しを!!」
「ならん!お前はこれより一男爵として、南部ボロ
ンゴ一帯を領主として治めよ!これは決定事項だ」
南部ボロンゴ。
それは不毛の荒れ地と、強力な魔物ひしめく広大な死の森が広がるだけの地だ。
元々流刑地であったそこに住まう住人は、罪人の子孫のみでSの数は100にも満たない。
「無理です!お慈悲を!!」
王家の血筋であるため裸一貫でこそなかったが、そんな領地を真面に治める事など出来るはずもなく。
王家でぬくぬくと育ったエドワードに待っているのは、地獄の様な生活なのだから必死に懇願するのも当然だ。
「ならん!この男を連れて行け!!」
だがその温情の訴えは聞き入れられる事はなく、第4王子は強制的に南部ボロンゴへと送られる。
「こんな場所でどうしろってんだ……」
領主館は手入れもされていない崩れかけの幽霊屋敷。
従者は一人もおらず。
領内唯一の村は、悪天候続きの影響で今年を越す事も出来るか分からない有様。
こんな場所をどう治めろというのか?
そんな絶望的な状況の中、エドワードは唐突に思い出す。
自身が転生者である事を。
そして転生時に、神から【ランクアップ】というチートを授かっていた事を。
これは王家から捨てられた第4王子が、ゴミの様な領地を神から貰った力で発展させていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 16:33:30
297213文字
会話率:28%
山田太郎(やまだたろう)24歳。
彼は気づけばゲーム世界にいた。
「まじかよ……」
但し主人公ではない。
寧ろ悪役。
主人公の最愛の義姉を殺し、主人公レイヤに復讐される中ボスだった。
「やっちまった後とか……」
彼が気づいた時、それ
はもう手遅れな状況だった。
目の前には、血まみれになったレイヤの姉が息絶えている。
「絶対リカバー効かねぇじゃん……」
どう考えても絶望的な状況。
その状況で彼が出した答えは……
「こうなったら逃げ切ってやる!善行を積みながら!!」
このゲーム世界には、善悪を測るカルマ値があった。
これがマイナスのままだと、いずれ必ず主人公に見つけ出される事になってしまう。
だから山田太郎は善行を行いながら逃亡する。
勇者の断罪から逃げ切る為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 20:43:45
93110文字
会話率:22%