王国では、クーデターで即位した王がなくなり、その息子が若くして即位した。王の心は、ある少女を傷つけたことで止まったままであった。
そんなある日、一人の舞姫が王宮を訪れた。舞姫を見たとき、止まっていた王の心が再び動き出した。
若き王と、舞姫
となって故国に帰ってきた少女の物語です。
mixiの本格小説にも投稿している作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-07 03:31:06
23474文字
会話率:43%
大陸の東の端に、かつて四人の勇者によって建てられた王国がある。
大きな円のような壁に囲まれた国で、有史より国内での大きな争いはない。
大きな円の中心、四つの小さな城と、それの間を通る大通りのさらに中央に、かつての英雄をたたえた彫像とそれを囲
む噴水がある。
その噴水の下、一人の老人が集まった子供たちに昔話を始めた。
「明日は西の王女様の即位式だ。さぁ、昔話をはじめよう。」
古代の大鷲が語ったのはこの国と魔王の昔話。
そしてこれからの伝説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-27 00:28:08
9893文字
会話率:43%
エドアルドはガルドス王国の王太子の第二子。国を魔王から救ったと言われる聖王ロアルドに瓜二つの容姿で、黄金の王子と呼ばれる。
王太子の即位式の日、その出来事は起こった。
…一応、異世界ものの恋愛ファンタジーの予定です。
(7/9 あらすじを
内容にあわせて書き直しました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-11 11:44:37
51472文字
会話率:20%
孝徳帝と対立し、重臣らと共に離反をはかった皇太子・中大兄皇子。
帝と袂を別ち難波の都を去った彼の傍らには、妹であり、孝徳帝の皇后であったはずの間人皇女の姿があった。
指弾も、誹謗も、そして近親相姦の穢れを負う限り皇位には就けないことも覚悟の
上で、二人は手をたずさえ、共に生きた……。
中大兄皇子が晩年まで即位しなかったその背景には、実妹・間人皇女との禁忌の恋があった、という説に基づいて書いた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-19 13:02:42
52436文字
会話率:40%
時は天長三(八二六)年。権勢を極めた藤原冬嗣の死とともに、権力は右大臣藤原緒嗣のもとに移った。
冬嗣の子藤原良房は嵯峨上皇の娘を妻に迎える厚遇を得ていたが、父冬嗣と対立していた緒嗣の権力下では冷遇され大学頭へと左遷される。だが、そこで大
学生達の支持を集めることに成功した良房は、自らの権力基盤を若者と民衆の支持に置くことを決意し、緒嗣と対決することとした。皇太子正良親王の教育係に転身した良房は、それまで二〇〇年間誰もが疑うことなかった律令制への反旗を見せる。緒嗣ら高齢者の非難を受けた良房であるが、法の盲点を突いて大規模な土地所有に乗り出し莫大な財産を築いて失業者の救済と地方の発展を呼びよせた。そんな中、淳和天皇は退位し正良親王が仁明天皇として即位する。
その頃国外では新羅の混迷が増し、日本への海賊襲来となっていた。国外対策を模索する緒嗣は新羅を通さぬ唐との折衝を目指して遣唐使の派遣に乗り出すが、遣唐使の派遣計画は国家財政の破綻を招き、経済対策に追われた緒嗣の政策は大インフレを呼び起こし、治安が急速に悪化した。良房はその対策に追われ国内の盗賊相手に武力を行使すると同時に遣唐使派遣の中止を主張するも、緒嗣は遣唐使派遣を強行に主張。出航した遣唐使船は全て遭難し百名以上の命が失われる。遣唐副使小野篁らは唐への派遣を拒否して下船し朝廷批判をした。残された遣唐使たちは命がけの航海で唐に渡り全ての船を失いながら帰国したが、緒嗣の企画した唐との折衝は確立されずに終わり、緒嗣の権力は怪しくなる。
追い詰められた緒嗣らはクーデターを企画。嵯峨上皇が病に伏した隙を狙い、配下の橘逸勢と伴健岑の二人に皇太子恒貞親王の拉致した上での決起を命じるが、これを見破った良房はクーデターを食い止め緒嗣を失脚させることに成功。承和一〇(八四三)年、緒嗣の死とともに日本の権力は藤原良房の手に渡った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-02 06:04:28
178115文字
会話率:13%
嵯峨天皇の絶大な信頼を得て若くして権力を掴んだ冬嗣(ふゆつぐ)は、勢力を伸ばそうとたくらむ葛野麻呂(かどのまろ)や緒嗣(おつぐ)といったライバルと宮中で冬嗣と対立する中、他者の上に冷酷な存在として君臨する。だが、権力を掴んだ冬嗣の前に立ち
はだかっていたのは日本史上最悪と言われる飢饉だった。その上、以前より続いてきた出挙を軸とする経済はバブル崩壊を迎えて破産者が相次ぎ、日本全国で失業者と餓死者が続出して税収がなくなり、田畑は捨てられ、都には生活を失った人があふれるようになった。冬嗣は貧困を無くそうと借金の税率を引き下げ、生活に困った国民にコメを分配するも貧困はかえって悪化する。
飢饉は国境の外でも発生し、東北地方の蝦夷が日本人の集落への侵略を開始。頼りとする勇将坂上田村麻呂も病に倒れて命を落とし、侵略を跳ね返すための負担が国庫を悪化させる。戦乱は国内の日本人と蝦夷との民族対立も呼び、各地で扮装が勃発する。それでも、苦しみながらも日本軍は蝦夷を追い詰め、三八年間続いてきた蝦夷との戦いを、本州統一という最高の形で終えることとなった。
しかし、平和は訪れなかった。本州統一直後に海の向こうから新羅が襲来する。対馬は蹂躙され九州に軍勢が押し寄せるが、国家をかけた戦いは日本の完勝に終わり、新羅軍は無条件降伏した。戦勝も状況の改善にはつながらず、一方で、財政危機は役人と貴族の腐敗を招いた。国庫からはコメが尽き、金銭に経済の主軸を移させるがそれがかえって大インフレを巻き起こす結果となる。持つ者と持たざる者との格差が拡大し、貧困はいっそう悪化して国に救いを求める人が増えるが、冬嗣にはその全てに応えることはできなかった。冬嗣に頼れなくなった国民は国の力を借りず生きていこうとする。地方は次第に独自の権力を持ち、後の武士の誕生のきっかけとなった。
自然災害で日本各地は壊滅的なダメージを毎年のように受け続ける。嵯峨天皇はただ一度を除いて好景気を経験することのないまま責任をとって退位し、本人は拒絶するも弟の淳和天皇が即位した。冬嗣は人臣の最高位である左大臣へと上り詰め二人の息子を貴族としてデビューさせるが、淳和天皇は平城上皇と薬子の起こした反乱の関係者を赦すという名目で、冬嗣の権力のきっかけとなった反乱鎮圧と首謀者の殺害の出来事を批判した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-06 11:57:57
99478文字
会話率:9%
別サイトにて完結作品を修正、転載したものです。紀元前二十一世紀。上下エジプトが統合し、蠍王の息子ナルメル一世が即位してから五年。これは、蘇った悪神が、人々を混乱と恐怖に包もうと、平穏な国に巨大な歯牙を向けた時に現れた、一人の女の散文物語(サ
ーガ)を集約したものである――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-18 10:26:00
26918文字
会話率:35%
大陸中に注目される、内乱平定後のスリノア王国の復興と繁栄。その緑と湖の王国を統べるのは、即位した年齢が14と幼い「少年王」であった。一方、少年王の器を疑う者が現れ、王から無慈悲な仕打ちを受けたばかりのスリノアの英雄へ、接触を試みる。四部作の
第二部です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-12 22:56:48
58465文字
会話率:36%
魔法産業が盛んな小さな国〈アプ・ファル・サル王国〉で、突如十五歳の第一王女ララサララが即位した――王位を巡る陰謀と、王国百二十年の歴史に隠された秘密。旅の歌い手マーリーと、ララサララの運命は――
最終更新:2009-08-07 15:20:07
156845文字
会話率:46%
◆Ⅲ・宇宙篇
◆不定期更新
◆目次の『*』は挿絵
◆BGM『アルビノーニ:アダージョ』
◇『空白の言葉』から一千年後、『千年の夢幻』から一千年前
◇“緋い大帝”(グランド・カーブ)――後々にそう呼ばれる皇帝が即位した。
◇太祖ユーデリウス
がルイーザと帝政共同体の礎を築いてから一千年が経ち、運命は何者かの手によって宿命へと否応無き変遷を遂げた
◇歴史の狭間にはギャラクシアン・グループ、時代の影には「遺伝子監視委員会」、いったい誰が時を刻むのか
◇しかし微かな選択は自らの手にもあると云う。それぞれの「絆」が連なる、その先で―――……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-04-25 00:21:22
42625文字
会話率:2%
父王の死とともにに即位した刃金女王。先王の死に際して、国中を廻って国土を踏むことにより守りの結界を張る術者、マレビトが戻る。それが物語の序章である。国と柱と結界の物語、第一部。
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最終更新:2008-08-30 13:18:24
5618文字
会話率:39%
三百年の続いた王朝禁泗絨国は、新皇帝即位より僅か三年余りで傾き始めた。そのさなか、黒い獣を従えた男と少女は炎の中で出会う。そして、歴史は激動の瞬間を迎えるのだった。架空世界で繰り広げられる国崩しファンタジー。
最終更新:2006-01-03 20:19:43
9048文字
会話率:37%