『霊が見えて、簡単な会話もできる』という能力を持っている大学生の古賀湊(こがみなと)は、これまでこの能力を疎ましく思い、他人にバレないようずっと隠しながら過ごしてきた。
しかし、ひょんなことから出会った青年、月城紫呉(つきしろしぐれ)にそ
の能力がバレてしまう。紫呉もまた『霊が見える』能力を持っていたのだ。
口が悪く、態度も大きな紫呉に『つきしろ骨董店』のアルバイトとして雇われた湊は、店の仕事だけでなく、その能力を生かして『霊の願いを叶える』仕事もするようになる。
祓い屋のシュウや紫呉の従妹の桜花(おうか)に出会いながら、紫呉と一緒に霊の願いを叶えていく湊。
そのなかで、少しずつではあるが自分の能力を認め、役立てたいと思い始めるのだが……。
これは霊に関わる能力を持つ者たちの絆と成長、そして霊とのふれあいを綴った、温かな物語──。
※この作品には実在の地名や施設名などが多く登場しますが、フィクションです。
※この作品は他の小説投稿サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 19:32:34
67606文字
会話率:38%
令和時代に奇妙な退職代行会社があるらしい。名前は「出エジプト社」。奴隷のイスラエル人がエジプトから導き出される旧約聖書・出エジプト記からとられた会社名らしい。
退職代行だけでなく、終活サービスも展開し、苦しんでいるクライアントを不思議な方法
で救っているという。過去には自殺幇助のような終活サービスを展開しSNSで炎上していたが、熱心なファンも後をたたない。広報の百瀬亜論は「我が社は人生の退職代行会社」と表現し、全知全能の神が監修しているという噂もあるようで……?
夫の遺品整理に悩む高齢女性、「静かな退職」を選ぶ事務職OL、夢と現実の狭間に揺れるラノベ作家、過去にパニック障害を患い配送センターで働く男、SNSの承認欲求に振り回される女、退職代行で短期離職を繰り返すアラサー女、怨霊化するお局パート女性、就活と終活を同時に始めた大学生、FIRE中の氷河期底辺男、障害者雇用で働きながら自殺志願中の男……。それぞれの顧客が退職代行会社と出会い、死と仕事の奴隷から解放されていく。令和のエクソダス連作短編集、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 19:00:00
86272文字
会話率:35%
公爵夫人・フローラは、夫に不倫され続けれ、悪役女優風の見た目から「毒妻」と誤解を受けていた。その上、夫の不貞は貴族社会で公然の秘密となり、サレ公爵夫人と見下されていたが、ひょんな事から新米メイドのフィリスと愛人調査をする事に。
そんな折、夫
が新たな愛人を作った。愛人は「悪魔な恋愛カウンセラー」とも呼ばれるマムという女だったが、多くの敵を作り、魔術師に呪いをかけられていた。フローラも偶然魔術師の呪いの儀式に参加してしまうが、その直後にマムは何者かに殺されてしまった。これは呪いによる殺人……?
動機のあるフローラや夫も疑われていくが、こうなったら犯人も見つけ出すしかない!愛人の調査能力で謎を解く、本妻つよつよコージー・ミステリ。※「本妻探偵〜彼女の不幸な結婚〜」異世界恋愛バージョンのリライト企画作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 20:27:09
333351文字
会話率:47%
中山明里は元教師。職場での数々のハラスメントにより、心を病み休職中だった。アラサーなのにこんなんで良いのか。悩みはつきず、眠れなくなったある日。個人経営のコンビニを発見した。どうも変なコンビニだった。なぜか地図にも情報がなく、都市伝説で噂さ
れている五次元世界(パラレルワールド)と関係があるようで……?異界コンビニ不思議夜ふかし話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 00:00:00
31604文字
会話率:32%
杜の都に住むお気楽高校生、若生星夜(わこうせいや)(16歳)。
父さんの海外赴任に母さんが同行し、俺は父方の祖母&叔母と同居することになった。
始業式と引っ越しが済んで始まった生活は、勉強に部活、恋とそしてBLテイストが混ざった騒がしい
ものでー?
俺の祖母ちゃんは、ネットBL小説家だったー!!
※本作品は、フィクションです。BL小説ではありません。一人称複数視点の群像劇スタイルです。
アルファポリス第6回ライト文芸大賞「奨励賞」受賞作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 18:10:29
3688文字
会話率:57%
人間と鬼が共存する国。
性格や考え方が違う人間と鬼。
人間の医者として生きる円弧キサラに惚れた紅家次期当主 ナツヒ。
ナツヒを治療するのがキサラの使命だが、キサラと結婚したいナツヒはなかなか言うことをきいてくれない。
人間と鬼の恋はかなわ
ない理由は――?
その困難を二人は越えられるのか――?
------
過去作『鬼の次期当主は結婚するまで離さない ~治療を担当したら、何故か求婚されました~』の書き直しです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 18:00:00
56554文字
会話率:47%
駅と住宅が近ければ、神社だろうが、通学経路・通勤経路になる。
満月の夜は、境内も少し明るく見える。
行き交う人間を眺めながら飲む酒が一番おいしい。
そんな気まぐれの神のおはなし。
最終更新:2025-05-31 14:54:59
1115文字
会話率:16%
憲貴歴三十八年。神々の住まう神域『神都・輝ヶ國』が存在する島国『天津原』。人と神が交わる天津原の中央、帝州に住む蓬生胡音は、神霊の力を封じる『神禍』の力を持つ蓬生家の長女として生まれた。だが、低級霊すらまともに祓えない彼女は家族からいとわれ
、小間使いとして日々を過ごす。そんな中、神都より一柱の神が蓬生家にやってきた。月にあるとされる黄泉比良坂の長、月黄泉――彼は役立たずの胡音を「娶る」ために訪れたというが……。
幻想的な和風世界で繰り広げられる、人と神のラブストーリー。
※不定期更新
※本文の無断転載・引用禁止
※レーティングは念のために付けています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 17:17:13
15379文字
会話率:52%
それは、どんな願いも叶えてくれるという、伝説の花だ。
過去に囚われし者。
よりよい未来を望むもの。
集まった者たちは伝説の花を求め、旅に出ることとなる……。
「殺人兵器」という異名を持つ「凪」の力を有する者、ロェイ。
そんな「凪」を助け
た、身寄りのない少女、フラッフィー。
「凪」の力を利用しようと近寄るお調子者、ラッシェル。
神に仕えし「聖人」であることをやめた、恋人を探す女、エリス。
花を咲かせるために存在する一族の末裔、オルガ。
不死という枷を外すため、花を咲かせたい男、サントワ。
彼らを結び付けたのは、裏の世界で名を馳せた、盗賊団の元頭ルカが経営する宿屋、アルブール。
若女将ナハスの先見(予知)によって、偶然は必然へと変わってゆく。
海を渡り、その花が咲く島へ。
彼らの願いは叶えられるのか──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 17:10:00
111437文字
会話率:47%
男女のDom/Subものです。
作中でDom/Subユニバースの説明あるのでご安心ください。
29歳、大手機械、家電メーカーで技術員として働く東新川(ひがししんかわ)沙羅(さら)。
沙羅は初めて海外出張を控えていたが、なんと沙羅と一緒に
出張に行くはずの上司たちは怪我や家族の入院などで出張どころではなくなってしまう。
沙羅が絶望していると、就任したばかりの新社長、レネ・由春(よしはる)・南方(みなかた)(33)が技術課オフィスにやってきて、顔を合わせることになった。
現会長がドイツ駐在中、不倫し現地のドイツ人女性との間に生まれたのがレネであった。会長は良い後継に恵まれず、結果としてレネを後釜に据えたのだ。
そんな複雑な境遇の新社長は挨拶回りのためアメリカ出張のちドイツに飛び、沙羅の出張に同席するという。
プライドが高く、いかにもモテそうな容姿。世襲で就任したレネをあまり好きになれない沙羅であったが、数々のトラブルに見舞われる彼女に手を差し伸べてくれるレネを信頼し始める。
しかし、初めての海外出張のストレスと、度重なるトラブルで急遽伸びてしまった出張日程で抑制剤が足りなくなり、Domである沙羅は軽度のダイナミクス(第二性)ストレス症候群を発症してしまった。
「俺とプレイして解消しろ。俺はSubだからな」
レネの提案に、沙羅は一時的に彼とプレイすることを決める。
やがてレネに猛アタックされ、ダイナミクスのパートナー兼恋人として秘密の交際がスタートする。
いずれ、彼の父親である会長が二人の交際に立ち塞がることは露とも知らず……
ムーンライトで掲載しているもののR-15版です。
他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 17:00:00
194535文字
会話率:44%
◆ あらすじ
ローマ帝国による弾圧から逃げた吸血鬼エリザベートは、逃亡生活中に陽光を浴びて灰になってしまう。
1000年後に復活した彼女は、目立たずにスローライフを送ることを決意。
しかし彼女が暮らす村は戦争や流行病により滅んでしまう。
時代は14世紀初等。
安住の地を求めた旅だったエリザベートはやがて、南フランスの城塞都市アイガ・モルタス(現エーグ・モルト)にたどりつく。
高い壁に囲まれた都市は、太陽を避ける吸血鬼が隠れ潜むには最適な場所であった。
エリザベートは正体を隠し、理髪外科医として働く。
この時代では「血を抜けば病気が治る」と信じられているため、彼女は白昼堂々と合法的に他者の血を手に入れることができた。
エリザベートは平穏に暮らしていた。
だが、彼女の持つ建物や親方の職位に嫉妬した職人が嫌がらせを始める。
言語知識が豊富で医学に優れた彼女の才能は、男性本位の時代において、男の目からは生意気な存在として映っていたのだ。
さらに、都市内外に不穏な空気が流れ始める。
都市のすぐ近くでオオカミが目撃され人々は城壁外での行動が制限されるようになり、隣の領地では悪魔憑き騒動が起き……。
太陽がちょっと苦手。たま~に、血を少し飲むだけで十分。そんな吸血鬼のエリザベートは、果たして平穏に生きていけるのでしょうか。
◆ 概要
ガチめの中世ヨーロッパです。
当時の文化や宗教、価値観を可能な限り調べて、城塞都市での日常生活を再現しています。
黒死病の大流行や大きな戦争の狭間にあるちょっとした平穏な時期の、城塞都市民の暮らしぶりや、主人公がが中世知識で中世人に冗談を言ったりマウントをとったりする様子を楽しんでください。
◆ 本作は下記作品のリニューアル版です。
1310年南フランス城塞都市の理髪外科医と悪魔憑き ~同業者からの嫌がらせになんか屈しない! 私は「理髪外科医」兼「公証人」でラテン語だって話せるんだから~
https://ncode.syosetu.com/n5699jh/
◆ 主な変更点
・エリザベートの正体を冒頭で読者に公開しています。
・全体的にライト文芸よりに微調整。
・カクヨム版(https://kakuyomu.jp/works/16818093089628941235)からタイトルを若干変更。
・難読語にルビを振りました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 16:44:17
107322文字
会話率:57%
戦争で祖国と恋人を失った青年アッシュは復讐のため、兵士になる。だが、異能力を使う皇国の兵士には敵わず、親友を目の前で殺され、アッシュは捕虜になり処刑される。しかし、死んだ瞬間に、自分の死体を見下ろしていた。アッシュは皇国が使用する異能の武
器を、意図しないまま奪っており、自分を殺した相手の意識を奪う能力に目覚めていたのだ。
自分の身に起きたことを理解できずに混乱するアッシュだが、異能を駆使して復讐を試みる。しかし多勢に無勢で、再び殺され、再び別の兵士の肉体に精神を移す。己の能力を理解したアッシュは復讐の機を図ることにする。
復讐は遂げるためには強い力が必要と悟り、皇国で最強と言われている将軍シルフィアの肉体を奪うことにする。だが、目論見は失敗し、虜囚の身となる。しかし、利害が一致し、アッシュはシルフィアと協力して、皇国と戦うことになる。
アッシュは新しい肉体の記憶や性格の影響を受けるため、シルフィアに惹かれると同時にシルフィアを殺したいという相反する感情を抱いてしまう。さらに、転生を繰り返すうちに復讐心が薄くなっていくことを知り、アッシュは自分にはあまり時間が残されていないことを知る。
復讐心が消える前にアッシュは敵の本拠地へと乗り込み、シルフィアの協力もあり、仇にトドメを刺す寸前まで追い込む。だが、最後の最後で、仇を討つか、シルフィアを護るかの二択を迫られ、後者を選んでしまう。身を挺してシルフィアを護り、代償にアッシュは復讐心を失う。残るのは、愛するが故にシルフィアを殺したいという感情であった。
カクヨムにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16816452219241024626折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 20:00:00
134275文字
会話率:54%
箱根の温泉街。祖父のガラス工房で働く主人公は、過去のトラウマから人を信じることができずにいた。
そんな彼の前に「海から来た」と名乗る不思議な美少女・美紗が現れる。
病弱ながらも明るく前向きな彼女との出会いは、主人公の止まっていた時間を少しず
つ動かしていく。
二人はそれぞれの痛みを抱えながら、ガラス細工を通じて心を通わせる。しかし、美紗には誰にも言えない秘密と、限られた時間があった。
再び歩き出す主人公の成長と、残された“想い”を描く。
温泉街で紡がれる、涙の感動青春ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 07:10:00
65239文字
会話率:29%
『学徒の自由な学びには、“自分探し”が付き物だ』
――世界魔法
それは世界と繋がることで、あらゆる願いも現実化する便利な代物。
しかし発動に具体性が欠けた場合は“失敗”する危険も孕んでいた。
そんな魔法を教え授ける大学街ルパラクルにや
ってきた主人公、コルダ。
彼女の夢はいつしか独自魔法を創造し、卒業することだった。
学徒生活を謳歌していたある日のこと、不意に訪れた図書館内で“生の人皮装本”に呼び止められる。
『大切な人を探して欲しい』と。
怪しい本の懇願に初めは抵抗するコルダだったが、体の自由を奪われてしまい止む無く手伝わされる羽目に。
とはいえ、やっていることはただの“窃盗”。
それも“絶禁本の窃盗”である。
発覚すれば学徒の立場はおろか、大学街から追放されてもおかしくはない。
コルダは果たして無事に卒業することが出来るのだろうか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 23:10:00
50252文字
会話率:31%
ラッパ吹いてみたいな。いつ吹くんだろうか。もう二千年も音沙汰がないけど、本当に神様っているのかな?
ヨハネの黙示録に出てくる、七人のラッパ吹きの天使は、終末世界の到来を告げるラッパを吹きならす存在だ。
第一のラッパを持つマグディエルは、存
在をうけてこのかた神を感じたことがない。
肌身離さず持っている立派なラッパを吹いたこともない。
もしかして……とっくに吹き時は過ぎているんじゃないのか。
ストレスと不安で、地上のメンタルクリニックに通うようになった不安症の天使が、いろんな天使や人に助けられたり、甘やかされたり、ときには悪魔から誘惑をされたりして、ドタバタと進んでゆく。
そうだ、神を知らないなら、自分から知ればいい!
ラッパの吹き時も、吹き方も知らないなら、まずはラッパの取扱説明書があるか聞きに行こう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 14:17:55
302630文字
会話率:32%
僕には恋愛感情はわからないが、いつも“彼女”が隣に居た。隣に居てくれた。
ある時、気がついた。彼女は特別かもしれない。
ある時、気がついた。彼女は素敵な人なんだと。
ある時、気がついた。彼女の温もりは大切にしたいと思えた。
ある時、気がつい
た。彼女が隣にいることが“幸せ”なのではないかと。
だが、花は突然消えた。
彼女のいつも吸っている煙草の煙に巻かれて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 20:03:58
7296文字
会話率:28%
——最後の一杯は、彼女への餞に。
上京した僕と、地元に残った彼女の年に一度の逢瀬。
いつものバーに行くと、見知らぬ女性が、いつもの席で、いつものカクテルを飲んでいた。
一夜の最後に流れた一曲が終わる前に。
最終更新:2025-01-19 06:26:08
4628文字
会話率:16%
—— 幕間にしては十分で、物語にしては足りない数十分の小噺。
電車に揺られる影が二つ。
たった数十分もない幕間を描いた小噺。
ただの記憶に昇華される何も生まないお話。
最終更新:2025-01-19 06:20:59
3742文字
会話率:27%
情報技術の進歩による情報化社会の発展により、在宅で仕事をする人間が増えてきた。
内容こそ多岐にわたるものの、必要なのは知識か技術、もしくはその両方だ。プラスコミュニケーション能力も必要かもしれないが、そこは『社交辞令』や『ビジネスマナー
』という技術を身に着け、『コンプライアンス』に注意し、『ハラスメント』に当たらないよう振る舞いに気を付ければ問題ない。
だから田舎暮らしの中卒でも、実績があれば生活に支障はないと彼、荻野睦月はそう思い込んでいた。
……住んでいた田舎町が廃村になるまでは。
お陰で睦月達は近くの地方都市に引っ越し、この歳で通信制高校に通う羽目になった。家業を継ぐとかでない限りは、最低でも高卒資格を持っていないと、社会では潰しが効かない。進学でも公務員試験でも就職活動でも、生きていく上では高卒でギリギリなのが現状だ。
そして引越日当日。荷物を纏めて車に乗り込もうとする睦月を呼び止める者がいた。
睦月の父、秀吉だ。
彼は部屋に睦月を呼びつけると、開口一番こう告げた。
「睦月……お前とは親子の縁を切る」
「どうした親父。とうとう頭がバグったか?」
「…………酷くね?」
その会話を発端として……睦月の未来は、多難の予感で溢れることになった。
『この物語はフィクションであり、登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在するものとは一切関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
R15版掲載先
『小説家になろう様』
『アルファポリス様』
『カクヨム様』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 12:00:00
873993文字
会話率:47%
バー『Alter』の雇われ店長兼バーテンダー、抽冬淳は紆余曲折な人生を経てすでに三十代。どこぞの地方都市にある廃ビルの地下フロアで、今日も今日とてシェイカーを振る……わけではなかった。趣味の家庭菜園で育てた収穫物でお通しを作り置きしては、
ある意味同業の常連客を相手取る日々。変わったことと言えば、当時まともに交流していなかった中学のクラスメイト達が、常連として通うようになったこと位だろう。
別に同窓会等で再会し、旧交を温めた結果とかでは断じてない。単に副業の都合で、偶々顔を合わせただけに過ぎない。だからこそ、淳をはじめとした常連達は思う。
『社会の裏側も、存外狭い』
と。
雇われ店長兼バーテンダーこと抽冬は、オーナーである『―――』の受付担当だった。おまけに『バーの利益は求めていない』からと、腕の方は期待されていない。
なのでこの話は、世界で唯一『バーテン』の蔑称で呼ばれても不自然ではない男と、常連をはじめとした周囲の人間達が駄弁るだけの物語である。
『この物語はフィクションであり、登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在するものとは一切関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 00:00:00
42151文字
会話率:49%
秋の涼しさが冬の寒々しさに変わろうとしている中、私は一人、近所の公園に来ていた。学校で嫌なことがあり、すぐ家に帰らずに立ち寄ったのだが、そこでとある男性と知り合うことになる。
その男性は話を聞く限り、社会不適合者で指名手配された逃亡犯の
はずなのに、何故か別居しているお父さんを思い起こしてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 00:00:00
108445文字
会話率:46%
赤石悠人は、常に疑問に思っていた。
「聡助~、今日も格好いいよ~、大好きだよ~」
「はいはい、お前はいつもそれだな」
「ちょっ……あんた! 今しおりんの胸見たでしょ!?」
「みっ……見てる訳ねぇだろ! 何でお前は毎回毎回殴ってくんだよ!」
どうして自分たちと大して能力に差がない男が様々な艶麗な女性たちから好意を寄せられるのだろう、と。
赤石悠人は、その理由を探りたい。
これは、五人の女子学生から好意を寄せられ、常にハーレムを展開しているラブコメの主人公と、そんなラブコメの主人公を批判的に見つめる、特筆するべきところもない、端役でしかない男子学生の話。
合理主義を標榜する男子学生が様々な境遇の人間と相対し、学び、自嘲し、苦しみ、自身と見つめ合い、少しずつ成長していく物語。
※主人公は誰しもをクリティカルに見るので、性格は悪いです。ラブコメは基本的に王道に沿っていきます。
ラブコメと文学的な要素の組み合わせで、ライト文芸的(なつもり)です。
純文学の美点とラブコメの美点のハイブリッド作品(のつもり)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 19:00:00
1832616文字
会話率:60%
◆第1話「故意に落とす魔法」あらすじ
落下したコンクリブロックで依頼人が死にかけた。
事件当時、そのアパートの屋上は奇怪な魔法陣が幾重にも広がり、魔術儀式の跡地のようだったという。
ストーカーの呪いに怯える依頼人に、女子大生探偵・明崎明(
あきさき あかり)は「事件の真相はオカルトではない」と告げ、探偵助手・黒繰朔夜(くろくる さくや)とともに調査を開始する。
もちろん、事件の真相はオカルトでは断じてない。魔法、呪い、超能力。どれも全然違う。無人の屋上から依頼人めがけて鈍器を落とす、とっておきの方法(トリック)がある。
頑張ってね、明崎さん。君の活躍、隣でちゃんと見てるから。
◆シリーズ全体のあらすじ
殺人トリックを趣味で販売する主人公・黒繰朔夜(くろくる さくや)は、ここ3か月、ヒロイン・明崎明(あきさき あかり)の探偵助手という新しい趣味にハマっていた。
自分のトリックが明崎によって看破されるたび、黒繰は彼女に夢中になっていく。
ミステリー×黒幕×執着ラブコメ? 開幕
※本作品は『カクヨム』にも掲載されています。
※『小説家になろう』で連載するにあたり、読みやすさを重視してカクヨム版から大幅な改稿を加えています。
※更新は毎週金曜 18:10 を予定しています。
遅れた場合でも2週に1章ペースを目指してお届けします。
第30回電撃大賞 二次通過 / 三次落選 作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 18:10:00
8387文字
会話率:25%
ようやく分厚い守秘義務の向こう側を覗く事が出来る----
接触できた異世界転移コンサルタント会社の密着取材に、私ことアクア・タティタは緊張と不安、そして好奇心を抑えきれずにいた。
一体どんなファンタジーな仕事かと思っていたが……同行させ
てもらった田中氏、学校に打ち合わせに行ったり、異世界側の担当者との時間認識の差に翻弄されたりと、なんかファンタジー要素薄々で、結構ありがちな仕事なんではと思えてしまう。
そんな取材の終わりに聞いた言葉。あれが田中氏がこの仕事を続ける原動力だったんだなと思える、印象的なものだった。
取材を終え、ロータリーから出てゆく車を眺める。
駅の階段を軽やかに駆け上がりながら、スガシカオのProgressが脳内再生される……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 04:50:00
10417文字
会話率:33%
コレジャナイ王国(正式名省略)――――
代々の王様は一度や二度は無謀な行いに出て、いつも当初の思惑と違う形の結果をもたらす。しかも大体王様のやりたかった事よりいい結果になってしまうという、大変にはた迷惑な宿命を背負っている国だ。
平
民でありながら登用試験を見事合格したファリス・タリーズは、古代遺跡の研究をしたい夢をかなえて考古学研究所の研究員となり、忙しいながらも充実した日々を過ごしていた。
しかし、在位二十年を迎えた国王陛下がお祝いの演説でブチ上げた暴挙のせいで、ファリスの平穏な日々は終わりを告げる……
王様の暴挙に巻き込まれたファリスは、人使いの荒い上司のせいで全国を飛び回る羽目になる。
古代遺跡に心奪われる好奇心旺盛なファリスだが、持ち前のお節介体質が災いして、あちこちのトラブル解決に駆り出され、欲しくもない実績を着々と積み上がる……
それはお貴族様たちに密使と勘違いされた挙句、隣国との交渉役にされたりだとか、多忙で死にかけた宰相殿の面倒を見る羽目になったりだとか……なんでただの研究員がこんな事やってんだという事ばかり!
この物語は、頑張れば頑張るほど平穏な研究生活が遠ざかってゆく、その癖ちょっぴりトラブルバスターをするのが楽しそうなファリスが、カオスな王国でトラブルを解決しながら、いつの間にか国を救う英雄になってしまう……笑いとドタバタの冒険譚です!
~カクヨムさんにも掲載させて頂いています。よろしくお願いいたします!~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 20:20:00
115574文字
会話率:44%
【PV 133,000突破!!】
http://kxxx.html.xdomain.jp/「番外編などもあります」
(◆)→イラストあり。
【1章】
俺――沙田雅(さだただし)の住む、六形市(ろっかくし)。
この街では、日夜、アヤカシと戦
う異能者がいた。
一方、六角市の15歳~18歳のなかにひとりだけ”シシャ”と呼ばれる、
人間以外のモノが入り込むとされている。
六角第一高校に転校した沙田。
そこで出逢った、ツインテールの不思議っ娘、寄白美子(よりしろみこ)。
寄白美子は左右に6つの十字架ピアスをした謎の美少女。
そして同じ教室で出合った憑依体質の九久津(くぐつ)。
この2人は学校の7不思議をモチーフにした”アヤカシ”
と戦う異能者だった。
しだいに明かされる六角市の真実。
六角第一高校を起点に出現する六芒星はなにを意味するのか?
そして”シシャ”の正体は?
【2章】
新たに、美少女能力者の社雛(やしろひな)の存在も明かされる中、
九久津もついに宿敵”バシリスク”と対峙する。
一方、当局(政府)の能力者たちも、六角市へと来訪していた……
【3章】
負力の受け皿として、ふたたび”シシャ”を生みだす三家。
そして、九久津と座敷童の出会い、社の怪我の真相が判明する。
一方、九久津の魔障、【ポイゾナスルーティーン(毒回遊症)】はさらに深刻さを極めていく。
【4章】
六角駅で寄白を待つ沙田に、突然、声をかける人物。
それは二校に通う、金髪の女の娘だった……
【5章】
沙田は、寄白とエネミーと繁華街でパフェを食べることになった。
そこに社、九久津、繰もやってくる。
XXXX年、具現化したアンゴルモアに一条と二条が挑む。
【6章】
早朝の学校に呼び出された沙田は、寄白とともに廊下の角からある人物を見張っていた。
※カクヨムにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 04:41:09
1137586文字
会話率:36%
「廃部……ですか」
あるはずの吹奏楽部がなかった。念願叶ったはずだったのに。赴任したのはど田舎の中学〈全校生徒わずか42名〉。突然湧いた中学合併の話。生徒たちの反応は意外なものだった。
「名前がなくなるなん、悔しいわ……!」
母校の名
前を残すため、僕と生徒たちにできること、それは。
「全校生徒で、全国大会金賞を目指すんだ」
ある秘密を持ったひとりの先生と、ど田舎中学生たちの熱い一年間を描いた青春部活物語。
ⓒkomomomoco 2022折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 12:20:00
130973文字
会話率:49%
ルミエール王国の第二王女エリスは、前世の記憶を持つ転生者でありながら、恋愛経験ゼロの18歳。
過保護な義兄ニールのせいで良縁に恵まれず悩む中、隣国オルシアの第二王子アルトとのお見合いが密かに進められる。
義兄の妨害を乗り越え、条約の調印式な
どの行事を通じてアルトとの絆を深めるエリス。
そんな中、二人は互いに「似た者同士」である事に気付く。
果たして二人は、義兄の妨害を超えて結婚できるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 23:00:00
20623文字
会話率:48%
【二〇歳を前に処女なのをあせってる素行不良な巫女さんが人生初の合コンに参加したら、建物ごとテロリスト(巫女さん)たちに占拠され孤軍奮闘するお話です】
〝緋ノ巫女〟――それは古くより魔を討ち民草を守護してきた乙女たち。
主人公、神越ヒミコ
は緋ノ巫女である。
だがしかし外道である。
なんといっても――処女である。二〇歳を目前にして……。
「このままじゃ〝ヤラハタ〟になっちまうよぉおおおお!」
あせったヒミコは友人を拝み倒し合コンに連れて行って貰う。
あゝ、しかし哀れ不幸体質……!
合コン会場はテロリスト(緋ノ巫女)一味に占拠されてしまった!
結界で封鎖された中、ただ一人で戦う決意をするヒミコ――。
巫女(外道)vs.巫女(テロリスト)の仁義なき戦いが幕を開ける!
果たしてヒミコは脱処女できるのか⁉(※できない)
【カクヨム・小説家になろうで掲載しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:47:22
92982文字
会話率:35%