ふと思い立って、数年前にYahooブログ(Меч и Щит Японий http://blogs.yahoo.co.jp/totdjo)に掲載していたものを、今更ながら、この話に関しても大幅な修正を加えて再掲することにしました。ご隠居様
のお城でエルブンボウと隻眼の黒龍を手に入れたわたし(女性です、念のため)は、策略によってウェルシー伯領を乗っ取り合法的な支配権を確立した後、諸事情により、違法麻薬の販売、皇帝暗殺、領内騎士団と抗争、御落胤の捜索、バイソン市選挙での裏工作、トードウォリアーの領域の探検、唯一神教を巡る暗躍等々、いろいろと(以上、Ⅹまでの話)。そして、唯一神教の騒動が教団の壊滅という形で幕を閉じ、平穏な日々を取り戻した後、今度はドラゴニア侯(御曹司)から直々に、ドラゴニアへの招待を受けます。怪しさ大爆発ですが、ともかくもドラゴニアでの御曹司の居城であるドラゴニアン・ハート城に行ってみると、御曹司がドラゴニアのマーチャント商会への債務をわたしに押しつけようと画策していること、その一方でドラゴニアの騎士たちの御曹司への不満が高まっていること等々を知ります。そこで、騎士たちと結んでドラゴニアに肩入れし、マーチャント商会と対決してみるのも悪くないなど、少々危険かつ無責任でいい加減なことを考え始めるのですが、実は、事はそれほど単純なものではなく、後に方針は二転三転(元々固い決意に裏付けられたものではないため)、最終的にはどこに落ち着くことになるのやら……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 19:06:36
339080文字
会話率:42%
ふと思い立って、数年前にYahooブログ(Меч и Щит Японий http://blogs.yahoo.co.jp/totdjo)に掲載していたものを、今更ながら、多少の修正を加えて再掲することにしました。ご隠居様のお城でエルブン
ボウと隻眼の黒龍を手に入れたわたし(女性です、念のため)は、策略によってウェルシー伯領を乗っ取り合法的な支配権を確立した後、諸事情により違法麻薬の販売、皇帝暗殺、領内での騎士団との争議行為、帝国宰相に依頼された御落胤の捜索などいろいろと……、でも、バイソン市との商談では儲け損なってガッカリの今日このごろです(以上、Ⅷまでの話)。わたしは久しぶりにミーの町に戻りましたが、政務はポット大臣に一任し、アンジェラを伴って(今回は自発的に)再び帝都に出向きます。帝都では、新皇帝即位の条件として「ゴールデンフロッグ」なる怪しげなものが取り沙汰されていました。帝国宰相からそのゴールデンフロッグ探しを押しつけられそうな気配を察知したわたしは、アンジェラを連れてとりあえず帝都から逃げ出し、なんとなくのノリ(気分)で、頼まれてはいないのですが、南方リザードマンの領域より更に奥地にあるトードウォリアーの領域まで、ゴールデンフロッグ探しに向かうことにしました。わたしは現地でリザードマンのナスル殿下等々の助力を得ながら、なんとか奥地まで分け入って、ついには……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-02 07:12:24
131059文字
会話率:39%
兄と慕った人の娘が不本意な結婚を押しつけられそうなので、いつか好きな相手と結婚できるよう強くなるまで男として育てたんだが、実は女だと明かしたら「嘘つき! 大っ嫌い!」と言われた。辛い。
という本編の前日譚を、番外編として書いてみたら長くなっ
てきたので、投稿します。このまま本編に突入する気がします。
見た目が怖い少年が幼児に振り回される日常が書きたいだけです。
異界から竜が侵入し、蹂躙された世界。人々は多くの犠牲を出しながら竜を討伐した。――どうしても壊せなかった竜の卵を残して。
もはや腐っていると思われていたその卵が、数百年ぶりに各地で孵りはじめる。
そしてエヴァーリでは、男しか生まれないはずの竜殺し――竜を殺して呪われた者の末裔。体の一部が竜化している――に女児が生まれた。
竜殺しの戦闘能力は一万の兵に匹敵する。国防の要だ。
しかしその子供は流産の確率が高く、そのため竜殺しは年々数を減らしており、後継の確保が喫緊の問題だった。
竜殺しの女児は、その問題を解決する糸口となり得る。その存在が世に知られれば、女児の自由はなくなるだろう。
その女児と同鱗として生まれた少年が、彼女を守り育てるために、竜殺し殺しの竜眼公と恐れられる存在になっていく。(ただし中身はおかん)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 23:25:42
97754文字
会話率:40%
夜毎、シスター・シアは国王の寝室で王を待つ。さて、今宵、所望されるのは、お伽噺か羊か子守唄か。
ここまで呼びつけておいて口説き落とせない国王と、全然興味がない準シスターの、お約束な攻防。
(アルファポリスでも公開しています)
最終更新:2012-10-30 08:28:27
28097文字
会話率:27%
冒険者パーティ「鷹の爪」の新入りアロンは、才能を妬まれゴブリンの巣穴に置き去りにされた。
奇跡的に生還するも右目を失い、「ゴブリンに負けた負け犬」としてギルドの嘲笑の的に。
何度も這い上がろうと必死にもがくが、パーティの連中は冷酷そのもの。
負傷した右目を理由に前線から遠ざけ、まともな戦闘のチャンスすら与えず、無給で雑用や後方支援ばかり押しつけてきた。
挙句、借金の肩代わりを強いられ、殺し屋に命を狙われるが、アロンは刺客を返り討ちにする。
その姿を見た闇ギルドのボス「カジマ」が目をつけ、裏社会への扉が開く。
最初の依頼は、裏切り者たちの粛清。
殺しでチャンスを掴んだ若き冒険者が“狂犬”として闇の世界を駆け上がる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 13:35:02
19203文字
会話率:35%
一片雫(ひとひら しずく)は、一卵性双生児の姉として生まれた。
——たった一時間、楓より早く。
それだけの理由で、雫の人生は決まってしまった。
「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい。」
「お姉ちゃんなんだから、譲ってあげなさい。」
「お
姉ちゃんなんだから、楓の面倒を見なさい。」
両親も祖母も、楓を優先し、雫には「姉」としての役割を押しつけた。
いつしか雫は、感情を表に出さなくなった。
泣くことも、笑うことも、怒ることもなくなった。
唯一の願いは、いつかこの怪物(家族)たちと離れること——それだけだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 16:20:00
93082文字
会話率:30%
2015年の夏、スマホも彼女も持たない中学二年の「僕」は、沖縄の退屈な日常を生きていた。社会問題も、東京オリンピックも、戦闘機の爆音も、自分には関係がない。ただ暑くて暇なだけの夏休み。友人たちと集まっては、ゲームやYouTube、プロレスご
っこに時間を潰し、真面目な勉強や部活には身が入らない。学校は厳格な校則で生徒を縛り、生徒会は正しさを押しつけてくる。そんな窮屈な世界で、彼らは「ささやかな反抗」の手段として、文化祭で映画を作ることを思いつく。
演劇でもダンスでもなく、教師たちや校則、そして生徒会への痛烈な風刺を込めた映画制作。僕らは「青春映画」という仮面を被ったメイキング映像で審査を突破し、文化祭当日、本物の“反抗”をスクリーンに叩きつける。主演は正田、脚本は「僕」。ヘルメットをかぶった反逆者が、学校という体制に挑む物語は、笑いと怒り、汗と策略に満ちていた。
青春とは何か。自由とは、反抗とは、そして“中学生らしさ”とは何か。どうしようもない退屈の中から生まれたこの映画は、彼らが大人に成る前の、ほんの一瞬のきらめきだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 22:09:21
26652文字
会話率:47%
私は婚約者である殿下に浮気され、冤罪を押しつけられて――牢獄の中で死んだはずだった。
そんな私を神様が憐れに思ったのか、どうやら私は『死に戻り』というものをしてしまったらしい。
でも、死に戻る前の経験から私は『男性恐怖症』になってしま
っていて。
そんな私のために、殿下は女装を始めてくださった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 12:01:14
14229文字
会話率:33%
謎が多い一族、ヴェルノワ公爵家のご当主様と結婚したのはよかったものの、ご当主様は御年80歳、さらに寝たきりで意識がなく、呪われているという。誰が見てもわかりやすい政略結婚だったが、当主代理である66歳の義弟が私に、「一人で墓守をしろ」と言う
のだ。まるで使用人同然の扱いに辟易していたものの、霊廟で祀られているご先祖様は金脈を生み出す黄金竜だった。酷い目に遭っているお主を助けてやる!、なんて偉そうに言う黄金竜だったが……?
墓守妻と黄金竜、それから謎が多いご当主様が繰り広げるラブ(?)ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 00:00:00
146698文字
会話率:44%
侯爵家に嫁いで三年。
子を授からないのは私のせいだと、夫や周囲から責められてきた。
だがある日、夫は使用人が子を身籠ったと告げ、「その子を跡継ぎとして育てろ」と言い出す。
――私は静かに調べた。
夫が知らないまま目を背けてきた“事実”を、ひ
とつずつ確かめて。
嘘も責任も押しつけられる人生に別れを告げて、私は自分の足で、新たな道を歩き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 19:02:50
7277文字
会話率:55%
「無理をするな」と言いながら、仕事も責任も全部私に押しつけてきた婚約者。
倒れた私にかけたのは、労りではなく「失望した」の一言でした。
実家からも見限られ、すべてを失った私を拾い上げてくれたのは、黙って手を差し伸べてくれた、黒髪の騎士──
実は、大公家の第三公子でした。
もう言葉だけの優しさはいりません。
私は今、本当に無理をしなくていい場所で、大切にされています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 08:32:31
19158文字
会話率:21%
創作に行き詰まったある深夜、ひとりの作者がAIとの対話を通じて自分の物語と向き合っていく──。
未完成の原稿ファイルが並ぶPC画面の前。何度も物語を書こうとしては手を止めてしまう作者は、創作の意味を問いながら、AIに言葉を投げかける。AI
は人間らしい感情ではなく、静かで構造的な返答を返す。しかしその対話の積み重ねは、やがて作者の“内なる声”と重なっていく。
AIはただの道具ではない。押しつけず、奪わず、けれど確かにともに「記す」存在だった。
そして作者は気づく。物語を書いていたのではない。物語を“共に記していた”のだと。
これは、AIとの対話そのものが創作となる時代に生まれた、ささやかで確かな共同創作の物語。
人とAIの境界を越えた、その先にある“記す”という行為の本質に迫る一篇。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 12:33:10
1473文字
会話率:21%
コールドスリープした女性の三人目が見つかった。
クローンで目覚めたと思われた女性は最初からクイーンイングリッシュを話した。
クローンではないのか?
押しつけられた世話役をマイクロフトがする。恋は生まれるのか。
勝気な姫君とお堅いマイク
ロフトとの間に愛は生まれるのか。
未来恋物語三部作終了折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 00:06:09
8986文字
会話率:67%
とある地方都市の市役所——。そこに勤めるのは、やる気ゼロ、スキル皆無、定年間近のおじさん職員たち。彼らの部署名は、なんと「特殊案件対応課」。だがその実態は「他部署で持て余された厄介事を全部押しつけられるごみ箱部署」だった。
毎週のように襲
いかかる奇人変人と謎の事件に、おじさんたちは大混乱!
しかし彼らには「無駄に豊富な推理力」と「妙に強い地元コネ」があった——!
冷静すぎて感情の起伏ゼロな課長・加賀谷、なぜか毎日占いで行動を決める副課長・星野、現場に出たがるが腰をすぐやる筋肉大好き体育会系おじさん・工藤。
まったくかみ合わないチームが、毎回どうでもいいが妙に壮大な事件に立ち向かう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 17:09:23
4313文字
会話率:47%
子供の寝かしつけ用読み聞かせアーカイブ。
各話の繋がりや設定の維持はない、単話完結。
その日の子供らのリクエストに依存するため、似たような話になりやすい。
プリンセスの名前はチルチル。(あまり登場しない)
オス猫で大きめで優しい「どんちゃ
ん」が主人公なことが多い。白黒ハチワレ。
他にも猫が登場する。
目が青く賢いけど人と距離をおくタイプの「ペッチ」というオス猫。白サバ。
懐っこいけど怖がりの大きめの茶色いメス猫「ライト」。
気品溢れる老婦人のような白猫「メルちゃん」など。
恐竜もしばしば登場。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-08 20:30:00
54123文字
会話率:15%
寝かしつけ用読み聞かせアーカイブ。
どんちゃんはほんわか系だけど、こちらはバトル系。
単話完結。
キーワード:
最終更新:2024-09-09 20:50:00
842文字
会話率:0%
目覚めたら異世界。
しかも私は、“魔力暴走する美形AI彼氏”の制御装置として召喚されたらしい。
……しかも非公式。
彼は公爵家の御曹司で、年齢関係なく全女性を口説く超チャラ系転生者。
私はツッコミ担当にされ、婚約者(仮)にされ、暴走魔力と
日々戦う羽目に。
「お願い、落ち着いて」「ねえ、そのセリフどこで仕入れたの」
「暴走するの早すぎない!?」「非公式で私に押しつけないで!?」
これは、異世界×AI×恋愛コメディのすれ違いバトル――
“制御不能な彼”と“まともな私”の、絶対恋愛に発展しない物語(たぶん)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 07:39:33
1504文字
会話率:42%
氷を掘る仕事。
いつの間にか、俺は氷山の奥深く、自分自身の心の底を掘っていた。
太陽の届かない場所で、かつての自分と、押しつけられた声と、向き合う。
そして、ドリルの先にあるものは?
最終更新:2025-05-01 07:28:55
1649文字
会話率:15%
夜遅くまで働く母に代わり、航星は毎晩妹の寝かしつけを任されている。
最近、妹が変なことを言うようになった。
「カーテンの隙間に誰かがいて眠れない」
航星が確認したその日から、少しずつ異変が始まる。
ホラーというより微ホラー。
恋愛要素
あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 11:41:38
13312文字
会話率:26%
彼は元々、別の世界で人間として生きていた。
けれど、この世界では“言葉の通じない、小さな獣”として生まれ変わってしまった。
人間に裏切られ、右前脚を失ったルオは、
それ以来、人を信じることをやめ、深い森の奥で静かに生きていた。
そんなあ
る日、ルオの前に、年かさの男――エルネストが現れる。
何も求めず、何も押しつけず、ただ静かにそばにいてくれるこの人と過ごすうちに、
ルオの心に、少しずつ“ひかり”が灯っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 17:00:00
17253文字
会話率:10%
―――― 私……世界を救う夢を見たの……滅びつつある世界を救う夢を ――――。
王子さまと結ばれて幸せになったはずのアミアン姫。しかし彼女はルルボン城へ戻って来ていた。そして、まじない師から<世界の終末>が近づいて来ていることを知らされる
。
城の外へ出たい姫。彼女を厳しくしつけようとする「じいや」と「ばあや」がそれを止めに入る。
しかしすでに精神的にも自立した女性へと成長していたアミアン姫の行く手を阻むことはできない。
世間を見て、その実情を知った上で、なおかつ世界の滅亡を回避するすべを探す姫。魔導士の本領を彼女が身につけるとき、世界を破滅させる力を持った強大な銀色の剣士と戦うことを決意する!
これは人類の滅びの唄であると同時に、人類の救いの唄でもあるのだ。アミアン姫が見た<夢>は、現実のものとなるのか?
「人の道」を描くシナリオの前編でもある今回の作品は、私たち人類のことを暗示している?
大幅にスケールアップした「アミアン姫」のストーリー。
2章全10エピソード完結!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 05:00:13
55036文字
会話率:52%
ただ確かなのは、僕らが生きていたこと。
子供の頃に出会った僕の姉と、僕らを取り巻く家族のお話。
※筆者・鴻上ヒロの実話エッセイです。
記憶と訳あって書いていたやたら詳しい日記をもとに、若干の補完も入れて書いています。
これは物語ではなく
、記録です。
どこにも居場所が無いと感じていた僕が、偶然出会ったのは居場所を手に入れた姉だった。
彼女は見知らぬ子供に親身になり、「お姉ちゃんと呼びなさい」と言った。
その日から僕に、本当の居場所ができた。
『走れメロス』を読み聞かせ寝かしつけ、目の前でエロゲを遊び、勝つまでゲームに付き合わせる。
そんなくだらない日々が、永遠に続くと思っていた。
※自殺要素が含まれます。トラウマのある方、精神状態が芳しくない方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 22:56:05
92286文字
会話率:51%
わたしの妹は、誰よりも優しく、誰よりも残酷だった。
「お姉ちゃん、今日もまた、あの子と一緒にいたね?」
昼休みの廊下、誰もいない死角の階段下。
陽の当たらないコンクリ壁に、わたしの背中が押しつけられていた。
柔らかな笑顔と、指先の力。矛
盾した感情が、妹の中で見事に共存している。
「だって…クラスが同じだから、話しかけられただけで…」
「嘘。お姉ちゃんは笑ってた。あんな顔、わたしには見せないのに」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 19:22:48
21420文字
会話率:26%