あたし宮嶋悠姫(みやじまはるき)は、甥を乗せて自動車を運転中、対向車線をはみ出してきた車と正面衝突した。
体感次の瞬間、遥か上空から落下する自分に気がつく。なすすべもなく落下、何かに衝突、転がり水没。
水底でいろいろ考え観察し、自分の
意識が甥の抱えていた超合金装甲車の模型に入っていることを知る。できることはキャタピラで走行することと、ほとんど役に立たない模型の装備を出し入れすること。
岸に上がって休んでいると、いかにも異世界の人間らしい外見の男たちに拾われる。会話の機能がなく、ただされるがまま運ばれるしかない。
その後何とか意思の疎通を図り、伯爵家三男だというエトヴィンに、落下時に魔獣を撲殺した恩人と感謝された。
いろいろ尋ねて、自分も他の人と同程度に些細な魔法を使えることを知る。また、王都に甥の生まれ変わりではないかと思われる少年がいて、生命の危機に瀕しているらしい。
深い森の中で、少年を救う薬草の採取に協力することにしたが。
エトヴィンたちとはぐれ、あたしは一人で遠い王都を目指すことになった。
人との意思疎通が困難な超合金模型の身で、一人長い旅路を走破する、前代未聞の冒険が始まる。
他のサイトにも、同時投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 20:00:00
36393文字
会話率:23%
かつて若くして最愛の妻を亡くし、以来、仕事一筋で生きてきた男——柊 誠司(ひいらぎ せいじ)、60歳。
定年を迎えた彼に、甥の俊也が「最近流行りのVRMMOをやってみないか」とフルダイブ式VRゲーム機をプレゼントする。
俊也のすすめで始め
たゲーム「Eternal Fantasia Online(EFO)」。
自分の分身となるキャラを作成し、選んだ職業はネクロマンサー。
「どうせなら、現実ではできないことをやってみるか」と選んだ職業だったが、持ち前の戦術眼と冷静な判断力を駆使し、瞬く間に頭角を現す。
一般プレイヤーには使いこなせない死霊魔法を自在に操り、独自の戦術で無双する誠司。
やがて彼は有名プレイヤーとなり、運営すら無視できない存在へと成り上がっていく——
しかし、ある日、ゲームの中に異変が起こる。
一部のプレイヤーが突如ログアウト不能となり、誠司もまた不可解な現象に巻き込まれる。
異世界転移とも異なる、「ゲームと現実の境界が曖昧になる事態」に直面しながら、彼はVR世界の深層へと足を踏み入れていく……。
★本作はカクヨム、アルファポリスに重複投稿しています★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 16:10:00
94156文字
会話率:37%
トリーシャは姉夫婦の葬儀の場で、死んだ義兄の弟の姿を見た途端に、自分が前世読んでいた恋愛小説の悪役だと言う事に気がついた。
初っ端から溺愛されてて、有能な婚約者が心配事も問題もバリバリ解決してくれる安心のハッピーエンドです。
話はそんなに
長くありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 10:20:29
90467文字
会話率:31%
「オレの命と引き換えに、妻と子供、そして家臣を頼む」
愛する夫は、28歳の若さで争いに敗れ死んでしまった。
生き残った主人公 シリは25歳。3人の娘の母でもある。
結婚前に兄から乱暴され、その時の子供が長女。次女と3女は夫との子供だ。
3人
の幼い娘と共に実家 シュドリー城に戻ることになった。
愛する夫、義父母、義息子を殺し、自分を乱暴した兄と暮らすことになる。
平和な暮らしをしていたのに、突然兄が死んでしまう。
没落しつつある実家を助けるために、甥に頼まれ再び政略結婚をする羽目になった。結婚相手は25歳年上、それも妾が3人もいる領主だった。恋愛対象になり得ない年上すぎる夫、妾達との付き合い、亡き夫への気持ちを隠しながら新婚生活が始まる。再び始まった争いに巻き込まれながらも、妃として奮闘し、子供を守り、籠城準備をする。全力で生き抜く女性の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 10:20:00
43680文字
会話率:27%
小田原不参陣により、大掾家は存亡の危機に立たされた。
打開を図る大掾義国は策を講じた。
江戸に領地替えとなった徳川家康に近ずくことだ。
選ばれたのは甥の春虎だった。
最終更新:2025-05-18 08:49:04
85873文字
会話率:22%
「おまえとの婚約は破棄させてもらう」
そう言われて現在エリート街道を驀進中の婚約者に捨てられたFランク錬金術師のカレン。
自棄酒に溺れたカレンは、弾みでとんでもない条件を付けてとある依頼を受けてしまう。
それは『血筋の祝福』という、受け継い
だ膨大な魔力によって苦しむ呪いにかかった甥っ子を救ってほしいという貴族からの依頼だった。
依頼内容はともかくとして問題は、報酬は思いのままというその依頼に、達成報酬としてカレンが依頼人との結婚を望んでしまったことだった。
王都で今一番結婚したい男、ユリウス・エーレルト。
前世も今世も妥協して付き合ったはずの男に振られたカレンは、もう妥協はするまいと、美しく強く家柄がいいという、三国一の男を所望してしまったのだった。
ともかくは依頼達成のため、錬金術師としてカレンはポーションを作り出す。
仕事を通じて様々な人々と関わりながら、カレンの心境に変化が訪れていく。
錬金術師カレンの新しい人生が幕を開ける。
※アルファポリスにも投稿中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 07:00:00
644544文字
会話率:43%
かつて家族が手放した山が、時を経て甥の手に戻った——。
「次の世代のために使いたい」と語られた贈与の提案は、孫の進学を機に家族の心を揺らし始める。
すれ違い、葛藤、そして希望。
春のカフェから始まる、静かな再生の物語。
最終更新:2025-05-17 20:45:37
15781文字
会話率:17%
学園長ファインツは、王の歳の離れた弟、26歳。学園長をしている。
パーティーの最中、婚約破棄の現場を目撃することになる。
甥の王太子ハーライフが正に婚約破棄を宣言する直前、事件は起きた。
最終更新:2025-05-14 11:04:25
3196文字
会話率:64%
高校時代、俺は毎日のように近所の悪ガキ2人組の面倒を見ていた。
ガキ大将で泥だらけで、口も態度も悪くて──でも、どこか憎めない“甥っ子”だと思っていた。
……そう、思っていた。
8年ぶりに田舎へ帰った俺を待っていたのは、
制服姿で現れた
“悪ガキ2人”──
……いや、双子の美少女姉妹だった。
「あの頃の続き、したかったんです」
「お兄ちゃん、今さら逃げんなよ?」
可愛がっていたつもりが、
いつの間にか“可愛がられる側”になっていた俺。
昔の関係には戻れない、
でも今の関係にも名前がつけられない──
これは、“兄”だった男と、
かつての“妹”たちが再会して始まる、
ちょっと複雑で、甘くて、危なっかしい話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 17:10:03
8971文字
会話率:56%
土屋政治(ツチヤマサハル)は某有名大学の法学部を卒業後、オペラ歌手(秋川雅史・テノール)に憧れてその世界に飛び込む。しかしあまりの狭き門で五年間の在籍の後、スッパリと辞めてしまい就職情報誌にて国会議員の第二秘書(鞄持ち)に採用される。名前
こそ『政治』であるがその世界は全く知らない。就職先は議員会館の財務副大臣大木戸博康の事務所である。会館事務所には常時スタッフが三人居るが、大木戸の強いカリスマ性のため、スタッフは短いスパンで変わって行く。少し長く仕える第一秘書(政秘)の早川(大木戸の甥)は大木戸に土屋の指導役を任せられる。政治の事は全く知らない土屋は早川の鞄持ちとして少しづつ成長して行く。代議士の性格を知り、地元選挙区を知り、代議士を囲む有力な?スタッフを知り、一票の重さを知って行く。しかし、政治には『表もあれば裏もある』。土屋は裏を知ってしまって世の中は全て裏を隠して表面を輝かしく見せて居る事を知ってしまう。『陳情書』と云う聞き慣れないファイルの中身は、まさに国民の切なる願いが集め書かれている。そして、土屋は国会議員秘書の重要な役割を知り始め果たして行く。
この作品はノンフィクションの小説です。
楽しんでお読みいただけたら幸いです。
尚、この作品は著作権を放棄したものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 16:16:45
56980文字
会話率:57%
この前、甥っ子を叱ってしまいました。
うーん。
これ最適解じゃないかもしれませんが・・・。
どうでしょう?
最終更新:2025-05-11 21:55:02
1436文字
会話率:15%
失恋を謳った歌詞しか書くことが出来ない作詞家と、血の繋がりのない甥との物語です。
※カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2025-05-04 07:00:00
62841文字
会話率:57%
住宅街にひっそりと挟まれる古びた神社へ、日課のお参りにきた香(かおる)。そこで神主の甥だというクスネに出会い、ひと夏の思い出を、つくるし、つくらない、し?
それは神社の神様である「クスノキ様」に、聞いてみてのお楽しみ。
最終更新:2025-05-03 18:42:56
9936文字
会話率:52%
久しぶりに甥っ子に会ったら……。
200文字小説です。
最終更新:2025-04-27 23:13:25
200文字
会話率:50%
2025年、夏。
少しだけ大人びた少年――神代 稔
いつまでも幼心を忘れていない少女――柏木 美空
この夏、二人は一つの秘密を共有する。
小学生の間で「この広場の中は別の世界が広がっている」と噂に名高い、二人の住む町の一角にある高い
塀に囲まれて中に入ることが出来ない広場がある。
かつてこの場所には大きな工場が建っていたのだが、経営が上手くいかなくなったのか倒産し取り壊されて更地にされた何の変哲もない空き地である。高い塀に囲われ、唯一の入り口は鉄格子の扉と厳重にチェーンと南京錠で閉じられた場所。鉄格子の間から見ればシロツメクサの生える草原が広がるその広場には、外からでは分からない大きな穴があると言う。
公園と併設しているその工場跡地。公園側の木によじ登って遊んでいた子供がその穴を見つけた事が話の発端だったが、壁の上部には有刺鉄線が張られているため中に入る事は出来ず、穴の真相は一体何なのか分からないまま話だけがまことしやかに独り歩きしていた。
そんなある夏の日。
中学生3年生の稔は東京からやってきた伯母の子供と一緒に公園にキャッチボールをしにやってきた。
ひょんなことからボールが空き地に入ってしまい悲しがる甥っ子に、稔は意を決して空き地に入りボールを探している間に噂の穴の前に立っていた。
どこまで続いているか分からない巨大な穴。しかもご丁寧に階段まで付いている。稔はその階段を降り、暗がりの中スマホの明かりを頼りにボールを探すとかなり奥まった場所にボールを見つけた。
かなり深い場所まで続いているであろうその穴の深さに、興味が湧きもう少し奥まで行ってみようかとしたが目に見えない壁に阻まれ、それ以上進めなくなっていた。
行けそうなのに行けない。
それが稔の興味と好奇心を酷く掻き立て、幼馴染の美空を誘ってその日の夜に再び空き地に向かった。
通り抜けた先には何があるのか。それとも何もないただの穴なのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 22:05:58
7567文字
会話率:45%
下手に整った顔立ちのせいで幼い頃から男女問わず散々な目に遭わされて来たシリウスは、人間嫌いを拗らせながらも王太子の補佐として多忙な日々を送っていたが、兄が亡くなったことによってその状況が一変する。兄の子である甥が爵位を継げるまでの五年間限定
で、当主のお鉢が回って来てしまったのだ。繋ぎと言っても爵位を継ぐのに妻がいないのは問題だと、王太子命令で妻を迎えることになってしまった。
そうして初夜、妻として迎えたサフィニアに、後継である甥の立場が揺るがないよう、自分たちの間には子供はいらないと宣言した彼に対して彼女が望んだのは、養子を迎えることだった。
女の子をひとりだけという条件で許可して、しばらく――。
過労死寸前の忙しさに家庭を顧みることができずにいたシリウスは偶然、使用人たちの不穏な噂話を耳にしてしまう。
どうやら妻と養子の容姿は似ているらしい……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 20:00:00
352862文字
会話率:43%
北条亜里砂と、その甥只野幸典が体験する怪奇体験の物語。
最終更新:2025-04-22 23:38:33
6496文字
会話率:24%
「敬久、尼子を継ぐか?」
死期が迫る山陰の覇者、尼子経久の一言は、尼子家当主晴久とその一門、新宮党に波乱を巻き起こす。
尼子晴久、毛利元就、陶隆房。
英雄たちに翻弄される尼子の藩屏、新宮党の物語。
父、母、子、兄、弟、甥、姪、伯父、叔父、従
兄弟。
ありとあらゆる血の繋がりも、戦国乱世で味方とは限らない。
※史実をもとにした創作になりますが、「史実でもおかしくなさそうな話」を目指しております。
駄文ですが、読んでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 10:00:00
276940文字
会話率:49%
子爵令嬢のロザンナは、公爵であるオルランドの亡き兄の息子と再婚することとなった。
オルランドはロザンナより四歳年上、オルランドの甥はロザンナより四歳年下である。
オルランドは病により後数年の命だと宣告されていたが、オルランドの甥は
領地経営を学ぶ気がない。
ロザンナは一度目の白い結婚で領地を立て直した手腕を、オルランドに見込まれたのだった。
オルランドの甥には、すでに好きな相手がいたため、ロザンナは二度目もまた白い結婚となった。
ロザンナは自分にも気を使ってくれて、ダメな甥のために必死になっているオルランドに好感を持つようになる。
そんな時、ロザンナたちの国は戦争に負け、隣国の占領下に置かれるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 07:32:40
6715文字
会話率:23%
現代のチャイナタウンを裏で取り仕切る長老を中華飯店に軟禁し、その地位を簒奪するために長老の甥は青龍刀で脅してみるが、頑固な長老は滔々と若者への愚痴を吐くばかりで、ひとつも恐れていない。
そのうえ甥の背後で糸を引く人物の名前を引き出すことに成
功し、夜が明けて中華飯店に従業員が出勤してくると動揺した甥は逃げ出し、長老は「街のしきたり」の実行のため、電話をかける。
気丈な長老であったが、可愛がっていた甥を失うことの悲しみは、老体には耐え難いものがあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 11:24:06
6348文字
会話率:15%