十七年前。半島の覇権国アレッシアは海洋国家ハフモニとの戦いに勝利した。アレッシアの建国に寄与した名門中の名門、『ウェラテヌス』はこの戦いにおいて国家の助けとするべく私費で造船のみならず無産市民への武器の配布も決行。結果、名声は上がったが蔵
は空になり、一気に衰退への道をたどることになってしまった。
名門でありながら次男エスピラ・ウェラテヌスをまるで奉公のように同じ貴族であるセルクラウス一門に貸し出すほどに。
ウェラテヌスの不幸はまだ続く。
十二年前に父が戦地で死亡し、十一年前に長男が死ぬと心労が祟ったのか母も後を追うように居なくなった。一門を継いだ叔父も九年前に亡くなる。
こうして、若干十一歳にして一門の代表となったエスピラはアレッシア一の権力者タイリー・セルクラウスに取り入り、十九にしてその娘、メルア・セルクラウスを貰った。
そして今。
名門の復活を志すエスピラの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 00:00:00
3428512文字
会話率:33%
サルバドール王国宰相、エリオット・サルバドール。
王国名と同じ家名を持つ彼はアレックス大陸の名門王国であるサルバドール王国の宰相を務める若き公爵、その類まれなる内政手腕と『悪辣』と他国に恐れられる外交手腕で有名だ。そんな彼の秘密は
――
……極度の、シスコンであることだ。
この物語は、愛する義妹が『勇者』となり、悪しき……悪しき? 魔王を倒す旅に出る事になった若き王国宰相が、自身の持てる能力と権力をフル活用して義妹の身体や評判に傷が付かない様にする為に、陰に日向に全力で奮闘する物語である!!
……たぶん
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 18:33:30
17350文字
会話率:70%
15歳のときにアリスは政治の駒として隣国ビクルス国の王太子──クリス(23歳)のハーレムに送られる。
ところが、クリスは大の年上女性が好きだった! 絶対的寵妃ポジションに40歳熟女(異世界基準)がおり、完全に入れ込んでいる。
童顔なことも相
まって、アリスは全く相手にされない。渡りが1度もないまま時だけが流れてゆき、ハーレムでは最下位の妃とみなされる。
ハーレムでは王太子の寵愛に応じて給金が決まる実力主義なシステムのため、アリスは使用人のように生活していた。ただ、そのおかげで各国から来た妃たちと仲良くなって色々な話を聞くことができ、各国の事情にとても詳しくなる。
そんな中、22歳のときに大事件が起こる。夫である王太子クリスが寵妃への贈り物のために多額の国費を使い込んでいることが発覚し、失脚してしまったのだ。財務健全化の一環でハーレムは解散され、アリスはアーヴィ国に戻ることに。
(よし!ハーレムで得た知識を生かして外交官になりましょう!)
そう決心したアリスだが、今度はシスティス国から政略結婚の打診が来て──。
訳ありヒーロー×ポジティブヒロインのラブファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 18:10:00
30697文字
会話率:38%
「すまない。けど、俺にはアイリスを支えてゆける自信がない。婚約を解消してほしい」
コスタ子爵令嬢──アイリスは社交界デビューして初めての舞踏会で、婚約者に婚約破棄を言い渡される。
両親を亡くし、病気の弟を抱え、頼る人がいなくなったアイリス
は実家を救うため、男装して弟に成り代わり騎士となること決意する。
しかし、普段は厳しいが部下想いの堅物軍人──レオナルドとの出会いで、運命の歯車が大きく回り始めて……。
これは没落した実家を救うために女であることを捨てた一人の令嬢の、かくも幸せな恋物語。
※既存作「夢見の魔女と黒鋼の死神」「エリート外交官は落ちこぼれ魔女をただひたすらに甘やかしたい」と世界観を共有しています。本作を含め、全ての作品は単独で問題なくお読みいただける仕様です。
※ベリーズカフェにも連載。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-06 13:28:02
89557文字
会話率:39%
【書籍化のお知らせ】
アイリスNEO様より2020年12月2日に発売予定です。どうぞよろしくお願いします!
大商家の庶子であるカトリーンは皆が当たり前に魔法を使える国にいながら魔法を上手く使うことができず、家族からも使用人のように扱われて
冷遇されていた。そんなある日、占い師に『運命の人は東にいる』と聞き、家出を決意。
そうしてやって来た異国の地でやけにお疲れぎみの男性を見かけ、特製の疲労回復クッキーをあげたのだけど……実はこの人、この国で『四天王』と呼ばれるすごい人だった!
これは落ちこぼれの魔女が偶然出会ったエリート外交官にひたすら甘やかされ、ついでに事件を解決したりするあまーいお話。
※既存作『夢見の魔女と黒鋼の死神』と同一の世界設定を使用。登場人物は一部被ります。単独で問題なくお読みいただける仕様です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-01 12:00:00
72960文字
会話率:43%
現在日間総合ランキング1位、拙作短編「お前を愛することはない、だと?」の続編です!
アシュバートン王国の王妃の座を円満に辞して、晴れて自由の身となったロザリア。彼女は外国に赴任している外交官テオドロスと再会し、想いを確かめ合って再婚する。外
交官夫人となったロザリアは夫にべたべたに溺愛されながら、いつものように古書店に赴き知的好奇心を満たす日々を満喫するのだった。
しかし稀代の政治家であり、好奇心旺盛なロザリアがそう大人しくしている筈もなく。他国の政治問題に巻き込まれたり、円満な筈のアシュバートン国王夫妻に泣きつかれたりと、まだまだ引退には早いようです。ラブラブ夫婦が色んな意味で大暴れする、ハッピーエンドラブストーリーです!よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 18:03:35
74735文字
会話率:44%
「お前を愛することはない」父の命令で王に嫁ぐことになったが、王に開口一番そう言われた。王妃となった彼女は、自分の才覚をフルに使って欲しいものを全て手に入れていく。
最終更新:2024-04-13 10:12:38
6335文字
会話率:46%
ある日、事故により異世界に転移した主人公。生産系スキルを鍛えながら、地味に明るく生きていくつもりが周囲を巻き込んで、想像以上に大活躍してしまうことになる。やがてその能力は領地運営を通じて、内政、外交、防衛等、幅広く発揮されていく。
最終更新:2024-05-21 15:42:02
4820681文字
会話率:49%
半世紀の内乱後、三十年続いた平和が失われ、ラキュス湖南地方が戦禍に沈む。
唐突に全てを失い、途方に暮れる普通の人の群像劇。
◆
【現在】◆第五十四章 旧染
退院した魔装兵ルベルは、アーテル領での情報収集任務に復帰する。
終戦の兆
しが見えない中、難民キャンプでは自助の取り組みが進む。
移動放送局プラエテルミッサは、旧ラキュス・ネーニア家直轄領、シェラタン当主の村を経由し、マチャジーナ市方面へ移動する。
首都クレーヴェルでは、新しい国造りが進行する。
◆
人種、民族、宗教、魔力の有無……境遇の異なる者が、状況に翻弄されて偶然、仲間になった。
それぞれの思いを胸に秘め、恩讐を超えて手を取り合い、共に生きてゆく。
平和への道程は遠い。
※ 前から順番に校正中。自分で見た校正済みページと2018/12/29以降の新規投稿はサブタイトルの数字を四桁表示にしています。
見落としがあった場合、お知らせいただけますと助かります。最近低浮上なので対応は少し後になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 12:00:00
8605922文字
会話率:34%
ごく普通の女子高生、高橋佐知子は、とあるきっかけで異世界へと転移する。
そこで少年を助けるも、異世界の創造主に元の世界へと戻されてしまう。
創造主に『私の世界の大戦争を回避して欲しい』と、頼まれ二度目の転移をすると、そこは十年後の世界だった
。
青年に成長した助けた少年に恋心を抱かれながらも、佐知子は様々な人と出会い、未知の『戦』を経験し、考え、成長し、異世界の大戦争を回避していく、長い長い物語。
この作品は個人サイトにも掲載しています。(https://izusinu.web.fc2.com/)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 08:18:02
111570文字
会話率:41%
男爵令嬢ミナは実家が貧乏で騎士団の事務員と騎士団寮の炊事洗濯を掛け持ちして働いていた。ミナは騎士団長オレンに片想いしている。バレないようにしつつ長年真面目に働きオレンの信頼も得、休憩のお茶まで一緒にするようになった。
ある日、謎の香料を口に
してミナは魔法が宿る眼、魔眼に目覚める。魔眼のスキルは、筋肉のステータスが見え、良い筋肉が目の前にあると相手の服が破けてしまうものだった。ミナは無類の筋肉好きで、筋肉が近くで見られる騎士団は彼女にとっては天職だ。魔眼のせいでクビにされるわけにはいかない。なのにオレンの服をびりびりに破いてしまい魔眼のスキルを話さなければいけない状況になった。
全てを話すと、オレンはミナと協力して魔眼を治そうと提案する。対処法で筋肉を見たり触ったりすることから始まった。ミナが長い間封印していた絵描きの趣味も魔眼対策で復活し、よりオレンとの時間が増えていく。片想いがバレないようにするも何故か魔眼がバレてからオレンが好意的で距離も近くなり甘やかされてばかりでミナは戸惑う。別の日には我慢しすぎて自分の服を魔眼で破り真っ裸になった所をオレンに見られ彼は責任を取るとまで言いだして?!
※結構ふざけたラブコメです。
恋愛が苦手な女性シリーズ、前作と同じ世界線で描かれた2作品目です(続きものではなく単品で読めます)。今回は無自覚系恋愛苦手女性。
ヒロインによる一人称視点。全50話、一話あたり概ね1000~2000字程度で公開。
前々作「訳あり女装夫は契約結婚した副業男装妻の推し」前作「身体強化魔法で拳交える外交令嬢の拗らせ恋愛~隣国の悪役令嬢を妻にと連れてきた王子に本来の婚約者がいないとでも?~」と同じ時代・世界です。
※アルファポリス、ノベルアッププラスにも投稿しています。※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 07:07:06
60861文字
会話率:55%
公爵令嬢ディーナは王太子の婚約者であり外交を任されていた。ある日、王太子は隣国の悪役令嬢シャーリーを連れ帰り、彼女と婚約しディーナとは婚約破棄をすると言う。以前からこうなる予定であったので快くディーナは婚約破棄し、仕事の引継ぎを開始した。そ
こに王太子の婚約者になってから六年間護衛を務めていたヴォルムがディーナに婚姻の申し出をしてくる。ディーナは外交官を辞めた後、領地を得て一人領地経営をしながらスローライフを送るつもりだった。結婚なんて考えてもなかった。護衛を続けつつもぐいぐいくるヴォルムに困る中、王太子の相手であるシャーリーの義妹と元婚約者が乗り込んでくる。加えてディーナを悩ませていた海賊と原因不明の体調不良の問題も絡み始め、彼女は全てを解決するために最後の外交へと乗り出した。その中で自身が気づかない内に敬遠してきた恋愛に向き合い、"好き"を自覚していくことになる。
身体強化で殴り合う外交を主としたディーナが変わらないスタイルで問題を切り抜けつつ、避け続けていた恋愛を克服していく話。
恋愛が苦手な女性シリーズで4作品程同じ世界線で書く予定の1作品目です(続きものではなく、単品で読めます)。
ヒロインによる一人称視点。余談ですが時間軸が「訳あり女装夫は契約結婚した副業男装妻の推し」と同じです。全50話、一話あたり概ね1500~3000字程度で公開。
※アルファポリス、ノベルアップ+にも投稿しています。※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 10:10:10
124491文字
会話率:61%
25歳の公務員、酒井政明は、海で溺れたDQN親子を助けようとして、波に呑まれた。意識を失った彼は、不思議な空間で1人の男に出会う。その男の名は里見義重。戦国時代末期に房総里見氏の当主を務めた男だった。時空の管理者から『義重の代わりに戦国時
代を生きてほしい』と頼まれた政明は、現代で生き返るため、都合9回目になる義重の人生に臨むことになる。そんな彼の第1の目標は『自然死すること』だった。
だって、転生先の里見家。親父である義弘さんは溺愛してくれるけど、大酒飲みで、自分が7歳のとき、飲み過ぎが祟って、盛大に家中に火種を振りまいて死ぬんだよ? 義兄でもある叔父、義頼(義継)は、優秀だけど、親父との関係をこじらせて最大の政敵になる(予定だ)し。外交が安定してたら何とかなるかもだけど、関東の覇者、北条家との関係は最悪で、援軍を送ってくれそうな力強い仲間も見当たらない。いずれは房総半島の根本を押さえられて、突端に閉じ込められちゃうはず。まずは『生きること』が大前提でしょう! ……でも、せっかく戦国時代に転生したんだから、できることなら『天下統一』目指したいよね!
ちゃっかりもらったチートを生かしてどこまでのし上がれるか、酒井政明=里見義重、奮闘します。
※里見義弘・義頼兄弟説を採用しています。
※里見義重(梅王丸)の生年は1,568年で設定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 07:00:00
487874文字
会話率:39%
地球の知識を持つ王女アンネリーベルは幼い頃から未知の世界を探検するのが夢だった!そのために一生懸命頑張って、知識チートを駆使して、時代を先取りする海軍を一から作った!隣国に宣戦布告(ついでに婚約破棄)されたり、王女自ら指揮を執って敵艦隊を
壊滅(ついでにざまぁ)させたり……これまで色々あったが、ついに探検に出る時が来た!今のアンネに探検よりも大事なモノ(恋人兼副官)ができたが、やっぱり探検もしたいよね!まぁ恋人も一緒に来てくれるから問題ない!異世界の大航海時代の幕開けである!……え?その恋人とは結婚しないの?いや、同性だから無理だね!こればかりは地球の知識があっても、どうにもできないよ!まぁどちらも結婚しないと決めたし、もうずっとこのままでもいいよね……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 05:00:00
190406文字
会話率:57%
皇太子は憧れの女将軍と結婚して皇位を懸けると
大公は憧れの女将軍と結婚生活を満喫するの続編的 外伝
フェレイデン帝国のフォルディス大公の息女フロレンティーヌは幼い時から超妻のストーカーの父を見激恋愛と結婚にまったく夢がありません。
求婚者
を滅多刺しに。
ついたあだ名が「氷の大公女」
自分は自立した皇族になりたいと学業に勤しみ常に大学院まで首席で卒業。卒業後は論文や書籍を書いて学者の自立生活を目指していました。
気がつけば十八歳にすでに結婚適齢期を過ぎ、これで山積みされた見合い肖像画は送ってこないだろうと鷹をくくっていた頃、従兄妹と結婚命令が祖父皇帝から出てしまい父と大激論
結婚阻止の交渉をしに宮殿の祖母の元へ。
すると結婚して一年後離婚するのは?という提案が。
ただし離婚はオルファン側からの申し出に限り外交問題にしない条件付き。
フロレンティーヌはこれを了承することに。
オルファン帝国に初夜に夫に「あなたを愛することはない」宣言を発布します。
フロレンティーヌはホームシックを装ったり、迷子にわざとなったりと騒ぎを起こし、いろんな問題を引き起こしながら、政争やライバルやドタバタな騒動あり、オルファンの国政問題や皇帝一家の人柄や文化に触れてどんどんと気持ちの変化が。
気になる皇太子のハインリッヒとの関係は?
シャイで性格が歪んでしまった大公女は本当の幸せを手に入れる事が出来るでしょうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:51:36
62053文字
会話率:19%
兄ヴィクトールの突然の皇太子辞退宣言から弟のアレクセイが新皇太子に就任する。アレクセイは悠々自適な大公生活を夢見ていたのに兄の妻が好きすぎて家庭人に専念する宣言でいやいや皇太子生活が始まります。
新皇太子に群がる王女や公女達、外交問題に宮
廷権力闘争、意外にも皇太子としての自覚に目覚める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 16:12:04
35075文字
会話率:22%
アトリス国、王位継承者第二位だったはずのリダファは、兄の死によって王位継承者第一位次期国王となった。
そして国王に言われるがまま、政略結婚をさせられるのだった。
相手は島国からやってくる、ララナという少女。
しかし、このララナ、実は偽物なの
である。
本物のララナは自殺を図り、意識不明となってしまった。
そんな彼女の身代わりとして選ばれたのは、侍女であり、身寄りのない少女、ヒナだった。
事情を知りながら偽物の花嫁を連れて帰ったのは、アトリス国外交官であるハスラオ。
謀反を企むアトリス国副宰相と共に、リダファを亡き者にする計画を立てていたのだ。
異国からやってきたララナは大陸の言葉を話せず、初めはすれ違ってばかりだった二人。
だが、ララナの前向きで明るい性格が、それまで心を閉ざしていたリダファを、少しずつ、変えて行く。
謀反の罠に堕ちるリダファ。
そんなリダファを救うララナ。
やがて二人の絆は確固たるものとなり、謀反は未遂に終わる……
孤児として育ったララナの正体とは?
彼女の持つ、本当の力とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 15:10:00
91855文字
会話率:45%
レスター国に住むレナとレオナ。
双子の姉妹とはいえ性格は真逆、外交的なレオナに対し、内向的なレナ。
そんなある日、王子であるアルバートに会う機会を得たレオナはコレはチャンス!とばかりに言葉巧みに心に取り込み、これに成功する。
王子の妻になり
、全てを手に入れご満悦だったが、王子が本当に得たかった相手は…。
アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 12:16:14
52107文字
会話率:46%
物心がつくにともなって、しだいに思い出されていく前世の記憶。
現代日本で生きていたはずの俺は、ハーフエルフの"ベイリル"として異世界に転生していた。
長き寿命と付き合いながら、このままのんびりスローライフも悪くな
いなと考える。
しかし突然――住んでいた街は大火と鮮血に染まり、奴隷に身をやつし買われた先は……カルト教団だった。
環境が変わり、心境が変わり……意志を新たに生きることを決心する。
命短し儚く散らすなど冗談ではない。教団だろうが踏み台にして、やりたいようにやってやる。
地球でも遠い夢物語だったような、はるか未来の果てが見たい。
長命の有効活用。現代知識を存分に振るって、世界に変革をもたらすのだ。
魔術で、科学で、文化で、宗教で、外交で、そして武力で――人類の進化と大いなる発展をうながしていこう。
自分は神様でも、魔王でも、勇者でも……英雄でもなければ天才でもない。
だからこそ己だけの方法で異世界を駆け飛び巡り、どこまでも高みへ成り上がろう。
この新しくも長き長き人生を、誰よりも最高に謳歌してやるのだと。
刮目せよ、敬聴せよ、喝采せよ――これは一人の男と仲間が織りなす大河ドラマであり、世界を舞台にした文明譚。
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細かい追記や修正は随時おこなっていく予定です。この作品は他サイトにも投稿しています。
物語に関わる大きな改稿をした場合は、活動報告でお知らせします。
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週2回 更新中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 09:00:00
1746074文字
会話率:43%
歴史改変のために大日本帝国に派遣された自衛隊、警察、消防、海保及びその他の公務員、民間団体の居場所となる日本共和区。IFの本編と外伝とは独立した政治外交、上位組織の奮戦をメインとした話です。
最終更新:2024-05-18 07:00:00
236769文字
会話率:32%
その世界には、天を穿つような高い城壁があった。『四つの国』は国境線も兼ねた巨大な壁で国土を囲い、国家間の外交は一切行わなかった。
更に『四つの国』とは別に、国に囲まれながらどの国よりも広大な土地がある。
国の領地外であり、自由と無秩序
が複雑に入り乱れた土地――『外界』。そこでは人々が独自に文化を発展させ、盛んに交易と交流を行っていた。
外界には『協会』と呼ばれる運搬や配達を担う事業組織があり、住まう人々は重宝していた。その中でも大手を誇る『キュルヴィ協会』には、言わずと知れた運び屋がいる。
ベンジャミン・ラビットソン、協会一の業績を誇る運び屋だ。
しかし、キュルヴィ協会にはもう一人、彼と対照的な運び屋がいた。
世界屈指の女剣士でありながら、同協会内で業績最下位の運び屋、ハイン・リッヒ。
――決して出会うはずがなかった二人は、ある事件をきっかけに共に奔走することとなる。
広大な『外界』を舞台に、個性的な運び屋たちが活劇を繰り広げるアウトローファンタジー小説。
彼らが出逢う時、運命の旅路が幕を開ける――!
◆❖◇◇❖◆
各部完結話数(表紙含む)と文字数
・第一部 全46話 凡そ13万文字
・第二部 全46話 ??文字数
※高頻度で推敲作業を行っていますので変動します
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 17:39:39
375963文字
会話率:34%
東洋の端に浮かぶ島国「秋津皇国」。
戦国時代の末期から海洋進出を進めてきたこの国はその後の約二〇〇年間で、北は大陸の凍土から、南は泰平洋の島々を植民地とする広大な領土を持つに至っていた。
だが、国内では産業革命が進み近代化を成し遂げる
一方、その支配体制は六大将家「六家」を中心とする諸侯が領国を支配する封建体制が敷かれ続けているという歪な形のままであった。
一方、国外では西洋列強による東洋進出が進み、皇国を取り巻く国際環境は徐々に緊張感を孕むものとなっていく。
六家の一つ、結城家の十七歳となる嫡男・景紀は、父である当主・景忠が病に倒れたため、国論が攘夷と経済振興に割れる中、結城家の政務全般を引き継ぐこととなった。
そして、彼に付き従うシキガミの少女・冬花と彼へと嫁いだ少女・宵姫。
やがて彼らは激動の時代へと呑み込まれていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 12:00:00
1942557文字
会話率:36%
「大日本帝国には、あの悲惨な敗戦を経験しない未来もあったのではないか」
そうした思いは、近代日本の歴史を見ているとどうしても沸き上がってしまいます。
私の創作活動は、基本的にそこが原点でした。
では、大日本帝国にはどのような歴史
の可能性があったのか、あるいはその可能性を選び取るためにはどのような要素が必要であったのか。
そのために調べるべき事項は多岐にわたります。
私が創作活動の中で調査したこと、考察したこと、それら備忘録的なメモをこの度、創作論という形の随筆に落とし込んでみることにいたしました。
ここでは、史実の歴史や架空戦記小説という分野から、大日本帝国の可能性について考えていくことといたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 15:00:00
90511文字
会話率:1%
大陸歴五三八年、アウルガシア大陸のロンダリア連合王国と北ブルグンディア王国との間で国境紛争が発生した。
レーヌス河流域での両軍の衝突は、事変の不拡大を求めるロンダリア中央政府の意向に反して拡大。
現地部隊である西部方面軍は独断で部隊を
「越境」させて北ブルグンディア軍の撃滅を図るも敗走。国境地帯での紛争は一気に北ブルグンディア有利に傾こうとしていた。
ロンダリア連合王国に残された拠点は、レーヌス河左岸のレナ高地のみ。
その高地には、ロンダリア連合王国の王女、エルフリード・ティリエル・ラ・ベイリオルの所属する騎兵第十一連隊が防御陣地を敷いていた。
圧倒的優勢を誇る北ブルグンディア軍に対して、彼らは西部方面軍司令部から陣地の固守を命じられる。
一方、ロンダリア国王マルカム三世と中央政府は、西部方面軍の統制回復と戦局の挽回を目指して、参謀本部作戦課長と共に、勅任魔導官たるリュシアン・エスタークスを現地に送り込むのだが……
(本作は、「王女殿下の死神」の番外編となります。作中世界観に関しては「王女殿下の死神」第二話を、リュシアンとエルフリードの関係性については、序、第三話、第十話をご覧になっていただけると幸いです。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-29 13:23:06
243545文字
会話率:34%
隣国エルザスをもてなすために行われていた舞踏会で、ジュリア・ブラックウッドは、リネーリア国第一王子のハリソンから婚約破棄を告げられる。
ハリソンが選んだのは、貴族達から聖女と呼ばれるイザベルだった。
ハリソンから悪魔と罵られ、エルザス外交
団として来ていた第一王子フェルディナントと、ジュリアの前世からの推し、近衛騎士団団長のオスカーがいる前で、ジュリアは聖女イザベルを短剣で刺した。
ジュリアには思惑がある。
それは前世の推し、オスカーの死を回避する為だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 20:14:07
55062文字
会話率:24%
異世界に転生して将官となったと思ったら、なんやかんやで一国の総理大臣になっていた男。
日々の仕事をこなして内政に外交にてんやわんやしていたはずが、いつの間にやら隣国と国家の命運をかけた一大戦争に突入してしまう!?
常に想像を超える事態に四
苦八苦しながらも、自身の信念のために今日も頑張るものがたり。
※完結済みの前作「異世界総理大臣生活」の続編な形になります。
本作だけでも問題なく読めるようにしますが、前作を読んだ方が分かりやすいかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 04:00:00
3705文字
会話率:12%
ある日突然、世界は異世界とゲートで繋がることになった。
そんな折、外務省の若手である白峰晃太は異世界への派遣が命じられることとなった。
異世界の伯爵令嬢、アサ=キィリンも現地の外交官として東京に訪れる。
機械によって文明を築いた世界と、魔法
によって文明を築いた世界。
彼らは言葉も通じなければ、その文化風習もまったくの未知の世界に対し、こちらの情報や交流の意思を伝え、また同時に異世界からの情報も収集する。
それはすべて「異世界との友好的な関係を築くため」に。
【ノベプラ版】
https://novelup.plus/story/201295687
こちらは誤字脱字などの編集を考え、章が一区切り付いたところで投稿する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 17:38:09
711272文字
会話率:50%