過労死した黒崎悠斗は、気がつくとダークファンタジー世界に転生していた。
しかし、喜びも束の間。付与されたスキルは「不死身の肉体」。死にたいのに死ねない、という矛盾した状況に絶望する。
死に場所を探してさまよう悠斗の前に現れたのは、銀髪紅眼
の死神少女・ルナリア。
「不死身ということは、永遠に一緒にいられるということでしょう?」
死を求める悠斗と、その悠斗に執着する死神。そんな奇妙な関係が始まる。
続いて出会うのは、吸血姫カーミラ。悠斗の特別な血に魅了された彼女は、勝手に「血の契約」を結んでしまう。
「もうあなたの血じゃないと満足できない体になっちゃった。責任、取ってくれるでしょう?」
さらに、呪われし魔女セレナ、戦乙女ブリュンヒルデ——。
どういうわけか、悠斗は次々と個性的な少女たちに愛されていく。
しかも全員、愛情表現が少々(かなり)重たい、いわゆる「ヤンデレ」だった。
「俺はただ、死にたいだけなのに……」
死を求める主人公と、彼を愛するがゆえに生かそうとする4人のヤンデレヒロインたち。
果たして悠斗は、自分が生きる意味を見つけることができるのか?
無害だけど重たい愛に囲まれる、異色のダークファンタジー・ラブコメディ、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 00:08:47
46112文字
会話率:52%
ある日を境に人間関係が上手くいかないくなった愛梨は会社を解雇される。
解雇を機に何かもが嫌になった愛梨。再就職をする気にもならず、昼間からやけ酒をする愛梨はそのまま眠ってしまい、気付いたら現実世界とは全く違う場所にいた。
そこは死を待つ者
が集まる、なんでもありの夢の世界「DOA」
神様と名乗る怪しい男に職業を選べと言われ、適当に選んだのは「チートな魔法使い」
それは愛梨が思ったことを魔法にできる職業だった。
しかし職業を選んでも愛梨は何もする気が起きない。
愛梨の願いはただ一つ。「早く死にたい」
そんな時、言葉を話す猫が愛梨に前に現れる。
愛梨の職業の強さを知った猫は愛梨に手伝いを頼む。
断る愛梨に猫は「娘に会いたい」と現実世界に帰りたい理由を話す。
猫の思いを知った愛梨は断ることができず手伝いを了承。
ここから、死にたがり魔法使い愛梨の「生きたい」を探す、長い長い夢の旅路が始まる。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 21:30:00
49137文字
会話率:36%
世界を彷徨い続けて数百年。
男は、不死の呪いに苦しめられていた。
何をしても死ねず、ただ無駄に時間ばかりが過ぎていく。
そんな中、彼は1人の少女と出会った。
少女はなんと、他者の死の気配を感知する事の出来る特別な体質の持ち主だった。
た
が少女は生きる希望を見失っており、明日の光すら目には映っていなかった。
男はその少女が自身の死へ繋がると考え、彼女を同行させる事に決め、約束を取りつける。
「俺が死ぬ時、お前も殺してやる」と。
死ねない男と死にたい少女の2人の旅が今、始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 20:34:02
37527文字
会話率:31%
異世界転生とは、夢と希望のつまった新しい人生のスタートである。
そのはずである。
にもかかわらず私の人生は何だ?
迫りくる脅威の数々、どうでもいい世界情勢、理解不能な死因の数々……。
わたしの夢は家族に囲まれながら老衰で眠るように死ぬこと。
その夢を叶えるために、私は世界を変える必要がある、のか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 13:30:00
260482文字
会話率:55%
どこか人生を投げやりに生きている加藤青衣。ある日ネッ友を作るために入れたアプリで人と仲良くなる。それがきっかけとは言えないが、学年の人気者の新井優里とも仲良くなっていく。人と話す楽しさを知った青衣には誰にも知られたくない秘密があった。それは
一体何なのか。優里の抱える秘密とは。お互いに何も知らない二人が迎える結末とは折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 10:35:12
53175文字
会話率:44%
かつて、魔女と呼ばれた女がいた。
銀の髪と氷の瞳を持つ女は、森の恵みを分け与え、人と静かに生きていた。分け隔てなく、ただそこに存在していた。それが平穏だと、信じていた。
ヴェルディナ王国の王女・ミアは原因不明の病に倒れ、ひとりベッドの上
に横たわっていた。自由のきかない体に絶望し、死にたい、と毎日過ごす。
そんな彼女の心を溶かしたのは、辺境の地からやってきた王子だった。その一点の曇りのない瞳に、一瞬で引き込まれた。
ミアは王女としての務めもある。脅かされる王国の分断に、裏切り。そして精霊が宿るとされるエリディオの地の魔女の伝説。
その呪いは、二人を容赦なく襲いかかる。
魔女は言った。
「愛を奪い、平穏を壊した人間たちに、思い知らせてやろうじゃないか」
自分勝手な人間ども。
「愛を裏切ったその罪を、世界を凍てつかせた償いきれぬその罪の重さを。一体、何に触れてしまったのかを」
魔女は求めていた、あの日に失われた愛の温もりを。
「愛は死んだ、もう二度と戻らない」
それを知るためならば、世界を滅ぼすこともいとわない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 20:43:35
30785文字
会話率:28%
死にたい気持ちの強い主人公が、表現者になる夢を抱えながら挫折と葛藤だらけの人生を振り返る
最終更新:2025-05-14 20:00:00
22774文字
会話率:22%
父は浮気して相手の女に殺された。母はそれを苦にして自殺した。私は学校でいじめられて、たった一人団地で暮らしている。何の希望も無い。早く死にたい。
ずっと泣き暮れていると、私の目の前に天使が現れた。
「そんなに不幸そうなあなたに、高名なラ
ファエル様がチャンスを持って参りました!」
彼が持ってきた「チャンス」とはー。
・今日から三日間、あの世に行って母と会える。
・ある決断をすれば、ほぼ恒久的に母と会える。
・あなたはこの世でもあの世でも生き続けなければいけない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 13:28:08
10985文字
会話率:60%
独特の世界観の作品を書くけどネガティブな小説家と、そのファンで編集者になった担当者のお話。担当者×小説家です。
小説家(受) 雲母坂 夢逢(きららざか ゆめあい)
独特の世界観の小説で今注目の小説家。ネガティブで、「死にたい」が口癖(ただ
し死にたくはない)
担当者(攻) 徳田 蓮(とくだ れん)
夢逢の作品のファン。そのせいで編集者になって担当にまでなった。
ラブあり、恋人ではない関係です。暗いお話ではないです。
※ムーンライトノベルズに掲載していたものを、こちらへ掲載したものです。このお話はアルファポリス、フジョッシー、カクヨム、エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 09:02:20
16087文字
会話率:47%
「死にたい」
この言葉を幾度となく繰り返し思い言葉として吐き捨てただろうかもうわからない。
本気で死にたい人なんてこの世に存在しない。
死んでしまいたいくらいに辛いというコミュニケーションなのである。
死の苦痛と今、現在の辛さこの天秤が死の
苦痛を錯覚させる。
でも死のうと思えば思うほどその時は憎たらしいくらいに生命力が輝きを放つ。
これは、“君は何のために生きるのか”
“何故生きているのか”という問いに暗中模索しながら人生という生き様を以ってその問いの答えを証明しようとする物語である。
答えのない問いに人生をかけて挑む物語。
言語化しようのない答え
でもきっときみには生きる意味があって
そしてその瞬間を見つけられる手がかり
そして頑張りがなかなか報われないと腐りそうなあなたへの道標
そして頑張りだしたあなたにエールを
きっとそんな物語です。
※注これは頑張っている人/頑張ろうとしている人の背中を押し時には見守ってそんな物語です。
今もうすでに頑張っていてこれ以上頑張れっていうの?というぐらいつらく苦しい方は一度心療内科での先生との診察をおすすめします。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-11 22:23:36
58850文字
会話率:29%
人は、たった一度の行動で、全てを変えることがある。
生まれたばかりなのに飼い主に捨てられた、超空腹状態の黒柴。
生きる意味がないと感じる黒柴は、早く死にたいと思いながら生きていた。
数日たったある日、周囲の環境が急に身体に変わり、な
ぜか異世界転移をする。
何事だと驚いていると、そこへ人間がやって来た。
その人間は黒柴を助けようとする。
そんなとき、死にたいという願いが叶ってしまった。
犬生最後に人の温もりを知った黒柴は次の犬生はあの恩人のために生きたい。
黒柴は、生きる意味が見えた。
”コミュ症な元引きニートと妹(黒柴)の異世界旅”の黒柴視点。
☆☆☆☆☆で評価をつけてくださると嬉しいです。
ぜひ、よろしくお願いします!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 00:43:34
4388文字
会話率:30%
あるところに死んでも生き返る猫がいた。
猫は死にたいとは思っていなかったが生きることにうんざりしていた。
そんな毎日の中、猫は少女と出会う。
最終更新:2025-05-10 14:46:08
3884文字
会話率:57%
ある日、中学三年生の滝沢湊は学校の屋上で飛び降り自殺を試みようとしている女子生徒を見つける。その女子生徒はこの学校の生徒会長碧山玲奈だった。
キーワード:
最終更新:2025-05-10 03:53:56
5150文字
会話率:30%
「救われたかった。でも、本当はただ消えたかった。」
本作は、心に深い孤独と痛みを抱えた主人公が、自分でも言葉にできない感情を「あめゆじゅ とてちてけんじゃ」という音に託し、誰にも届かない祈りを紡いでいく詩的な物語。
優しさに救われたと思
っていた過去は、相手の罪悪感からくる“施し”だったと気づき、さらに傷ついていく。
「死にたい」ではなく「消えたい」と願った日々。
届かない思いの果てに、残されたのは“祈りの遺骸”だった。
これは、声にならなかった願いの断片と、理解されないまま終わる優しさの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 04:25:17
795文字
会話率:2%
看護師として働いて知った、「死」について、一話完結で綴っていきます。「こんな死に方したいなぁ」とか、「凄い、生ききった!」とか。「死」を知ることは、生きていく上での、助けになると思うのです。
安易に「死にたい」と、考える前に、知ってもら
いたいな~という、物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 16:14:52
778444文字
会話率:31%
「死」を求める者に安楽死(ユータナジー)を────
世の中は簡単に人を死なせてくれない。
医療の発達によって平均寿命は伸び、助かる命が増えた。喜ばしいことではあるが、中には死にたいのに簡単には死ねないと憂う声も一定数あった。
そん
な中、安楽死をさせてくれる二人組がいるという噂が広がり始める。
元殺し屋のリーパーと、死神のジョイ。
嘘か真かわからないあやふやな噂。しかし彼らは実在した。
「俺は、死を望む者以外の命は奪わないと決めている」
殺し屋として生きてきた年数分、人のために生きると決めたリーパー。
「出来れば人を殺したくはないんだよねぇ。そんなことより美味しいご飯が食べたい!」
定期的に魂を摂取しないと殺戮衝動に襲われる人生エンジョイ勢の変わり者死神、ジョイ。
ジョイが依頼人を見つけて手配し、リーパーが安楽死を実行、そして魂のカケラをジョイが摂取する。
奇妙な関係の二人の間にあるのはただの利害関係の一致か、信頼か。
──それとも、執着か。
二人の次の依頼人は社長令嬢。
この依頼を通して、二人は初めて安楽死以外の仕事をこなす。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 18:00:00
29015文字
会話率:44%
ある日突然の大地震に見舞われ命を落とした主人公鏡谷翔(かがみや かける)。そして意識が戻り目を開けるとそこには死んでいたはずの両親の姿が。わけもわからないまま自分の人生をもう一度やることに。そこでは前回やり残したことや新しく出来たやりたいこ
とに花を咲かせていたが、またしても命を落とすことに。だがまた同じ人として生まれることになり、困惑するももう一度死ぬまでやり遂げる。だがその次もまたやり直しとなる。その次もその次も、何回も死んではやり直す人生。そして自分が本当の意味で死にたいと思うようになり模索し始める。何回目かもわからない人生でついに見つけた自分を殺す方法。それを実行し自分の人生は終わりを迎えるが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 00:29:01
8017文字
会話率:48%
光が射し込むアトリエの窓辺に、星野 悠は座っていた。
絵筆を握る指先は迷いなく動き、色と光が紙の上に命を宿していく。まるで彼の手が、画材に宿る精霊と対話しているかのようだった。
「この一枚に、誰かの心を閉じ込めたいんだよ」
インタビュー
で彼はそう語った。
デビュー作の個展が口コミで話題になり、二作目にはすでに予約が殺到。業界の大御所すら彼の描く少女の瞳に驚き、唸った。
「奇跡の筆使い」――いつしかそんな異名が定着し、若き天才としてメディアにも頻繁に取り上げられるようになる。
だが、本人にとって“奇跡”などというものはなかった。
ただ、描くことしかできなかった。描くことでしか、自分を表現できなかった。
誰かの心の隙間に、そっと色を差し込むような――そんな絵を、ただ描きたかった。
朝から晩まで描き続け、他のことは何もできなかったが、誰も文句を言わなかった。彼の絵が、人々の心を癒し、勇気を与えていたからだ。
ある少女が、彼の作品を前にして泣きながら言ったことがある。
「私、死にたいって思ってたけど、この絵を見たら……まだ生きてていいのかなって、思えたの」
その言葉が、悠の中にひとつの灯火を残した。
“誰かのために描く”という想いが、彼の筆先に宿るようになった。
そんな彼にとって、「描くこと」は命そのものだった。
だが――それは、永遠には続かなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 09:52:42
4485文字
会話率:19%
世界を滅ぼした悪女として800年封印されていたノーラはとても退屈していた。ある日「死にたい」と願う少女の声がきっかけで意識だけ自由になったけど、身体はしわくちゃで使い物にならない。だからノーラは提案する。
(だったらあなたの身体を貸してく
れない? 代わりに一年後、友人に恋人、優しい家族に最高の進路、全部揃えてあなたに完璧なリスタートをきらせてあげるわ!)
『稀代の悪女』ノーラは『枯草令嬢』と呼ばれる少女シシリーの身体で復活。まずシシリーを階段から突き落とした令嬢らは懲らしめないとね。当然、ずっとシシリーを利用してくる姉からのお願いもきっぱり拒否。「魔力なし」と虐げてきた家族にもぎゃふんと言わせてあげる。
もちろん、自分自身の学園生活も楽しまなくっちゃ。授業に部活に学園祭に修学旅行。勉強も遊びも全力で楽しんで、私も人生最後に憧れの青春を満喫しよう!
だけど……ずっと私に愛を囁いてくる現代の猫系天才魔術師さま?
そんなに私に固執しても無駄よ。……私は一年後にいなくなる運命なんだから。
これは『枯草令嬢』と呼ばれたど底辺の少女が青春を逆転していくお話。
そして『稀代の悪女』と呼ばれた少女が800年前の因縁と決別して、好き勝手しながら多くの人にめちゃくちゃ愛されていくお話です。
■ゆる設定。R15は念のため。ハッピーエンドをお約束。
■いじめっ子は二話目で泣かす。
■序盤から悪女は全力で青春を楽しみます(タイトルは最後の方で回収)
■毎日更新がんばります。
■短編『800年前の悪女に憑依されたど底辺なわたし、1年後に完璧で幸せな人生をリスタートします!(https://ncode.syosetu.com/n8701hy/)』の主人公を変えた連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 20:00:40
238369文字
会話率:34%
家族に虐げられ、学校でも姉を筆頭に虐められていたわたし・シシリーは、その日とうとう姉の友人らに階段から突き落とされた。もういい……このまま死にたい……。そう思っていた時、とある女の声が聞こえる。
(だったら身体を貸してくれない? 代わりに
一年後、友人に恋人、優しい家族に最高の進路、全部揃えてあなたに完璧なリスタートをきらせてあげるわ!)
そう約束してきたのは歴史上最強の〈稀代の悪女〉ノーラ=ノーズだったのだ。
ノーラに憑依されたシシリーの生活は一変する。学園一の色男に気に入られ、苦手な授業でも満点の成果を出し、もちろん姉にだってきっぱり言い返す! するとたちまち、シシリーの見る風景も明るいものへとなってきて――
〈稀代の悪女〉と過ごす一年間は、彼女にとってとても自由で楽しい!!
※春夏秋冬のある世界観です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 07:33:15
11477文字
会話率:22%
人生実況解説動画――それは生者の人生を勝手に覗いて楽しむという死神界最大の娯楽である。
クビ目前のぽんこつ残念派遣OL御手洗花子は死のうとしていた。だけどひょんなことから、推しそっくりのイケメン死神くんのその動画製作を手伝うことに。
ターゲ
ットは花子のクビの原因を作ったいじめっ子正社員女。浮気願望のある結婚目前エリート男。一日中同じベンチに座っているお爺ちゃんなどなど。
死神パワーであらゆる人生に好き勝手言ってストレス発散。主婦力抜群の死神くんとの楽しい同居生活でお腹も満腹。花子の楽しい動画生活ライフが始まる!
※完結まで執筆済み。全34話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-09 07:38:03
103210文字
会話率:45%
大人になって
自殺を考えなかった人は
自殺を考えた事のある人より少ないと思う
自殺するかしないかだけで
大半の人が抱いた事はあるであろうと推測してしまう
自殺したい気持ち
自殺というからいけないのか
死にたい
みんな
そう思っている
自分だけじゃない
実行しないで我慢してるだけ
あるいは実行する時期をずらしているだけ
自分が死にたいと思っている時
父も母も
死にたいと思った事があるなんて事は子どもの前で感じさせない顔で生きて来て
心の中では何度もそう考えていた事があったのだと
今は知っている
そんな俺はある日『自殺相談所』へ足を踏み入れた。
最初は弱った人を騙して付け込む悪徳商法だと思った。
だけどポスターを見て
新興宗教かと警戒したが違うらしい。
『ここへ来てくれたあなたへ
あなたが感じられる幸福感は今知っているよりも
もっとずっと沢山ある
全部知るのは難しいと考えるかもしれないけれど
不可能ではない
ひょっとするとあなたは世界で一番
沢山のしあわせを知る人になれるかもしれない
年齢も性別も環境も
何も関係ない
無理だと思って
何となく生きてても
しあわせな時は訪れる
どん底を知っているあなただからこそ
誰もが見落とすような
小さなしあわせにも気付く事ができ
いつの間にか一番沢山の
幸福を知る人になれると考える
自殺相談所 所長より』
やっぱり臭い
胡散臭いではなく
知ったか振り臭いとでもいうのか
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 23:53:46
194777文字
会話率:27%