異世界なら必ずと言っていいほど登場する「魔法」という力・・・・・・。
実際の異世界に限らず、現実世界でもこれまでに数々の魔法がら小説・コミック・アニメなどで描かれてきた。
しかし、ふと作者は自分の異世界ファンタジー小説を書いている時に、大
きな疑問に思い立った。
「異世界に魔法って存在しなくない?
てか魔法使えること自体がおかしくない?」
書いといてなんですが、あんま真に受けないで読んでください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 12:00:00
2265文字
会話率:6%
王太子の娘として、唯一の王女として生まれたソフィアは七歳にして前世を思い出した。ちょど200年前に亡くなった孤高の魔女だったのだが、生まれ変わったら覚えた魔術も使って幸せにのんびり暮らしたいと願っていた。…なのに、思い出した今、自分の身体は
どうみても栄養失調状態で、あちこちに痣があって、使用人の仕事も自分でやっていた。あれ?これ、おかしくない?祖父である陛下に訴えてみて、改善されなかったら王宮を出て生きていこうと思ったのだけど、私…意外と愛されていた?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 12:00:00
398810文字
会話率:28%
テンプレ的半生とピンク髪から、この世界は『乙女ゲーム転生系のナニカ』で、私はヒロインでは……と思った主人公。
ピンク髪ヒロインは実は悪役パターンが多いことから、攻略対象には絶対近寄らないと決めるも……
そもそもこれ、本当に『乙女ゲーム』な
のかな?!
なんか攻略対象(仮)おかしくない?!
※他サイトにも別の題名で出してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 07:00:00
8936文字
会話率:27%
<あらすじ>
前回の、敵陣の一角にある富沢商会完封とポスの討伐、そして先代魔王が封印されたクリスタルチャームを取り戻したあとの、異世界惑星の一角。アガーレール王国。
オリエンタルな雰囲気が漂うその開拓地で、束の間の平穏を噛みしめるように
、国の文明は少しずつ発展していく。
そんな中、大陸南部では暗黒城付近での「怪しい目撃情報」を最後に、人々が次々と行方不明になっているとの黒い噂が流れはじめていた。
暗黒城の王座に君臨するは、冷たくも美しい、孤高の「魔女」として名高いチアノーゼ。
行方不明者の続出には、城の主である彼女の存在が、深く関わっている。
だがその力の正体は、彼女の胸元に飾られたクリスタルチャームによるものではないかと推測されており、それは強力な氷魔法ゆえ、誰も寄せ付けない邪悪さを放っていた――。
――――――――――
異世界に散らばったクリスタルチャームを集め、封印された仲間を全員解放するため、この異世界へと飛ばされてきた主人公・芹名アキラは、今日まで魔王直伝の炎魔法をはじめとする、幾つかの能力を“取り戻す”ことに成功している。
だが、それでもまだ全体の半分には及ばない。
異世界そのものも、古代の石碑や母神様の伝承等、依然として多くの謎が残っていた。
残る18個ものクリスタルチャームを探しにいくまでの休息も、そう長くはない。
アガーレール王国も、国の完全なる「平穏」と「調和」を得るため、現在は休戦中の敵陣との関係に白黒ハッキリつけなくてはならないと危惧していた。
いつまた、実行されてもおかしくない「敵陣の襲撃」を前に、主人公たちの戦力増強を兼ねた冒険は、まだまだ続くのであった――!
※暴力、および残酷な表現が含まれています。ご注意ください。
(前作 第1幕「カナリアイエローの下剋上」はこちら : https://ncode.syosetu.com/n4976ie/)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 19:00:00
105928文字
会話率:35%
主人公・番場虎吉(ばんば とらきち)はある晩、謎の怪物に襲われて半吸血鬼になってしまう。
人間に戻る方法を探すため、虎吉は『アヤカシ堂』と呼ばれる不思議なお店で働くことに。
『聖なる魔女』と呼ばれるアヤカシ堂の店主・天馬百合(てんま ゆり)
、百合に付き従う幼女・烏丸鈴(からすま すず)とともに、虎吉は人間と神とアヤカシが織りなす不思議な事件に巻き込まれていく――。
半妖となった少年と『聖なる魔女』と呼ばれた女の出逢いから始まる現代怪異譚、ここに開幕。
百合「ところで『アヤカシ堂の聖なる魔女』って題名なのに私が主人公じゃないのおかしくない?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 21:00:00
160893文字
会話率:51%
町角桃子は重大な謎を抱えていた。
幼馴染みの三つ子の内、誰が初恋かわからないという悩ましい謎だ。
新合青樹は優等生を装うヤンチャ坊主。新合黄貴は迷い癖のある用意周到タイプ。新合赤城は奇抜おしゃれな家事男子。
ゲームの攻略対象かな? なんて思
ってしまうほど個性が強い三つ子。誰も彼もが素敵で、誰が初恋でもおかしくない!
(誰なの…あのときのときめき。あの日私が恋をしたのはだれなの…!)
桃子は初恋を知ることができるのか。三つ子の胸中は。
桃子の初恋、その秘密を知るのはだれ。
※カクヨムにも投稿している作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 20:41:36
6917文字
会話率:26%
「いいじゃない。いまだに婚約相手の一人もいない行き遅れのあなたからしたら、鬼だって良き相手というものよ」
大国リズベリアの末っ子王女スピカは、長年にわたって傲慢な姉に政治の駒として利用されてきた。そんなスピカに婚約相手を告げる姉王女の口か
ら、鬼族の長の名が出る。異なる種族の和解のために利用されることになったスピカは、野蛮で凶暴な鬼族の国へ赴いた。「殺されてもおかしくない」。鬼族ばかりの国で震えるスピカだったが、いざ対面した長は寡黙かと思いきや、実は意外と初心な所があり――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 18:04:15
15162文字
会話率:35%
「スピカ、次の結婚相手が決まったわよ。鬼族の長に嫁ぎなさい」
大国リズベリアの末っ子王女スピカは、長年にわたって政略結婚により望まぬ相手との婚約を強要されてきた。そんなスピカに、次の婚約相手を告げる姉王女の口から、鬼族の長の名が出る。鬼族
との和解のために利用されることになったスピカは、野蛮で凶暴な鬼族の国へ赴いた。「殺されてもおかしくない」。そう、鬼族ばかりの国で震えるスピカだったが、いざ対面した長は寡黙かと思いきや、実は意外と初心な所があり――?
これは、駒として利用されてきた末っ子王女と若くして鬼族の長となった二人が幸せになる物語。
ノベルバにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 12:13:05
15063文字
会話率:36%
※『がんばってカンストすると魔皇になります~うろ覚えHow to 知識から始まる能力チート生活~』のリメイクです。
大変なことをしてしまった。
倉木瞳は初め、自分が引き起こした事の大きさに不安を覚えた。
発端は研修を終え、配属された営業
部初日。
ある上司とのトラブルが原因だった。
「荒木さん、止めてください。セクハラですよ」
上司のセクハラを咎めた。
その日から倉木瞳は異常な量の仕事が回されるようになった。
新卒で覚えが悪い。要領が悪いと罵られながら、仕事に忙殺された。セクハラも犯罪まがいに悪質化していった。
上司の荒木はある日懲戒解雇の上、会社から訴えられた。
倉木瞳は我慢の限界を越え、労働基準監督署と本社に訴え出たのだ。
調査が始まり、横領が発覚した。
倉木瞳は報復を恐れた。
訴えたのが自分だと知られれば何をされるか分からない。
そんな不安を抱き、荒木のいない会社に出社すると同僚からとんでもないことを聞かされた。
「え? 荒木課長に殺された? 喜多村先輩が?」
報復されたのは自分では無かった。
「なんで‥‥‥? あ!」
倉木瞳はすぐに思い当たった。
荒木がクビになったあと、酒の席でつい喜多村にだけ、自分が告発したと言ってしまったのだ。
「まさか、喜多村先輩、私の代わりに‥‥‥?」
喜多村誠一25歳。
倉木瞳と同じくパワハラを受けていた一人だ。
彼女はそんな彼にシンパシーを感じていた。
彼も、整った容姿の彼女に好感を抱いていた。
荒木に問いただされ、自分がやったと言ってもおかしくない。
倉木は後悔した。
最後に話した時、喜多村に対し言ったことを。
『告発するなら喜多村さんからして欲しかったです』
身代わりになった一番の理由は、きっとあの恨み言だ。
取返しのつかないことをしてしまった。
後悔し、罪悪感に苛まれる倉木瞳にできることは彼の冥福をただ祈るのみだった。
―――そんな彼女の気持ちを他所に、異世界で始まった喜多村誠一の新たな人生。
パワハラに耐えるだけの冴えない人生とは打って変わって不正を許さず、見逃さず。
付いたあだ名は『陰謀潰しのバリリス侯』
その『記憶の神殿』に蓄積された詳細な記録を元に、人生を振り返る追想劇。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 23:00:22
355792文字
会話率:36%
気がついた時にはもういつ死んでもおかしくない状態だった。魔法さえ使えれば、最低限の仕事でももらえる。何としてでも魔法が使えるようになりたい。
だが僕には銀貨一枚のお金を用意できなかった。
もう一つ、魔法を使えるようになる方法があった。
生き
るために入らずの森の水晶の谷へと行って、自分のための魔法の水晶を見つけるんだと思い立つ。
そうせ死ぬなら、やれることをやるだけやってみようと思い立った。
入らずの森は、虫の泣き声一つ、獣の鳴き声一つしない場所だった。
必死に水晶の谷を探して、着いたところには大小色とりどりの水晶が転がっていた。
この中から自分の水晶を見つけ出すことが出来るのだろうか?!
ちょっとだけなんちゃって異世界です。
珈琲牛乳なんかがあったりします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 18:00:00
20635文字
会話率:30%
湧き出る思考の狂気と、の続き。
死んでもおかしくない理由を手に入れたものの、僕の心は軋み過程よりも結果を求めてしまう。
そして響きすらしない笑い声が枯れるまで……
最終更新:2024-01-30 00:47:03
1559文字
会話率:0%
僕は死にたい。とうとう死んでもおかしくない理由が出来たのに、周りの目の恐怖と気持ち悪さばかりが付きまとう。
自分で死のうとしてたのに、誰かに恨まれて殺されたいと願う様になってしまう。
殺されるほど恨まれる方法を考えなきゃ考えなきゃとお
かしくなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 22:06:39
1031文字
会話率:0%
老人とも呼ばれてもおかしくない年齢となったある日、幸太はありえない力に目覚めていた事を自覚する。
力に翻弄されながらも試行錯誤し徐々に、その力を制御していく。目覚めた力で極貧生活からの脱却することができるか?
幸太の新たな1日が始まる。
最終更新:2024-01-28 13:55:35
6828文字
会話率:42%
阪神淡路大震災の発生。
1995年1月17日 5時46分。
あと1年もすれば30年の節目を迎える。
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まず光を失った。
そして時間を見失い、床はない。
動きを封じられ、安全も情報もなかった。
日常生活や生命活動を維持するために
必要な命綱。
生命線を意味する「ライフライン」も全て失った。
「ライフライン」は1995年のこの時に産まれた言葉だ。
戦後未曾有の震災による惨状が失わせたもの、それがこの概念を産み出した。
場は時間経過に従って悪くなる一方だ。
死や怪我や瓦礫は容赦なく増え続けていく。
まず生死を分けたのは空気の有無。
阪神淡路大震災の死因で最も多く占めたものは圧迫による窒息死。
その命綱である空気ですら、後に生命を脅かしていく存在となった。
その後、空気による5つの攻撃が容赦なく被災地を襲っていた。
・寒さ
・乾燥
・インフルエンザ
・アスベスト
・火災の煙
幸いなことに、風は強くなかった。
もしここに6つ目の攻撃、火災時の強風が加わっていたら為す術もない。
日常では何気ない自然のちょっとした機嫌次第で人間は簡単に翻弄される。
死を免れたとしても、その場にいれば「いつ死んでもおかしくない」。
被災者とは「死と隣り合わせの場で生き残これた者」とほぼ同義だ。
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2024年の奇しくも正月。
能登半島で震度7が観測される大震災が発生した。
2011年の東日本大震災の頃より更にSNSが一般に広く浸透した。
震災とセットで飛び交う流言飛語か否かの判断材料になれば幸い。
実体験からの情報に触れる機会が一つでも多くなることを願い、ここに記す。
時代も場所も違えど、共通点は多い。
同じ正月に起こった1995年の大震災では、どういう状況に陥ったか。
日常と非日常を比較して、覚えている限り残しておこうと思う。
まずは今年で29年目となる震災祈念日によせて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 23:15:50
3234文字
会話率:0%
ピエロのリュウは唐突に”我に帰った”。
(致死率100%の綱渡り、これがエンタメなんて、おかしくない?)
しかしもう綱から落っこちてゆくところだ。死んでしまう、そう悔しく思ったが、医務室で目を覚ました。
再度考えてみれば、リュウは攫われてき
たピエロで、洗脳されており、素晴らしいサーカスで役に立てるのはさいこう!!と日々労働させられていた。
「ブラック企業じゃん!脱出しなければ……」
落ちこぼれピエロと呼ばれていて、魔法が使えないリュウだったが、その人柄により仲間を得ていく。
喋る仮面オーメン(サーカスの内情を知る)
同室のサカイ(実力あるピエロ)
アカネやナギサ(協力者)と脱出を試みてゆく。
サーカス団の幹部・団長たちは勘づき始めた。
リュウは【亡骸サーカス団】から脱出することができるのか?
[ドリームジョーカー]なる謎の言葉についてもやがて明かされてゆく。夢々しくも恐ろしい脱出系ダークファンタジー。
【原作:さらら様 動画(ドリームジョーカー・亡骸サーカス団からの脱出)】
【専用HP:https://dreamjoker.amebaownd.com/pages/4825177/page_202104102122】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 18:00:00
271612文字
会話率:27%
リュガ・フォン・レーワン伯爵は巽龍牙という名前のいわゆる転生者である。
謎の存在から授かった知識チートで成り上がりを試みるも転生先の王国の良くも悪くもな伝統やしきたり等の旧弊の前にあっけなく挫折。不貞腐れた日々を過ごしていた。
しかし
、そんな中で各地で勇者召喚の儀が執り行われたという情報を掴み、極秘調査によりそこから不穏な気配を察する。ついには母国ですら勇者を召喚するに至って世界規模の危機が迫るであろうと判断。
召喚勇者を担ぎ上げての潰し合いが遠くない未来に勃発すると予想したリュガは巻き添えになりたくない一心で遠くへ逃げて立て籠もる事を決意。
かくして自分を不遇な身と思い込んでるやや捻くれた転生者は不人気な辺境の地の全権司令に志願してその地を自分の避難所として改造すべく奔走を開始するのであった。
現在毎週木曜夜更新。されない場合は前日夜か当日朝に告知します。
※初投稿ですので感想やご指摘などはお手柔らかにお願い致します。
※逃げ込んだ後メインと考えてるので、序盤は人によっては駆け足気味に思われますがご了承ください。
※主人公のスキルは基本出した後描写中心。出ても地味でそっけないと思われます。
※R15は保険。世界観的にやや殺伐な所もあるので流血描写時折あり。
※なるべく知識系部分に関してはおかしくないよう心がけますが、ある程度は「この作者のこの世界ではこういう風なんだ」と割り切って頂けるとありがたいです。
※カクヨム様の方でも投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 17:01:07
1115944文字
会話率:24%
もし異世界を生きるなら? とコンセプトに開発されたVRMMORPG『セカンドワールド』。MMORPGでありながらストーリーは無いと明言されるこのゲームは、βテストの頃から高い評判を獲得していた。リアルと同じ水準にまで再現された五感に、本物
と見間違うほどのクオリティを誇る内部世界は、VRゲーム一位の座を獲得してもおかしくないほど。
うだるような夏の日、βテストの抽選に受かりながらもリアルの都合で権利を手放した名瀬遙香は、そんなゲームのサービス開始を心待ちにしていた。
これは人類が到達できなかった夢。そして、その世界で紡がれる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 13:00:00
375041文字
会話率:32%
乙女ゲームのヒロインに転生したんだけど、なんだかストーリーがおかしくない?
全く攻略者とのフラグが立たないんだけど……。
とりあえず、新入生歓迎パーティーに足を運んでみたら。
……あ、ハイ。なるほどぉ……。
ーーー
恋愛はありませんが、
多分ラブコメではあると思います。
残酷な表現はないとは思うんですが、展開的に「残酷なのでは……?」と思われる方はいるかもしれません。
ハピエンではないですが、別にまあ……悲恋とかバッドエンドではないと思います。多分。
※続きを書きたくなった用に連載形式にしておりますが、一話完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 22:11:44
5564文字
会話率:3%
こうくんは男の子ですが、女の子の好きな物やことが好きな子です。
でも、まわりのみんなはそんなこうくんを「変だ」と言って……。
そんなある時こうくんは夢でロッテという子に出会います。
❅冬の童話祭2024参加作品です。
最終更新:2023-12-22 21:00:00
3650文字
会話率:45%
「痛い……」異母妹ユリアに崖の上から突き落とされて瀕死の重傷を負った五歳のエレオノーラ・クラッセン伯爵令嬢は、自分の脳に走馬灯のように前世の記憶が蘇っていくのを感じた。
そうだ、わたしは1000年前に聖女と勇者に殺された魔王の娘サンドリア
だった。記憶を思い出すとともに、魔族にしか使えない「魔術」が使えるようになったエレオノーラは瀕死の傷を治して一命をとりとめる。
それから十二年。エレオノーラが十七歳になったとき、神殿の女神像が光ったことで各地で聖女選定がはじまる。異母妹ユリアは1000年前の聖女と同じ髪の色をしていたため自分が聖女だと信じているようだったが、選ばれたのは何とエレオノーラだった。
驚くエレオノーラ。けれども驚くのはそれだけではなかった。
エレオノーラがこれまで義母や異母姉に虐げられていたことを知っていて、何度も助けてくれた二人いる王太子候補の一人、ディートリヒが、これを機にエレオノーラを伯爵家から解放しようと考え、自分が暮らしている城の離宮へ連れていき――え⁉求婚⁉
さすがに自分を殺した勇者の末裔と結婚はできない……と思っていたら、ユリアと一緒になってエレオノーラを虐げていたユリアの婚約者ジークレヒトまでエレオノーラに求婚してきて、もう何が何だかわからない!
(っていうか、元魔王の娘が聖女とか何かの間違えじゃないの⁉)
これからいったいどうなってしまうのか。
エレオノーラを巻き込んで、王位継承をめぐる陰謀が、今はじまろうとしていた――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 16:26:57
113513文字
会話率:22%
一言足りない系コミュ障の俺は、オルタス・オンラインというMMORPGのイベントに参加していたのだが、突然ゲーム画面から聞いたことのない声が聞こえ、気付くと俺はオルタス・オンラインに似た世界に転移していた!
しかも俺の容姿はメインキャラとし
て使っていたザックスになっていて、俺をこの世界に呼んだ彼女はどう見ても、俺が育成していたサブキャラでーー!?
「ふふ、これからはずっと。ずーっと一緒ですよ……?」
彼女はなんと、重度のヤンデレ・メンヘラ女だったのだ!!
怖い、今すぐこの場から逃げ出したい!
ドキドキ(意味深)ラブコメディ、時々シリアスなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 12:00:00
34739文字
会話率:31%
僕たちは雑談する。言葉はひとりごとをおかしく感じるだろうが、その違和感は言語の本質的な他者の必要性を予感させる。でもなぜか書き言葉は、話し言葉と違って、一人書きでもおかしくない気もする。一人書きは日記のように確立された一つの形式を得ている。
そこに他者性を見るならば時間を超えた未来の自己との対話想定をしてもいい。
けれど、書くときに仮想の対話者を想定しているとも言える。それが可能ならば、独り言も仮想の対話者と会話していると判断すればいいだけなのに、なぜか電話の片方だけの声でも不快感は拭えない。10万字の一人書きに卒倒する病的な感覚を持たずに文字を読める。極めて、何か不思議な文字という世界。声を超えていく文字の世界。
さて、私たちは家というものとドアというものをどういう順番で思いついたのだろうか。家が先かドアが先か。ドアができたとき、それは閉じられた状態から開かれた状態か。ドアのない家、家のないドア。どちらも可能でありながら、それは奇妙な存在だ。健全な人間はドアが何個もある家に耐えられるのだろうか。
少しドアを懸命に考えてみようとすれば、それは閉じることが難しいのか開くことが難しいのか。ドアには何が必要なのか。ドアという名の物は空白でもドアなのかもしれない。
空間の境界を作るドアという鳥居的なあり方、ドアの本来的な存在は空白なのかそれと物体的な遮断なのか。ドアが一人でに開き、そして閉じられる。そんな奇怪な現象は現実上は不可解だが、近代的な人間はドアの操作をドア的ではない操作で可能だと考察可能になっている。ドアは自動でボタンひとつで連動して開くのかもしれない。エレベーターのように、自動ドアのように。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-12-09 08:43:45
2574文字
会話率:3%